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補聴器メーカーStarkeyから世界最小の充電オーダーメイド耳あな補聴器シグネチャー登場!

補聴器メーカーStarkeyから世界最小の充電オーダーメイド耳あな補聴器シグネチャー登場!

補聴器メーカーStarkeyから世界最小**2024年、スターキー調べ)の小型充電式オーダーメイド耳あな型補聴器「シグネチャー」が2024年11月8日(金)に発売されました。
CICサイズのオーダーメイド補聴器で充電式は世界初となります。音質や性能を決める内蔵プロセッサーには、同社の最新シリーズ「Genesis AI」が採用されています。

聴覚医学会2024の先行紹介ブースで実物を見てきました!


スターキー様から「世界初」「世界最小」の新製品という情報をいただき、実物を見せてもらうため第69回日本聴覚医学会 総会・学術講演会に出展されているスターキー様の企業ブースにお邪魔してきました。

世界最小の充電式耳あな型オーダーメイド補聴器「シグネチャー」

サンプルを装用した様子。目立ちません。

左:新製品、右:従来品。サイズ(フェイスプレートの前後幅)が半分!

シグネチャーの音質・性能・聞こえ方は?

シグネチャーの性能は2024年に発売されたGenesis AI(ジェネシス エーアイ)プロセッサーを継承しています。
Genesis AIの特徴は、脳の聴覚機能を模倣したディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)回路が搭載されたことにあります。

この回路は人の脳が物事を学習する仕組みを模倣しており、雑音の中で言葉を聞き分けるという耳のいい人の脳の役割の一部を補聴器が代わりに担えるよう、AIによる雑音抑制技術が搭載されています。

音質や機能について、詳しくはこちらをご覧ください。

小さくて電池も長持ち!業界最長クラスの38時間


シグネチャーの連続使用可能時間は脅威の38時間!業界最長クラスを誇る補聴器です。(2025年3月現在)
バッテリー搭載の充電ケースと合わせると150時間以上、約1週間使用可能です。
2~3日の出張や旅行であれば、充電用のコードなしでも十分にお使いいただけます。

強力な防塵・防水性能「Beyond IP68」


シグネチャーは国際防塵・防水保護等級の最高クラスIP68を取得しています。チリやホコリに強く、通常の使用方法でお使いいただければ、補聴器に水が侵入する心配がありません。万が一水に濡れてしまっても安心してお使いいただける、超強力な防塵・防水性能を搭載しています 。

シグネチャーの価格と機能

シグネチャーは24・20・16の3つのクラスが発売されています。クラスに応じて機能・価格が異なります。

シグネチャーの機能とクラス
24 20 16
調整チャンネル数(ch) 24 20 16
音響分析バンド数(ch) 64 60 56
再現周波数 10KHz 10KHz 10KHz
雑音抑制 35dB 19dB 10dB
機械音抑制 22dB 12dB 7dB
ソフト入力雑音抑制
衝撃音抑制 15dB 9dB 6dB
会話強調 22dB 10dB 8dB
子音の聞き取り
音楽の聞き取り
シグネチャーの機能とクラス
24 20 16
調整チャンネル数(ch)
24 20 16
音響分析バンド数(ch)
64 60 56
再現周波数
10KHz 10KHz 10KHz
雑音抑制
35dB 19dB 10dB
機械音抑制
22dB 12dB 7dB
ソフト入力雑音抑制
衝撃音抑制
15dB 9dB 6dB
会話強調
22dB 10dB 8dB
子音の聞き取り
音楽の聞き取り

 

シグネチャーのクラス別価格表
※金額はメーカー希望小売価格、充電器代17,600円含む。補聴器は非課税。
クラス 片耳価格 両耳価格
24 697,600円 1,377,600円
20 497,600円 977,600円
16 337,600円 657,600円

おまけ:世界最小の充電式耳あな型補聴器は?

今回のシグネチャーは、充電式耳あな型の補聴器の中で「世界最小」をPRしています。
しかし過去にも充電式の耳あな型補聴器において「世界最小」をPRしていたモデルがあります。

補聴器メーカーのシグニアの「Silk Charge&Go IX」(2023年11月発売)です。

シグニアのSilk Charge&Go IX

シグニアのSilk Charge&Go IXを耳に着けた様子。

Silk Charge&Go IXはオーダーメイドではなく、既製品の耳あな型補聴器です。
耳の穴に入れる耳せんはゴム製でS,M,Lの耳せんが用意されています。

Silk Charge&Go IXは耳せん部分が既製品なので、適応する聴力が軽い難聴に限られていました。

シグニア補聴器のSilk Charge&Go IX 対応聴力

SigniaのData Sheetより。耳せんの種類で対応聴力が異なる。

これに対して、シグネチャーは充電式の「オーダーメイド補聴器」として世界最小です。お客様からご注文をいただくと、お客様の耳にぴったり合うよう耳の型を採型させていただき、それをもとに一点一点制作します。
そのため軽度難聴はもちろん中等度から高度難聴の聴力まで対応できるようになりました。

スターキー補聴器のシグネチャー 対応聴力

StarkeyのTechnical Dateより。内蔵するレシーバ(L~P)によって対応聴力が異なる。

シグネチャーはオーダーメイドで、高度難聴まで対応できる充電型補聴器として世界最小。
Silk Charge&Go IXは既製品で、軽度難聴向けとしては世界最小。

この二つのモデルは両方とも世界最小です。
聴力、デザイン、音質などの好みでお選びいただくのがおすすめです。

シグネチャーに興味のある方は当店へ!

