いい補聴器を選ぶために大事な6つのポイント
補聴器を選ぶ際、ぜひ参考にしてください。
いい補聴器を選ぶときに、以下の6つのポイントが重要と考えます。
一つ一つ、簡単にご説明いたします。
補聴器の選び方はこちら
補聴器の形の話:補聴器をつけたときの見た目と小ささ
補聴器には、より目立たないことが特徴の補聴器、取り扱いが簡単な補聴器など、選ぶポイントは様々あります。
また、おしゃれな補聴器もあり、10色以上の色のバリエーションから選ぶことが出来る補聴器もあります。
いろんな補聴器を知ることで、自分に一番あった補聴器を選ぶことが出来ます。
補聴器の扱いやすさの話:取り扱いの簡単さ(細かさ)
補聴器は聞こえを良くすることが一番の目的ですが、いくら高機能でも使わなくなっては意味がありません。
たとえば、取り扱いが簡単という理由で、高齢のお客様に人気の補聴器があります。
ほかにも、電池の交換をしなくていい充電式の補聴器や、介護される方が使いやすい補聴器というものもあります。
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補聴器のパワーの話:自分の聴力と、補聴器の音量が合っているか
「耳が遠くなった」「難聴になった」と一言で言っても、難聴は軽度から重度まで、人によってさまざまです。難聴の程度は軽度・中度・高度・重度など四段階で分類され、補聴器は難聴の程度に合わせて選ぶ必要があります。軽度難聴にハイパワーの補聴器はおすすめできません。
また、自分の聴力がどの程度か客観的に知っておくこと、調べておくことが大切です。ちゃんと聴力測定が出来る機器や環境が整った補聴器店で調べてもらうことをおすすめします。
補聴器を選ぶ前に、まず自分の聴力がどの程度か客観的に知っておくことは大切です。
確実なのは補聴器を得意としている耳鼻科医に診てもらうことです。補聴器が得意な医師は「補聴器適合判定医」もしくは「補聴器相談医」という資格を持っています。補聴器が得意な耳鼻科を受診すると、聴力検査の結果とセットで補聴器店宛の紹介状を書いてもらうことができます。
「病院に行くほどかな?」と迷っている方は、もちろん補聴器専門店で、聴力を測定してもらうこともできます。
補聴器のメーカーの話:言葉はハッキリと、よく聞こえるか。雑音がうるさくないか
日本で主に補聴器を販売しているメーカーは、全部で10~20社ほどです。補聴器店やメガネと補聴器の兼業店で取り扱われている通常の補聴器は、見た目、形、価格は、メーカー毎に大きく変わりませんが、音質・使い勝手はそれぞれ異なります。
遠くの音までハッキリ聞こえることや言葉が分かることに重きを置いているメーカー、自動車の騒音などを大幅にカットする雑音のある環境に強いメーカー、付けていて負担が少ないことに定評があるメーカーなど、色々なメーカーを実際に体験することで、きっとお気に入りのメーカーが見つかると思います。
当店では、お客様に少なくとも2社以上のメーカーの補聴器をご体験いただいてから、お選びいただくことをおすすめしています。
補聴器の価格の話:金額が予算内で、自分にあっているか
高い補聴器と安い補聴器の値段の差は大きく、百万円もするような最高級品もあれば、数千円で手に入る補聴器もあります。
そして、高い補聴器ならよく聞こえるというものではありません。また、例えばピーピー音が鳴っているのに何の調整も出来ないという事例もございます。
補聴器店で大体の予算、その価格帯の特徴など、しっかりと相談できた方が、満足できる補聴器が手に入れられると思います。
また「障害者総合支援法」により、補聴器の購入費用に対して補助金が支給されるようになりました。補聴器の購入に対して助成を行っている自治体もございます。
補助金をもらうための手順をまとめましたので、そちらもご覧いただければと思います。
補聴器店の選び方の話:補聴器販売者が信頼できる相手か
「補聴器はどこで買っても変わらない」とお考えだとしたら、正直間違いだと思います。
日本で流通している補聴器だけでも何百種類もあり、耳の穴の形や難聴の状態も人それぞれです。
お客様の耳の状態を把握し、最良の補聴器を選ぶには、しっかりとした知識と経験をもつ補聴器店が不可欠だと、当店は考えます。
購入前に補聴器の聞こえ具合をしっかり確認し、ご自分にとって最良の補聴器をご希望の方は、ぜひ当店にご相談ください。
2006年から補聴器の仕事を始めました。もっとも確実に、よく聞こえる方法をご提供することが、私のミッションです。皆様の耳に合った補聴器をお届けするため、毎日毎日、聴覚医学の論文を読み、デンマークやドイツの研究機関と連絡を取り、時には欧州へ勉強に行き、海外から研究者を招き勉強会を開催し、国内の社会人大学院へ通い修士号まで取ってしまいました。本Webページでは、補聴器と難聴について、確かな情報や最新の情報をお届けしていきます。ご相談の方は、お気軽にご連絡ください。
保有資格:認定補聴器技能者、医療機器販売管理者
★ Twitter はじめました。耳の話を真面目に書いてます! : @mimi_otsuka