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補聴器のリサウンドから新製品オムニアシリーズ登場!騒音下での聞こえを強化
2022年10月17日、補聴器メーカー「リサウンド」から新製品「リサウンド・オムニア(小型耳掛け型)」が発売されました。従来の器種よりもさらに騒音下での聞き取りが楽になるようサポートする機能を充実させたモデルです。
2023年5月にはオムニアシリーズに、充電式耳あな型の「オムニアITC / ITE」、小型耳あな型の「オムニアCIC」、取り扱いが簡単な「リサウンド・オムニア耳掛け型」が追加されました。オムニアシリーズの機能と、各器種の特徴についてご紹介します。
「リサウンド・オムニア」の特長

騒がしい場所での聞き取りを強化
聴力が低下し始めて、最初に困りを感じるのは多くの場合、騒がしい場所での会話です。
スーパーでの会話はもちろん、銀行など個人情報について小声で話す場面では、周りの小さなノイズが邪魔になってしまいます。

「リサウンド・オムニア」では、新機能“フロントフォーカス”が搭載されました。従来のリサウンド補聴器に比べ、騒音下での聞こえが150%改善しました。
新機能“フロントフォーカス”は、正面の人の声にフォーカスを合わせて、横や後ろの声や雑音を抑制します。
また同時に、正面の人の音声の音質や増幅量を変化させることで明瞭度がハッキリし、言葉の聞き取りを助けてくれます。

目の前にいる対話相手への解像度を上げることで、騒音がある中でも会話が聞き取りやすくなりました。
スーパーやデパートのレジでのやり取りや、混んでいる喫茶店などで会話をする際に役立ちます。
スマホアプリで取り扱いをサポートする“チェックマイフィット”
補聴器は人間工学にもとづき、設計されているので、基本的にしっかり耳にフィットするように作られています。
しかし補聴器を使い始めたばかりの人は、耳せんが自分の耳にしっかり入っているのか?補聴器本体が耳の上の正しい場所に収まっているのか?などが気になってしまうこともあります。
補聴器連携用のスマホアプリ「リサウンド・スマート3Dアプリ」に含まれる“チェックマイフィット機能”では、正しい装用ができているかご自身で確認することができるようになりました。
スマホのフロントカメラを使って鏡のようにして、自分を映し、アプリが装用状態をチェックしてくれます。
リサウンド・オムニアシリーズ、5つのデザイン
オムニアシリーズは、2023年5月に新製品が発売され、すべてのデザインラインナップが揃いました。

補聴器の形状は、およそ5種類あり、それぞれに特徴があります。
・耳に着けても外から見えない小型耳穴型(CICタイプ)
・充電式で取り扱いがカンタン&見た目もお洒落な充電式耳穴型(ITCタイプ/ITEタイプ)
・目立ちにくい小型耳掛け型(RICタイプ)
・取り扱いが簡単な耳掛け型(BTEタイプ)
オムニアシリーズは自然な音質にこだわったリサウンド社の最新シリーズです。今回、全ラインナップがそろいました。デザインや見た目、取り扱いなどに関して、どんなご要望にもお応えできます。
補聴器の形状や選び方はこちら
リサウンド・オムニアの耳掛け型3サイズ

リサウンド・オムニアの耳掛け型は、小型耳掛け型(Ricタイプ)・耳掛け型(BTEタイプ)・ハイパワーの耳掛け型(BTEタイプ)の3つのタイプがあります。
どのタイプを選んでも、耳掛け型は充電式になります。電池式のオムニアは発売されていません。
- 目立ちにくい補聴器ならRicタイプ
取り扱いやすさならBTEタイプ
より大きな音量が必要ならハイパワーのBTEタイプ
リサウンド・オムニアの4つのグレード、カラー
補聴器は見た目や形状が同じでも、その内部に搭載されているコンピュータによって機能と聞こえが変わってきます。リサウンド・オムニアには9・7・5・4の4つのグレード(価格)があります。価格に比例して、聞こえの補助機能が強くなります。
リサウンド・オムニア(Ric)
グレード別の機能表

| 機能\クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 両耳指向性 360オールアラウンド |
◎ | 〇 | ー | ー |
| 両耳指向性 自動声センサー |
ー | ー | 〇 | △ |
| フロントフォーカス | ◎ | 〇 | ー | ー |
| 自動空間認識 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 環境適応 雑音抑制 |
〇 | ー | ー | ー |
| 環境適応 システム |
〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 音質調整 チャンネル数 |
17 | 14 | 12 | 10 |
| Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。
リサウンド・オムニア(Ric)
メーカー希望小売価格
| グレード | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| 9 | 563,000円 | 1,093,000円 |
| 7 | 413,000円 | 793,000円 |
| 5 | 293,000円 | 553,000円 |
| 4 | 213,000円 | 393,000円 |
※補聴器は非課税,上記価格はバッテリー付き充電器33,000円(税込)を含む。
リサウンド・オムニア(BTE)
グレード別の機能表
| 機能\クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 両耳指向性 360オールアラウンド |
◎ | 〇 | ー | ー |
| 両耳指向性 自動声センサー |
ー | ー | 〇 | △ |
| フロントフォーカス | ◎ | 〇 | ー | ー |
| 自動空間認識 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 環境適応 雑音抑制 |
〇 | ー | ー | ー |
| 環境適応 システム |
〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 音質調整 チャンネル数 |
17 | 14 | 12 | 10 |
| Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。
リサウンド・オムニア(BTE)
メーカー希望小売価格
| グレード | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| 9 | 547,600円 | 1,077,600円 |
| 7 | 397,600円 | 777,600円 |
| 5 | 277,600円 | 537,600円 |
| 4 | 197,600円 | 377,600円 |
※補聴器は非課税,上記価格はデスクトップ充電器17,600円(税込)を含む。
リサウンド・オムニア(Ric)
グレード別の機能表

| 機能\クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 両耳指向性 360オールアラウンド |
◎ | 〇 | ー | ー |
| 両耳指向性 自動声センサー |
ー | ー | 〇 | △ |
| フロントフォーカス | ◎ | 〇 | ー | ー |
| 自動空間認識 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 環境適応雑音抑制 | 〇 | ー | ー | ー |
| 環境適応システム | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 音質調整 チャンネル数 |
17 | 14 | 12 | 10 |
| Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。
リサウンド・オムニア
メーカー希望小売価格
| クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 563,000円 | 413,000円 | 293,000円 | 213,000円 |
| 両耳価格 | 1,093,000円 | 793,000円 | 553,000円 | 393,000円 |
リサウンド・オムニア(BTE)
グレード別の機能表

| 機能\クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 両耳指向性 360オールアラウンド |
◎ | 〇 | ー | ー |
| 両耳指向性 自動声センサー |
ー | ー | 〇 | △ |
| フロントフォーカス | ◎ | 〇 | ー | ー |
| 自動空間認識 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 環境適応雑音抑制 | 〇 | ー | ー | ー |
| 環境適応システム | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 音質調整 チャンネル数 |
17 | 14 | 12 | 10 |
| Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。
リサウンド・オムニア
メーカー希望小売価格
| クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 563,000円 | 413,000円 | 293,000円 | 213,000円 |
| 両耳価格 | 1,093,000円 | 793,000円 | 553,000円 | 393,000円 |
カラーバリエーションは9色です。
上段左からブロンズ・シャンパン・セピアグレー・チャコール・エスプレッソ
下段左からゴールド・スパークシルバー・ディープブラック・リサウンドレッド

リサウンド・オムニアは充電器が2種類
リサウンド・オムニアとオムニア マリーは充電式の補聴器です。充電器は2種類から選択できます。持ち運びも可能なバッテリー搭載型と、置くだけ簡単なデスクトップ型です。
小型耳掛け型(Ricタイプ)はバッテリー搭載型とデスクトップ型が、耳掛け型(BTEタイプ)はデスクトップ型が選べます。
リサウンドの充電式補聴器は他社に比べて、短時間の充電で使用できるのが特長です。3時間のフル充電で、30時間分使用できます。また、うっかり充電を忘れてしまった場合でも、10分の充電で2.5時間分使用できるので安心です。
より自然な聞こえにこだわる方には、トリプルマイクの『オムニア マリー』
リサウンド・オムニアのRICタイプには、特殊なマイクを耳栓の根元に3つ追加で取り付けた、『リサウンド・オムニア マリー』という機能があります。

「リサウンド・オムニア マリー」 耳栓の根元に3つめのマイクを搭載

耳は複雑な形状によって、音を集音したり、音がなっている方向を感じるとっています。しかし、今までの耳掛け型補聴器のマイクは、音を拾う為のマイクが耳の後ろについているため、自然な集音効果や音の方向感が分かりにくくなっていました。
リサウンド・オムニア マリーは、耳の穴に入れるスピーカー部分に3つめのマイクを搭載しています。耳の中にマイクを搭載することで、ひとりひとり違う耳の形状による聞こえを再現し、
①自然な集音効果と音の方向感
②にぎやかな環境での聞き取り
を両立させました。

オムニア マリーは通常価格に片耳2万円で追加することで選択可能です。
オーダーメイド耳あな型の補聴器「リサウンド・オムニア 充電式耳あな型」
2023年5月、リサウンド・オムニアシリーズに取り扱い簡単な充電式耳あな型補聴器『リサウンド・オムニアITC / ITE』が追加されました。コンパクトなITCサイズと安定感のあるITEサイズの2種類があります。
一見、イヤホンのような形状で、補聴器とは思えない見た目です。デザインが気になる若い方にもオススメです。
取り扱い簡単なリサウンド・オムニアITC/ITE
リサウンド・オムニアはデザインだけではなく、取り扱いが簡単なことも特徴です。
●ボタンが押しやすくてラクラク
耳あな型補聴器に付いている操作ボタンは、補聴器を小型にするために小さく作られています。しかし「ボタンが小さすぎて押しにくい」「押したのか不安になる」という声もありました。
リサウンド・オムニアITC/ITEは音量やプログラムを変更するボタンが大きく作られています。これなら細かい操作に不安がある方でも、安心して操作できます。

本体中央に配置した大きめボタンで操作もラクラク。
●充電器の取り扱いが簡単
リサウンド・オムニアITC/ITEは補聴器だけではなく充電器もオーダーメイドです。
充電器の受け口を補聴器の形に合わせて作るので、補聴器がピッタリ充電器に収まります。