当店では、オーダーメイド補聴器の60日間レンタルが可能です。
小型のオーダーメイド補聴器シグネチャーを試してみたい方は、ぜひご来店ください。

フォナックからテラ/テラ+が登場

価格が安く、お求めやすい補聴器をお探しならフォナックのテラシリーズがおすすめです。2024年5月にテラ/テラ+の2つのグレードが同時に発売されました。テラ/テラ+の機能、価格、カラーバリエーションをご紹介します。

フォナックからお値打ちな耳かけ型補聴器テラ/テラ+発売

2024年5月、補聴器メーカーのフォナックから耳かけ型補聴器のテラ/テラ+が発売されました。
テラ/テラ+は、リーズナブルな補聴器をお求めの方、補聴器を初めて検討する若い方にお勧めです。

テラ/テラ+の形状は共通ですが、聞こえ方や機能が少しだけ異なります。

テラ/テラ+の形状・デザイン

テラは4種類、テラ+5種類はの形状からお選びいただけます。
見た目が目立たない小型のRICタイプが2種類、通常のBTEタイプは聴力に応じた3種類が用意されています。

テラ/テラ+の形状・デザイン・サイズ

左からRIC-312,RIC-R, BTE-M, BTE-SP, BTE-UP(RIC-Rはテラ+のみ)

 

テラ/テラ+のカラーバリエーション

※P1:サンドベージュはテラ+のみ

テラ/テラ+の価格と機能

RIC-312, BTE-M, BTE-SP, BTE-UPの価格表
補聴器は非課税。
モデル メーカー希望小売価格
テラ 片耳 127,000円
テラ+ 片耳 139,000円
RIC-312, BTE-M, BTE-SP, BTE-UPの価格表
補聴器は非課税。
モデル メーカー希望小売価格
テラ 片耳 127,000円
テラ+ 片耳 139,000円
RIC-Rの価格表
補聴器は非課税。
価格は充電器11,000円(税込)含む。
モデル メーカー希望小売価格
RIC-R 片耳 156,000円
RIC-Rの価格表
補聴器は非課税。価格は充電器11,000円(税込)含む。
モデル メーカー希望小売価格
RIC-R 片耳 156,000円

テラとテラ+の機能の違い

テラとテラ+は、搭載されている機能が異なります。
主な違いは、音質調整の細かさ、騒音を自動で抑制する機能、テレビ聴取を支援するオプション機器との接続の可否の3点です。

例えば次のようなケースに当てはまる方にはテラ+をおすすめします。

〇外出してアクティブな活動が多い方の場合、騒音を自動で抑制する機能があると良いでしょう。

〇ご自宅でテレビを聞く時間が長い方の場合、もし補聴器だけでは言葉がハッキリ聞こえない時にはオプション機器との組み合わせを試していただくと、聞こえが改善することがあります。

〇聴力には聴力型(低音が聞こえない、高音だけ特に聞こえにくいなど)があります。聴力型によっては音質調整のきめ細かさの違い(メリット)を大きく感じられることがあります。

テラ/テラ+機能表

▲有償オプション。*3 BTE限定かつTコイルオプション/Tコイル設定が必要です。

テラ/テラ+機能表

▲有償オプション。*3 BTE限定かつTコイルオプション/Tコイル設定が必要です。

 
【以下各機能の解説】(フォナック総合カタログ2024.05版を参考に当社作成)
■微調整チャンネル数:
1人1人の聞こえに応じて補聴器の音質を調整できる細かさ。値が大きいほど細かい調整が可能。
■マニュアルプログラム数:
聞き取りたい環境に応じた追加のプログラムを作成できる最大数。
■指向性マイクによるウルトラズーム(ch):
騒音源の位置をを自動的に判別し、マイクロホンの指向性が最適となるよう切り替わるため、会話を聞き取りやすくします。
■オートセンス5.0:
周囲の音環境を分析し、次の中から最適なプログラムを自動的に選択・ブレンドする機能。

  • 静かな環境:静かな環境でお使いいただくプログラム。
  • 騒音下でのことば:周囲が騒がしい中で正面からの音声を聞き取りやすくするプログラム。
  • メディア ことば:ストリーミング音声を聞き取るプログラム。ことばの多いトーク番組に適しています。
  • メディア 音楽:ストリーミングされた音声を聞き取るプログラム。音楽番組を聞き取るのに適しています。

■追加プログラム:
聞き取りたい環境に応じて、ご自身で切り替えることのできるプログラムを作成できます。

  • 静かな環境:静かな環境でお使いいただくプログラム。
  • 騒音下でのことば:周囲が騒がしい中で正面からの音声を聞き取りやすくするプログラム。
  • 騒音下での快適性:周囲の騒がしさを抑制し、高い快適性を提供するプログラム。
  • 音楽:より豊かに音楽を聴いていただける音楽専用のプログラム。
  • 電話:電話の受話器の音を聞きやすくするプログラム。

■可聴性機能:
言葉の聞き取りに影響する機能です。

  • ノイズブロック:騒音と会話音の性質の違いを認識し、会話の質を損なうことなく、自動で騒音のみを抑制。
  • ホイッスルブロック:ハウリング音とそれに似た音を見分け、ハウリング音を抑制。
  • サウンドリカバー:聞きづらい高音域の音を、聞き取りやすい音域にまで圧縮。
  • サウンドリカバー2:聞きづらい高音域の音を、聞き取りやすい音域にまで圧縮。圧縮をかけるカットオフ周波数を2つ選べる。

■その他の機能:

  • クイックシンク:片方の操作で左右両方の補聴器を同時に調整できます。
  • 多機能ボタン:1つのボタンで音量調整やプログラム変更など多種類の操作ができるボタンです。
  • Bluetooth®:無線規格の一つ。スマートフォンなどと接続するために必要。
  • 防塵・防水:国際保護等級のIP68。
  • ナノコーティング:耐水性、傷や摩擦に対する耐久性が優れたコーティング技術。
  • Tコイル:誘導ループからの音声信号を受け取ることができるアンテナです。
  • リモートサポート:専門家による補聴器の調整が、自宅にいながらリモート(遠隔)で受けられます。
  • マイフォナック アプリ:携帯電話にアプリをダウンロードすると補聴器用のリモコンとして使えます。

■アクセサリー:
補聴器にオプションの追加機器をご利用いただくことで、言葉の聞き取りが改善するなど、補聴器をさらに便利にご利用いただけます。

  • パートナーマイク:騒がしい場所で、1対1の会話をサポートするマイク型送信機。
  • リモートコントロール:操作のしやすさを追及したデザインのリモコン。
  • テレビコネクターD:テレビや音響機器の音を直接補聴器に伝送するための送信器。
  • ロジャー:遠くにいる話し手の声を2.4GHz帯デジタル無線方式で届ける補聴援助システム。

