【補聴器を3か月無料で貸します】補聴器は"購入前"によく聞こえることをお確かめください

2022年:補聴器メーカー各社の特徴と評判、上位6社を徹底比較


補聴器は、メーカーによって個性があり全然違います。

2022年:補聴器メーカー各社の特徴と評判、上位6社を徹底比較

世界的に人気の補聴器メーカーは全部で6社あります。
当店では6社すべての補聴器を取り扱っていますが、メーカーによって聞こえ方や特徴が異なります。
特に一部の難聴の方は、メーカーによる音質との”相性”が、聞こえに大きく影響します。

この記事ではカタログには書かれていない、補聴器メーカーの特徴やお客様に試聴していただいた結果の評判などをご紹介します。

補聴器の人気メーカーの比較と特徴

多くの補聴器メーカーは、製品ブランド名と会社名が異なります。
本記事では、ブランド名を表記しています。なおカッコ内には国内の販売代理店ではなく、製品開発元の社名を記載しました。

世界の人気メーカー(ブランド名・社名の順)

・オーティコン(デマント社)
・リサウンド(GNヒアリング社)
・シグニア(WS オーディオロジー社)
・スターキー(スターキー社)
・フォナック(ソノヴァ社)
・ワイデックス(WS オーディオロジー社)

補聴器の調整で変えられない、メーカーの特徴とは?
  • 医療機関や専門店で補聴器を試聴したり購入する時には、メーカーに関係なく、一人ひとりの聴力を測定して、耳の状態に合わせて音質を調整してお渡ししています。本記事では、調整で変えられないメーカーごとの特徴を比較します。
  • 同じ補聴器でも調整する担当者の腕によって聞こえ方は変わります。精密な聴力測定について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
  • 実耳測定による補聴器の調整【鼓膜面の音圧に合わせたフィッティング】

オーティコン

Oticon

オーティコンは、北欧のデンマーク王国に本社を置く補聴器メーカー「デマント社」が展開する補聴器ブランドです。
オーティコンの補聴器は「Brain Hearing(脳で聴く)」をコンセプトに開発されています。デマント社は、耳だけでなく脳についても独自に研究を行い、その結果を活かして補聴器を開発しています。

2016年に発売されたOpn(オープン)シリーズから、他社とはまったく異なった”言葉と背景雑音を自然に分けるオープンサウンドナビゲーター”というテクノロジーを搭載しています。
2022年現在の最新シリーズMore(モア)は、Opnシリーズの特徴をさらに強化・改善した補聴器となっています。

比較体験したお客様によるオーティコン補聴器の評判

オーティコン補聴器を含めて、いくつかの補聴器を比較したお客様からのご感想を紹介します。

「スーパーの中などのにぎやかな場所で、横や後ろから声をかけられても自然に言葉の内容が入ってくるので、不思議な感じがします」
「まわりの音に立体感を感じられる」
「とても自然に聞こえる」

オーティコンは、こういった感想をいただくことが多いです。

一般的な補聴器だと、言葉以外の雑音はすべて抑えるように機能するのですが、オーティコンの補聴器を使ったあるお客様から「後ろから近づいてくる自転車の音がしっかり聞こえ、危うくぶつかりそうになるところを避けられた」というお話が印象的でした。

皆さん、それぞれ色々な表現をされますが、実際に使った方の評判をまとめると、次の二つになります。
○ まわりの音が360度、色々な方向から立体感をもって聴こえる
○ 騒がしい場所で人と話すときには、騒音が小さくなって、人の声が際立って感じられる

補聴器専門家から見たオーティコン補聴器の特徴

一般的に音を聞くのは耳だと思われていますが、実際に音を感じ、理解・分析しているのは脳です。オーティコンは、音を聴いているときの脳の働きを調べ、脳がどのように音を処理しているのか、その原理を研究しています。

