聴力検査の種類とそれぞれの見方
聴力検査には様々な種類があります。健康診断では簡易版の検査が実施されていますが、耳鼻科で行われる聴力検査ではもっと精密に細かく調べています。精密検査では音の聞こえ具合を調べる「純音聴力検査」に加えて、言葉の聞き取り能力を調べる「語音明瞭度検査」や音に対する不快さを調べる「不快閾値検査」などがあります。
健康診断の聴力検査は、難聴の予兆を見つける選別聴力検査
会社などで受ける健康診断の一つに聴力検査の項目があります。
健康診断の聴力検査のことを正式には「選別聴力検査」と言います。多くの方が一度は経験したことのある聴力検査だと思います。
この検査は、聞こえの問題があるかも知れない人や、難聴の予兆がありそうな人を早期に発見するために実施されています。耳鼻科で受ける検査に比べると、難聴の原因など具体的なことは分かりませんが、短時間で終わることが特徴です。
選別聴力検査の具体的な流れは次のようになっています。
①ヘッドフォンをつける。
②ピーピーという音(1000Hz)が聞こえてくる。聞こえたらボタンを押す。もしくは手をあげる。
③キーキーという音(4000Hz)が聞こえてくる。聞こえたらボタンを押す。もしくは手をあげる。
④検査する人は、2種類の音それぞれで、一定以下の小さな音が聞こえるか、聞こえないかを記録する。
以上です。
選別聴力検査の結果の見方と意味
選別聴力検査では1000Hzと4000Hz、2つの小さな音が聞こえるかを調べています。
2種類の音で調べるのは、それぞれ目的が違うためです。
1000Hzの音が聞こえにくくなっていると、たとえば日常場面の中でも聞き取りにくさが出始めているかも知れないと予想されます。
4000Hzの音からは、加齢の影響や職場の騒音による影響などで、自覚のない聴力低下が始まっていないかを見つけられます。
どちらの音も、35dBHL(デシベル エイチエル)という音量で検査するのですが、この音量は、ささやき声ほどの、とてもとても小さな音量なので、選別聴力検査はかなり厳しい基準になっています。
健康診断の中に含まれる検査ですから「微かでも問題が予想されるなら見つけておこう!」という考えのようです。
検査結果の紙には4つの欄があり、左右それぞれ1000Hzと4000Hzが記載されるのが一般的です。音が聞こえていなかった場合は「所見あり」や「要精密検査」と記載されます。
この検査はあくまでも、難聴がありそうかどうかを確認するために行うものなので、具体的な聴力の数値は出てきません。小さな音が聞こえたか、聞こえなかったかのどちらかです。
選別聴力検査で「所見あり」になったとしても、ギリギリ聞こえなかった人なら耳鼻科を受診して「この程度なら問題ありませんね」と言われるかも知れませんし、同じく「所見あり」だったとしても耳鼻科を受診して隠れた病気が見つかるかも知れません。
単純に耳垢がたくさん詰まっていて、耳鼻科で取ってもらったら聴力が改善するなんてケースもありえます。
具体的な聴力や、聴力が低下してしまった原因を知るには、耳鼻科を受診して精密検査を受ける必要があります。
耳鼻科で実施される標準純音聴力検査
耳鼻科で行われる検査は、その症状や問題、困りごとに合わせて、いくつか種類があります。
耳鼻科で行われる検査のうち、もっともポピュラーなものが「標準純音聴力検査」です。
この検査もヘッドフォンを使って音を聞く検査ですが、どんな種類の音が、どれくらいの音量で聞こえるかを具体的に測定できるところがポイントです。
測定結果からは、難聴の程度(軽度から重度まで)が分かります。
標準純音聴力検査では、低い音から高い音まで、7〜11種類(周波数)の音を聞いて、それぞれの聞こえ具合を測定します(選別聴力検査ではたったの2種類でした)。
検査を受けた時、手を上げるタイミングは「音が微かでも聞こえた時」というのは、選別聴力検査と同様です。
その人がギリギリ聞こえる程度の小さい音を、聴覚閾値(最小可聴閾値)と言います。
標準純音聴力検査は、この聴覚閾値を周波数別に測定することで、難聴の程度が分かるようになっています。