充電器に補聴器がぴったり収まります
「朝使おうと思ったら、上手く充電器に入れられてなくて、バッテリーが空っぽだった」
そんなうっかりも、このオーダーメイド充電器なら防ぐことができます。充電式は上手く充電できるか不安……そんな方にオススメです。
リサウンドのオーダーメイド充電式耳あな型に関して、こちらの記事でもご紹介しています。
史上最高に取り扱いが簡単!?充電式の耳あな型補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が新発売!
リサウンド・オムニアITC/ITEの4つのグレード、カラー
リサウンド・オムニアITC/ITEには9・7・5・4の4つのグレード(価格)があります。価格に比例し、聞こえの補助機能が強くなります。
グレード別の機能表
| 機能\グレード | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 両耳指向性 360オールアラウンド |
◎ | 〇 | ー | ー |
| 両耳指向性 自動声センサー |
ー | ー | 〇 | △ |
| フロントフォーカス | ◎ | 〇 | ー | ー |
| 自動空間認識 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 環境適応 雑音抑制 |
〇 | ー | ー | ー |
| 環境適 応システム |
〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 音質調整チャンネル数 | 17 | 14 | 12 | 10 |
| Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。
リサウンド・オムニアITC/ITE
メーカー希望小売価格
| グレード | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| 9 | 613,000円 | 1,193,000円 |
| 7 | 443,000円 | 853,000円 |
| 5 | 303,000円 | 573,000円 |
| 4 | 223,000円 | 413,000円 |
※補聴器は非課税,上記価格はオーダーメイド充電器33,000円(税込)を含む。
グレード別の機能表
| クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 両耳指向性 360オールアラウンド |
◎ | 〇 | ー | ー |
| 両耳指向性 自動声センサー |
ー | ー | 〇 | △ |
| フロントフォーカス | ◎ | 〇 | ー | ー |
| 自動空間認識 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 環境適応雑音抑制 | 〇 | ー | ー | ー |
| 環境適応システム | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 音質調整 チャンネル数 |
17 | 14 | 12 | 10 |
| Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。
リサウンド・オムニアITC/ITE
メーカー希望小売価格
| クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 613,000円 | 443,000円 | 303,000円 | 223,000円 |
| 両耳価格 | 1,193,000円 | 853,000円 | 573,000円 | 413,000円 |
補聴器のカラーは8通り。外から見えるフェイスプレート部分は、ダークグレーかライト(ベージュ)の2種類。
外から見えない耳の中のシェル部分はダークグレー・ライト・赤・青の4種類からお選びいただけます。

外から見える部分と見えない部分の色を変えられます。
超小型耳あな型補聴器「リサウンド・オムニア CIC」
近年の小型耳あな型補聴器は、スマホと通信する機能のためにサイズを妥協するか、サイズを極端に優先して最大音量を妥協するか。どちらかの選択が多かったです。しかしリサウンド・オムニアCICは、内蔵するレシーバを刷新して、パワーと極小サイズを両立しています。
スマホと通信する機能こそ無くなっていますが、シンプルに必要十分な音量、小さく目立たないことをお求めの方にはオススメです。リサウンド・オムニアCICは、今まで聴力の制限で超小型の耳あな型を選べなかった方だけでなく、その小ささから補聴器を目立たせたくない方からも人気が出そうです。
リサウンド・オムニアCICの4つのグレード、カラー
リサウンド・オムニアCICには9・7・5・4の4つのクラス(価格)があります。価格に比例し、聞こえの補助機能が強くなります。
| グレード | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| 9 | 560,000円 | 1,120,000円 |
| 7 | 390,000円 | 780,000円 |
| 5 | 260,000円 | 520,000円 |
| 4 | 180,000円 | 360,000円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 560,000円 | 390,000円 | 260,000円 | 180,000円 |
| 両耳価格 | 1,120,000円 | 780,000円 | 520,000円 | 360,000円 |
補聴器のカラーは8通り。
外から見えるフェイスプレート部分は、ダークグレーかライト(ベージュ)の2種類。外から見えない耳の中のシェル部分はダークグレー・ライト・赤・青の4種類からお選びいただけます。

リサウンドの新製品、当店でお試しができます!
今回リサウンドから発売される新製品も、実際の生活場面でお試しすることができます。
騒がしい場所での会話での聞こえを改善したい方は、リサウンド・オムニアシリーズをぜひ試聴してみて下さい。
耳あな型は2種類。目立たない小さいサイズか、充電式で取り扱いも簡単なタイプ。あなたのご希望や使い勝手に合わせて、お選びいただけます。

フォナック補聴器からオーデオ ルミティ(Lumity)新発売!
2022年11月、世界最大の補聴器メーカーフォナックから新製品「ルミティ(Lumity)」シリーズが発売されました。ルミティには、騒がしい場所でのことばを聞き取りやすくする機能が搭載されています。喫茶店やショッピングモールなど、騒がしい場所での会話、複数の人との会話でお困りの方におすすめです。
2023年6月に防水機能を持つ「オーデオ ルミティ ライフ」、2023年9月に重度の難聴の方向け「ナイーダ ルミティ」と小児難聴用の「フォナック スカイ ルミティ」が加わり、ラインナップがさらに充実しました。ルミティシリーズの機能・機種・形状別の特徴をご紹介します。
ルミティシリーズには5つのデザイン

左からナイーダ、スカイ、オーデオ、ライフ、スリム
ルミティシリーズには5種類のデザインがあります。
◯定番の形状、小型で多機能な耳かけ型の「オーデオ」
◯よりスタイリッシュで、眼鏡と一緒でも安定して着けられる「スリム」
◯汗やプールの水にも耐えられる、より高い防水性能を持った「ライフ」
◯オーデオよりも取り扱いがしやすく。パワフルで重度の難聴にも対応できる「ナイーダ」
◯難聴のお子様向けに可愛いカラーとコンパクトな形状の「スカイ」
なおデザインごとに機能の特徴はありますが、同じルミティシリーズの同じグレードであれば、聞こえ方は同じです。
記事の前半では、ルミティシリーズの音質や聞こえ方の特徴を解説します。
デザインの特徴については記事後半で紹介します。
大事なのは、騒がしい環境での声の聞き取り!
ルミティシリーズは聞き取りに関する機能が従来より進化しました。
喫茶店やショッピングモールなど騒がしい環境で、言葉の聞き取りを助ける為の機能が搭載されています。難聴の方は、静かな環境で会話の聞き取りに困ることもありますが、特に喫茶店やショッピングモール、スーパーマーケットのような騒がしい環境で、人の声を聞きづらく感じます。
そんな時に会話の聞き取りを助けて、聞くための労力を少なくしてくれるのがオーデオ ルミティの「スピーチセンサー」「ステレオズーム2.0」そして「ダイナミックノイズキャンセル」という機能です。
360°から話し声の方向を検出する「スピーチセンサー」機能
フォナックによる調査では、私たちが人の声を聞くとき、およそ80%の音声は前から聞いており、20%の音声は後ろや横から聞いているという結果が出ました。
確かに私たちが日常生活を過ごすときには、ふとした時、横から知り合いに声をかけられることもありますし、そのまま並んで歩きながら話をすることもあるでしょう。
従来の補聴器では、騒がしい場所で人の声を聞くときには向かい合っている前提で、前方の声のみを聞きやすくする機能に重点を置いていました。しかし先に書いたとおり、会話は前からの音声のみとは限りません。
ルミティシリーズでは、360°の方向から人の声を検出する、スピーチセンサー機能が新しく搭載されました。これは騒がしい環境で人と話すときに、どの方向から声が届いているかを検出する機能です。
下の図では、左側にいる人が補聴器を使っています。右側の人が話し相手です。
話している人の方向を向いている時なら、旧来の補聴器でも問題ありません。
しかし、下の図のようなケースでは問題がおきてしまいます。顔を向けていない方向から話しかけられたときに、聞き取りづらくなってしまいます。
スピーチセンサーが搭載されたルミティは、360°方向の音声を常にモニタリングしています。そして人の声がどの方向から届くのかを検出します。
横方向から話し声が届いている場合、ルミティのマイクはその方向の音声をしっかり捉えます。
スピーチセンサーは、それ単独で機能しているわけではなく、このあとにご紹介するステレオズーム2.0など、雑音の中でことばを聞き取るための様々な機能と連動して働きます。
スピーチセンサーを含め、雑音の中で言葉を聞き取るための補助機能が働く仕組みは次のような流れになっています。
- 1)最も大きな会話音の方向、雑音レベル、音声と雑音の音圧の比、これら3点を常に把握。
- 2)左右の補聴器が通信して、上記の情報を左右で交換。より高精度に音環境をモニタリング。
- 3)モニタリングした音環境から、主なことばがどの方向から来ているか判定。
- 4)ことばの方向に基づいて、最も適切な指向性設定が起動。
ルミティは、ここまでの1~4を絶えず行って、補聴器を使っている人がアクティブに行動しても、また周りの環境が変化しても、それに合わせ自動で設定が切り替わります。
会話相手がいるのは正面だけではありません。どなたかとご一緒にお出かけするときは横並びに歩きます。多くの人と会話している場面では、横や斜めから話しかけられることもあります。そんな場面ではスピーチセンサー機能が活躍するでしょう。
※スピーチセンサ-機能を使うためには補聴器を両耳につける必要があります。
正面からの声を聞きやすくする『ステレオズーム2.0』
ルミティシリーズは、新機能のステレオズーム2.0によって、正面の声を拾う力が今まで以上に強力になりました。
ステレオズーム2.0は、にぎやかな環境で会話に集中したいときに、横や後ろからの声や音を減らし、正面で話している人の声にフォーカスしてくれます。
ステレオズーム2.0はにぎやかな環境では自動的にONになるため、ご自身で操作する必要がありません。横や後ろの声を自動で強力に抑制して、正面の、非常に狭い角度の声だけを集中的に拾い上げてくれるのです。
従来の補聴器にも正面の音声を聞きやすくする機能がありましたが、ルミティでは機能が自動で働くときのタイミングと、正面から聞こえる声の明瞭さが改善されました。
※ステレオズーム2.0機能を使うためには補聴器を両耳につける必要があります。
横や後ろの騒音を抑える『ダイナミックノイズキャンセル』
ダイナミックノイズキャンセルは、スピーチセンサーとステレオズーム2.0を組み合わせて作動する機能です。騒がしい環境では、横や後ろからの騒音を抑え込んで、正面で話している人の声を自動的に聞き取り易くしてくれます。
ルミティより前に発売された『パラダイス』シリーズでは、ダイナミックノイズキャンセルが搭載されているのは最上位器種だけでした。しかし、ルミティシリーズでは上から二番目のグレードにも搭載され、より多くの方が活用できるようになりました。
フォナックならでは、PCでもスマホでもBluetoothでつながる補聴器
最近の補聴器には、スマホと連携する機能が搭載されています。ほとんどの補聴器メーカーから、iPhoneなどのスマートフォンと接続し、電話や音楽の音声が聞こえる補聴器が登場しました。ただし、フォナック以外のメーカーでは、基本的に直接接続できるのはiPhoneと一部のAndroidスマホのみです。パソコンと接続するためには、別売の中継機器が必要になります。
一方、フォナックの補聴器は、iPhoneでもAndroidでも、ほとんどのスマホと接続できます。またパソコンとも、中継機器を使わずに直接接続できるので、Web会議やYoutubeなどの音声も補聴器から非常に良い音で聞くことができます。さらにフォナックの補聴器は、スマホで通話する際にはハンズフリー通話が可能です。
補聴器のマイクで話し手の声を拾って、相手へ声が届きます。オーデオ ルミティでは、相手に届く音質が、さらに高音質になるよう改良がされました。仕事でWeb会議や電話を多用される方には、とくにおすすめの機能です。
自分の健康と補聴器を管理する無料のスマホアプリ
フォナックは、スマホ用の無料アプリを公開しています。
このアプリは、補聴器とスマホを接続することで、3つの機能が利用できます。
自分の健康を管理するヘルスケア機能
一日の歩行距離や歩数を補聴器でモニタリングし、アプリで確認できるようになりました。

音質、音量の調整機能
アプリでは、補聴器の音量や音質を自分好みに変更できます。
この記事で紹介した通り、オーデオ ルミティは周囲の環境に合わせて、言葉が聞き取りやすいよう、音量・音質が自動で変わる補聴器です。
しかし、人によっては自分のタイミングで、音質・音量を変えたいという方もいらっしゃいます。たとえばオーケストラで生の演奏を聞くときなどは、人の言葉を聞きとりたい時とは異なる音質が好まれることがあります。

