補聴器を故障・紛失したら
保証期間が終了していても、あきらめないで
【目次】
故障に関して
補聴器は人の身体に直接触れる電気機械です。
補聴器は一般的な電気機械と同じく、水気に弱く、濡れると故障します。
そのため補聴器を毎日使う方は、汗・水・湿気が少しずつ染み込み、これが故障の原因になります。
オーバーホール(分解掃除)がオススメ
故障を防ぎ、なるべく長く補聴器をお使いいただくために、
補聴器のオーバーホール(分解掃除)をおすすめいたします。
これは通常、片耳10000円から25000円ほど。
両耳だと金額も二倍になり、意外と大きな出費になってしまいます。
ここで覚えておいていただきたいのは、このオーバーホールは
下に書いてあるメーカー保証期間中は無料です。
保証期間中に、オーバーホールをさせていただくと、
お金がかからずに補聴器を長持ちさせることができます。
メーカー保証期間内の故障
補聴器には、メーカー保証期間内の故障の場合、
無料で修理してもらえる補償サービスがあります。
※故障原因が通常使用の範囲で故障した場合に限ります。
限度額は多くの場合、補聴器本体価格が上限です。
保証期間は補聴器によって1~4年(多くの場合2年)の
どれかになっております。
メーカー保証期間の延長
日本補聴器販売店協会では、補聴器の保証期間の延長サービス(有料)を販売しております。
保証期間がメーカー保証と合わせて3年または4年になります。
いい補聴器を大事に長く使うことをご希望のお客様には、
特におすすめのサービスです。
詳しくはプロショップ大塚にご相談ください。
保証期間が終了していても、あきらめないで
メーカー保証期間が終了していても、一部のメーカーでは
保証期間終了後しばらくの間、修理の割引期間を設けています。
補聴器に何か不具合がありましたら、なるべくお早めにご相談ください。
一番安く修理できる方法をお話します。
紛失した場合
万が一、無くしてしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?
紛失に対してのサービスはありませんが、何とか出来るかも知れない方法をご紹介します。
紛失保証がある場合があります。
補聴器メーカーによっては(Widex , GNリサウンドなど)紛失保証がある器種があります。
紛失補償がある場合、警察への届出のコピー提出などの手続きは必要ですが、一回に限り無料で同じ器種をもらえます。
探せば見つかるかも知れない場合
例えば、自宅にあることは確実なのに、見つからないような時、それでも毎日補聴器を使っている方は、コミュニケーションに困ってしまうなど、日常生活に支障をきたすかと思います。しばらく探してから、補聴器の購入を検討する場合は、補聴器の貸出サービスの利用が良いかと思います。
ご自身が加入している保険を確認
ご自分が加入している保険について、ご存知でしょうか?保険には、動産総合保険という保険があります。もし加入している保険に、このサービスがあれば補聴器を無くした(例.盗難など)分の補償が受けられるかも知れません。
介護福祉施設などで紛失された場合
補聴器を使うご本人が介護福祉施設などに入居(または通所)されていると、補聴器の管理を施設職員にお願いする場合があります。その際、補聴器の紛失や破損があった場合、介護福祉施設が加入している保険(例.受託賠償責任保険など)によって、補聴器代金を補償してもらえるかも知れません。
いくつか補聴器を無くしてしまった場合の対策をご紹介させていただきました。
しかし実際に補聴器を無くされた場合、当てはまらない方がほとんどだと思います。まずは無くさないように気をつけていただくのが一番かと思います。