オーティコン ブレインヒアリング

脳を研究した結果、オーティコンは他社にない独自機能の開発に成功しました。

2016年に発売されたOpnシリーズから、研究結果を活かした補聴器になっています。
Opnには他社とはまったく異なった、”言葉と背景雑音を自然に分けるオープンサウンドナビゲーター”というテクノロジーが搭載されました。
これ以前の補聴器は、どのメーカーも”多少は不自然さがあっても、雑音の中で言葉の聞き取りを助ける機能” を開発していました。

オーティコンのテクノロジーには様々なメリットがあるのですが、長時間話していても疲れにくいこと、音の方向感覚が分かりやすいことも特徴です。

オーティコンの最新補聴器「More(モア)」

Oticon_More
Oticon_More

2021年に発売された最新器種「More」では、Opnのテクノロジーがさらに進化。非常に騒がしい場所を含めた、様々な場面で、自然な聞こえと言葉の聞き取りを両立できるようになりました。

Opn以降のオーティコン補聴器は、騒がしい場所で人と話すときには、人の声を補聴器が検知し、声以外の雑音を小さく抑えることで、相手の声を聞きやすくします。
同様のPRはメーカー各社が行っていますが、オーティコンの補聴器は、この機能が360度の全方向に対して働くのが特徴です。

自然な聞こえを好む方には、オーティコン補聴器の最新モデル「More」がおすすめです。

なお、他社と比べた場合のデメリットとして、周りの雑音が一定以上に大きく、健聴者でも聞き取りが難しい場面では、他社の雑音抑制技術の方が優れている可能性があります。

オーティコンのポイント

・周りの音が自然に聞こえる中で、人の声をよく聞き取れる。
・聞こえてくる音の方向感覚がつかみやすい。
・脳科学の知見を最も早く補聴器開発に取り入れたメーカー。

オーティコンについて、もっと詳しく知りたい方は
こちら:オーティコンの特長

リサウンド

Resound

リサウンドは「GNヒアリング社」が開発・販売している補聴器ブランドです。
リサウンドは他社にない特殊な機能を開発することが得意です。iPhoneと連携する補聴器アプリや、耳の穴の形状をレーザーで3Dスキャンするテクノロジーなど、他社があまり取り組まない分野に挑戦してきました。その結果、業界初となる技術を生み出しています。彼らが開発した機能が、あとから他社に取り入れられ、業界のスタンダードになっているケースは少なくありません。

比較試聴した方によるリサウンド補聴器の評判、一部の方から「音質」が高評価

リサウンド補聴器の音質がフィットするお客様からは
「他のメーカーと比べて、不自然さを感じない」
「以前のように聞こえる」
「しっかり大きく、よく聞こえる」
と評判です。

リサウンドの補聴器は、音質や機能に特徴があり、一部の難聴の方には、特に上手く適合することがあります。その難聴は、中耳炎の経験や、治療後も残る後遺症などによって発生する伝音性難聴です。また伝音性難聴の方が高齢化した場合に起こる混合性難聴の方も、リサウンドの補聴器が適合することが多いです。

近年、ほとんどの補聴器は、加齢性難聴の方の聞こえを改善させるため、様々な機能が開発されています。これらの機能は伝音性難聴の場合、マイナスに働くケースがまれにあります。リサウンドの補聴器は、調整によって余分な機能を停止させられることから、正しく調整すると伝音性難聴の方に好まれます。

難聴には種類があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

専門家から見たリサウンド補聴器の特徴

●「オーダーメイド耳あな型」の作り方が特別
リサウンドのオーダーメイド補聴器を作るときには、目で見て分かりやすく面白い、Otoscan(オトスキャン)という耳の穴の形状を測定する装置に特徴があります。
otoscan

Otoscanは、耳の穴の形状をレーザーで3D撮影する装置で、日本ではリサウンドが最初に導入しました。耳の手術を経験した方、耳の穴が曲がっている方、綿棒で耳を掃除した時にぞわぞわ感じてしまう体質の方には、Otoscanによる耳型採取がおすすめです。

