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補聴器はどこで買うのが良い?お店選びのポイント

補聴器はどこで買うのが良い?お店選びのポイント

耳の聞こえや耳の形は一人ひとり違うため、補聴器は自分に合った音にする必要があり、その調整方法は販売店によって異なります。つまり補聴器はどこで買うかがとても大切になるということです。
この記事では、補聴器はどこで買うのが良いか、お店選びのポイントをご紹介します。補聴器が初めての人でも、簡単に分かるポイントです。失敗しない補聴器店選びの参考にして下さい。

補聴器はどこで買えるのか?

まず補聴器はどこで買えるのでしょうか?大きく分けると次のようになります。
・補聴器専門店
・病院(一部の耳鼻科にある補聴器専門外来)
・メガネと補聴器の兼業店
・電気店、家電量販店
・デパート
・通販ショップ
・薬局やドラッグストアからの訪問販売
など

補聴器を購入できる場所は様々あります。自分にピッタリな補聴器を買うためには、あなたの聴力を正確に調べることでき、あなたがよく聞こえるように音質を調整できるお店を選ぶことが大切です。

補聴器をどこで買うのかは、とても大切な選択

補聴器は購入するお店によって、同じ値段・同じ器種を購入しても聞こえ方が変わってきます。これは聴力を調べる検査機器や検査室、補聴器の音質・音量を調整する方法などがお店によって異なるためです。

耳の聞こえや耳の形は一人ひとり異なります。補聴器は、一人ひとりに合わせて調整して、初めて本来の性能が発揮される商品です。補聴器の調整方法は販売店によって様々な違いがあり、それが聞こえ方に影響してしまうのです。

調整方法の他にも、お店による取り扱い商品の違い、購入前の試聴体験のサービス、購入後のアフターフォロー等々、補聴器をどこで買うのが良いか様々な要素が絡んできます。

補聴器を買うなら、自分に合った調整をしてくれて、よく聞こえて、さらに満足できるアフターサービスが受けられるお店を選びたいですよね。補聴器は頻繁に買い替えるものではありません。一度購入すると、そのお店と長く付き合っていくものになります。補聴器をどこで買うかはとても大切です。

補聴器をどこで買うのが良いのか検討中の方のために、お店選びのポイントを5つにまとめました。ぜひ参考にして下さい。

補聴器はどこで買うのが良いか?5つのポイント

①確かな技術の証拠!認定補聴器技能者が在籍

耳の聞こえ方や形状は、一人ひとり違っており、とてもデリケートです。

聴力、耳の形状によって調整は異なります。

軽い難聴の人と重い難聴の人では、補聴器の調整はまったく変わってきますし、同じレベルの難聴でも高い音が聞き取りづらい人、低い音が聞き取りづらい人など様々です。

耳の形状も大切です。同じ調整の補聴器を耳に着けても、耳の穴が大きいと鼓膜に届く音は小さくなり、耳の穴が小さいと鼓膜に届く音は大きくなります。
こういったケースでは耳せんを適切に選ぶことに加えて、音量音質の微調整が大切になります。

補聴器は単純に音を大きくしているわけではありません。その人に合わせて、聞きやすくなるように調整していきます。

なお聞こえに関する困りごとは、聴力だけでなく一人ひとりの生活環境によっても変わってきます。補聴器は、聴力や耳の形状だけでなく、その人の生活を踏まえた調整によって、はじめて本来の性能が発揮できます。

こういった調整技術やカウンセリングについて、専門の知識を学び、経験を積み、試験に合格しているのが「認定補聴器技能者」という資格保持者です。勉強だけで合格できるわけではなく、受検するにも4年以上の実務経験が必要な専門資格です。