標準純音聴力検査では、2つの聴力を測ることができます。
1つ目は「気導聴力」です。
気導聴力はいわゆるヘッドフォンをつけて、聴力を測ります。
ヘッドフォンから聞こえる音は、耳の穴を通って、鼓膜を震わせて、最終的に蝸牛に伝わります。
2つ目は「骨導聴力」です。
骨導聴力は骨導レシーバーという装置をつけて、聴力を測ります。
骨導レシーバーから聞こえる音は、耳の穴や鼓膜を通らず、直接蝸牛に振動を伝えます。
正常な聴力の方は、気導聴力と骨導聴力に大きな差はありません。
しかし、耳垢で耳の穴が塞がっている方や、重い中耳炎の方などは、骨導聴力と比べて気導聴力が悪くなってしまいます。
骨導聴力は蝸牛での聞こえを直接測れますが、気導聴力は蝸牛に伝わるまでにある耳の穴や鼓膜の影響を受けるためです。
気導聴力と骨導聴力の差に注目することで、難聴の原因の推測に役立てられます。
標準純音聴力検査の結果はオージオグラムと呼ばれる表にまとめられます。
検査結果の読み方については、こちらの記事「難聴レベルってなに?聴力検査の結果(オージオグラム)の見方」に詳しく書いてあります。ぜひご参照ください。
- ●オージオメータ
- 聴力検査用の機械をオージオメータと言います。
- 125Hz、250Hz、500Hz、750Hz、1000Hz、1500Hz、2000Hz、3000Hz、4000Hz、6000Hz、8000Hzの周波数の聴力を測ることができます。
- ●オージオグラム
- 純音聴力検査で得られた聴覚閾値をグラフで表したものをオージオグラムと言います。
- オージオグラムはその形によって、低音障害型難聴や高音障害型難聴などに分類できます。
- ●防音室
- 聴力検査は、検査を受ける人がギリギリで聞こえる位の音の大きさを調べます。
- 周りがうるさいと検査の音が雑音に紛れてしまい、正確な聴力を測ることができません。
- そのため周囲の音が聞こえないように、静かな防音室の中で検査する必要があるのです。
- 検査用の防音室には様々なサイズと種類があり、電話ボックス程度の簡易な防音室から、5-6畳以上もあるような広い防音室まで様々です。
- ●ヘッドフォンとインサートイヤホン
- 国内で、気導閾値を測る時は一般的にヘッドフォンを使用します。
- しかし、アメリカなど海外ではインサートイヤホンという、特殊なイヤホンを使って検査をしているようです。
- インサートイヤホンはヘッドフォンに比べて、さまざまなメリットがありますが、国内ではまだ一般的には使われていません。
言葉を聞き取る能力の検査
難聴の方のお困りごとの一つに「音は聞こえるけど、なんて言ってるのか言葉がわからない」というものがあります。
そういう方にとって大事なことは、今より言葉がハッキリ聞こえるようになることです。
言葉を聞き取る力を調べるために行われているのが、語音明瞭度検査、または語音聴力検査と呼ばれる検査です。(二つは同じ検査です)
語音明瞭度検査の結果は、次の3つに役立ちます。
①補聴器を使う可能性のある方については「補聴器を使った後の効果」を予想する判断材料になります。
②語音明瞭度検査の点数が一定水準以下だった場合は「(聴覚の)身体障害者手帳」が、交付されるかどうかの判断材料になります。
③語音明瞭度検査の点数がとても低かった方については、補聴器による聞こえの改善が見込めない場合、耳鼻科の医師が「人工内耳」を提案する判断材料の一つになります。
語音明瞭度検査の流れと見方
語音明瞭度検査は、音ではなく、言葉の聞こえ方を調べる検査です。
日本語は約50音あります。しかも、濁音などを入れるとそれ以上に多くなります。
50音や濁音などの順番をバラバラにして、様々な音量で聞いていただき、どのくらいの音量で、どれくらい正解だったかを調べます。
不正解だった場合については「何と言っていたのかまったく分からなかった音(文字)」や「マをバと聞き間違えたこと」などが分かります。
語音明瞭度検査の検査結果は、下のような「スピーチオージオグラム」というグラフで表されます。
検査結果の表は横の軸が声の大きさを表し、縦の軸が正答率を表します。