●リサウンド補聴器のスマホ連携機能
補聴器とスマホを通信・連携させる機能は一般的になりつつありますが、これはリサウンドが業界初(2014年)でした。2017〜2019年頃までは補聴器と連携できたのはiPhoneだけだったため、高校生くらいの難聴の学生はリサウンドの補聴器を指名して、ご両親にiPhoneをおねだりする、そんな場面もありました。
今ではiPhoneのスマホアプリと補聴器が通信するのは当たり前になりました。近年、Androidスマホに対応した補聴器を最初に発売したのもリサウンドです。音質設定などを自分で変更したい方に、スマホアプリが好評です。

リサウンドの最新補聴器「リサウンド・ワン マリー」

リサウンド・ワン マリー

2020年に最新モデルとしてリサウンド・ワン マリーが発売されました。こちらは伝音性難聴ではなく、加齢が原因の軽度難聴の方に適応しやすくなっています。世界初のRIC型トリプルマイク補聴器になっており、先に紹介したオーティコンのOPNがコンピュータで自然な雑音処理を実現しているのに対して、マイク性能で自然な雑音処理を実現しています。

リサウンドのポイント

・中耳炎の経験者や、耳の手術の経験者には、音質が良いと人気。
・3Dレーザーで作ってもらったオーダーメイドの耳あな型補聴器の着け心地が良い。
・Androidスマホのアプリでも、補聴器を操作出来て便利。

シグニア

シグニア

以前はシーメンスという名前だった補聴器メーカーです。
現在は製品ブランド名がシグニア、開発元となる本社はWS Audiology社、日本法人の社名はシバントス社になっています。

後述するワイデックスは関連会社なのですが、製品の特徴はまったく異なります。

比較体験したお客様によるシグニア補聴器の評判

シグニアの補聴器は、補聴器を使っていない、買ったけど使わなくなった方の声を聞いて開発されてきた歴史があります。

たとえば補聴器を買ったけど使っていない方の不満というのは、次のようなものがあります。
・洗い物をしているときに、食器同士がぶつかる音が気になる。これじゃ、普段から着けているなんてできない。
・レストランや居酒屋のような騒がしい場所でも会話がしたいのに、そこで聞こえづらいんじゃ補聴器を買う意味がない!
・補聴器を耳に着けた時の自分の声に違和感があって、人と話すのがイヤになった。
・真正面の声は分かるけど、横や後ろから声をかけられた時に分からない。

これら補聴器に対する悪い評判や問題の解決・解消を目指して、新製品を開発してきたのがシグニアです。

シグニアの補聴器を使って、とくに満足されている方は、過去に他メーカーの補聴器を試して、上手くいかなかった方です。

「これなら着けていられる。前の補聴器より快適に使えるようになった」
「これなら騒がしい所でも聞こえたから(試聴して)買ってもいいと思えた」
などの感想が多いです。

上記のようなお悩みをお持ちの方には、特におすすめの補聴器メーカーです。

騒がしい中でも会話をしたいというご希望に合わせて、シグニアの補聴器を活用した事例をご紹介しています。

補聴器専門家から見たシグニア補聴器の特徴

結論から書くと、シグニアの補聴器は「言葉以外の音は聞こえない方が良い」「できるだけ快適に使いたい」「あまり大きな音は聞きたくない」という方に、おすすめです。

シグニアが得意とする、雑音と言葉の分離機能は、2015年に発売されたBinaxシリーズ以降、とても強力なものになっています。この機能は、極めてうるさい場所にいるときは、顔を向けた方向の声だけを拾うというものです。横や後ろ、斜め前からの音だけでなく、言葉であっても強力にカットします。

シグニア ビーム指向性

シグニアの補聴器は、横や後ろの音を抑えて、オレンジ部分の音を集中して拾うのが得意です。騒音下での会話におすすめ。

先に紹介したオーティコンOpnやリサウンド・ワン マリーと比べて、不自然さが出る可能性があるものの、より大きな雑音に対応できる仕組みです。

実際にシグニアの補聴器を使った方を対象に、にぎやかな居酒屋での聞き取りを調査した結果、軽度難聴者に限れば、なんと”耳のいい人を超えて言葉が分かった”という報告もあります。