補聴器の検討はまず試聴から

当店では最長3ヶ月の補聴器無料体験を実施中です。
記事でご紹介したテラ/テラ+もご試聴いただけます。

詳しくは下記のボタンからご覧ください。

オーティコンから新製品「インテント」登場、AI雑音抑制が大幅改善

オーティコンから新製品「インテント」登場、AI雑音抑制が大幅改善

2024年6月オーティコン補聴器から「インテント(Intent)」が発売されました。新開発の「シリウス」チップが搭載されAI雑音抑制が大幅に改善、日常生活で刻々と変わる周囲の音環境に対応できるようになりました。レシーバーや本体内蔵のバッテリーが一新されたことで、付け心地は今まで以上に軽くなりました。

新チップ「シリウス」で雑音抑制が大幅に強化!

現在の補聴器は、内蔵されているコンピュータ・チップの性能が聞こえ方に大きく影響するようになりました。
内蔵のコンピュータが、補聴器のマイクに入力された音の信号を処理して、難聴の人にとって言葉が聞き取りやすい音質へと変換する役割を担っているのです。

新製品インテントには、新開発されたチップ「シリウス」が初めて搭載されました。
演算性能が大幅に強化されたことで、補聴器に内蔵される雑音抑制の機能が大幅に強化されています。

インテントの最大の特徴は進化した雑音抑制機能なのですが、これを開発するには最新のAIテクノロジーが活用されています。
オーティコンの特徴的な雑音抑制とAIの役割について解説します。

AI雑音抑制とは?インテントではどのようにAIが使われている?

近年発売された補聴器の一部には「AI」機能が搭載されています。
AIとは人間の知能を模倣し、予測やテキストの生成などのタスクを行う技術のことです。

AIも最初から賢いわけではなく、人間の子供が大人になる過程で様々な知識や技術を身に着けるのと同じように、人間がAIに教材を与えて学習させることで、物事を上手に処理できるようになっていきます。

インテントに搭載されている雑音抑制の機能は、ディープ・ニューラル・ネットワーク(通称DNN)という手法を用いて学習が行われました。

DNNはAIを学習させる技術としては最先端の一つです。人間の脳の神経であるシナプスとニューロンを模倣した多層的な回路を用いて分析し、学習する手法です。

オーティコンはAIに雑音と言葉の聞き分けをDNNで学習させ、最新の雑音抑制機能を開発したのです。

DNN学習のイメージ図

Mette Brændgaard*, Valentina Zapata-Rodríguez*, Ioana Stefancu, Raul Sanchez-Lopez, Sébastien Santurette Centre for Applied Audiology Research, Oticon A/S.2024.4D Sensor technology and Deep Neural Network 2.0 in Oticon Intent™ Technical review and evaluation.p8より引用

雑音抑制を開発したDNNテクノロジーの進化

オーティコンがDNNを活用した雑音抑制機能を搭載した製品を発売するのは、インテントが初めてではありません。旧製品(モア)にもDNN1.0を用いて開発された雑音抑制が搭載されていました。
しかしAI技術の進歩は日進月歩です。インテントに搭載されているDNN2.0ではDNN1.0の当時と比べ、AI研究を行っている研究所のコンピュータの性能、補聴器に搭載されているチップの性能などが大きく向上しています。

OticonのDNN1.0とDNN2.0の学習の比較(イメージ)

学習チャンネルの細かさを表すイメージ図

OticonのDNN1.0とDNN2.0の学習の比較(イメージ)

学習チャンネルの細かさを表すイメージ図

旧製品ではAIの学習チャンネルは24チャンネル(DNN1.0)でした。今回発売されたインテントでは、AIの学習に256チャンネル(DNN2.0)が用いられました。
チャンネルというのは、音をどれくらいきめ細かく分けているかという単位です。

学習チャンネルが24から256に上がったということは、低解像度のカメラから超高解像度のカメラにアップグレードするようなものです。低解像度のカメラでは見逃していた細部まで、超高解像度のカメラなら鮮明に捉えることができます。
学習チャンネルが10倍以上にきめ細かくなったことで、より高性能な雑音抑制技術を開発できるようになったのです。

実際の雑音抑制の結果(スペクトログラム)

実際に雑音の中での言葉の聞こえ方はどれほど進化しているのでしょう。
それを測定したものが次のグラフ(スペクトログラムといいます)になります。

ドイツ語文 “Die Strasse war sehr befahren”(道路はとても混んでいた)を、とても大きな雑音の中で聞いてもらった時に、DNN1.0とDNN2.0で雑音抑制が働いたうえで、どれくらい言葉のメリハリがハッキリ残るのかを表しています。
DNN2.0の方が色の濃淡のメリハリがハッキリしていることから、雑音抑制機能が大きく進化していることが分かります。

OticonのDNN1.0とDNN2.0の雑音抑制機能の比較(実際)

画像左はDNN1.0の雑音抑制の結果、画像右はDNN2.0の雑音抑制の結果。音源やノイズは両者同じ。引用元:Mette Brændgaard*, Valentina Zapata-Rodríguez*, Ioana Stefancu, Raul Sanchez-Lopez, Sébastien Santurette Centre for Applied Audiology Research, Oticon A/S.2024.4D Sensor technology and Deep Neural Network 2.0 in Oticon Intent™ Technical review and evaluation.p13

OticonのDNN1.0とDNN2.0の雑音抑制機能の比較(実際)

画像上はDNN1.0の雑音抑制の結果、画像下はDNN2.0の雑音抑制の結果。音源やノイズは両者同じ。引用元:Mette Brændgaard*, Valentina Zapata-Rodríguez*, Ioana Stefancu, Raul Sanchez-Lopez, Sébastien Santurette Centre for Applied Audiology Research, Oticon A/S.2024.4D Sensor technology and Deep Neural Network 2.0 in Oticon Intent™ Technical review and evaluation.p13