雑音抑制、指向性の調整機能
アプリでは、周囲の雑音が気になるときに雑音抑制機能を強く設定したり、正面の人の声を聞きとるために横や後ろの声を抑える設定など、自分で選ぶことが出来ます。

フォナック ルミティのクラス別の機能
ルミティには4つのクラスがあり、上位のクラスになるほど、聞こえをよくするための補助機能が多く搭載されています。
クラスは、上から順番にL90、L70、L50、L30となっています。
なお補聴器の価格は、形状とクラスの組み合わせで決まりますので、実際の値段については記事後半で、形状別に価格表を記載します。
フォナック ルミティは、クラスによって機能および聞こえ方が変わります。
| 機能\クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| スピーチセンサー | 〇 | ー | ー | ー |
| ステレオズーム2.0 | 〇 全自動 |
〇 手動のみ |
ー | ー |
| ダイナミック ノイズキャンセル |
〇 | 〇 | ー | ー |
| 指向性チャンネル数 | 33 | 12 | 6 | 1 |
| 音質調整チャンネル数 | 20 | 20 | 16 | 12 |
| モーションセンサー※ | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| Bluetooth接続 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
フォナック ルミティは、クラスによって機能および聞こえ方が変わります。
| 機能\クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| スピーチ センサー |
〇 | ー | ー | ー |
| ステレオ ズーム2.0 |
〇 自動 |
〇 手動 |
ー | ー |
| ダイナミック ノイズ キャンセル |
〇 | 〇 | ー | ー |
| 指向性 チャンネル数 |
33 | 12 | 6 | 1 |
| 音質調整 チャンネル数 |
20 | 20 | 16 | 12 |
| モーション センサー※ |
〇 | 〇 | 〇 | ー |
| Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ルミティシリーズ、5つのデザイン
ルミティシリーズには見た目の好み、着け心地、取り扱いの簡単さのご希望などに合わせて選べる5つのデザインがあります。

左からナイーダ、スカイ、オーデオ、ライフ、スリム
汗や水に強い!オーデオ ルミティ ライフ
オーデオ ルミティ ライフの特徴はその防水・防汗性能にあり、屋外での運動や趣味をお持ちの方におすすめできる、タフな補聴器です。
通常、補聴器の防塵・防水性能はIP〇〇という形で示されます。

IPはInternational Protectionの略で、電気製品の防水・防塵性能を表す規格です。2003年に国際電気標準会議(IEC)によって定められました。
1桁目がちりやほこりの侵入を防ぐ防塵性能を 0 ~ 6 の数字で表しています。
2桁目は、防水性能を 0 ~ 8 で示しています。
オーデオ ルミティ ライフは、防塵性能・防水性能ともに規格上の最高であるIP68を取得しています。
今までも故障対策として、IP68(規格上最高のもの)の補聴器は発表されていました。同じIP68でも、今回発売されたオーデオ ルミティ ライフの防水性能は、これまでの防水補聴器の多くを上回るものになりました。
具体的には海水浴のような塩水、温泉のような特別な成分が入った湯水でも防水性能が維持されます。もちろんフィットネスジムのプールや、汗をかく運動も大丈夫です。
「補聴器をつけたまま、もっと色々なところに行きたい」「安心して補聴器を使いたい」という補聴器を使う方の期待に応えた補聴器になっています。

防水補聴器を着けていれば、温泉でのおしゃべりも弾みます。

汗をかくスポーツ中も、防水補聴器なら会話が楽しめます。
ライフ専用充電器「ライフチャージャー」「チャージャーケース GO」
ライフの充電器は「ライフチャージャー」「チャージャーケース GO」の2種類から選べます。
チャージャーケースGOは、充電するだけでなく、充電器の中に電池が入っており、電力を蓄えることができます。自動車や電車の中など、コンセントの無い場所でも補聴器を充電することができます。

ライフチャージャー 14,300円(税込)

チャージャーケース GO 31,900円(税込)※最大3回フル充電可能。
メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 682,300円 | 502,300円 | 372,300円 | 267,300円 |
| 両耳価格 | 1,350,300円 | 990,300円 | 730,300円 | 520,300円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 682,300円 | 1,350,300円 |
| L70 | 502,300円 | 990,300円 |
| L50 | 372,300円 | 730,300円 |
| L30 | 267,300円 | 520,300円 |
スリムなデザインとフィット感!フォナックスリム
オーデオ ルミティ ライフと同日に発売になるのがフォナックスリムです。デザイン性とつけ心地の両立をめざし、今までのフォナック補聴器とは全く違う新形状の補聴器が誕生しました。おしゃれな補聴器を探している方におすすめの補聴器です。

スリムなデザインと左右別々『7°』の違いでさらなるフィット感
フォナックスリムは今までのフォナック補聴器からは大きく離れたデザインです。
見た目の新奇さだけではなく、その独自の形状により着け心地や安定感も増しています。
・よりスリムにスタイリッシュになったデザイン

フォナック補聴器の従来機種と見比べた時、まず目につくのは本体の形状です。人間工学にもとづいた形状は、従来の一般的な耳掛け型補聴器と比べて、非常にスリムでスタイリッシュになっています。
・『7°』の角度で頭と耳にフィット

フォナックスリムは左耳用と右耳用で、別々の専用デザインになっています。補聴器本体部分と、耳の中に入れるスピーカー部分『レシーバー』をつなぐ部分を左右別に『7°』の角度をつけています。
今までの補聴器は左右ともにまっすぐレシーバーが繋がっていました。フォナックスリムは『7°』の角度をつけることにより、耳の後ろにより自然にフィットするようになりました。
この独自形状により、メガネを掛けたままでも安定して使うことができます。「メガネをつけているからか、今までの補聴器では不安定な感じがする」とお悩みのお客様はぜひお試しください。

フォナックスリム専用!充電器も新デザインに

補聴器の充電器もフォナックスリム用に新しくなりました。薄型の充電器はデザイン性だけではなく、コンパクトで場所をとりません。
補聴器を入れる部分には磁石が搭載されており、補聴器をしっかりと保持してくれます。充電器に上手くはまっておらず、いざつけようとしても充電できていなかった……という失敗を防いでくれます。
4つのカラーバリエーション
フォナックスリムは形状だけではなく、カラーにもこだわりがあります。
カラーは4種類、洗練された2トーンカラーのデザインです。お好みのカラーをお選びいただき、毎日の生活で気持ちよくご使用ください。

メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 683,400円 | 503,400円 | 373,400円 | 267,300円 |
| 両耳価格 | 1,350,300円 | 990,300円 | 730,300円 | 520,300円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 683,400円 | 1,350,300円 |
| L70 | 503,400円 | 990,300円 |
| L50 | 373,400円 | 730,300円 |
| L30 | 267,300円 | 520,300円 |
標準デザインのオーデオ ルミティ、少しお安くなります。

上で紹介したフォナックスリムは、デザインの最新モデルですが、標準デザインのオーデオ ルミティも好評です。聞こえ方に関してはフォナックルミティとほぼ同じですが、お値段が少しお安くなり、お求めやすくなっています。
オーデオ ルミティは電池交換式のオーデオL-312と充電タイプのオーデオL-Rがあります。
電池交換式は充電タイプよりも本体が少し小型になっています。
カラーは、エレクトリックグリーン、カリビアンパイレーツ、プレシャスピンクの3色が追加され、合計11色の中からお好みのものをお選びいただけます。
メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 597,000円 | 431,000円 | 310,000円 | 213,000円 |
| 両耳価格 | 1,178,600円 | 846,600円 | 604,600円 | 410,600円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 565,000円 | 402,000円 | 286,000円 | 192,000円 |
| 両耳価格 | 1,130,600円 | 804,000円 | 572,000円 | 384,000円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 597,000円 | 1,178,600円 |
| L70 | 431,000円 | 846,600円 |
| L50 | 310,000円 | 604,600円 |
| L30 | 213,000円 | 410,600円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 565,000円 | 1,130,000円 |
| L70 | 402,000円 | 804,000円 |
| L50 | 286,000円 | 572,000円 |
| L30 | 192,000円 | 384,000円 |
高度・重度難聴用のナイーダ ルミティ
フォナックのナイーダは高度・重度難聴の方に人気のシリーズで、搭載するチップを刷新しながら新モデルが作られ続けています。
今回、ルミティチップを搭載した「ナイーダ L-UP(電池交換式)」「ナイーダ L-SP(電池交換式)」「ナイーダ L-PR(充電式)」がラインナップされました。
カラーは、8色よりお選びいただけます。

高度・重度の難聴の方にはナイーダ L-SP/L-UP
重度難聴の方には、最新のルミティチップを搭載したナイーダ L-SPとL-UPがおすすめです。
ナイーダ L-SPは高度難聴用、
ナイーダ L-UPは重度難聴用です。
ナイーダ L-UPは電池に大型の675サイズを採用しているので、バッテリーが長持ちします。
メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 624,000円 | 444,000円 | 314,000円 | 245,400円 |
| 両耳価格 | 1,248,000円 | 888,000円 | 628,000円 | 418,000円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 624,000円 | 1,248,000円 |
| L70 | 444,000円 | 888,000円 |
| L50 | 314,000円 | 628,000円 |
| L30 | 209,000円 | 418,000円 |
充電式の耳掛け型として最大級のパワーを誇るナイーダ L-PR
これまで充電式の耳掛け型補聴器は、メーカー各社から登場していますが、高度難聴にはパワー不足な器種がほとんどでした。一部の高度な難聴の方は、充電式の補聴器が選べなかったのです。
ナイーダ L-PRは、補聴器メーカーの上位6ブランドの充電式補聴器の中で、トップクラスのパワー※になっています。高度難聴で、これまで充電式の耳掛け型を諦めていた方にも新しい選択肢が登場しました。
※フォナック、オーティコン、シグニア、スターキー、リサウンド、ワイデックス各社のテクニカルインフォメーションによる。最大音響利得において1位、最大出力音圧で2位、2023年11月当社調べ。
メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 657,650円 | 477,650円 | 347,650円 | 242,650円 |
| 両耳価格 | 1,302,650円 | 942,650円 | 682,650円 | 472,650円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 657,650円 | 1,302,650円 |
| L70 | 477,650円 | 942,650円 |
| L50 | 347,650円 | 682,650円 |
| L30 | 242,650円 | 472,650円 |
お耳の小さい子供向けに作られた最大音響利得・最大出力音圧はナイーダと変わらず。スカイ ルミティ

スカイ ルミティは、まだ耳の小さなお子様向けに開発された子ども専用の補聴器です。大人用の補聴器を子どもの小さな耳に着けると重く負担になってしまいますが、スカイは子どもの耳にフィットするように作られているので、お子様への負担が軽く出来ます。
スカイの本体サイズは小さく作られているのですが、音量・パワーは十分強力なもので、高度・重度の難聴にも対応できる性能を持っています。
お子様が補聴器を好んで付けてくれるように、カラーバリエーションも豊富です。42パターンのカラーから好きな色の組み合わせを選べます。
お子様向けに開発されていますが、子ども専用というわけではなく、耳の小さな大人の方にもご利用いただけます。
スカイを含むフォナックの一部商品には、子どもの聞こえを応援する「子ども割引制度」があります。値引き額は対象商品のグレードによりますが、およそ20%前後の割引になります。
メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 561,650円 | 408,650円 | 297,650円 | 208,650円 |
| 両耳価格 | 1,110,650円 | 804,650円 | 582,650円 | 404,650円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 561,650円 | 1,110,650円 |
| L70 | 408,650円 | 804,650円 |
| L50 | 297,650円 | 582,650円 |
| L30 | 208,650円 | 404,650円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | L90 | L70 | L50 | L30 |
|---|---|---|---|---|
| 片耳価格 | 528,000円 | 375,000円 | 264,000円 | 175,000円 |
| 両耳価格 | 1,056,000円 | 750,000円 | 328,000円 | 350,000円 |
メーカー希望小売価格
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| L90 | 528,000円 | 1,056,000円 |
| L70 | 375,000円 | 750,000円 |
| L50 | 264,000円 | 328,000円 |
| L30 | 175,000円 | 350,000円 |
ライフスタイルにあわせて、自分にピッタリな補聴器を
ルミティシリーズはライフスタイルやお困りごとにあわせて、デザインや機能を選ぶことができます。補聴器を使う方の『これができるといいな』『こうなると安心だな』という想いに寄り添ったラインナップです。
当店ではフォナック ルミティシリーズのほかにも、様々なメーカーの補聴器を試聴することができます。ご自身のライフスタイルにぴったりな補聴器を見つけましょう。