補聴器を使うと、自分で自分の声も変化して聞こえることは一般的です。これに唯一、対策しているのがシグニアです。自分の声を録音して、自分の声だけ増幅しないOVP機能が搭載されています。

シグニア補聴器の最新シリーズ「AX」の特徴と評判

SigniaAX

Pure Charge&Go AX ,Insio Charge&Go AX



2022年に発売された新製品「Signia AXシリーズ」では、世界で初めて、補聴器に2つのプロセッサ(ICチップ)を搭載。人の声とそれ以外の雑音を異なるプロセッサで分析、処理することで、人の声はより聞きやすく、不快な雑音はより気になりにくくなっています。
Binaxシリーズと比べて、周りの音環境を瞬時に正確に判定できるようになり、うるさい場所で横や後ろから声をかけられたときの聞き取りが改善されています。

さらにAXシリーズからは、充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器を発売しました。電池を交換する手間がなくなり、取り扱いがとても簡単になりました。

シグニアのポイント

・補聴器を使うことによる疲れやうるささが少ない。
・雑音のある場所では(少し不自然でも)雑音をとても強力にカット。
・補聴器の初心者・軽度難聴の方におすすめ。


スターキー

Starkey

スターキー社は、昔からオーダーメイドの耳あな型補聴器を得意としているアメリカの補聴器メーカーです。ロナルド・レーガン元大統領が、在任中にスターキー社の補聴器を使っていることを公表したことで、一躍有名になりました。
世界最小で外からまったく見えないオーダーメイド耳あな型補聴器や、充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器などを世界で最初に開発しています。

比較体験したお客様によるスターキー補聴器の評判

(極小サイズ補聴器を使ったお客様から)小さくて、まだ誰にも補聴器を始めたことまだ気づかれてない。

(充電式耳あな型を使った90歳のお客様から)これなら私でも何とかなる!大丈夫!使える!!!

(音楽好きのお客様から)JAZZとロックの音色が一番いいのはスターキー。この音が好きなんだ。

スターキーの補聴器は、自立心に溢れ、ロックやJAZZが好きな方にファンが多いようです。

絶対に外から見えない補聴器をご依頼いただいた50代女性のお客様の感想がこちら。
「仕事で色々な人に会う機会が多く、会話には困っていたんですが、人から補聴器を見られることはイヤでした。最小サイズで作っていただいて、耳に入れて鏡で横や後ろから見た目もチェックして、これなら見えないと思い、仕事で補聴器を着けるようになりました。仕事中の会話も頑張らずに聞き取れるようになって、助かっています」

充電式の耳あな型補聴器を使った90歳のお客様のご感想がこちら。
「そもそも補聴器をあまり使いたくないけど、一人で出掛けて、人と会って話をするには補聴器が必要なのは分かってる。でも補聴器の電池を交換するたびに、家族の世話になるのがイヤだった。それに耳かけ型の補聴器は、メガネとマスクが邪魔でダメだったけど、充電式の耳あな型補聴器は、自分一人でも使えた。これでもう家族に気兼ねせず、一人で出掛けることができる」

音楽の音質については、補聴器のメーカーによってそれぞれ個性があります。
音楽のジャンルとして、JAZZもしくはロックを聴く方からはスターキーの音質が好まれる傾向があります。

補聴器専門家から見たスターキー補聴器の特徴

スターキーは耳の型に合わせて作るオーダーメイド耳あな型補聴器を得意としています。自信の表れか、アメリカにあるスターキー社の直営店では、ほぼオーダーメイド耳あな型しか販売していないそうです。

その中でも小さく目立たない補聴器が得意で、当社で開催する「耳あな型補聴器のメーカー比較大会」において、見た目の小ささの部門では、スターキー社が毎回1位です。

starkey_IIC

2020年には、世界で初めて充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器「Livio」を発売しました。その後、数年は充電タイプのオーダーメイド耳あな型補聴器が他社から発売されなかったため、充電タイプの耳あな型補聴器をお求めのお客様は必ずスターキーを選ぶ、という状況が続きました。