スペクトログラムとは?
  • 上で紹介したグラフは、スペクトログラムといいます。横軸は時間経過、縦軸は周波数、色の濃淡は音圧を表しています。色が黒いほど静かで、色が明るいほど大きな音が発生していることを表しています。

4DセンサーがAI雑音抑制をさらに賢く働かせます

インテントの上位機種に4Dセンサー(じぶんセンサー)が搭載されています。
4Dセンサーは、4つの要素を観察・分析することで、補聴器を使っている人の意図を汲み取り、その情報を補聴器に内蔵されたコンピュータに渡すことで、雑音抑制機能がより効果的に働いてくれます。

4つの要素は次の通りです。
1)周囲360度の音環境
2)自分の発話、周りの会話の活発さ
3)自分の頭の動き
4)自分の体の動き

これまでの補聴器も内蔵の指向性マイクロフォンによって(1)周囲360度の音環境、(2)自分や周りでの会話の活発さについては把握できていました。

インテントでは新たに本体内に加速度センサーを搭載することで、補聴器を使っているユーザーの意図を汲み取るようになりました。

私たちは何がしたいかによって頭や体の動きが変わります。たとえば、目の前の会話相手の話に集中するとき、体はほとんど動かずにじっと正面を向きますし、歩いていて何かを探しているときは、大きく体や頭の向きが変わります。
加速度センサーで(3)自分の頭の動き、(4)自分の体の動きを測定できれば、そこから逆算して補聴器ユーザーが何を求めているかのヒントが得られるのです。

4Dセンサーは、その時に計測した4つの要素すべての情報を組み合わせて、補聴器ユーザーが求めている音や情報が何なのかを推測して、雑音抑制をその時の状況に合わせて最適化してくれるのです。

4Dセンサーの効果は、雑音下における話題の理解

インテントを開発したオーティコンの技術資料の一部から、4Dセンサーの効果を検証したレポートの内容を(できるだけ簡単に)ご紹介します。

ひとつめのレポートは、日本の宴会などでも現実にありそうな、言葉の聞き取りがとても困難な環境を再現したものです。

この実験では、被検者はインテントを両耳に着けた状態で15人に囲まれます。常にスピーカーから騒音が流されている中で、15人のうち最大4人が同時にバラバラの話題で話します。

被検者は、話題を指定されるので、その話題についてしゃべっている人を見つけます。その次は数十秒間の間(引き続き、他の音声や雑音でうるさい中で)その話題を聞き続けて、最後に、その話題についてイエス/ノーの質問に答えてもらいます。

この実験、耳のいい人だったとしても、非常に難しいことを要求されています。

実験では30人の被検者に参加してもらい、4Dセンサーありのグループと4Dセンサーなしのグループで、それぞれ平均値を比較しました。その結果が下のグラフです。

オーティコン インテントの4Dセンサーの効果

Federica Bianchi*, Kasper Eskelund*, Valentina Zapata-Rodríguez*,Raul Sanchez Lopez, and Pernille Aaby Gade Centre for Applied Audiology Research, Oticon A/S.Oticon Intent™ – Clinical evidence BrainHearing™ benefits of the 4D Sensor technology を参考に当社作成

このすごくシビアな環境の中で15%もの違いが出るというのは、とても大きな効果です。
4Dセンサーが働いていると、自分が聞きたい話題の人がどこにいるかを早く発見して、言葉を正確に聞くことを助けてくれるようです。

4Dセンサー未搭載だとどうなの?

インテントは最高級のインテント1からお値打ち価格のインテント4まで4つのグレードが同時に発売されました。実は4Dセンサーが搭載されているのはインテント1とインテント2だけです。
4Dセンサーが搭載されていないグレードだと、どうなるのでしょうか?これについても実験結果があります。

頭部型のマネキンを使い耳の奥の鼓膜部分にマイクを設置、鼓膜に届く音質がどれくらい言葉を聞き取りやすいかを試験した結果です。音声と雑音は同じ音圧に設定されているので、人間ならとても言葉が聞き取りづらい環境です。

インテントのひとつ前のモデルであるRealとインテント4DセンサーOFF、インテント4DセンサーONの3つを比べたところ、4DセンサーOFFでも旧製品のRealより12%の相対的な増加を示しました。

オーティコン製品の雑音下での音声明瞭度指数

Mette Brændgaard*, Valentina Zapata-Rodríguez*, Ioana Stefancu, Raul Sanchez-Lopez, Sébastien Santurette Centre for Applied Audiology Research, Oticon A/S.2024.4D Sensor technology and Deep Neural Network 2.0 in Oticon Intent™ Technical review and evaluation.p11-12.を参考に当社作成

4Dセンサーが無くても、雑音がある場所での聞こえが改善するなら、やはり新たにDNN2.0で開発された最新の雑音抑制の進歩が大きいと考えてよいでしょう。

雑音抑制については、インテント1からインテント4まで性能の違いはありますが、すべてに搭載されています。試聴したうえで、聞こえ具合とご予算のバランスの良いモデルを選んでいただくのが確実な選び方になると思います。

音声明瞭度指数(Speech Intelligibility Index)とは?
  • SIIは音声明瞭度を予測する指標です。音声信号の明瞭度、背景雑音の有無、聞き手の聴力などの要素に重み付けをして算出されるもので、音声信号の聞き取りやすさを考慮して音声がどの程度理解できるかを推定します。SIIの値が高いほど、音声を理解する手がかりが増え、聞き取りやすくなることが見込まれます。

補聴器本体とレシーバーのデザインが一新

レシーバが3.0にバージョンアップ!音質改善!