お店選びのポイント一つ目は、認定補聴器技能者が在籍しているお店を選ぶ!になります。

認定補聴器技能者

②アフターサービスまで信頼できる

補聴器は「家具」や「家電」のように買って終わりではありません。

お気に入りの補聴器を長くご愛用いただくには、定期的な点検、クリーニングがとても大切です。

また購入後も、よく聞こえる状態を継続させるには、その時々の耳の状態に合わせた再調整が必要です。

定期的なメンテナンスとクリーニング、必要に応じた再調整を行えば補聴器を頻繁に買い替えなくても、よく聞こえる状態が長くなります。

お店選び二つ目のポイントは、購入後のアフターサービスです。

補聴器は買ってから、そのお店との長いお付き合いが始まります。アフターサービスの内容は、購入前にご確認ください。

補聴器のクリーニング

当店では、アフターサービスを充実させております。

通常のアフターサービスには、お代をいただいておりません(保証対象外の部品交換などは有償)。購入後の補聴器の調整やクリーニングはずっと無料です。

また車検のお知らせのように、お客様の点検時期に合わせて、おハガキでメンテナンス時期をお知らせしています。

このほか補聴器を分解し、部品一点一点を点検するオーバーホールなども定期的にお知らせ・ご提案しています。

③取り扱いブランドが豊富

補聴器は、国内15~20ブランドほどの製品が流通しています。

性能は値段で決まる部分もありますが、それ以上に大切なのがブランドによる音質の違いです。

自分に合った補聴器を見つけるということは、自分に合った音質のブランドを探すということです。

取り扱いブランドが少ないお店では、自分に合った音質の補聴器を見つけられないかも知れません。

実際、補聴器の満足度調査では、ブランド直営店と多くのブランドを取り扱う独立店では、独立店の満足度の方が明らかに高いという結果が出ています。

なるべく多くのブランドを取り扱っている補聴器店がおすすめです。

補聴器ブランドトップ6社の音質や機能、おすすめする耳の特徴など、こちらの記事に詳しく書いてあります
補聴器メーカーロゴ

当店では、様々な聴力、ご要望、お耳の状態に対応できるよう厳選したトップ6ブランドの補聴器を取り扱っています

④測定機器など必要な設備が整っている

先にご紹介した認定補聴器技能者であっても、お客様の耳の状態が分からなければ、お客様の耳に合ったよく聞こえる補聴器を提案・調整できません。

耳の状態や聴力を正確に測定する必要があります。これには検査機器などの設備が重要な役割を果たします。

補聴器を調整したあとには、補聴器を着けて「どの程度言葉が聞き取れるようになったか」という効果を確認する必要があります。これには十分な広さの測定室でスピーカーからCDで音声を再生し、実際に言葉の聞き取りを確認します。

こうして効果を確認して、初めて補聴器の調整が正しいのか、本当に言葉が聞こえるようになっているかが分かります。

補聴器店を選ぶときには、必要な設備が整っていることがポイントになってきます。

  • 軽い難聴の人こそご注意ください!
  • 軽い難聴の場合、測定室の外の雑音が入ってくる環境では聴力が正確に測定できません。
  • 外から入ってくる雑音に邪魔されて、検査音が聞き取れなくなり、実際より悪い測定結果になってしまうことがあります。特にショッピングモールや百貨店などは消防法の制約から密閉の測定室を作ることが難しい建物が多いです。軽い難聴の方こそ、正しく聴力を調べてくれる密閉型の測定室がある補聴器取り扱い店をお選びください。

補聴器店が初めてでも簡単な見極め方の一つに、認定補聴器専門店という認定制度があります。

公益財団法人テクノエイド協会の審査を受け、定められた設備の基準を満たした補聴器店だけが認定されています。また認定補聴器技能者も常勤している。

認定店なら、次のマークがどこかに飾ってあるはずです。

認定補聴器専門店の認定プレート

補聴器をどこで買うのが良いか迷ったら、まずは認定補聴器専門店を選ぶのが良いでしょう。

なお当社は、全店舗が認定補聴器専門店です。十分な性能の防音室を完備しており、正確な聴力測定が可能です。

もっとよく聞こえるための私たちのこだわり

当社では認定基準以上の設備として、下記のような最先端の設備を導入して、より良く聴こえる補聴器のご提供を目指しています。

●実耳測定装置Unity3フルシステム
耳の穴の大きさによる聞こえの違いを調べる鼓膜面音圧の測定装置です。耳のサイズ、お使いになる耳せんのサイズによって補聴器の聞こえ方は変わってくるものですが、その影響を正確に測定して音質を調整します。