最新の充電式オーダーメイド耳あな型補聴器「Evolv AI(エボルブ エーアイ)」

Evolv-AI

2022年に、最新シリーズ「Evolv AI」が発売されました。補聴器の内部に複数のセンサーと、高性能のコンピュータが搭載されています。

内蔵のセンサーは、聞こえだけでなく健康と安全に役立つ仕組みになっています。
スターキーの補聴器は、全メーカーで唯一、転倒検出機能が搭載されています。
補聴器を使っている時に、万一転倒すると内部のセンサーがそれをキャッチ。事前に登録されたご家族へ、スマホ経由でGPS情報と合わせて緊急連絡を発信してくれるのです。
補聴器を使うご本人が高齢であれば、ご家族にとって安心いただける機能です。

Evolv AIでは、充電式だけでなく、超小型の耳あな型補聴器や、スマホとBluetooth接続できる小型の補聴器など、10種類もの形状が同時に発売されました。これまで以上に、たくさんの選択肢の中から、自分に合った補聴器が見つけやすくなっています。
Evolv AI

スターキーのポイント

・世界で一番小さな耳あな型補聴器を開発している。耳あな型補聴器のメーカー比較(当社開催イベント)で、見た目の小ささの部門で1位。
・充電式のオーダーメイド耳あな型は、取り扱いしやすくマスクの邪魔にならないので人気。


フォナック

Phonak

フォナックは現在、世界シェア1位の補聴器メーカーです。
世界シェア1位ですから、どんな難聴の方にも対応できるよう商品開発を行っています。様々な補聴器を開発しており商品ラインナップが豊富で、フォナックの補聴器には数多くの機能が搭載されています。フォナックの補聴器を選んでおけば、器種選びの大きな間違いはないでしょう。

なお関連会社にユニトロンという補聴器メーカーがあります。こちらはフォナックブランドで最新モデルが発売された後、しばらくしてから似た製品がユニトロンブランドで発売されています。

比較体験したお客様によるフォナック補聴器の評判

(先天性難聴の学生さんから)大学で講義を受けているとき、先生の言ってることがわかる。

(お仕事が現役の方から)ビデオ会議のためにパソコンと補聴器をつないで、ステレオ音質で相手の声が聞けるのは、フォナックだけだった。

(見た目と音質の両方に妥協しない方から)音質が他社よりいいし、十分に小さかった。

先天性難聴の学生の方からフォナック補聴器の感想をお聞きしました。
「小さい頃から補聴器を使っているけど、今までの補聴器だと授業で広めの教室に座ったときに、前の席に座っても言葉が聞き取れなかったんです。フォナックの補聴器を試したら、前は聞き取りにくかった教授の声がよく聞こえるようになりました」

お仕事でテレワークがあるなら、フォナックが最適なようです。
「最近、テレワークになってビデオ会議が増えてきました。直接会ってるときは聞こえていた声が、ビデオ会議だと聞き取りにくく感じ、一緒にいる時間が増えた妻にも耳が遠くなってることを心配され、補聴器を考え始めました。
最初に試した補聴器でも、パソコンとつないでビデオ会議はできたのですが、設定に手間取ったり、マイクが上手く動かなかったりなどで、会議メンバーに少し迷惑をかけてしまいました。
フォナックの補聴器は、パソコンとの接続の設定がスムーズで、とても助かっています。急なビデオ会議でも、ストレスなくスムーズに接続できています」

いくつもの補聴器メーカーを比較したお客様へ、フォナックを選んだ理由をお伺いしました。
「よく聞こえる補聴器がほしいけど、どうしても人から見られるのがイヤだったので、正直に担当の方に伝えました。その方はオーダーメイドの最小サイズの補聴器をおすすめしてくださいました。本当に色々なメーカーがあったのですが、いくつか作っていただき、試させていただきました。
見た目とサイズについては、どのメーカーの補聴器も十分に小さかったのですが、最後は聞こえ方が一番、私の好みに合ったフォナックの補聴器に決めました」