フォナック補聴器 医療・補聴器販売従事者向け専門家セミナーレポート
フォナック専門家セミナーに出席しました
2023年3月18日(土)、補聴器メーカーのフォナック補聴器が『医療・補聴器販売従事者向け専門家セミナー』を開催しました。

このセミナーは補聴器販売店や医療機関に在籍する補聴器の専門家向けのセミナーです。
認定補聴器技能者または言語聴覚士という有資格者、およそ30名の専門家が集まりました。
弊社スタッフも2名参加させていただきました。
第一部 高度・重度難聴向け補聴器フィッティングのセミナー
セミナーは2部制になっており、第一部の講師は防衛医科大学校の水足邦雄先生でした。
クローズドなセミナーという事で、内容は本記事であまりご紹介できないのですが、耳の中にある蝸牛の中の細胞の損傷について、もしくは細胞から出ているシナプスについてなど、最先端の知見をご紹介いただきました。
熱心な参加者が多く、少人数のセミナーだったこともあり、講義後の質疑応答はとても活発に行われていました。
水足先生のお話は、補聴器の調整のレベルを上げて、今まで以上にお客様一人ひとりのお耳に合った聞こえを提供できる可能性が感じられるものでした。
弊社でも、いただいた学びを活かした補聴器調整を行っていきたいと思います。
二部 言語聴覚士による症例検討会
第二部は、本記事の筆者、森谷から症例を発表させていただきました。

症例発表とは、過去に担当したお客様の調整の経過などをまとめ、どのような工夫をしたか、どのような結果を得ることができたかを専門家同士で発表し学びあうものです。
今回、発表した症例は「実耳測定」という技術を用いて、高精度に補聴器を調整したケースです。概ね上手く調整できて、効果確認の検査では言葉の聞き取りの改善がしっかり確認できた症例を発表させていただいたのですが、自分自身では「もっと改善の余地があるのではないか?」という思いが残る症例を選びました。
お客様の満足感をより高められるようにするにはどうすればいいのか、参加者の方々に相談させていただく気持ちで症例発表にのぞみました。
症例を発表させていただいたあとは、水足先生や参加者(言語聴覚士や認定補聴器技能者)の皆様とディスカッションさせていただき、一人では気づかない学びも多数いただくことができました。
フォナック補聴器の特徴、高度難聴のお困りごとを改善する技術
本セミナーを主催したフォナックの補聴器には高度難聴の困りごとを解決するのに適した独特な技術・製品があります。
サウンドリカバーⅡという技術が搭載された補聴器、ロジャーというオプション機器です。
サウンドリカバーⅡは、高い周波数の音が聞く取りづらくなった人におすすめ
サウンドリカバーⅡは補聴器のマイクに高い周波数の音が入ってきた時、もっと聞き取れる低い周波数の音に変換します。
他社の補聴器にも似た機能はありますが、フォナックのサウンドリカバーⅡは言葉の母音が聞こえている時には動作せず、子音がマイクに入って時だけ動作するというのが特徴です。
これにより高周波数の音の聞き取りと言葉の聞こえの不自然さの少なさを両立しています。
※高度難聴、重度難聴になると「不自然な音質になっても言葉が分かることを優先するケース」は少なくありません。

ロジャーをつかうと離れた人の声がしっかり聞こえる
ロジャーは話し手に送信機(ワイヤレスマイク)を持ってもらい、補聴器に電波で音声を伝える技術です。
最大で25m離れていても話し手の声が補聴器に届くのです。(ロジャー オン メーカー公称値)
離れた人の声が聞こえるだけではありません。
聞き取りの邪魔になる周囲のざわざわを抑えることができるため、聞き取りの力が低下している方でも、会話に集中しやすくなります。
ミーティングなどのお仕事場面や、ご友人とのお食事場面、学校での講義・授業などの場面で幅広く活用することができます。

おわりに
全体を通して二時間程度でしたが、得るものが非常に多く、内容の濃いセミナーでした。
貴重なセミナーを企画・開催していただいたフォナック補聴器の皆様にはこの場を借りて、改めてお礼を申し上げます。
プロショップ大塚では、お客様の満足と納得のため、学会やセミナーに参加し、補聴器に関する最新の知見を取り入れております。
得られた知識は、全社員で共有し、お客様の補聴器をフィッティングする際に活かしてまいります。
もし補聴器でお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。

先進の補聴器専門店1日留学ツアー開催レポート
2023年2月8日(水)、補聴器メーカーのシバントス株式会社が主催する『先進の補聴器専門店1日留学ツアー』が実施されました。
このツアーは補聴器店の関係者が、別の補聴器店へ見学に行き、設備や販売方法、そして補聴器のフィッティング技術について学ぶというものです。
見学する先は、日本全国でトップクラスの設備や充実したサービスを展開している販売店ということで、光栄にも私たちプロショップ大塚の本社店舗が選ばれました。
ご参加いただいた皆様には最新の設備や検査機器についてご紹介させていただき、その他にも補聴器の調整に関する知識やノウハウを共有させていただきました。
私たちではサポートできない遠方の補聴器ユーザーの方に、何か貢献できればという思いで、お引き受けしたのですが「今まで以上に、もっと良い補聴器を届けよう!」と活気あふれる素晴らしい会となりました。
本記事では、留学ツアーの内容の一部を簡単にご紹介します。
高品質なオーダーメイド補聴器を作るための耳模型作り
最初に、高品質なオーダーメイド耳あな補聴器を作るための「耳模型」作りの実習を行いました。
耳の中にすっぽり収まる耳あな型補聴器は、マスクを着けていても邪魔になりません。コロナ流行以降は、急速に人気を伸ばしているのが耳あな型のオーダーメイド補聴器です。
オーダーメイドの補聴器は、お客様一人ひとりの耳の型を取って、それに合わせて作るため “ 上手く作れば ” 着け心地がよく、聞こえ具合にも良い影響があります。
逆に言えば、オーダーメイド補聴器の着け心地や聞こえ具合は、補聴器技能者の腕の差が出ます。
弊社ではオーダーメイド補聴器の品質を確保するため、お客様一人ひとりの耳の模型を作り、ご納品前に補聴器の耳への入り具合をチェックしています。
オーダーメイド補聴器をこのように検品しておくことで、お客様へのお渡し前に、耳に形が合っているか、取り扱いがしやすいかなど、事前に確認することができます。
参加者の皆様にも自分の耳の模型を作っていただき、オーダーメイド補聴器の品質チェック方法について、お伝えさせていただきました。
耳の中を3Dスキャンする装置の紹介
オーダーメイド補聴器を作る際、耳の形を採取するには、2つの方法があります。
1つは、耳の中に粘土のような材料を流し込み、型をとる方法。こちらが旧来からある手法です。
2つめは、耳の中の形を3Dスキャナで撮影する方法です。
下の画像のような耳専用の3Dスキャナ「オトスキャン」を使い、耳の形を撮影することで、オーダーメイド補聴器を作るための三次元データを取得できます。
見学ツアーでは、実際に3Dスキャンでの耳型採取をご体験いただきました。最新の機器を使った耳型の採取方法を体験し、参加者の皆様からは驚きの声が上がっていました。
最新の補聴器調整技術「実耳測定」の紹介
日本ではまだ普及していない「実耳測定」について紹介させていただきました。
実耳測定は、お客様の鼓膜にどんな音が届いているかを測定する技術です。
この技術を使って、補聴器から出た音が、鼓膜にどのように届いているかを確認しながら、補聴器の音質・音量を調整すると、お客様一人ひとりによく合った聞こえ方になります。
実耳測定は聞こえ方に大きく影響することから、多くの先進国の補聴器店では必須の技術になっています。
実習では、専用のマネキンを使い、受講者の皆様に手を動かしながら、実耳測定を学んでいただきました。
補聴器に習熟した参加者の皆様も、実耳測定装置を実際に触るのは初めてだったそうで、熱気ある雰囲気で実習を行うことができました。
もちろんお客様の聞こえのご相談は大歓迎です!
よく聞こえる補聴器が欲しい方、ちゃんとしたお店に相談したい方、難聴のご家族のために補聴器店を探しているという方、最新の補聴器店をちょっと見てみたいという方、どなた様もお気軽にご相談ください!

