耳あな式の充電補聴器で価格が最も安いモデルは?
2024年4月現在、耳あな式の充電補聴器は5つのメーカーから販売されています。価格が最も安い器種はスターキー社の「Livio 1000」です。メーカー希望小売価格は片耳156,000円です。
オーダーメイドの充電耳あな式補聴器の取り扱いメーカーは全部で5社
オーダーメイドで耳にぴったりフィットする耳あな式補聴器ですが、小さな電池の交換が必要というめんどくささがありました。
世界で初めて、充電タイプのオーダーメイド耳あな式補聴器の開発に成功したのはスターキー社で、2020年に販売が開始されました。
世界初、充電式耳あな型補聴器が発売!スターキー「Livio AI」
その後、2022年にシグニアとリサウンド、2023年にリオン、2024年にパナソニックと充電式の耳あな式補聴器を取り扱うメーカーが徐々に増えていきました。
価格が最も安いオーダーメイド充電耳あな式はスターキーのLivio1000
2024年4月現在、日本で最も安いオーダーメイド充電耳あな式の補聴器は、スターキー社のLivio1000です。
メーカー希望小売価格は片耳157,600円、両耳セット297,600円(ともに充電器込の価格)です。
Livio1000は比較的小さい
オーダーメイドの補聴器でも内部には様々な部品が入っているため、耳の穴にすっぽり入る形になるか、はみ出してしまうかが変わってきます。
Livio1000は内部部品が小さいため、他メーカーの充電耳あな式と比べて小さく制作できます。
わずかな違いですが、耳に入れたときのつけ心地や外からの見た目に関係してきます。
Livio1000のカラー・デザイン・対応聴力
Livio1000は、カラーからお選びいただけます。
フェイスプレートという外から見える部分はブラックとベージュの2色から、シェルという耳の穴に隠れる部分は全5色からお選びいただけます。この組み合わせ10パターンから色をお選びいただきます。
対応聴力について
Livio1000はサイズの違いでITCとITEがお選びいただけます。
ITEになると大きくなりますが、最大音量も大きくなります。ITEサイズは高度難聴までの聴力に対応しています。
オーダーメイド充電耳あな式補聴器のメーカーごとの最安値の比較
オーダーメイド充電耳あな式補聴器の価格について、全メーカーの最安値を調査しました。
まだオーダーメイド充電耳あな式は、登場して年数が経過しておらず、まだ取り扱っていないメーカーも多いです。そのためスターキーをのぞくと、あまり安くなっていないようです。
メーカー&器種名 | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
スターキー 「livio 1000」 | 157,600円 | 297,600円 |
シグニア 「Insio1AX」 | 204,000円 | 364,000円 |
リサウンド 「オムニア4」 | 223,000円 | 413,000円 |
パナソニック 「WH-G43」 | 247,500円 | 437,800円 |
リオン 「HI-C7DD」 | 270,000円 | 445,000円 |
メーカー&器種名 | 片耳価格 | 両耳価格 |
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スターキー 「livio 1000」 | 157,600円 | 297,600円 |
シグニア 「Insio1AX」 | 204,000円 | 364,000円 |
リサウンド 「オムニア4」 | 223,000円 | 413,000円 |
パナソニック 「WH-G43」 | 247,500円 | 437,800円 |
リオン 「HI-C7DD」 | 270,000円 | 445,000円 |
オーダーメイド品も最長60日間、試聴・体験できます。
オーダーメイド充電耳あな式の補聴器で、片耳価格が20万円を切るのは「Livio 1000」だけです。
「安くても高機能なものが使いたい」「毎日のことなら、取り扱いがめんどくさくない方がいい」という方に充電耳あな式はもっともお勧めです。
当店では、オーダーメイド品でも最長60日間の試聴・体験サービスを提供しております。
Livio 1000が気になったら、実際に試聴してみてはいかがでしょうか。
【監修】
補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。
たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。
なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。
※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。