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総合支援法に対応した補聴器、世界6大メーカーまとめ

総合支援法に対応した補聴器、世界6大メーカーまとめ

難聴の障害者手帳をお持ちの方は、補聴器が非常に安く(最大90%OFF)購入できる特別な器種があります。
障害者総合支援法による補装具費支給制度を利用する方のため、補聴器メーカー各社が特別にお安く販売しているものです。各社2~7器種を発売しています。
世界6大メーカーの総合支援法対応器種の中から、おすすめ補聴器をご紹介します。

聴覚の身体障害者手帳の2~6級をお持ちの方は、お住いの自治体へ申請することで補聴器の購入費用が助成されます。

多くの場合、3級以上が重度難聴用の補聴器、4級と6級は高度難聴用の補聴器の助成が認められるようです。

申請の手続きについては
こちらをご覧ください

総合支援法による補助金制度、補聴器支給までの流れ

※申請は必ず購入前に行う必要があります。ぜひご一読ください。

メーカーによって機能の差があります

総合支援法に対応した器種は、時期とメーカーによって当たり外れが激しいです。

器種選びを間違えなければ、最新補聴器の低価格帯の器種が、さらにお安く手に入り、大変お得です。

しかし発売時期として何年も前の型落ち補聴器が、総合支援法の対象器種になっていることもあります。

本記事では世界6大補聴器メーカーの中から、2022年9月現在おすすめの総合支援法の対象器種をご紹介します。

フォナック

フォナックは2022年6月に総合支援法対応器種が変わりました。高度難聴用は「ナイーダM30-SP」、重度難聴用は「ナイーダP30-UP」です。
Bluetooth機能が搭載されており、スマホなどのデジタルデバイスと、補聴器を直接接続することができるのが特徴です。
スマホと接続すれば、ハンズフリー通話が可能になります。パソコンに接続すればビデオ会議での聞こえを改善できます。
WEB会議が増えた近年では、非常に生活に便利な補聴器と言えます。

Naida_M30SP

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
フォナックナイーダM30-SP高度難聴8chPR48(13)80~120時間



Naida_P30-UP

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
フォナックナイーダP30-UP重度難聴12chPR44(675)110~190時間


フォナックについては
こちらをご覧ください。

補聴器メーカーの特徴「フォナック」

オーティコン

オーティコンの総合支援法該当機種は、聴力に合わせて細かく分かれています。高度難聴用に「オープンプレイ2PP」があり、重度難聴用には「エクシードプレイ2SP」と「エクシードプレイ2UP」があります。
SPはスーパーパワーの略、UPはウルトラパワーの略で、UPの方が最大音量を大きく設定できます。「エクシードプレイ2UP」は、この記事で紹介する器種の中でも、トップクラスの最大音量に設定できるため、最重度の混合性難聴の方にもおすすめです。
なお、オーティコンの補聴器は、補聴器メーカー6社の中で、特殊な雑音抑制機能を持っているため、レストラン程度までの雑音環境であれば、人の言葉の自然さに優れています。この機能は高度難聴までの方には適応し、喜ばれるケースが多いです。
デザインに関して、オーティコンは成人モデルと子供用モデルを分けて販売しています。基本的に同価格であれば成人用・子供用の聞こえに関する機能は同じで、選べる色と形状が変わります。

Oticon_Opn_Play_BTE_PP

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
オーティコンオープン プレイ2 PP高度難聴12PR48(13)160~175時間


Oticon_Xceed_Play_BTE_SP

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
オーティコンエクシード プレイ2 SP重度難聴12chPR48(13)125~200時間



Oticon_Xceed_Play_BTE_UP

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
オーティコンエクシード プレイ2 UP重度難聴12chPR44(675)160~370時間

オーティコンについては
こちらをご覧ください。

補聴器メーカー:オーティコンの特長



スターキー

スターキーの総合支援法対象器種は、高度難聴用がおすすめです。
通常、総合支援法の対象器種は、外から見て目立つ、BTEタイプの耳かけ型しかありません。
スターキーはRICタイプの小型の耳かけ型が選べます。RICタイプが「Model S3w RIC」は、BTEタイプが「Model S3wBTE」です。
聞こえに関する機能は、ほぼ同じです。どちらも2022年6月に登場した器種です。