1メートル程度離れた人の声は、60dBHL程度の大きさで聞こえますから、この場合80%聞き取れるということがわかります。
言葉の聞き取りの最高得点 “最高語音明瞭度”
一番よく聞こえる声の大きさで検査をしたときの正答率を最高語音明瞭度と言います。
上のグラフでは、70dBHLという大きな音量で正答率90%でした。これが最高得点です。補聴器を使った場合、おそらく90%の言葉が聞き取れるようになるだろうと予想されます。
このグラフの例から分かるもう一つのポイントは、音を大きくしても100%の正答率にならないことです。
それどころか大きすぎる音量だと、逆に正答率が下がってしまうことがあるのです。
この検査からは、その人が声を聞くにあたってのベストな音量、大きすぎる音量の両方が分かります。
その人にとって、一番よく聞こえる声の大きさとその正答率を調べることが語音明瞭度検査の役割です。
語音明瞭度検査について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事「言葉が聞き取れない時は『語音明瞭度(語音弁別能)』の検査」をご覧ください。
- 言葉の聞き取り検査にも種類があります。その一つが語音了解閾値(SRT)測定です。こちらは語音明瞭度が50%になる声の大きさを調べる検査です。
- 先に紹介した語音明瞭度検査と比べると、SRT検査の精度はあまり高くなく参考程度のものです。しかし幼児や認知機能が低下した高齢者など、何かしらの事情で他の検査がうまくできない時の検査として活用されています。
大きな音に対する不快さを調べる不快閾値検査(UCL検査)
耳の問題は難聴だけではありません。音の変化に過敏になったり、大きな音に対して強い不快さを感じるなども耳に関係した問題です。
一般の方の多くは、下記のように考えていらっしゃると思います。
・大きな音は不快に感じる。
・難聴の人には大きな声で話しかけた方が良い。
・大きな声の方が話を理解できる。
3つとも大きな誤解です。
実は、音に対する不快さには一人ひとり、個人差があることが分かっています。
耳が健康な人であれば、不快さを感じる音量はおよそ一定です。
しかし世の中には、普通の人なら不快さを感じない程度の小さな音量でも、強い不快さを感じる人が少なからずいます。
長年、大音量で音楽を聞き続けた方には、大きな音でもまったく不快さを感じない人がいます。
不快さを感じる音量には、一人ひとり大きな個人差があるのです。
特に問題になりやすいのが、加齢にともなって難聴になった方が、どれくらいの音量で不快さを感じるか?です。
一人ひとり異なる不快な音量のことを、不快閾値と言い、これを調べるのが不快閾値検査です。
不快閾値の見方、不快閾値が低下することの意味
加齢性の難聴では、不快閾値が大きく下がってしまうケースが多くなっています。
難聴の方のご家族や周りの方が、聞こえやすいように耳元で大きな声で話しかけることがあります。
しかし、難聴のご本人様の不快閾値が低下していると、大きな声で話しかけられることが苦痛になってしまうのです。
この状態では、かえって言葉が通じにくくなる可能性が大きくなります。
難聴の人が言葉を聴きとるためには、大きいだけではなく、大きすぎず、小さすぎず、丁度いい音量であることが必要なのです。
不快閾値検査をすることで、その方が不快に感じる音の大きさを知ることができます。
例えば、不快閾値について難聴者のご家族が知っておけば、大きい声で話しかけることで、ご本人に不快さを与えてしまっていることを理解する助けになるでしょう。
補聴器を調整するときにも、不快閾値がわかっていれば、補聴器の音が大きくなりすぎてしまうことを防ぐことができます。
不快閾値検査の他に、音への敏感さを調べるものとして、SISI検査や、ABLB検査(バランステスト)といった検査もあります。
標準純音聴力検査と不快閾値の両方を検査した場合、先にご紹介したオージオグラムにさらに記号が加筆されます。