補聴器はマイクに入力された音の高さ(周波数)と音の大きさに応じて、出力する音の大きさを変えています。
音の情報を周波数ごとに細かく認識、分析することでさまざまな環境に対応できたり、より自然な音の聞こえ方に近づいて感じることがあります。
インテントは特に低音域が拡張され、80Hzから10000Hzに対応できるようになりました。

サイズとバッテリーの持ちについて

インテントは本体のサイズが小さくなりました。
2mm程本体の長さが短くなりました。

点線で描かれているのが旧製品のサイズ。より小さくなり、軽い着け心地になりました。

補聴器に内蔵されているバッテリーのサイズが312電池のサイズから13電池のサイズに変わりました。
これにより、多くの機能を動作させたまま従来と大きくは変わらない稼働時間を実現することが出来ます。

充電器について

インテントと付属の充電器

従来の非接触充電から接触充電に変わり、充電時間が2時間に短縮されました。
疲れて補聴器をつけたまま寝てしまった日でも、朝起きてから充電すればおでかけの準備中にフル充電が可能です。

インテントは4つのグレードが同時発売、グレードでどうちがう?

機能について

インテントは1~4の4つのグレードが同時に発売されました。
グレードによって雑音抑制の性能、一部機能の有無が変わります。

インテントの主な機能一覧

  Intent1 Intent2 Intent3 Intent4
言葉の聞き取り モアサウンド・インテリジェンス
3.0
Level 1 Level 2 Level 3 Level 4
4Dセンサー
*加速度センサ-
環境分類 5分類 5分類 3分類
バーチャル外耳 3段階 2段階 1段階 1段階
空間バランサー 100% 60% 60% 40%
ニューラルノイズ抑制
難しい環境/シンプルな環境
12dB / 6dB 10dB / 4dB 8dB / 2dB 6dB / 0dB
サウンドエンハンサー 3段階 2段階 1段階 1段階
風切り音/擦れ音スタビライザー
モアサウンド・アンプリファイア
3.0
突発音スタビライザー 6段階 5段階 4段階 2段階
モアサウンド・オプティマイザー
音空間認知機能 4つの帯域 4つの帯域 4つの帯域
音質 クリアダイナミクス
信号処理チャネル 64ch 48ch 48ch 48ch
フィッティング周波数帯域 10kHz 8kHz 8kHz 8kHz
低域ブースト(ストリーミング時)
コネクティビティ
ストリーミング(2.4GHz 低消費電力 Bluetooth®︎)

機能解説

モアサウンド・インテリジェンス3.0
以下の7つの機能が相互に働き、周囲360°の音をクリアで自然なバランスで維持しその情景を届ける。

・4Dセンサー(加速度センサー)
装用者の聞きたいこと(意図)をくみ取り、そのニーズに基づいて適切な聞き取りのサポートを提供する。

・環境分類
装用者によって異なる、聞こえ難い環境とそうでない環境を選ぶことで補聴器のサポート量を調整。

・バーチャル外耳
耳の形状を加味して周囲の音のバランスを取る。

・空間バランサー
側面から後方のノイズを選択的に押さえることで言葉の聞き取りをサポート。

・ニューラルノイズ抑制(難しい環境/シンプルな環境)
1200万の音を学習した人工知能(DNN)によって、音質を高く保ち、環境に即応しノイズを抑える。

・サウンドエンハンサー
ノイズのある聞き取りの難しい環境でも、会話音を強調して聞き取りを助ける。

・風切り音/擦れ音スタビライザー
風の音や補聴器を触った時に擦れる音を瞬時に抑え、快適な聞こえを維持する。

モアサウンド・アンプリファイア3.0
音の情景の変化に即応し、高解像度(メリハリのある)な音を届け様々な環境で聞きやすくする。

・突発音スタビライザー
会話の理解を損なわずに突発的に起こる不快な音を快適に調整。

モアサウンド・オプティマイザー
ハウリングを予防し、最適な音量で聞こえをサポートし、軽度から高重度まで装用感を向上。

音空間認知機能
もっとも興味をひかれる音を見つけ出す能力を高める。

クリアダイナミクス
騒がしい環境でも、ゆがみのない高音質を実現。

信号処理チャネル
チャネルが多いほど、信号の忠実度と処理を向上。

フィッティング周波数帯域
数値が大きいほど高音域の音をより自然に再現でき、言葉の了解度や音質の向上が図れる。

低域ブースト(ストリーミング時)
ストリーミング中に失われがちな低域の音を再現し、豊かでゆがみのない音質をうみだす。

コネクティビティ
最新のBluetooth規格LE Audioに対応。高品質・低遅延なストリーミングを低電力で実現。iPhoneとの直接ストリーミングに加えて、Androidデバイス(ただしASHA対応器種)からの直接ストリーミングが可能に。

インテントを3カ月試聴してみましょう

インテントの良いところばかり多数紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
インテントは懇親会など大人数の集まりによくご出席される方、夫婦で散歩して車の走行音がうるさい場所でも横からの声を聞き取りたい方などには特におすすめです。

補聴器をご検討中でアクティブにお出かけする機会があるなら、一度は試聴してみる価値があるモデルです。

新製品のため、まだ数台ですが無料試聴用のデモ器を各店に用意しております。
インテントの音質・聞こえ方が気になった方はぜひご試聴ください。

補聴器のリサウンドから新製品オムニアシリーズ登場!騒音下での聞こえを強化

2022年10月17日、補聴器メーカー「リサウンド」から新製品「リサウンド・オムニア(小型耳掛け型)」が発売されました。従来の器種よりもさらに騒音下での聞き取りが楽になるようサポートする機能を充実させたモデルです。

2023年5月にはオムニアシリーズに、充電式耳あな型の「オムニアITC / ITE」、小型耳あな型の「オムニアCIC」、取り扱いが簡単な「リサウンド・オムニア耳掛け型」が追加されました。オムニアシリーズの機能と、各器種の特徴についてご紹介します。

「リサウンド・オムニア」の特長

騒がしい場所での聞き取りを強化

聴力が低下し始めて、最初に困りを感じるのは多くの場合、騒がしい場所での会話です。
スーパーでの会話はもちろん、銀行など個人情報について小声で話す場面では、周りの小さなノイズが邪魔になってしまいます。
銀行や郵便局の窓口
「リサウンド・オムニア」では、新機能“フロントフォーカス”が搭載されました。従来のリサウンド補聴器に比べ、騒音下での聞こえが150%改善しました。