補聴器ハンドブック勉強会 2022年度 in 浜松開催!
2023年1月8~9日、私たち株式会社大塚の本社を会場に、補聴器のフィッティング技術を学ぶ、補聴器ハンドブック勉強会2022年度in浜松が開催されました。
主催は、補聴器の仕事に携わる方なら知らない人はいないであろう専門書「補聴器ハンドブック」を監訳された耳鼻咽喉科医の中川雅文先生。
第一回の開催から5年目の今年は、会場提供という形で当社もご協力させていただきました。
この勉強会は、耳鼻咽喉科医や言語聴覚士、認定補聴器技能者の皆様が集まり、補聴器フィッティングの最新技術を学べるもので、全国から聴覚や補聴器に詳しい先生方が来場され、勉強会は大変な盛り上がりとなりました。
※補聴器のお仕事をされている方へ
当日の講演は、期間限定でオンデマンドで販売されるそうです。
オンデマンド購入はこちら:補聴器ハンドブック勉強会 2022年度 オンデマンド | Peatix
筆者も参加しましたので、一般の方向けの話題についてレポートしたいと思います。
「補聴器ハンドブック勉強会」の受講レポート
全難聴、南先生の講義からー障害者権利条約について
特別ゲストには難聴者の当事者団体である「全日本難聴者・中途失聴者団体連合会」で理事を勤めていらっしゃる南先生がご出席されました。
講師として、聴覚障害の権利に関するお話と、日本における現状を教えて頂きました。
障害者の方の権利を実現するための条約として「障害者権利条約」というものがあります。日本も2014年に批准していますが、まだまだ障害者の方の権利が十分実現されているとはいえません。
南様からは、難聴の当事者だからこそ感じている不便さや、気持ちなどを教えて頂きました。私たちも、難聴に対するサービスを提供する身として、当事者の方が暮らしやすくなるよう、できる限りのことをしたいと、決意を新たにいたしました。
オーダーメイド補聴器を制作するスキルのレベルアップ講座
オーダーメイド補聴器を作る際には、補聴器技能者がお客様の耳の型取り(耳型採取)を安全に、かつ正確に行う必要があります。
このスキルで、補聴器の着け心地の良し悪しが決まります。また、形や目立ちにくさなど、お客様のご要望にどれだけ応えられるかが変わります。
座学では耳型採取のコツや、メーカーで制作した補聴器を検品する際の注意点など、達人の目からみた意外なポイントを存分に教えていただきました。
今回は座学だけではなく、講師による耳型採取の実演も行われました。無駄のない手さばきで、不快感を与えずに型を取る技術はまさに圧巻の一言です。
新しい測定装置を利用した補聴器フィッティングの実習
日本では珍しい「実耳測定」によって補聴器を調整する技術についての実習の機会がありました。
実耳測定は、補聴器を着けたお客様の鼓膜に、実際にどんな音が届いているかを測定する手法で、日本ではまだあまり普及していません。
もちろん私たち補聴器の技術者にとっても、実習する機会はめったにないのですが、この勉強会では、専用の頭部マネキンを使い、自分の手を動かして、装置を使って学ぶことができました。
この実習は全国的にも珍しいようで、参加された受講者の方々は、どなたも集中して取り組んでおられ、質疑応答・ディスカッションが活発でした。
参加された先生方の熱意に圧倒されつつ、私にとってもたくさんの学びがありました。
なんで補聴器のお店で勉強会をやっているの?
なんで補聴器店で、こんな勉強会をやっているの?と思った方もいるかもしれません。
それは最新の聴覚医学や補聴器調整技術を勉強し、スタッフの技能を向上させることで、もっとお客様の役に立ちたいからです。
補聴器を買った方ならご存知かと思いますが、補聴器というものは買って着けたらすぐによく聴こえる、というものではありません。
1人1人の耳の形と、耳の聴こえ具合に精密に合わせた音に調整して、初めて効果が十分に発揮されるものです。
つまり、補聴器を調整する担当者の技術によって、お客様の聴こえ方ががらっと変わってしまうということです。
それだけ補聴器を取り扱う専門家の責任は大きいのですが、真面目な技術者の皆さんは、常に知識をアップデートして、補聴器ユーザーの皆様の聞こえをもっともっとよく出来るよう努力していることをご理解いただけますと幸いです。
技術的に高度なことなので、こちらの記事には書ききれませんが、お客様の聞こえの改善に役立ちそうなアイディアをいくつかいただいたので、これからその技術とアイデアを活かして、今まで以上にお客様に貢献していきたいと思います。
今回、当社は会場提供という形でご協力させていただきましたが、ご参加いただいた受講者の皆様から「また勉強会を受講したい!」「実技を学ぶ場がないのでとてもためになった」と、ありがたいお言葉をいただきました。
私たち株式会社大塚のスタッフも学んだことを生かして、お客様によりよい聞こえを提供できるよう、一層努力してまいります。

世界初の2チップ搭載補聴器「Signia AX」が新登場!オーダーメイド耳あな型の充電式も
追記 2022年11月22日に「Signia AXシリーズ」に新製品が追加されました。本記事は最新情報に更新済みです。
シグニア補聴器から新製品「Signia AX」が2022年2月22日に発売されます。世界初の2プロセッサ搭載補聴器になり、雑音と言葉を自然に分解する機能が大幅に向上される見込みです。
デザインはRIC耳かけ型とオーダーメイド耳あな型の2器種、どちらも充電式です。
オーダーメイド耳あな型の充電式は、スターキー社につづき、世界で2社目になります。
2プロセッサー搭載で、聴覚を拡張するように騒がしい環境での聞こえが変わる!
補聴器は日進月歩で進化しており、最近の補聴器は聴こえに関する多くの困りごとに対応できるようになっています。
その中で、今も多くの方が困りごとを感じ続けているのが「大きなグループでの会話」「騒がしい場所での使用」と「周りがうるさい環境下で会話するとき」です。
新登場のSigniaAXは、Augmented Xperience(オーグメンテッド エクスペリエンス=拡張された体験)の略で、耳のいい人でも会話が難しくなるシチュエーションで聞こえを助ける機能が追加されました。
これまでの補聴器の限界
これまでの補聴器は1つのプロセッサーで音を処理しています。そのため言葉と環境音の分解・分析・言葉の強調に限界がありました。
旧来の補聴器でも周りが静かな場所なら問題はないのですが、周りが静かではない場所に行くと、補聴器のプロセッサーは言葉以外の環境音を下げることばかりにパワーを使ってしまいます。そうなると言葉をハッキリさせる機能に限界があったのです。
AXは人の言葉と周囲の音の”両方”がすっきり聞こえる
AXは2つのプロセッサーが搭載されることによって、音声と環境音をそれぞれのプロセッサーが別々に処理します。
最初に補聴器のマイクに入ってきた音を言葉と環境音を分離し、そこからは2つのプロセッサーが役割分担。
言葉をハッキリさせる担当、環境音を分析し雑音を適度に抑える担当に分かれます。
こうして適切に処理された音が、最後にミックスされることで、雑音のある環境下においても、言葉が明瞭に聞こえやすくなりました。
モーションセンサー(Signiaでは耳あな型に初搭載!)であなたの動きを感じ取り、必要な音を察知!
モーションセンサーは、補聴器をつけている人の動き(歩く、走る、止まる、振り向く、下を向く等)を認識して、あなたに必要な音を届けてくれます。
たとえば一人でジョギングしている時、周りの環境音はほとんど必要ありません。自動車などの交通音で危険を察知できる範囲であれば、雑音が少ないことは良いことです。
別のシチュエーション、たとえばお友達と一緒に歩いて喫茶店に入店した直後はどうでしょうか。
混みあっている喫茶店はにぎやかですから、旧来の補聴器では雑音抑制が強く働き、言葉も聞こえづらくなってしまうことがありました。
このケースでもモーションセンサーを搭載したSignia AXなら「会話しながら、同時に歩きながら、にぎやかな場所へ移動した」と判定して、雑音を過度に抑制することよりも、言葉のハッキリさを維持する働きがあります。
ここで上げたシチュエーションはあくまで一部の例。
実際にはモーションセンサーが100パターンの状況の中から最適な音質を選び、自動で変化します。
自分の声を快適にする「OVP」機能
補聴器をつけてよく聞こえるようになって欲しいのは、人の話す声、テレビの音声、または音楽などです。
自分の声が大きく聞こえて欲しいという方はほとんどいません。
実は補聴器をつけると、自分の声も大きくなって聞こえます。
自分の口は、自分の耳の近くにありますから、耳に届く自分の声は意外と大きいものです。これは今までしっかり聞こえていなかった自分の声が、補聴器によって、正常に聞こえているだけなのです。
しかし補聴器を使い始めたばかりの時には、自分の声が大きく不快に感じてしまうこともあります。
自分の声の不快さや違和感を解消するために開発されたのが、OVP機能(Own Voice Processing)です。
OVP機能は、補聴器を調整する際に、自分の声を補聴器に録音します。その録音データをもとに、補聴器の中のコンピュータが、あなたの声を識別し、自分の声だけは増幅しないよう瞬時にコントロールしてくれます。
※OVP機能は、Pure AXのみ搭載。
うるさい場所での会話を強力に助ける「ビーム指向性」
軽い難聴が始まったとき、最初に困りごとを感じることの一つが「周りがうるさい環境での聞こえ」です。これに効果が見込まれるのが指向性マイクロフォンなどと呼ばれる機能で、その中でも特に有効なものが「ビーム指向性」です。
ビーム指向性機能は、左右の補聴器がお互いに通信することで、合計4つのマイクが連動して機能します。この4つのマイクによって、音がどちらの方向から入ってくるか、角度を正確に分析し自分が顔を向けている方向の声だけにフォーカスします。
Signia AXは、どんな環境でもすべての機能が協調して言葉の聞き取りをサポート
Signia AXは、優れたマイクの性能によって周りの音環境を判定します。
次にモーションセンサーによって補聴器を使っているあなたが動いているか、じっとしているのか、座っているのか立っているのかなどを判定します。
そしてOVP機能によって、あなたが話している最中か、それとも黙っているのかも判定。
ここまででSignia AXは、求められている理想の音を推測します。
さらに両耳間指向性機能などによって真正面の人の声と、環境音を分離。
ダブルプロセッサーによって人の声と環境音をそれぞれ別々に処理。人の声は言葉がハッキリするように、環境音は不自然でも不快でもないように。
分離して別々に処理された人の声と環境音が、最適なバランスでミックスされて、補聴器のスピーカーからあなたの耳に届けられます。
SigniaAXのデザイン。耳かけ型も耳あな型も充電式だから取り扱いカンタン!
SigniaAXシリーズには、様々なデザインの補聴器があります。
耳あな型の「Insio Charge&Go AX」と、耳かけ型には「Pure Charge&Go AX」「Styletto AX」「Pure 312 AX」という1+3で、4つのデザインがラインナップ。
シグニア初!オーダーメイドの充電式耳あな型「Insio Charge&Go AX」
メガネやマスクの邪魔にならない耳あな型は、長引くマスク生活の影響もあり、急激に人気が高まっています。電池交換の手間もなく、充電器に置くだけで充電できるので簡単です。
Signiaでは、既製の充電式耳あな型「Signia Active」がすでに発売されています。しかし、既製品はどうしても適応聴力に制限があるので、軽度難聴の方向けで、聴力が合わなくて諦めた方もいました。
Insio Charge&Go AXは、オーダーメイドですから、自分の聴力と耳の形に合わせたピッタリに作ることができます。高度難聴まで対応しています。
見た目はスタイリッシュなワイヤレスイヤホンのようですが、自分の耳の穴に合わせて作るので、安定感のある着け心地です。補聴器としてだけでなくワイヤレスイヤホンのように、スマホからの通話や音楽を楽しむこともできます。
人気のRIC型充電式がさらに便利に!「Pure Charge&Go AX」「Styletto AX」
RICの充電式は2デザインから選べます。スタイリッシュな形状の「Styletto AX」はシンプルなデザイン。「Pure Charge&Go AX」は前シリーズのSignia Xと比べて、さらにスリムになりました。また今回のAXから充電ケースが2種類あり、選べるようになっています。
このポータブル充電器は蓄電機能付きなので、充電器だけで4回分フル充電が可能です。
もう一つは、充電しながら乾燥・除菌ができる便利な「ドライ&クリーン充電器」

