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補聴器ハンドブック勉強会 2022年度 in 浜松開催!

補聴器ハンドブック勉強会 2022年度 in 浜松開催!補聴器ハンドブック勉強会 2022年度 in 浜松開催!

2023年1月8~9日、私たち株式会社大塚の本社を会場に、補聴器のフィッティング技術を学ぶ、補聴器ハンドブック勉強会2022年度in浜松が開催されました。
主催は、補聴器の仕事に携わる方なら知らない人はいないであろう専門書「補聴器ハンドブック」を監訳された耳鼻咽喉科医の中川雅文先生。

第一回の開催から5年目の今年は、会場提供という形で当社もご協力させていただきました。
この勉強会は、耳鼻咽喉科医や言語聴覚士、認定補聴器技能者の皆様が集まり、補聴器フィッティングの最新技術を学べるもので、全国から聴覚や補聴器に詳しい先生方が来場され、勉強会は大変な盛り上がりとなりました。

※補聴器のお仕事をされている方へ
当日の講演は、期間限定でオンデマンドで販売されるそうです。
オンデマンド購入はこちら:補聴器ハンドブック勉強会 2022年度 オンデマンド | Peatix

筆者も参加しましたので、一般の方向けの話題についてレポートしたいと思います。

「補聴器ハンドブック勉強会」の受講レポート

全難聴、南先生の講義からー障害者権利条約について

特別ゲストには難聴者の当事者団体である「全日本難聴者・中途失聴者団体連合会」で理事を勤めていらっしゃる南先生がご出席されました。

講師として、聴覚障害の権利に関するお話と、日本における現状を教えて頂きました。

障害者の方の権利を実現するための条約として「障害者権利条約」というものがあります。日本も2014年に批准していますが、まだまだ障害者の方の権利が十分実現されているとはいえません。

南様からは、難聴の当事者だからこそ感じている不便さや、気持ちなどを教えて頂きました。私たちも、難聴に対するサービスを提供する身として、当事者の方が暮らしやすくなるよう、できる限りのことをしたいと、決意を新たにいたしました。

オーダーメイド補聴器を制作するスキルのレベルアップ講座

オーダーメイド補聴器を作る際には、補聴器技能者がお客様の耳の型取り(耳型採取)を安全に、かつ正確に行う必要があります。
このスキルで、補聴器の着け心地の良し悪しが決まります。また、形や目立ちにくさなど、お客様のご要望にどれだけ応えられるかが変わります。

座学では耳型採取のコツや、メーカーで制作した補聴器を検品する際の注意点など、達人の目からみた意外なポイントを存分に教えていただきました。

今回は座学だけではなく、講師による耳型採取の実演も行われました。無駄のない手さばきで、不快感を与えずに型を取る技術はまさに圧巻の一言です。

新しい測定装置を利用した補聴器フィッティングの実習

日本では珍しい「実耳測定」によって補聴器を調整する技術についての実習の機会がありました。

実耳測定は、補聴器を着けたお客様の鼓膜に、実際にどんな音が届いているかを測定する手法で、日本ではまだあまり普及していません。

もちろん私たち補聴器の技術者にとっても、実習する機会はめったにないのですが、この勉強会では、専用の頭部マネキンを使い、自分の手を動かして、装置を使って学ぶことができました。

研修用マネキン

研修用のマネキンを使い実習を行いました。

この実習は全国的にも珍しいようで、参加された受講者の方々は、どなたも集中して取り組んでおられ、質疑応答・ディスカッションが活発でした。

参加された先生方の熱意に圧倒されつつ、私にとってもたくさんの学びがありました。

なんで補聴器のお店で勉強会をやっているの?

なんで補聴器店で、こんな勉強会をやっているの?と思った方もいるかもしれません。
それは最新の聴覚医学や補聴器調整技術を勉強し、スタッフの技能を向上させることで、もっとお客様の役に立ちたいからです。

補聴器を買った方ならご存知かと思いますが、補聴器というものは買って着けたらすぐによく聴こえる、というものではありません。
1人1人の耳の形と、耳の聴こえ具合に精密に合わせた音に調整して、初めて効果が十分に発揮されるものです。
つまり、補聴器を調整する担当者の技術によって、お客様の聴こえ方ががらっと変わってしまうということです。

それだけ補聴器を取り扱う専門家の責任は大きいのですが、真面目な技術者の皆さんは、常に知識をアップデートして、補聴器ユーザーの皆様の聞こえをもっともっとよく出来るよう努力していることをご理解いただけますと幸いです。

技術的に高度なことなので、こちらの記事には書ききれませんが、お客様の聞こえの改善に役立ちそうなアイディアをいくつかいただいたので、これからその技術とアイデアを活かして、今まで以上にお客様に貢献していきたいと思います。

今回、当社は会場提供という形でご協力させていただきましたが、ご参加いただいた受講者の皆様から「また勉強会を受講したい!」「実技を学ぶ場がないのでとてもためになった」と、ありがたいお言葉をいただきました。

私たち株式会社大塚のスタッフも学んだことを生かして、お客様によりよい聞こえを提供できるよう、一層努力してまいります。


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この記事は
私が書きました

鈴木達也 写真

鈴木 達也
【認定補聴器技能者】

音楽大学を卒業後「音に関わる仕事がしたい」「お客様一人ひとりと向き合える仕事がしたい」と思い、補聴器業界に入りました。補聴器で皆様の生活が豊かになり、毎日が楽しくなることが私の喜びです。難聴で困っている方のお役に立つため、毎日聴覚の専門書や論文を読み、医師主催の勉強会等にも積極的に参加しています。当サイトでは聴覚・補聴器分野の専門的な情報を、皆様にわかりやすい形でお伝えします。ご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。

保有資格:認定補聴器技能者

補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。

たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。

なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。

※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。

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