新機能“フロントフォーカス”は、正面の人の声にフォーカスを合わせて、横や後ろの声や雑音を抑制します。
また同時に、正面の人の音声の音質や増幅量を変化させることで明瞭度がハッキリし、言葉の聞き取りを助けてくれます。

修正_フロントフォーカス
目の前にいる対話相手への解像度を上げることで、騒音がある中でも会話が聞き取りやすくなりました。
スーパーやデパートのレジでのやり取りや、混んでいる喫茶店などで会話をする際に役立ちます。

スマホアプリで取り扱いをサポートする“チェックマイフィット”

補聴器は人間工学にもとづき、設計されているので、基本的にしっかり耳にフィットするように作られています。

しかし補聴器を使い始めたばかりの人は、耳せんが自分の耳にしっかり入っているのか?補聴器本体が耳の上の正しい場所に収まっているのか?などが気になってしまうこともあります。

補聴器連携用のスマホアプリ「リサウンド・スマート3Dアプリ」に含まれる“チェックマイフィット機能”では、正しい装用ができているかご自身で確認することができるようになりました。
スマホのフロントカメラを使って鏡のようにして、自分を映し、アプリが装用状態をチェックしてくれます。

チェックマイフィット

リサウンド・オムニアシリーズ、5つのデザイン

オムニアシリーズは、2023年5月に新製品が発売され、すべてのデザインラインナップが揃いました。

補聴器の形状は、およそ5種類あり、それぞれに特徴があります。

・耳に着けても外から見えない小型耳穴型(CICタイプ)
充電式で取り扱いがカンタン&見た目もお洒落な充電式耳穴型(ITCタイプ/ITEタイプ)
・目立ちにくい小型耳掛け型(RICタイプ)
・取り扱いが簡単な耳掛け型(BTEタイプ)

オムニアシリーズは自然な音質にこだわったリサウンド社の最新シリーズです。今回、全ラインナップがそろいました。デザインや見た目、取り扱いなどに関して、どんなご要望にもお応えできます。

もっとくわしい
補聴器の形状や選び方はこちら

補聴器購入ガイド:補聴器を考え始めたばかりの人へ

リサウンド・オムニアの耳掛け型3サイズ

リサウンド・オムニアの耳掛け型は、小型耳掛け型(Ricタイプ)・耳掛け型(BTEタイプ)・ハイパワーの耳掛け型(BTEタイプ)の3つのタイプがあります。
どのタイプを選んでも、耳掛け型は充電式になります。電池式のオムニアは発売されていません。

補聴器の形状選びのポイント
  •  目立ちにくい補聴器ならRicタイプ

  • 取り扱いやすさならBTEタイプ

  • より大きな音量が必要ならハイパワーのBTEタイプ

リサウンド・オムニアの4つのグレード、カラー

補聴器は見た目や形状が同じでも、その内部に搭載されているコンピュータによって機能と聞こえが変わってきます。リサウンド・オムニアには9・7・5・4の4つのグレード(価格)があります。価格に比例して、聞こえの補助機能が強くなります。

 

リサウンド・オムニア(Ric)
グレード別の機能表 

機能\クラス 9 7 5 4
両耳指向性
360オールアラウンド
両耳指向性
自動声センサー
フロントフォーカス
自動空間認識
環境適応
雑音抑制
環境適応
システム
音質調整
チャンネル数
17 14 12 10
Bluetooth

※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。

リサウンド・オムニア(Ric)
メーカー希望小売価格
 

グレード 片耳価格 両耳価格
9 563,000円 1,093,000円
7 413,000円 793,000円
5 293,000円 553,000円
4 213,000円 393,000円

※補聴器は非課税,上記価格はバッテリー付き充電器33,000円(税込)を含む。

 

リサウンド・オムニア(BTE)
グレード別の機能表

 

機能\クラス 9 7 5 4
両耳指向性
360オールアラウンド
両耳指向性
自動声センサー
フロントフォーカス
自動空間認識
環境適応
雑音抑制
環境適応
システム
音質調整
チャンネル数
17 14 12 10
Bluetooth

※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。

リサウンド・オムニア(BTE)
メーカー希望小売価格
 

グレード 片耳価格 両耳価格
9 547,600円 1,077,600円
7 397,600円 777,600円
5 277,600円 537,600円
4 197,600円 377,600円

※補聴器は非課税,上記価格はデスクトップ充電器17,600円(税込)を含む。

 

リサウンド・オムニア(Ric)
グレード別の機能表 

機能\クラス 9 7 5 4
両耳指向性
360オールアラウンド
両耳指向性
自動声センサー
フロントフォーカス
自動空間認識
環境適応雑音抑制
環境適応システム
音質調整
チャンネル数
17 14 12 10
Bluetooth

※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。

リサウンド・オムニア
メーカー希望小売価格
 

クラス 9 7 5 4
片耳価格 563,000円 413,000円 293,000円 213,000円
両耳価格 1,093,000円 793,000円 553,000円 393,000円
※補聴器は非課税,上記価格はバッテリー付き充電器代33,000円(税込)を含む。
 

リサウンド・オムニア(BTE)
グレード別の機能表
 

機能\クラス 9 7 5 4
両耳指向性
360オールアラウンド
両耳指向性
自動声センサー
フロントフォーカス
自動空間認識
環境適応雑音抑制
環境適応システム
音質調整
チャンネル数
17 14 12 10
Bluetooth

※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。

リサウンド・オムニア
メーカー希望小売価格
 

クラス 9 7 5 4
片耳価格 563,000円 413,000円 293,000円 213,000円
両耳価格 1,093,000円 793,000円 553,000円 393,000円
※補聴器は非課税,上記価格はデスクトップ充電器代17,600円(税込)を含む。

カラーバリエーションは9色です。
上段左からブロンズ・シャンパン・セピアグレー・チャコール・エスプレッソ
下段左からゴールド・スパークシルバー・ディープブラック・リサウンドレッド
オムニアカラー9色

 