RIC型の電池式「Pure 312 AX」
「Pure 312 AX」は前Xシリーズの比べ、電池寿命時間が+10時間増えました。
AXシリーズは5つのクラスからお選びいただけます。
補聴器の価格は、見た目よりも補聴器に内蔵されるコンピュータの性能つまり聞こえ方で変わってきます。
AXシリーズは、5つのクラスがラインナップ。
実際にAXシリーズから補聴器を選ぶときには、好みのデザインと、必要な性能、それぞれ選択していただき器種決定となります。
| 機能\クラス | 7 | 5 | 3 | 2 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダブルプロセッサー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| モーションセンサー | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| OVP機能*1 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| ビーム指向性*2 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| スピーチフォーカス | ◎360° | 〇前後 | ー | ー | ー |
| 音質調整のチャンネル数 | 48 | 32 | 24 | 16 | 16 |
| 突発音抑制 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 風雑音抑制 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| 7AX | 580,000円 | 1,160,000円 |
| 5AX | 410,000円 | 820,000円 |
| 3AX | 260,000円 | 520,000円 |
| 2AX | 210,000円 | 420,000円 |
| 1AX | 160,000円 | 320,000円 |
| 機能 \ クラス | 7 | 5 | 3 | 2 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダブルプロセッサー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| モーションセンサー | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| OVP機能*1 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| ビーム指向性*2 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| スピーチフォーカス | ◎360° | 〇前後 | ー | ー | ー |
| 音質調整のチャンネル数 | 48 | 32 | 24 | 16 | 16 |
| 突発音抑制 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 風雑音抑制 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| 7AX | 580,000円 | 1,160,000円 |
| 5AX | 410,000円 | 820,000円 |
| 3AX | 260,000円 | 520,000円 |
| 2AX | 210,000円 | 420,000円 |
| 1AX | 160,000円 | 320,000円 |
SigniaAXは活発に活動される方、管理の手間が少ない補聴器をお求めの方におすすめ
ご紹介した通り、Signia AXの機能は、外に出かけて人に会う機会があるすべての方におすすめです。
また外に出かける機会が少ない方にとっても、充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器は、取り扱いが最も簡単なデザインです。
補聴器の電池交換が難しい方、細かい物の管理をできるだけ避けたい方、シンプルな取り扱いの補聴器をお求めの方には充電式耳あな型のInsio Charge&Go AXが特におすすめです。
RIC型、耳あな型ともに、試聴体験サービスをご利用ください。
登場したばかりの新製品Signia AXですが、プロショップ大塚ではRIC耳かけ型、オーダーメイド耳あな型、どちらも試聴体験サービスを行っています。
軽度難聴の方にはRIC耳かけ型がおすすめです。
お若い方もしくは中等度難聴の方にはオーダーメイド耳あな型をおすすめしております。
聞こえの相談だけをご希望の方も大歓迎です。遠慮なくお問合せ下さい。

新発売!AI搭載のオーダーメイド耳あな型補聴器「オーティコン オウン(Own)」
2022年10月25日、補聴器メーカー「オーティコン」から最新のポラリスプラットフォームを搭載したオーダーメイド耳あな補聴器「オーティコン オウン(Own)」が発売されました。
オーティコン耳あな補聴器としては実に5年ぶりの新製品です。
従来の製品と比べて雑音がある環境での言葉の聞き取りが大きく改善しています。その結果、従来のオーティコン製品と比較して、人と会話するときの脳の疲労が少ないことも特徴です。
補聴器のサイズは今までより、さらに小さく作ることが出来るようになりました。
これまで高度難聴の方には大きめサイズの補聴器になることが多かったのですが、オウンは内部部品の小型化に成功。高度難聴の方も小さく目立たない補聴器を選べるようになりました。
目立たない補聴器から高度難聴まで対応できるオーダーメイド補聴器
オウンはオーティコンから発売されたオーダーメイド耳あな型補聴器です。
外から全く見えない極小サイズの補聴器、重度難聴にも対応できるパワータイプの補聴器など、自分の耳や希望にあった形を選ぶことができます。
オウンは補聴器内部の部品サイズの小型化に成功しました。今までのオーティコン補聴器では中等度難聴や高度難聴の方は、極小サイズの耳あな型補聴器を選べませんでしたが、オウンであれば、従来よりも一回り小さいサイズでお作りできるようになりました。
高度難聴以上の方の場合、これまでは補聴器本体のサイズが大きくなってしまいがちでした。オウンであれば、高度難聴以上の方でも、一回り小さなサイズで補聴器をお作りできます。
カラーは従来のベージュを基本にしたデザインのほか、おしゃれなブラックカラーも追加されました。
外から見える部分はブラックとベージュの2色、外から見えない耳の穴の中の色は、ベージュ、クリア、ブルー、レッド、ブラックの5色からお選びいただけます。
全体を黒くして、イヤホンのようなデザインでお作りすることも可能です。
オーティコン補聴器の特徴はブレインヒアリング(脳で聞く)
オーティコンはブレインヒアリング(脳で聞く)という哲学を持ち、耳と脳の関係に着目して補聴器を開発しています。
ブレインヒアリングの哲学は「人が音を聞いているとき、耳だけで聞いているのではない。最終的には脳が音を感じ取っている。脳に効果的な情報や刺激を届けなければならない」というものです。
例えば、耳のいい人であっても、まわりが騒がしい環境では集中しないと会話の聞き取りは難しくなります。「聞く努力」が必要になり、言葉を聴きとることに「負担と疲れ」が生じるということです。
難聴になると、聴力の程度の差はあれど、耳が良い人に比べてさらに「聞く努力」が必要になり「負担と疲れ」も大きくなるのです。
オーティコンは、その研究の中で「騒がしい場所で人の声を聞いているときの瞳孔の動き方」に着目。「聞く努力」にともなって瞳孔の開き具合が変わることを発見し「聞く努力」を数値化することに成功しました。
これ以降、オーティコンの新製品は、聞く努力や脳の負担や疲れへの影響を調査しながら開発されています。
最新のオーダーメイド耳あな型のオウンは、従来の補聴器と比べ、聞く努力を軽減することが明らかになりました。1)
オーティコン オウンは、様々な機能・性能が大幅に改善!
オウンは「ポラリス」という最新のコンピュータチップを搭載しています。
このポラリスチップの性能は画期的なもので、オーティコンの一つ前の耳あな型補聴器「Opn(オープン)」と比べると大幅に性能が向上しています。
iPhoneで例えると、iPhone8がiPhone14になったようなもので、音質や機能などの様々な面で大きな改善があります。
人の声とそれ以外の音をAI(DNN)で分ける「モアサウンド・インテリジェンス」
難聴になった方の多くは、耳のいい人と比べて雑音がある場所での言葉の聞き取りが難しくなります。
オーティコンは耳のいい人が雑音の中で、どのように言葉を理解しているのか、脳がどのように働いているのか等の研究を行っています。
脳研究の結果を活かし、雑音のある場所での言葉の聞こえを改善するために開発された機能が“モアサウンド・インテリジェンス”です。
通常、耳のいい人でも、音声よりも大きな音量の雑音がある環境では、言葉の聞き取りが難しくなります。また聞きたい人の声より、周りの人の声が大きいときも、やはり聞きたい人の言葉を聞き取るのが難しくなります。
モアサウンド・インテリジェンスの雑音を自動で抑制する機能は騒がしい環境において、強力に動作します。
聞きたい音声と、聞き取りに不要な背景雑音とのコントラストを向上させることで、意味のある音や会話の内容がより聞き取りやすくなります。
周りに聞きたい人の声の音量を超える雑音や聞きたくない大きな話声がある環境の中で、聞きたくない声や雑音の音量を最大で11.5dBも抑制することに成功しています。
11.5dBの雑音抑制のイメージは、たとえば掃除機を最大パワーでかけている音が、トイレで水を流す音量まで小さくなるほどです。
モアサウンド・インテリジェンスの特徴は、最大11.5dBの雑音抑制が聞きたくない人の声にも効果があることです。
言葉以外の雑音を抑制する補聴器は他にもありますが、人の声であっても抑制できるというのはとても特殊な技術です。
またモアサウンド・インテリジェンス以上に、不要な言葉や雑音を抑制する機能は他の補聴器にもありますが、他社機能の場合、音声の不自然さを招く可能性があるところ、オーティコン オウンのモアサウンド・インテリジェンスは人の声をできるだけ自然に届けている点も特徴です。
うるさい場所での言葉の聞き取りと、聞きたい人の声の自然さ。両立が困難な二つを同時に目指したモアサウンド・インテリジェンスは、従来のオーティコン補聴器にはない機能です。
当店では、軽度から中等度難聴の方におすすめしています。
ポラリスチップのAI「ディープニューラルネットワーク」
モアサウンド・インテリジェンス機能を支えているのが、最新のポラリスチップによるAI「Deep Neural Network(ディープニューラルネットワーク、以下DNN)」です。
最新AIであるDNNは、実際の環境で録音した1200万以上の音環境を記憶しています。
オウンは実際に聞こえてくる周囲の音を、DNNに記憶された音環境情報を元に比較・分析し、聞こえてきている音が必要な人の声なのか、不要な雑音に当たるのかを判断します。さらに雑音だけを抑えたり、人の声だけを大きくすることで、言葉のコントラストをつけて聞きやすくすることを補助しています。
特に雑音が人の言葉よりも大きい状況において、周りがうるさければうるさいほど、雑音と人の声のコントラストをつける機能は強く働くようになっています。
雑音の中での聞き取りを優先する人には、デュアルマイク搭載モデルがおすすめ
どのメーカーのどんな補聴器であっても言えることですが、価格帯が同じ程度であれば、補聴器本体のサイズと雑音を抑える機能は、およそ比例します。
これは補聴器の本体が小さくなると、雑音を抑えるために必要な部品を入れるスペースが無くなってしまうためです。
雑音の中での言葉の聞き取りについて、オウンの極小サイズと標準サイズを直接比較した報告はまだありませんので、一つ前のモデルを元にサイズの影響をご紹介します。
オウンの前身モデルにあたるOpnという耳あな型補聴器は、その形状によって、(グレードが同じでも)雑音がある環境の中での言葉の聞き取り性能が異なりました。
下のグラフは、同じコンピュータチップを搭載したオーティコンの補聴器で、極小サイズの耳あな型(IIC)、RITEという小型耳かけ型、そしてマイクを2つ搭載した標準サイズの耳あな型(カナル)を比較した結果です。
このグラフは、周りの雑音と比べて、聞き取りたい音声がどれくらい小さくても理解できたかを現しています。
小さな声が聞き取れるほど良いことなので、グラフの縦軸は上に向かって、マイナスの値が大きくなっています。縦軸の単位がマイナスXXdBとなっているのは、雑音の音量に対して、声の大きさを相対的に表しているためです。
このグラフで分かる通り、もっとも点数が高かったのはマイクを2つ搭載した耳あな型の補聴器になります。

補聴器のマイクが1つか、2つかによって雑音を自動で抑える性能が異なるということです。
まだオーティコン オウンでのテスト結果は公開されていませんが、この点数に影響しているのはマイクの数ですから、当店では雑音の中での聞き取りの改善を主な目的にする方へ“デュアルマイクを搭載したオウン”をおすすめしています。
※オーティコンのカタログp58,p59の機能表に「バーチャル外耳」「空間バランサー」という機能が紹介されています。この二つはデュアルマイクモデル限定の機能です。
雑音下の聞こえの自然さか?
サイズと見た目が優先の場合、オウンの極小サイズもおすすめです。従来のオーティコン補聴器以上に、小さく作ることができるようになっています。見た目を優先するか、聞こえを優先するか、お悩みの方は、ぜひ当店にご相談ください。サンプルをご覧いただく、もしくは試聴して聞こえ方を比較していただくのが良いと思います。
オーティコン オウンは5グレード
オーティコン オウンは、5つのグレードから選べます。
なおオーティコン補聴器の価格は、他メーカーと異なり完全にオープンプライスです。お店それぞれで異なりますので、店頭までお問い合わせ下さい。
グレードは数字が小さい方が高級・高機能になっています。オウン1が最高グレードです。グレードと形状によって、搭載される機能は異なります。
| クラス | オウン1 プレミアム | オウン2 プレミアム | オウン3 プレミアム | オウン4 エッセンシャル | オウン5 エッセンシャル |
|---|---|---|---|---|---|
| 聞こえの範囲とAIの有無 | 360°DNN | 360°DNN | 360°DNN | 360°AIなし | 指向性AIなし |
| モアサウンド・インテリジェンス | Level1 | Level2 | Level3 | - | - |
| モアサウンド・アンプリファイア | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| 突発音抑制 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | ー |
| 風切り音抑制※ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 機能 | オウン1 | オウン2 | オウン3 | オウン4 | オウン5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 聞こえの範囲とAIの有無 | 360°DNN | 360°DNN | 360°DNN | 360°AIなし | 指向性AIなし |
| モアサウンド・インテリジェンス | Level1 | Level2 | Level3 | ー | ー |
| モアサウンド・アンプリファイア | ○ | ○ | ○ | ー | ー |
| 突発音抑制 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | ー |
| 風切り音抑制 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
オーティコン オウンは脳と耳の研究を活かした耳あな補聴器
オーティコン オウンは、オーティコン補聴器では5年ぶりのオーダーメイド耳あな型補聴器です。オーティコン オウンのテクノロジーには最先端の研究が活かされており、従来のオーティコン補聴器にない、自然な聞こえの実現と、脳の疲れを軽減する目的の新機能が追加されました。
また高度の難聴をお持ちの方にも小さい補聴器を作ることができるので、理想に近いサイズの補聴器を作れます。
どんな補聴器がよいかわからない方、専門家に相談したい方はお気軽にご相談ください。
参考文献
1)Oticon Own Evidence,WHITEPAPER 2022
2)OpenSound Navigator for Oticon Opn Custom Instruments,whitepaper 2018