Unity3

聴力測定、補聴器特性測定、装用効果測定を行うUnity3(シグニア補聴器より引用)



●3DレーザースキャナーOtoscan
耳の穴の形状をレーザースキャナーで撮影する装置です。オーダーメイドの耳あな型補聴器、もしくはオーダーメイドの耳せんをお作りする際に使います。
外からまったく見えない極小サイズの補聴器、耳の穴の形にピッタリの着け心地が良い補聴器、重い難聴でもよく聞こえる補聴器などを制作する際に利用します。

Otoscan-Unit

耳の穴の形を3Dレーザースキャナーで撮影できるOtoscan

⑤購入前のレンタル試聴が充実

補聴器を静かな店内で試聴してよく聞こえても、実際の生活の場面でよく聞こえなければ意味がありません。

そのため、ほとんどの補聴器店では、試聴用の補聴器をレンタルさせてくれる試聴サービスを行っているのが一般的です。

試聴期間では、日常生活の音を確認することができます。自宅や職場、趣味の集まりなどで、聞きたい人の声がどんな風に聞こえるか。また雑音がうるさくないか、なども確かめることができます。
補聴器を購入する前に、レンタル試聴サービスは、ぜひ使っていただくのが良いでしょう。

メリットの多い、レンタル試聴サービスですが、詳しく見ていくと、お店によって内容が少しずつ異なっています。

具体的には
・貸してくれる補聴器のメーカーや価格は選べるのか?
・レンタル期間は、聞き取りたい場面で使ってみるのに十分か?
・試聴レンタルは有料か?無料か?
・貸してくれる補聴器は、最新モデルか?少し古いモデルか?
・レンタル対象器種が耳かけ型補聴器のみか?耳あな型補聴器も対象か?

補聴器店の選び方、最後のポイントはレンタル試聴サービスの充実です。

プロショップ大塚では2009年から業界に先駆けて「3か月無料の補聴器試聴サービス」を実施してきました。この期間中に、ご要望に最も合う補聴器を選び、補聴器の効果が発揮されるように調整します。

まとめ

ここまで補聴器をどこで買うのが良いか、失敗しない補聴器店の選び方について、ポイントをご紹介しました。

①確かな技術の証拠!認定補聴器技能者が在籍
②アフターサービスまで信頼できる
③取り扱いブランドが豊富
④測定機器など必要な設備が整っている
⑤購入前のレンタル試聴が充実

5つのポイントを兼ね備えたお店なら、あなたに合った補聴器がきっと見つかります。

逆に、どれかの条件を満たしていないお店、たとえば通信販売ではそもそも聴力が測定さえできませんし、防音室がないお店もやはり正確な聴力測定が難しいため、お客様に最適な器種を提案することが上手くできないでしょう。

補聴器をどこで買うべきか?と考えると、おのずと耳と補聴器の技術とサービスを専門としている補聴器専門店になります。

技術だけでなく、購入前と購入後のサービスが充実しているのも、やはり補聴器専門店です。

プロショップ大塚には、全店「認定補聴器技能者」が在籍しており、5つのポイントすべてをクリアしています。

実際に補聴器を買うことになった場合の流れを、下記にまとめました。お店に相談に行く前に読んでおくと、どんなサービスが受けられるか分かりますよ。

補聴器購入ガイド:補聴器を考え始めたばかりの人へ


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補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。

たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。

なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。

※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。

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