※上のグラフでは、不快閾値がVとΛの字で表現されています。なお記号の形には国際的な決まりがないため、V、Λ、Uなど、医療機関によって様々な記号が使われています。
- 不快閾値が低下している人に向かって、大きな声で話しかけてしまうと、強い不快感を与えてしまうことがあります。
- 難聴の人に大きな声で話しかけると、人間関係やコミュニケーションに悪影響が出てしまうかも知れないのです。
- 難聴の人に話しかける時のコツは下記を参考にして下さい。
- ・耳が遠い方に通じる会話・話し方
- 補聴器店では、医療機関で行うような診察や検査および診断などの医療行為は行っていません。 補聴器店では、補聴器適合のために観察や測定を行います。
- 補聴器店で行っている聴力測定は、補聴器を調整する目的に限定した『測定』であり、その結果は補聴器を調整するための『判断』にのみ使われます。
- 耳の健康と治療に関する相談は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
耳鼻科で行う聴覚に関連した検査
耳鼻科では聴力の検査以外にも、耳の状態を調べる検査が多くあります。
その中の代表的なものをご紹介します。
ティンパノメトリー
鼓膜の動き方をみる検査です。
鼓膜は薄い膜で出来ています。
音を受けると、鼓膜は太鼓の膜のように震えて振動を起こします。
耳に異常があると、鼓膜の振動の仕方が変わってきます。
たとえば、重い中耳炎の場合、膿が中耳にたまってしまっているため、鼓膜が動きにくくなります。
この他、耳小骨のつなぎ目が外れると、鼓膜も異常に大きく動いてしまうのです。
ティンパノメトリーは、外から鼓膜に圧力をかけて、鼓膜の動き方を調べることで、鼓膜より奥にどんな病気があるかを推測することができるのです。
耳管機能検査
中耳とのどを繫いでいる「耳管」という細い管の働きをみる検査です。
飛行機に乗っている時や、高層ビルのエレベーターなどで、耳が詰まったような感じになったことはありませんか?
つばを飲み込んだり耳抜きをしたりするとスッキリしますが、これは耳管の働きによるものです。
耳管が開くことで、外の圧(気圧)にあわせて、中耳の圧を一定に保つことができるのです。
耳管が上手く開かなくなったり、閉じなくなったりすることを耳管機能不全と言います。
耳管機能不全になると、耳の詰まった感じが取れなくなったり、自分の声が響いたり、こもったりして聞こえてしまうことがあります。
検査は音響耳管法、耳管鼓室気流動態法、加圧・減圧法など、いくつか種類があります。
鼻と耳に各々機械をあてて、唾を飲み込む検査が一般的です。
乳幼児向けの聴力検査の方法
ここまでに紹介した聴力検査は、すべて判断力が正常な成人を対象としたものです。聞こえの問題は、大人だけではなく、子供や乳幼児にも起こり得ます。
お子さんの場合、検査の説明を理解できなかったり、落ち着いて検査を受けることが難しかったりします。
そのため乳幼児から学童期のお子様向けには、大人とは異なる様々な聴力検査があります。専門病院では、複数の検査の中から患者様の状態に合わせて、最適な検査が実施されています。
- 小児向けの聴力検査は、興味・好奇心を維持することが極めて重要になります。医師や言語聴覚士の勧めが無い限り、決して自宅で自分で行おうとしないで下さい。その後の聴力検査で正しい聴力が測定できなくなる可能性があります。
条件詮索反応聴力検査(COR)
複数の専用スピーカーから音を出し、赤ちゃんの反応に応じてご褒美を与えることで、赤ちゃんの聴力を推定する検査です。左右の耳の聴力に左右差があると上手く検査できません。
視覚強化式聴力検査(VRA)
首が座った後のお子さんを対象に、音と光だけでなく、おもちゃも使って反応を見る聴力検査です。スピーカーだけではなく、イヤホンを使う場合もあります。
ピープショウテスト
おもちゃや光などの単純な刺激には飽きてしまったお子さん向けに、動くおもちゃなどを使って興味を引くことで反応を見る聴力検査です。
- 病院で行われる検査を、ご家族がご自宅で真似されると、お子さんの興味が無くなってしまい、病院では正しい聴力検査が行えなくなる可能性があります。ご自宅での真似ごとは、専門病院の許可が得られない限り、絶対に行わないで下さい。