補聴器専門家から見たフォナック補聴器の特徴

フォナックは世界シェア1位の補聴器メーカーですから、商品ラインナップが豊富です。さまざまな補聴器を開発しており、どんな難聴の方にも合う補聴器があります。
フォナック各種

●歴史的に小児の難聴、先天性難聴が得意
歴史的にフォナック補聴器は、先天性難聴のお子様が、学校の授業で先生の声がはっきり聞こえることを目指し開発されてきました。
通常の教室の中で、先生のいる位置から教室の後ろの席まで、およそ5メートルほど離れています。昔からフォナックは授業中という静かな環境の中、5メートルの距離で聞き取れることを目標にしていたようです。

学校教室

先天性の難聴のお子様に特化した補聴器(スカイシリーズ)があり、お子様用の小さいサイズの補聴器、間違った操作をしないためのチャイルドロック、子供が好む様々な補聴器カラーをラインナップしています。

フォナックは補聴器本体とは別に”ロジャー”という無線マイクシステムを開発しています。これは補聴器と組み合わせて、遠く離れた人の声でも耳元で話してくれているように、とてもハッキリ聞き取れる道具です。このロジャーを使いたい方や高度以上の難聴の方には、フォナックのファンが多いです。

Roger_On_select_iN

ロジャーオンiN,ロジャーセレクトiN



●ビデオ会議におすすめ
2021年に発売された「フォナック パラダイス」シリーズは、パソコンとステレオのイヤホンマイクとしてBluetooth接続ができます。これは他社にない世界で唯一の特徴です。コロナ流行以降、多くの人がテレワークで働いていますが、テレワークのビデオ会議には、フォナック補聴器のBluetooth接続が特におすすめです。
※他の補聴器メーカーにも、Bluetooth通信に対応した補聴器は様々ありますが、それぞれ少しずつ機能が異なっています。

もちろんビデオ会議だけでなく、音楽やYouTube、Netflixなどの動画を楽しむときにも、フォナック補聴器のBluetooth接続機能は役に立ちます。

ビデオ会議の様子



●色々なバランスを考えるとフォナックを選ぶことがある。
これまで私たちは多くのお客様に、補聴器メーカー各社の音の聞き比べサービスを提供してきました。聞き比べた結果、一長一短があった時、皆さん何を優先するかで悩まれます。

たとえば耳あな型補聴器を最小サイズで作ろうとした時、フォナックはスターキーほど小さくは作れないことが多いです。
雑音を抑制する機能では、やはりこれを得意とするシグニアと比べると(同じ価格帯では)少しだけ劣ることがあります。軽い難聴の方にとっての聞こえの自然さでは、オーティコンの音質が好まれるケースもあります。

しかし補聴器の小ささや着け心地、雑音の少なさ、離れた距離での聞き取りなど、様々な面を考慮して、同じ価格で比べた結果、最後にフォナックを選ぶ、というケースが比較的多いです。

様々な機能が必要な方、もしくは自分に必要な機能がまだ分からない方にとって、フォナックは堅実な選択と言えるでしょう。
補聴器経験者にとって、自分に必要な機能が絞り込めているなら他のメーカーが合っているケースもあります。

●その他の製品や機能
他社にあまりない製品や機能としては、下記のものがあります。

・世界で唯一、チタン製の極小耳あな型が作れる。
チタン素材の特性として、人体への影響が極めて小さく、皮膚のアレルギーや汗をかいた後のかゆみが気になる方にもおすすめです。
チタンの鈍い輝きはとてもクールです。

バートMチタン

・非常に騒がしい中でのことばを聞き取る
フォナック製品の上位モデルには、雑音下で声を聞き取りやすくする両耳間通信指向性マイクを搭載。この機能は騒音の中でも聞きたい声が聞き取れるよう、顔を向けたごく狭い範囲の音だけを選んで拾い上げてくれます。