ModelS3wRIC

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
スターキーModel S3w RIC高度難聴16chPR41(312)110~110時間×

ModelS3wBTE

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
スターキーModel S3wBTE高度難聴16chPR48(13)180時間×



シグニア

シグニアの総合支援法対象器種は、高度難聴用「コントラスト HP+」、重度難聴用「コントラスト SP+」の2器種がおすすめです。
古い器種なのですが、かつての高級モデルです。グレードとしては上から2番目で、発売当初は両耳60万円前後で販売されていました。
補聴器の音を非常にきめ細かく微調整できるのが特徴です。

コントラストHP

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
シグニアコントラスト HP+高度難聴32chPR48(13)約260時間×

コントラストSP

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
シグニアコントラスト SP+重度難聴24chPR44(675)約300時間×

シグニアについては
こちらをご覧ください。

シーメンス・シグニア補聴器の機能と、補聴器専門家の間での評判



リサウンド

補聴器メーカーのリサウンドは、総合支援法の対象器種として、ダナロジック・アンビオ・シリーズから、高度難聴用「AM577 -DW」、重度難聴用「AM588-DW」「AM588-DW」を発売しています。発売開始は2019年3月です。
カラーは最多13色から選べます。
リサウンドの補聴器は、ナノテックコーティングという技術で汗や汚れから保護されており、汚れに強い傾向があります。

AM_77_DB

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
リサウンドAM577-DW高度難聴12chPR48(13)約220時間×

AM_88_DB

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
リサウンドAM588-DW重度難聴12chPR48(13)約185時間×

AM_98_DB

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
リサウンドAM598-DW重度難聴12chPR44(675)約195時間×

リサウンドについては
こちらをご覧ください。

補聴器メーカー「リサウンド」の特徴と合う人・合わない人



ワイデックス

ワイデックスの総合支援法の対象器種は、高度難聴であれば、耳の大きさなどに合わせてサイズが選べるのが特徴です。小さめサイズ「E-FM E05G」、標準サイズ「E-FA E05G」、大きめで電池交換スムーズな「E-FP E05G」です。
重度難聴用としては「MENU SUPER POWER」という、とても古い器種が今でも現役です。ワイデックスの補聴器は、音質に特徴があり、ワイデックスを愛用するお客様は「次に買い替えるときもワイデックスの補聴器が良い」とご希望されることが多く「MENU SUPER POWER」は、今でもワイデックスファンに好まれています。

E-FM

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
ワイデックスE-FM E05G高度難聴4chPR41(312)約140時間×

E-FA

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
ワイデックスE-FA E05G高度難聴4chPR41(312)約140時間×

Widex-E-FP_E05G

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
ワイデックスE-FP E05G高度難聴4chPR48(13)約240時間×



ME5-SPG

メーカー器種名対象チャンネル数電池電池寿命Bluetooth搭載
ワイデックスMENU SUPER POWER重度難聴4chPR44(675)約500時間×

ワイデックスについては
こちらをご覧ください。

補聴器メーカー「ワイデックス(WIDEX)」の特徴と合う人・合わない人



高級モデルの差額自己負担購入について

ここまで各補聴器メーカーの総合支援法の対象器種をご紹介しました。

よく勘違いされることがあるのですが、補聴器購入の助成制度を使うとき、必ずしも総合支援法の対象器種から選ぶ必要はありません。

多くの地域では、助成金額についての上限が設定されているものの、ご本人が高級な補聴器をご希望されるとき、差額を自己負担すれば、好きな器種をお選びいただけます。
(※ごく一部の地方自治体では差額購入を禁止していることがあります)

このほか、ごく一部の税収に余裕がある地域では、特例補装具という名目で、高級な補聴器についても販売額の90%まで助成されるケースがあるようです。

補聴器はメーカーによって、もしくは器種によって、そして価格によって、搭載されている機能と聞こえ方が変わってきます。

必要に十分な機能を、なるべくお値打ちにご提供することは、私たち補聴器専門家の役割だと思っています。

助成制度についても、各種補聴器の試聴体験についても、ご遠慮なくご相談ください。


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補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。

たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。

なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。

※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。

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