遊戯聴力検査
ゲーム形式の聴力検査です。お子さんには音が聞こえた時に、おはじきやオモチャを動かしてもらいます。親御さんから見ると、遊んでいるようにしか見えないかも知れません。この検査も親御さんがご自宅で真似をすることで、病院での聴力検査を困難にすることがあります。
小児の難聴は専門病院へ相談
お子さんの聞こえにご不安がある場合は、まず専門の耳鼻咽喉科に相談しましょう。
難聴の有無や、今後の対応方法などを詳しく相談することができます。
お子さんが難聴だった場合、補聴器をつけることになるかもしれません。その場合、言語を獲得する時期の対応は、とても重要です。専門の医療機関へ継続的に通って下さい。
生まれたばかりの赤ちゃんの聴力を検査する方法
生まれつき難聴のお子さんに対しては治療と教育の両面から、早期に専門のサポートを提供することで、聞くちから、話すちから、コミュニケーション能力をより高められるとされています。
早期に難聴を発見するために、現在は新生児向けの聴覚検査(新生児聴覚スクリーニング)が広まっています。これは生まれてすぐの赤ちゃんの聞こえを、簡易的に確認するための検査です。
新生児聴覚スクリーニングでは、出産した医療機関によって耳音響放射検査(OAE)もしくは自動聴性脳幹反応検査(AABR)のどちらかが実施されています。
どちらも結果はpass(反応あり)か、refer(要再検査)で表示されます。
とても重要なこととして、referと表示されても、難聴と決まったわけではありません。
新生児聴覚スクリーニングは、赤ちゃんの聞こえを簡易的に検査し、より詳しい検査が必要かどうかを調べるためのものです。
そのため難聴のない赤ちゃんでも、referと表示されることがあります。
精密な検査を行うまでは、難聴かどうかを判断することはできません。
新生児スクリーニングで再検査となった場合は、聴性脳幹反応検査(ABR)という精密検査がおこなわれます。
ABR装置は、OAEと比べて十分には普及していません。ABR検査が可能な医療機関はまだ少ないようです。基本的には大学病院など大きな病院に行って検査を受けることになるでしょう。
※これらの検査は医師の判断で、成人の方に使われるケースもあります。
まとめ
この記事では、聞こえに関わる代表的な検査をまとめました。
聞こえの困りを自覚しているにも関わらず、耳鼻科を受診しない方は少なくありません。
どんな検査があるかを知ることで、耳鼻咽喉科を受診するなど、専門家に相談するキッカケになれば幸いです。
補聴器を検討中で、まだ耳鼻科の受診もしくは補聴器店への相談を迷っている方のために下記の記事を書きました。
よろしければ、こちらもご覧ください。
参考文献
藤田育代(監),『標準言語聴覚障害学 聴覚障害学 第3版』, 医学書院, 2021
原晃(監),『聴覚検査の実際 改定4版』,南山堂,2017
大沼直紀(監・著),『教育オーディオロジーハンドブック 聴覚障害のある子どもたちの「聴こえ」の補償と学習指導』,ジアース教育新社,2017
コミュニケーションにお困りの方に寄り添える仕事を目指し、2012年に言語聴覚士免許取得。8年間の病院勤務にて聴覚障害の領域などを担当。難聴の方の聞こえを改善するため、補聴器を専門にして働きたいと考え、2020年プロショップ大塚に入社。耳鼻咽喉科での勤務経験を活かし、さまざまな情報や知識を分かりやすくお届けすることを心がけています。
保有資格:言語聴覚士
【監修】
補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。
たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。
なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。
※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。