史上最高に取り扱いが簡単!?充電式の耳あな型補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が新発売!
GNヒアリング社から充電式オーダーメイド補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が発売されました。
オーダーメイドの充電式耳あな型の補聴器はまだ少なく、スターキー社、シバントス社に続いて、3社目の登場になります。
後発だけあって、随所に工夫が凝らされており、シンプルなデザインと取扱いのスムーズさが一番のおすすめポイントです。
聞こえを補う機能も搭載されており、雑音のある環境では顔を向けた方向の音声にフォーカスし、それ以外のノイズは強力に抑えてくれたり、突発的なうるさい音を抑える機能などがあります。
このほかBluetoothによるストリーミング再生が可能になっており、スマホと接続し、音楽やテレビ電話の音声を直接聞くことができる機能も搭載されています。
リサウンド・ワン耳あな型充電式の取り扱いが簡単な理由
補聴器の形状は、主に耳かけ型と耳あな型の2種類です。
補聴器を触ったことがないと、耳かけ型の補聴器の方が大きいため、取り扱いが簡単な気がしてしまいます。
しかし耳かけ型の補聴器は、補聴器本体を耳の上に乗せる必要があります。この動作が増えるため、ご高齢の方にとっては、耳かけ型はあまり簡単なタイプとはいえません。
オーダーメイドで作った耳あな型の補聴器は、耳の穴の形だけでなく、取り扱いやすさにも配慮してお作りするため、耳の穴に入れたり出したりする作業には、すぐに慣れていただくことができます。
試聴レンタルはこちら
充電式の耳あな型補聴器で、簡単になることと充電方法
充電式の耳あな型補聴器の場合、小さな電池の交換が必要なくなるので、その点でも取り扱いは簡単になります。
電池の交換は不要になりますが、リサウンド・ワン耳あな型でも、この2つは必要になります。
①充電ケースに補聴器を入れる
②充電ケースをコンセントにつなぐ
(一度つなげば、コンセントは差しっぱなしで大丈夫です)
リサウンド・ワン耳あな型の充電ケースは配慮が行き届いている
過去(他社)の充電式の耳あな型補聴器は、補聴器を充電ケースに入れて、充電したつもりになっていても、電気の接点がズレているなどして、充電できないことがまれにありました。
また充電ケースが大きく、持ち運びに不向きなものもありました。
リサウンド・ワン耳あな型の充電ケースは、これらの点が改善され、とても使いやすくなっています。
「リサウンド・ワン耳あな型」は、補聴器本体だけでなく、補聴器の充電ケースの一部パーツもオーダーメイドになっています。
このオーダーメイド充電ケースのおかげで、補聴器をケースに入れる時、右左を間違える心配がまったくなくなりました。
上手く入っていないこともすぐに分かります。取り扱いに自信がない方、高齢で器械の管理に自信がない方にとって、本当に画期的な発明だと思います。
普段使っている時、電極の接点も気にしなくてよくなっています。
非接触型の充電になっており、接点は充電ケースの蓋に左右一つずつ搭載されています。充電ケースのフタを閉めて、ケーブルをコンセントに差し込むだけで、充電が始まります。
充電時間と連続使用時間については、5時間の充電で24時間の連続使用が可能です。
補聴器を充電ケースに入れれば、自動でスイッチが切れます。スイッチが入れっぱなしになってしまい、必要な時にバッテリー切れになってしまう心配もありません。
リサウンド・ワン耳あな型の音質や機能の特徴
自然さを追求した音質
リサウンド・ワンは、GNヒアリング社が展開する「リサウンド」ブランドの補聴器です。リサウンドは、世界第4位のシェアを持つ補聴器ブランド。多くの難聴の方から選ばれてきた実績があります。
リサウンド補聴器の特徴は、自然な音質を目指して設計されていること。その結果、とくに聞こえづらさを自覚して間もない方、小さいころに中耳炎にかかった方によく合うケースが多いです。
を探したい方はこちら
雑音の中での聞こえを補助
軽度の難聴の方は「静かな場所での会話は問題ないけど、騒がしい場所で聞こえづらい」という訴えを持っている方が多くいらっしゃいます。
リサウンド・ワンには、騒がしい場所で人の声以外の音を抑える「指向性機能」が搭載されています。リサウンド補聴器の指向性機能は、周囲の雑音を抑えつつ、なるべく自然に聞こえるように工夫がなされているのが特徴です。
突発的な大きい音を抑える機能
何年か難聴を放っておいた方が補聴器をつけはじめると、はじめは食器同士がぶつかる音や、固い文房具を机に置いた音など、ご家族が気にならないくらいの音でも、ご本人にとってはとてもうるさい音に感じることがあります。
これは補聴器が必要以上に大きい音を出しているのではなく、難聴を数年放置していると、大きい音への感覚が敏感になり、うるさく感じることが多くなるためです。
リサウンド・ワンには突発音抑制機能が搭載されており、突発的に発生する大きい音を、瞬時に小さくして抑えます。肝心の人の声は小さくしないため、違和感なく補聴器をお使いいただけます。
耳の病気やケガの経験者・血液をサラサラにする薬を飲んでいる人におすすめ
一般的にオーダーメイドの補聴器や耳せんを作成する際には、歯型をとるときと同じように、粘土のような材料を耳に入れて、耳型を採る必要があります。
健康な耳の場合、耳型採取は安全に行うことが可能ですが、耳の手術をした方や、血液をサラサラにする薬(ワーファリンなど)を服用されている方は、耳型採取をお断りすることがありました。
当社では上記のような方でもオーダーメイドでお作りできるよう、耳の形状撮影装置「オトスキャン」を導入しています。またリサウンド補聴器では、オトスキャンによる耳型採取で、すべてのオーダーメイド品が作成可能です。
詳しくはこちら
Bluetoothでスマホとつながりスマートに使える!
リサウンド・ワン 耳あな型は、iPhoneや一部のAndroidとBluetoothでつながり、音楽や電話の音声を補聴器から聞いたり、補聴器をつけたままWeb会議に参加することができます。iPhoneとの通信ではハンズフリー通話にも対応しており、他の作業をしながらの電話も可能です。
※リサウンド・ワンをパソコンや他のオーディオ機器と接続する際には、別売りの機器が必要です。
※Androidの場合、接続できるスマホの器種に限りがあります。詳しくはこちら
補聴器による補助機能は?
補聴器には、聞こえを助ける様々な補助機能が搭載されています。しかし、一人ひとり必要な機能が異なります。必要な機能がなければ、よく聞こえませんし、不要な機能であれば、ムダに高い金額を払うことになってしまうかも知れません。
補聴器を購入する前に、こちらをぜひご覧ください。
リサウンド・ワン耳あな型充電式のカラー、デザイン、形状
補聴器のカラーは8通り。
外から見えるフェイスプレート部分は、ダークグレーかライト(ベージュ)の2種類。
外から見えない耳の中のシェル部分はダークグレー、ライト、赤、青の4種類からお選びいただけます。
リサウンド・ワン耳あな型充電式には4つのグレード・価格があります
リサウンド・ワンには9,7,5,4の4つのクラス(価格)があります。価格に比例して、先に紹介した聞こえの補助機能が強くなります。
| クラス | 9 (プレミアム) | 7 (ハイグレード) | 5 (スタンダード) | 4 (ベーシック) |
|---|---|---|---|---|
| チャンネル数 | 17ch | 14ch | 12ch | 12ch |
| 指向性 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
| 突発音抑制 | ◎ | ◎ | △ | △ |
| 雑音抑制 | ◎ | 〇 | △ | △ | 片耳価格 | 563,000円 | 413,000円 | 283,000円 | 213,000円 |
| 両耳価格 | 1,093,000円 | 793,000円 | 533,000円 | 393,000円 |
| クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| チャンネル数 | 17ch | 14ch | 12ch | 12ch |
| 指向性 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
| 突発音抑制 | ◎ | ◎ | △ | △ |
| 雑音抑制 | ◎ | 〇 | △ | △ |
| クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
|---|---|---|
| 9 (プレミアム) | ¥563,000 | ¥1,093,000 |
| 7 (ハイグレード) | ¥413,000 | ¥793,000 |
| 5 (スタンダード) | ¥283,000 | ¥533,000 |
| 4 (ベーシック) | ¥213,000 | ¥393,000 |
リサウンド・ワン耳あな型は、取り扱いが簡単な補聴器が欲しい方におすすめ
記事の最初でご紹介した通り、リサウンド・ワン耳あな型は、これまでの補聴器の中で最も取り扱いが簡単な補聴器といえます。
今まで補聴器をつけようと思っていたけど取り扱いが面倒に感じていた方、ご高齢のご家族のために取り扱いが簡単な補聴器を探していた方には特におすすめです。
店頭では見本品を見て触っていただけますので、実際に上手く取り扱いできるか試してみたい方はお気軽にご来店ください。