フォナックの最新補聴器「パラダイス」シリーズ

オーデオ パラダイス

2021年に発売された「フォナック パラダイス」は、活発に活動する人々のため、周りの環境の変化に合わせて、聞こえ方が最適化されるように進化しています。

パラダイスシリーズから、補聴器の中にモーションセンサーが搭載されました。このセンサーは補聴器をつけている人が、歩いて移動しているのか、立ち止まって話をしているのかを感知します。
これによって友人と横に並んで歩いている時は、横方向の音が聞こえるようになっています。また電車の中のようなうるさい場所から、歩いて静かな場所へ移動した時には、補聴器の音質が今まで以上にスムーズに切り替わるようになりました。

パラダイスでは、人の声以外の雑音を抑える機能が強く働くようになり、逆に人の声を強調する機能も強化されました。周囲の環境の変化や、急に人に呼び止められたときなどに対応しやすくなり、特にアクティブに活動する人にとって、今まで以上に使いやすい補聴器になっています。

フォナック補聴器の値段と機能の関係

世界シェア1位で、さまざまなテクノロジーが搭載されているフォナックの補聴器ですが、唯一のデメリットは値段です。フォナックの補聴器は、最高級モデルと上から2番目のモデルには、非常に多くの機能が搭載されています。これらがご予算内であれば、おすすめのメーカーです。
上から3番目以下のモデルになると、搭載機能を減らす傾向があります。ご予算によっては、慎重に他メーカーと比較していただくことがおすすめです。

フォナックのポイント

・シェア1位だけあって、機能面は充実。ほとんどのニーズに対応可能。
・補聴器のお店選びで迷ったらフォナック取り扱い店を選ぶのが堅実です。

フォナックについて、もっと詳しく知りたい方はこちら:フォナックの特徴

ワイデックス

Widex

ワイデックスは、デンマークで創業された補聴器専門のメーカーです。
現在、グローバル本社はシグニアと同じ、WS Audiology社です。WS Audiology社が展開する製品ブランドとして、シグニアとワイデックスがあります。
同じ会社ではありますが、この2ブランドは補聴器の特徴がまったく異なります。

比較体験したお客様によるワイデックス補聴器の評判

○ 音質が自然で、小さい言葉が特に聞き取りやすい。
○ 今までの補聴器で聞き取りに満足できなかった、補聴器経験者の方から人気。
○ ワイデックスを使っている人は、ずっとワイデックスを使う。

補聴器は本来、聴力に合わせて音を加工する装置ですが、音の加工は微かな音質の劣化を招きます。その点ワイデックスの補聴器は、音質が自然で、言葉の聞き取りを重視している傾向があります。
他社のような分かりやすい機能はありませんが、ワイデックスの音質には根強いファンがいます。
実際、ワイデックスの音質が適合して満足される方は補聴器の初心者よりも経験者の方が多いです。他メーカーの音質を経験した方が、ワイデックスに買い替える方は多くいますが、ワイデックスの音質に満足していた方が他のメーカーに買い替えるケースは多くありません。

補聴器専門家から見たワイデックス補聴器の特徴

上記のとおり、ワイデックス補聴器の特徴は、小さな音に対する感度が全メーカーで最も強いことです。
全てのワイデックス補聴器には、一円玉が布団の上に落ちた音さえ拾うマイクが搭載されています。もちろん実際に一円玉の音は聞こえなくても良いのですが、この性能が役立つ場面は、会議・会合など、距離5メートル以上離れた場所での会話です。
ワイデックスの補聴器は、会議・会合など、静かな場所で遠くの声の聞こえを改善したい方には、特におすすめしています。

