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対話支援スピーカー「comuoon(コミューン)」の評判と価格

対話支援スピーカー「comuoon(コミューン)」の評判と価格

人と人との会話は、話し手と聞き手がいることで成り立ちます。
補聴器を含めて、これまでの難聴に悩む人々を支える機器は、難聴の当事者(聞き手)が耳につけるものでした。
comuoonの特徴は、話し手側も機器を利用し「話し手側」から難聴の人々をサポートする点です。
comuoonは、マイクとスピーカーのセットになっており、話し手がマイクに向かって話した声が、難聴者に聞き取りやすいハッキリした音声になってスピーカーから再生されます。
補聴器をつけていない難聴の高齢者様との会話、補聴器の取り扱いが難しい方との会話では、comuoonを使うと話が通じやすくなります。
プロショップ大塚の全店で、comuoonの試聴が可能です。

comuoonは、補聴器とまったく違う、新しい対話支援機器。

人と人との会話は、話し手と聞き手がいることで成り立ちます。
comuoonは、聞き手ではなく話し手が相手に配慮して使う道具です。

耳のいい人同士の会話でも、聞き手が耳を傾けることと、話し手が聞き取りやすい声で話すことの両方が大切です。

特に難聴の方は、話し手の声によって聞き取りづらくなることがあります。

難聴の聞き手だけが「補聴器を使う」という形で一方的に努力するのではなく、話し手の方が聞き手に配慮して、聞きやすい音声を届けるために使うのがcomuoonです。

comuoonは、マイクとスピーカーがセットになっています。

comuoonを使うときには、まずスピーカーを聞き手の近くに置き、向きは顔の方向にします。
これは話し手がやってあげると良いでしょう。

その後に、話し手がマイクに向かって話すと、話し手の声が明瞭に聞き手の耳に届きます。

一般的なスピーカーは音声を大きく増幅するだけですが、comuoonは難聴者の対話を支援する機能に特化しています。
軽度~中等度難聴の人が聞きやすくなるように、言葉が明瞭に分かるよう、言葉の聞き取りに重要な高音域を強調した音質に加工されるのが特徴です。

また独特の形状により、音の反射・劣化が抑えられ、スピーカーから出た音がダイレクトに聞き手の耳へ届きます。
難聴者だけでなく、耳のいい人がマスク越しの会話を聞く場合にも効果的です。

comuoonが役立つシーン

テレビを同じ音量で家族一緒に見る

同居しているご家族の聞こえが悪くなってきたとき、最初に難聴に気づくきっかけは「テレビの音」が多いです。
難聴の方がしっかり聞き取れるように音量を上げてしまうと、ご家族には音がうるさすぎ、一緒にテレビを見る時間がなくなってしまった……というケースも。

comuoonは、難聴者の聞き取りに特化した支援システムです。
comuoonをテレビに接続すると、音量をあまり大きくしなくても、言葉が分かりやすくなります。音量を大きくする必要があまり無いのです。

進行した難聴の方がテレビを見る場合は、いくらか音量を上げる必要が出てきます。
もし音量を上げたとしても、comuoonスピーカーから出てくる音は、指向性と言って、方向を限定して進む性質があります。
そのためご本人にとっては音が大きくなり、同居のご家族にとっては比較的にうるさくない、ということになります。

ご家族で無理せず一緒にテレビを楽しめるようになります。

介護中の方に話しかけるときに使う


介護を受けている方やケガや病気で寝たきりの方は、補聴器のような機器の管理が出来ない状態にある場合があります。意識や頭がハッキリしていても、難聴の方が補聴器を着けられないなら、スムーズな会話は難しくなってしまいます。

こういった場合は、comuoonを枕元においてと大変便利です。
comuoonを使って会話することで、言葉は分かりやすくなります。
またご家族や介護する方や看護師、医師、お見舞いに来た方、どなたも大きな声を張り上げる必要がなくなります。大きな声を出さなくても、comuoonが音を増幅してくれるので、言葉が伝わりやすくなります。

また感染症を心配する方は、マスク越しであっても大きな声を出したときの飛沫が気になるかと思います。
comuoonを使ってもらうことで、大きな声を出さなくなれば、飛沫を飛ばす可能性は抑えられるでしょう。

家庭内の会話

難聴の方のご家族にとって大変なことの一つは、家庭内の会話で誤解や勘違いが生まれて、人間関係が悪くなってしまうことです。
例えば相続の話し合い、税金について。ご家族の誰かに入院の予定があれば、そのサポートを誰がどうやって行っていくのか。
家庭生活というのは常に安定しているわけではなく、どんなご家庭でも事件やアクシデントは常に何かしら起こっているものです。

家庭内の大事な会話の時こそ、comuoonが活躍します。

本来、難聴のサポートは耳鼻科を受診した上で補聴器店に相談し、補聴器を使っていただくのが理想ですが、緊急な家族会議などの際にはコミューンも有効な選択肢になってきます。

comuoonの評判

当社で難聴と認知症をテーマにした映画の上映会を開催した際、音声にはcomuoonを使わせていただきました。参加していただいたのは補聴器を使っている、当社のお客様数十名です。

難聴とcomuoonをテーマにした映画「気づかなくてごめんね」

上映が終わったあと、comuoonについて「こちらは難聴でもテレビの音声が聞き取りやすくなるスピーカーです。もちろん補聴器と組み合わせると、もっとも分かりやすくなるのですが、もし良かったら補聴器を外して音声を聞いてみて下さい」とご紹介させていただきました。