リサウンド・オムニアは、
3ヶ月試聴レンタルの対象

デモ器の入荷次第の先着順になりますので、試聴希望の方はお早めのご予約がおすすめです。

当店の補聴器の3ヶ月無料試聴サービスは詳しくはこちら

リサウンド・オムニアは充電器が2種類

リサウンド・オムニアとオムニア マリーは充電式の補聴器です。充電器は2種類から選択できます。持ち運びも可能なバッテリー搭載型と、置くだけ簡単なデスクトップ型です。

小型耳掛け型(Ricタイプ)はバッテリー搭載型とデスクトップ型が、耳掛け型(BTEタイプ)はデスクトップ型が選べます。

リサウンド・オムニア_充電器

左:バッテリー付き充電器33,000円(税込) 右:デスクトップ充電器17,600円(税込)

リサウンド・オムニア_バッテリーつき充電器

バッテリー付き充電器33,000円(税込)

リサウンド・オムニア_デスクトップ充電器

デスクトップ充電器17,600円(税込)

リサウンドの充電式補聴器は他社に比べて、短時間の充電で使用できるのが特長です。3時間のフル充電で、30時間分使用できます。また、うっかり充電を忘れてしまった場合でも、10分の充電で2.5時間分使用できるので安心です。

 

より自然な聞こえにこだわる方には、トリプルマイクの『オムニア マリー』

リサウンド・オムニアのRICタイプには、特殊なマイクを耳栓の根元に3つ追加で取り付けた、『リサウンド・オムニア マリー』という機能があります。

「リサウンド・オムニア マリー」 耳栓の根元に3つめのマイクを搭載

耳は複雑な形状によって、音を集音したり、音がなっている方向を感じるとっています。しかし、今までの耳掛け型補聴器のマイクは、音を拾う為のマイクが耳の後ろについているため、自然な集音効果や音の方向感が分かりにくくなっていました。

リサウンド・オムニア マリーは、耳の穴に入れるスピーカー部分に3つめのマイクを搭載しています。耳の中にマイクを搭載することで、ひとりひとり違う耳の形状による聞こえを再現し、

①自然な集音効果と音の方向感
②にぎやかな環境での聞き取り

を両立させました。

オムニア マリーは通常価格に片耳2万円で追加することで選択可能です。

オーダーメイド耳あな型の補聴器「リサウンド・オムニア 充電式耳あな型」

リサウンドワン充電耳あな型補聴器

2023年5月、リサウンド・オムニアシリーズに取り扱い簡単な充電式耳あな型補聴器『リサウンド・オムニアITC / ITE』が追加されました。コンパクトなITCサイズと安定感のあるITEサイズの2種類があります。

一見、イヤホンのような形状で、補聴器とは思えない見た目です。デザインが気になる若い方にもオススメです。

 

取り扱い簡単なリサウンド・オムニアITC/ITE

リサウンド・オムニアはデザインだけではなく、取り扱いが簡単なことも特徴です。

●ボタンが押しやすくてラクラク

耳あな型補聴器に付いている操作ボタンは、補聴器を小型にするために小さく作られています。しかし「ボタンが小さすぎて押しにくい」「押したのか不安になる」という声もありました。

リサウンド・オムニアITC/ITEは音量やプログラムを変更するボタンが大きく作られています。これなら細かい操作に不安がある方でも、安心して操作できます。

本体中央に配置した大きめボタンで操作もラクラク。

 

●充電器の取り扱いが簡単

リサウンド・オムニアITC/ITEは補聴器だけではなく充電器もオーダーメイドです。
充電器の受け口を補聴器の形に合わせて作るので、補聴器がピッタリ充電器に収まります。

充電器に補聴器がぴったり収まります

「朝使おうと思ったら、上手く充電器に入れられてなくて、バッテリーが空っぽだった」

そんなうっかりも、このオーダーメイド充電器なら防ぐことができます。充電式は上手く充電できるか不安……そんな方にオススメです。

リサウンドのオーダーメイド充電式耳あな型に関して、こちらの記事でもご紹介しています。
史上最高に取り扱いが簡単!?充電式の耳あな型補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が新発売!

 

リサウンド・オムニアITC/ITEの4つのグレード、カラー

リサウンド・オムニアITC/ITEには9・7・5・4の4つのグレード(価格)があります。価格に比例し、聞こえの補助機能が強くなります。

リサウンド・オムニアITC/ITE
グレード別の機能表
   

機能\グレード 9 7 5 4
両耳指向性
360オールアラウンド
両耳指向性
自動声センサー
フロントフォーカス
自動空間認識
環境適応
雑音抑制
環境適
応システム
音質調整チャンネル数 17 14 12 10
Bluetooth

※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。

リサウンド・オムニアITC/ITE
メーカー希望小売価格
 

グレード 片耳価格 両耳価格
9 613,000円 1,193,000円
7 443,000円 853,000円
5 303,000円 573,000円
4 223,000円 413,000円

※補聴器は非課税,上記価格はオーダーメイド充電器33,000円(税込)を含む。

リサウンド・オムニアITC/ITE
グレード別の機能表
   

クラス 9 7 5 4
両耳指向性
360オールアラウンド
両耳指向性
自動声センサー
フロントフォーカス
自動空間認識
環境適応雑音抑制
環境適応システム
音質調整
チャンネル数
17 14 12 10
Bluetooth

※『環境適応雑音抑制』と『環境適応システム』は両耳装用時のみ。

リサウンド・オムニアITC/ITE
メーカー希望小売価格
 

クラス 9 7 5 4
片耳価格 613,000円 443,000円 303,000円 223,000円
両耳価格 1,193,000円 853,000円 573,000円 413,000円
※補聴器は非課税,上記価格はオーダーメイド充電器代33,300円(税込)を含む。

 

補聴器のカラーは8通り。外から見えるフェイスプレート部分は、ダークグレーかライト(ベージュ)の2種類。
外から見えない耳の中のシェル部分はダークグレー・ライト・赤・青の4種類からお選びいただけます。