ワイデックスの最新補聴器「モーメント」シリーズ

Widex-Moment

ワイデックス補聴器のもう一つの特徴として「音質が自然なこと」があります。
2020年に発売されたモーメントシリーズでは「ゼロディレイ テクノロジー」を搭載。
通常、補聴器はマイクに音が入り、内部でコンピュータ処理され、スピーカーから音が出る構造になっており、どうしてもミリ秒単位で音が遅れる仕組みになっていました。
「ゼロディレイ テクノロジー」では、この音の遅れ(ディレイ)を1ミリ秒以下に抑えることに成功し、ますます音質に磨きがかかっています。

ワイデックスのポイント

・授業・会議・会合での聞こえを良くしたい方に人気!
・すでに補聴器を使っていて、買い替えの際には試聴してみる価値あり!

ワイデックスについて、もっと詳しく知りたい方はこちら:ワイデックスの特徴

その他のメーカー(国産メーカー全社を含む)

上記の世界的な人気メーカーの他にも、補聴器メーカーはあります。

主な国産補聴器メーカー

☆パナソニック
☆リオネット補聴器
☆NJH
☆コルチトーン補聴器
☆マキチエ
シャープ
パイオニア
オムロン
☆は、日本補聴器工業会に所属する企業。なお前述の補聴器メーカートップ6社も日本補聴器工業会のメンバーです。

実は世界規模で見た場合、国産メーカーはどこも小規模と言わざるを得ません。
上記8社を合計しても、先にご紹介した人気メーカー1社より小さいのです。

補聴器の機能・性能は、メーカーの聴覚や脳そして補聴器に対する研究開発費の影響が大きいのが実情です。

研究開発費は、メーカーの企業規模におよそ比例しています。

補聴器を検討する際は、大手の人気メーカーの中から選んでいただくのが良いと思います。

なお購入の際には、Webの情報だけで決めるのではなく、気になった補聴器をいろいろ試せる補聴器専門店へご相談いただくのが良いと思います。

皆さんが思っている以上に、メーカーごとに個性のある補聴器

この記事に書いたメーカーを比較した特徴は、メーカーのカタログにはまったく載っていません。メーカーの公式サイトを見ても、以下のようなことはわかりにくいと思います。

補聴器の個性

・遠くまでの言葉のハッキリを優先しているか、言葉は近くだけでも日々の快適性を優先しているか。
・補聴器が故障する可能性について、耐水性に優れているか、それとも汗にも強く作られているか。
・補聴器を着けた時、どの機種がどれくらい目立つのか、逆に目立たないのか。
・テレビのセリフをハッキリさせたい、会議でしっかり聞きたい、電話の言葉を分かりやすく等、特定の場面に適しているか。
・メーカーごとに耳せんの形状は異なるが、それぞれどんな耳の形に適合するのか。

補聴器の専門家は、多くの補聴器を扱うことで、カタログだけでは見えてこない、様々なご要望にあった最良の補聴器のご提案ができます。
ぜひ、補聴器店を選ぶ時の参考にしていただければと思います。


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私が書きました

鈴木達也 写真

鈴木 達也
【認定補聴器技能者】

音楽大学を卒業後「音に関わる仕事がしたい」「お客様一人ひとりと向き合える仕事がしたい」と思い、補聴器業界に入りました。補聴器で皆様の生活が豊かになり、毎日が楽しくなることが私の喜びです。難聴で困っている方のお役に立つため、毎日聴覚の専門書や論文を読み、医師主催の勉強会等にも積極的に参加しています。当サイトでは聴覚・補聴器分野の専門的な情報を、皆様にわかりやすい形でお伝えします。ご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。

保有資格:認定補聴器技能者


補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。
耳鼻咽喉科医師と協働で、補聴器マガジン「イチから始める補聴器フィッティング」をnote上に毎月執筆。

たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。Webページを公開する際の監修には万全を期しています。
なお古いページについては聴覚医学や補聴工学の進歩によって、過去には正しいとされていたことが変わっている場合がございます。古い情報については発見次第、即修正するよう心がけております。

※言語獲得期の小児難聴や人工内耳、耳の病気・ケガ・治療は医療機関へご相談下さい。

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