たくさんのお客様たちが補聴器を着けたり外したりして、comuoonの聞こえ方を確かめて下さいました。

「自宅だと補聴器が無いと、テレビの音声は全然分からないのに、これはたしかに分かる。音量は大きくしてないの?」(中等度難聴のお客様)
「補聴器があると、たしかに分かりやすいけど、(comuoonの)近くなら、補聴器を外しても一応聞こえる」(高度難聴のお客様)

というご感想をいただきました。

スピーカーの音質は、製品によって非常に大きな違いがあります。
難聴の方がスピーカーで聞こえを補助する目的ならコミューンがおすすめです。

comuoonで声が聞き取りやすくなる理由

大きい音ではなく、聴き取りやすいクリアな音を再生する技術

加齢性難聴の多くでは、低い音程の音よりも、高い音程の音がはじめに聞こえづらくなります。高い音程の音(高周波音)は、「サ」行や「タ」行など、言葉の子音の聞き取りに関係している音の部分です。

高周波音が聞こえづらくなった結果「音は聞こえるが声として聞こえない、声がくぐもって聞こえる」という感想を持つ人が多いです。

comuoonは、通常のスピーカーとくらべ、聞き取りにくさの原因である高音域を重点的に補正します。音を単純に大きくするだけでなく、耳と脳にとって聞き取りやすい音を再生するのです。

このcomuoonの特徴は、難聴の人だけでなく、健聴の人がマスク越しの声を聞く場合でも、音声を聞きやすくしてくれます。

音がまっすぐ届く、独特のスピーカー形状

comuoonは、通常のスピーカーとは違う独特な形状をしています。

この形状は、音の拡散をおさえ、聞き手にまっすぐ音が伝わるのに役立ちます。

通常のスピーカーから出た音は、多くの場合、部屋の壁で音が何度も反射・反響します。この現象は、難聴の方にとって、言葉の聞き取りにくさにつながってしまうのです。
comuoonの独特な形状は、言葉の聞き取りやすさにつながっています。

comuoonの種類と価格

comuoonには、いくつかの種類があります。
基本的なデザインや、スピーカー+マイクという組み合わせは共通です。
comuoonは目を引く個性的なデザインでありながら、圧迫感がなく、様々なシーンで活用できます。
たくさんある種類の中から一部の製品を紹介します。

comuoon SE Type SG(スピーカーと据え置きのマイクで使うタイプ)

マイクとスピーカーがコードでつながっている有線タイプです。
スピーカーだけでなく、マイクについても、話し手の声が拾いやすいよう、形状と構造が工夫されています。
comuoon本体を動かさず、毎日決まった場所で使うなら、このタイプがおすすめです。

プロショップ大塚での価格:183,750円(税込)

comuoon mobile lite(持ち運んで使えるタイプ)


「寝室やリビングにcomuoonを持ち運んで使いたい」という方にオススメのタイプです。スピーカーにバッテリーが搭載されているため、電源がない場所でも使用可能です。
comuoon connect同様、ピンマイク・ヘッドセットなどのマイクを組み合わせて使用できます。

プロショップ大塚での価格:97,650円~(税込、マイクの種類により価格が変わります)

comuoon mobile lite TV(テレビやパソコンの音だけを聞くタイプ)


comuoon mobile lite TVは、テレビ・PC・スマートフォン・タブレットなどと接続し、それぞれの機器で再生した音を聞き取りやすくします。
持ち運んで使用することができ、リビングでテレビと接続したり、リモート会議の音質を良くするためにパソコンと接続することも可能です。
「マイクを使っての会話は必要ない、テレビの音だけよく聞こえればよい」という方にはオススメの種類です。

プロショップ大塚での価格:87,360円(税込)

なんで補聴器店がcomuoonを取り扱っているの?

この記事のはじめで書いたように、補聴器とcomuoonは用途がまったく異なります。聞き手の方が難聴の際に着けるものが補聴器、話し手が配慮して使ってあげるのがcomuoonという形です。

当社では、聞こえとコミュニケーションにお困りの方に、少しでも生活の質を改善していただきたいという思いから、comuoonを取り扱っています。

具体的には下記のケースでcomuoonをおすすめしています。

1,難聴のご本人がどうしても補聴器を装用できないケース
・耳の病気があり、耳だれが出てしまう方
・手先のご病気・認知症などで補聴器の取り扱いがどうしても難しい方
上記のような方でもcomuoonはお使いいただけます。

2,補聴器と併用するケース
お風呂から出た後など、補聴器を外して自宅でくつろいでいる時間に便利です。

3,ご本人が「まだ補聴器は早い、使いたくない」という強い気持ちを持っているケース
comuoonなら、補聴器を耳に着ける必要がないので抵抗感がないかもしれません。

4,「会話はいらない、テレビだけが聞こえるようになればいい」というご要望に答えるケース
テレビの音だけを拡声するスピーカーとしても、comuoonは使えます。

comuoon導入のご相談・試聴は当店へどうぞ


当店は製造元のユニバーサルサウンドデザイン株式会社から認定を受けた、comuoonの正規代理店です。
実際にcomuoonの音を聞いてみたい、使い勝手を確認したいという方は、プロショップ大塚の全店で試聴が可能です。お気軽にお問い合わせください!


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補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。

たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。

なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。

※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。

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