高性能なのに値段が安い!オーティコン補聴器の「ジルコン」
オーティコン補聴器から2022年4月に「Zircon(ジルコン)」シリーズが発売されました。Zirconは、お手頃な価格帯でありながら、高価格帯の最新「More」シリーズと同じポラリスプラットフォーム性能を採用しています。
先進技術が入ったお得な補聴器「Zircon」
補聴器の新製品は最初に最高級品が発売され、あとから同じ部品を流用した少し安い値段の補聴器が登場するのが一般的な流れです。
Zirconシリーズは、補聴器メーカー「オーティコン」の最高級モデルと同じ部品が使われているお値打ちな補聴器です。
形状・デザインには4種類あり、聴力や見た目の好みなどでお選びいただけます。
内蔵されている補聴器の性能によって「Zircon1」「Zircon2」と2つのグレードがあり、こちらは雑音を自動で抑える機能などの聞こえ方に影響します。
Zirconの中で上位クラスになる「Zircon1」の機能は、特におすすめです。
オープンサウンドナビゲーター、スピーチガードなど会話をより聞き取りやすくするための様々な機能が搭載されています。
「Zircon1」「Zircon2」共通の機能としては、発生前に防止するハウリング抑制、屋外の風が強い環境下でも会話を聞き取りやすくする風切り音の機能が搭載されています。
360°全方位の聞こえで実現した“オープンサウンドナビゲーター”
通常の補聴器には指向性マイクロフォンという機能があります。
これは、自分の顔を向けた人の声を聞き取りやすくするために、顔を向けていない角度の音を抑えるという働きをしています。とくに騒がしい場所での会話に役立つ機能です。しかし、横や後ろから声をかけられたり、斜め方向の人の声を聞き取るのに便利な機能ではありません。
Zircon1に搭載されている“オープンサウンドナビゲーター”は、360°の人の声の聞き取りを維持しながら雑音だけを抑制する特殊な機能です。目の前にいる人の声、横や後ろから入る声や雑音を個別に処理することで、聞きたい声を際立たせ、周囲の雑音を抑えます。
通常の雑音抑制機能では、目の前にいる人の声を聞き取りやすくするため、横や後ろからの音を抑えるため、どうしても人の声の聞き取りに影響が出てしまうことがあるのですが、オープンサウンドナビゲーターは、人の声の聞き取りにマイナスな影響がありません。
オープンサウンドナビゲーターは、2016年にオーティコンが「騒音下での複数の人々との会話を”自然な形”で解決する」ことを目標に当時の最高級補聴器に初めて搭載されました。
他社にはない特殊な方式の雑音抑制機能で、2022年時点でも他の補聴器メーカーには同じ機能がありません。
このオープンサウンドナビゲーターが、オーティコン補聴器の最大の特徴です。騒がしい場所での聞き取りにお困りの軽い難聴の方には、Zircon1がおすすめです。
補聴器はメーカーによって特徴があります。オーティコン含む世界6大メーカーの特徴を比較しました。
言葉の聞き取りを助ける“スピーチガード”
スピーチガードは音の強弱を保ちながら、音を増幅することで聞き取りを強化します。
2010年より搭載されたスピーチガードの機能は、当初は最高器種にしか搭載していませんでした。さらに改良が重ねられ、進化したスピーチガードは、Zircon1にも搭載されています。
補聴器には、リニアとノンリニアという2つの音の増幅方法があります。
古くからあるリニア補聴器は、小さい音も、大きい音も同じように大きくします。音量の強弱が分かりやすく、言葉の抑揚やアクセントがつかみやすいというメリットがあります。
しかし、小さすぎる音は増幅が足りずに聞こえなかったり、大きい音は大きくなりすぎてしまうため、出力制限をすることで音が歪んでしまうことがありました。
近年のノンリニア補聴器は、補聴器のマイクに入ってきた音に応じて音の増幅を変えています。小さい音は聞きやすい音量まで大きくして、大きい音は大きくする必要がなければほとんど大きくしません。小さい音の増幅量は大きく、大きい音の増幅量は少なくなります。小さい音がしっかり増幅されても、大きい音がうるさくなることがありません。
しかし、リニアに比べ音量の強弱が少なくなるため、音質が歪んでしまうことがあります。
スピーチガードは、言葉の抑揚やアクセントがつかみやすいリニアで音を増幅しながら、周囲の雑音環境に合わせてノンリニアに変化することで、騒がしい場所でも言葉が聞き取りやすくなっています。
スピーチガードもオープンサウンドナビゲーターと同様、中等度以上の難聴よりも、軽度の難聴に有効なケースが多いです。
Zircon1とZircon2の機能の違い
先にご紹介したオーティコン補聴器の特徴的な機能は、Zircon1のみ搭載させています。
| 機能 | Zircon1 | Zircon2 |
|---|---|---|
| チャンネル数 | 14ch | 12ch |
| オープンサウンドナビゲーター | 〇 | × |
| スピーチガード | 〇 | × |
| 突発音抑制 | 〇 | × | 風切音抑制 | 〇 | 〇 |
| 修理保証 | 2年 | 2年 |
スマホやパソコンと組み合わせれば、もっと便利に
Zirconは、iPhone、iPad等に加え、ASHAに対応したスマホであれば、直接接続することが可能です。ストリーミング機能を利用して、通話時の声は聞き取りやすく、音楽や動画再生もより楽しめます。さらに「オーティコンONアプリ」を活用すれば、音量調整、プログラムの切り替え、電池残量の確認などにも便利です。
Web会議に使えるコネクトクリップ
別売りのコネクトクリップは、Bluetoothデバイスとペアリングすることができます。パソコンやタブレットなどと接続が可能。Web会議でパソコンからの音声を高音質のワイヤレスヘッドホンの代わりとしてZirconから直接聞くことができます。
またコネクトクリップはリモートマイクとしてもお使いになれます。話し手の胸元などにつけてもらえば、コネクトクリップが話し手の声を拾ってくれるので離れていても聞き取ることができます。ショッピングモールや散歩中の会話も、話し手の声を聞き取るのに役立ちます。
音楽が好きな方におすすめ“Oticon My Music”
補聴器は会話をよく聞き取るためのものです。音楽は会話に比べ、音の周波数範囲や強弱の変化が大きいため、補聴器の機能がマイナスに働いてしまうことがあります。補聴器の機能にある雑音抑制やハウリング抑制が、楽器の音に反応して音を抑制してしまうことがあるからです。補聴器を通して音楽を聴くと、どうしても不自然さが出てしまうという悩みがありました。
これまでにも音楽用のプログラムを調整等により作ることもありましたが、さらに進化した音楽プログラム「My Music」が開発されました。音楽に関わりのある補聴器ユーザーが参加した開発時の最終テストでは、ライブ音楽、ステレオ音楽、ストリーミング音楽の日常的な音楽シーンで行われました。従来の音楽プログラムに比べ「My Music」は72%高い評価を得ています。
このプログラムは調整時に設定が必要です。
Zirconの形とカラー
Zirconの形状はRITEタイプ(RIC)、BTEタイプの2種類です。それぞれ電池式、充電式と選ぶことができます。
カラーは5色から選べます。形状とカラーの選択肢はZircon1、Zircon2グレード共通です。
充電器は2種類から選べます。
RITEタイプ、BTEタイプともに充電器は2種類から選択できます。
充電器に置くだけで充電開始、充電器から外せば自動で電源が入ります。RITEタイプは3時間、BTEタイプは3.5時間で24時間分の充電が可能です。
電池交換が面倒な方や、先にご紹介したアプリやストリーミング機能を使う方は、電池消耗が早くなるので充電式がおすすめです。
Zirconの電池式タイプは、RITE、BTEとも312電池を使用しています。電池寿命時間は、ストリーミングなどを使用しない場合でも、RITEタイプは75~90時間、BTEタイプは90時間と既存の製品に比べると短くなっています。
スマートチャージャーは、蓄電機能がある充電器です。充電器をフル充電しておけば、両耳3回分を充電可能です。また乾燥機能がついているので、充電しながら使い終わった補聴器を乾燥できて便利です。
選べるカラーは5色
Zirconは3か月無料貸し出しサービス対象器種です。
今回ご紹介したオーティコンのZirconは、お値段を抑えたシリーズでありながら高性能な機能が搭載されています。
これまで高価格帯の器種にしか搭載していなかったような機能が入っているので、補聴器専門店の私たちも驚いています。
無料でお試しできますので、ぜひご自分の耳で体験してください。その中で、Zircon1とZircon2の違いを比べてみることもできます。
補聴器はメーカーや器種によって、聞こえ方が違います。あなたにピッタリ合う補聴器を一緒に見つけましょう。

スターキーの充電式オーダーメイド補聴器、最安値が更新!なんと16万円!安い!
取り扱いが簡単な補聴器を求める皆様に期待されていた”安い”充電式のオーダーメイド補聴器の耳より情報です。
充電式のオーダーメイド補聴器が発売された当初は、もちろん安くないお値段だったのですが、2022年2月1日に価格が改定されました!
さらに当店では期間限定で充電器も無償プレゼント!
※2022年8月1日の価格改定により片耳16万円になりました。本記事の価格は最新のものにすべて修正済みです。
充電式オーダーメイド補聴器のLivio1000が価格改定!
スターキー社の最新モデルの一つ、充電式オーダーメイド補聴器のLivio1000(リビオ1000)が、2月1日より価格改定いたします。
半導体不足などから様々な商品の品切れや値上げが言われている中、何と値下げ!
充電器も他社メーカーと比べて、ちょっとリーズナブルです。
(通常価格 11,000円)
この価格改定まで、最安値の充電式オーダーメイド耳あな型補聴器は、片耳で178,900円、両耳セット357,800円(充電器別途)でした。
新価格では、なんと片耳171,000円、両耳セット315,000円(充電器込み)です!
2022年1月現在、充電式のオーダーメイド補聴器を販売しているのはスターキー社だけですから「しばらく値下げなんてムリですよね」と思っていました。
今回、スターキー社の方がかなり頑張ってくれたようです!
※2023年10月現在、充電式のオーダーメイド補聴器は、スターキー以外のメーカーからも発売されています
なるべく取り扱いの簡単な補聴器を求める皆様で、ご予算抑えめな方にも手の届く価格になったのではないかと思います!
ほとんどの方にとって、上手く製作したオーダーメイドの充電式補聴器は、取り扱いの点で一番簡単かつ面倒なことがない補聴器です。
値段が安くなる「Livio1000 充電式耳あな型」ってどんな補聴器?
「Livio1000 充電式耳あな型」について、機能、デザイン、そしてどんなお客様におすすめか解説します。
オーダーメイド補聴器において世界シェア1位のスターキーの音質は?
補聴器は片耳で5万円程度~約60万円するものまで価格差がとても大きな商品です。
価格が高い補聴器ほど、雑音を自動で抑える機能は強化されますし、一人ひとりの耳に合わせた微調整がより細かくできるようになります。
しかし基本的な音質に限って言えば補聴器の内部にある“アンプ”によって決まりますので、同じLivioシリーズであれば価格による違いは大きくありません。
オーダーメイド補聴器の世界シェア1位であるスターキー社のLivio1000は、基本的な音質は、とても素直でキレイな音です。
スターキーの音質は、「はっきり、くっきり、明瞭にきこえる」という評判があります。もともとはアメリカの英語話者を想定して設計されているため、子音を強調するのが得意です。日本語を聞く場合でも、同じグレードを比べたお客様にご感想をうかがうと「言葉の細かい聞き分けを助けてくれる」というコメントが多いです。
また補聴器で音楽を聞く場合、ジャズを好まれる方にはスターキーの音質を好まれることが多いです。
補聴器メーカーごとに、相性の良い音楽のジャンルがありますので、音楽がお好きな方はぜひ当社の試聴サービスで聞き比べていただくと良いと思います。
カラーの組み合わせは10種類
外から見えるフェイスプレート部分はブラック、ベージュの2色。
耳の中に入ってしまうシェルカラーは、ブラック、ベージュ、レッド、ブルー、クリアの5色からお選びいただけます。
オーダーメイドだから、あなたにピッタリサイズ!
上の画像のサイズは中等度難聴の方へおすすめしています。
こちらのサイズは、補聴器の着け外しを簡単にしたい方におすすめしています。
なお大きめサイズをお選びいただくと、難聴レベルが進んだ方にもご利用いただけるパワータイプがございます。
当店ではお客様の耳の形状、聴力、取り扱いのご希望に合わせたサイズをご提案いたします。
最新補聴器のLivio1000は、Bluetoothイヤホンとしてもご利用いただけます。
iPhone、一部androidのスマートフォンと接続すれば、通話の音声や音楽、動画再生の音声を補聴器から直接聞くことができます。
まとめ
今回の価格改定で、片耳16万円と大きく値段が下がりました。オーダーメイドだからこそできる、あなたにピッタリの補聴器。充電式だから、細かな電池交換の手間はありません!しかも期間限定で充電器(17,600円分)もプレゼント!この機会にぜひご相談下さい。
あなたに合った「聞こえ方」を
一緒に見つけませんか?


























