ITC_Color_LineUP_4

外から見える部分と見えない部分の色を変えられます。

超小型耳あな型補聴器「リサウンド・オムニア CIC」

リサウンドワンCIC

近年の小型耳あな型補聴器は、スマホと通信する機能のためにサイズを妥協するか、サイズを極端に優先して最大音量を妥協するか。どちらかの選択が多かったです。しかしリサウンド・オムニアCICは、内蔵するレシーバを刷新して、パワーと極小サイズを両立しています。

スマホと通信する機能こそ無くなっていますが、シンプルに必要十分な音量、小さく目立たないことをお求めの方にはオススメです。リサウンド・オムニアCICは、今まで聴力の制限で超小型の耳あな型を選べなかった方だけでなく、その小ささから補聴器を目立たせたくない方からも人気が出そうです。

 

リサウンド・オムニアCICの4つのグレード、カラー

リサウンド・オムニアCICには9・7・5・4の4つのクラス(価格)があります。価格に比例し、聞こえの補助機能が強くなります。

リサウンド・オムニア
メーカー希望小売価格
グレード 片耳価格 両耳価格
9 560,000円 1,120,000円
7 390,000円 780,000円
5 260,000円 520,000円
4 180,000円 360,000円
リサウンド・オムニアCIC
メーカー希望小売価格
   

クラス 9 7 5 4
片耳価格 560,000円 390,000円 260,000円 180,000円
両耳価格 1,120,000円 780,000円 520,000円 360,000円

補聴器のカラーは8通り。

外から見えるフェイスプレート部分は、ダークグレーかライト(ベージュ)の2種類。外から見えない耳の中のシェル部分はダークグレー・ライト・赤・青の4種類からお選びいただけます。
リサウンドワンCICカラー

補聴器が初めてで、
まだ迷っている方へ

下記の記事を参考にしてみて下さい。

初めて補聴器を使うのは、いつから?専門家が勧めるタイミング

リサウンドの新製品、当店でお試しができます!

今回リサウンドから発売される新製品も、実際の生活場面でお試しすることができます。

騒がしい場所での会話での聞こえを改善したい方は、リサウンド・オムニアシリーズをぜひ試聴してみて下さい。

耳あな型は2種類。目立たない小さいサイズか、充電式で取り扱いも簡単なタイプ。あなたのご希望や使い勝手に合わせて、お選びいただけます。

フォナック補聴器からオーデオ ルミティ(Lumity)新発売!

2022年11月、世界最大の補聴器メーカーフォナックから新製品「ルミティ(Lumity)」シリーズが発売されました。ルミティには、騒がしい場所でのことばを聞き取りやすくする機能が搭載されています。喫茶店やショッピングモールなど、騒がしい場所での会話、複数の人との会話でお困りの方におすすめです。

20236月に防水機能を持つ「オーデオ ルミティ ライフ」、20239月に重度の難聴の方向け「ナイーダ ルミティ」と小児難聴用の「フォナック スカイ ルミティ」が加わり、ラインナップがさらに充実しました。ルミティシリーズの機能・機種・形状別の特徴をご紹介します。

ルミティシリーズには5つのデザイン

カラーバラエティー

左からナイーダ、スカイ、オーデオ、ライフ、スリム


ルミティシリーズには5種類のデザインがあります。

◯定番の形状、小型で多機能な耳かけ型の「オーデオ」
◯よりスタイリッシュで、眼鏡と一緒でも安定して着けられる「スリム」
◯汗やプールの水にも耐えられる、より高い防水性能を持った「ライフ」
◯オーデオよりも取り扱いがしやすく。パワフルで重度の難聴にも対応できる「ナイーダ」
◯難聴のお子様向けに可愛いカラーとコンパクトな形状の「スカイ」

なおデザインごとに機能の特徴はありますが、同じルミティシリーズの同じグレードであれば、聞こえ方は同じです。

記事の前半では、ルミティシリーズの音質や聞こえ方の特徴を解説します。
デザインの特徴については記事後半で紹介します。

大事なのは、騒がしい環境での声の聞き取り!

ルミティシリーズは聞き取りに関する機能が従来より進化しました。
喫茶店やショッピングモールなど騒がしい環境で、言葉の聞き取りを助ける為の機能が搭載されています。
難聴の方は、静かな環境で会話の聞き取りに困ることもありますが、特に喫茶店やショッピングモール、スーパーマーケットのような騒がしい環境で、人の声を聞きづらく感じます。

スーパーレジでの会話

そんな時に会話の聞き取りを助けて、聞くための労力を少なくしてくれるのがオーデオ ルミティの「スピーチセンサー」「ステレオズーム2.0」そして「ダイナミックノイズキャンセル」という機能です。

360°から話し声の方向を検出する「スピーチセンサー」機能

フォナックによる調査では、私たちが人の声を聞くとき、およそ80%の音声は前から聞いており、20%の音声は後ろや横から聞いているという結果が出ました。
確かに私たちが日常生活を過ごすときには、ふとした時、横から知り合いに声をかけられることもありますし、そのまま並んで歩きながら話をすることもあるでしょう。

従来の補聴器では、騒がしい場所で人の声を聞くときには向かい合っている前提で、前方の声のみを聞きやすくする機能に重点を置いていました。しかし先に書いたとおり、会話は前からの音声のみとは限りません。

スピーチセンサー機能

ルミティシリーズでは、360°の方向から人の声を検出する、スピーチセンサー機能が新しく搭載されました。これは騒がしい環境で人と話すときに、どの方向から声が届いているかを検出する機能です。

下の図では、左側にいる人が補聴器を使っています。右側の人が話し相手です。
話している人の方向を向いている時なら、旧来の補聴器でも問題ありません。

スピーチセンサー話者正面

しかし、下の図のようなケースでは問題がおきてしまいます。顔を向けていない方向から話しかけられたときに、聞き取りづらくなってしまいます。

スピーチセンサー話者側面

スピーチセンサーが搭載されたルミティは、360°方向の音声を常にモニタリングしています。そして人の声がどの方向から届くのかを検出します。

スピーチセンサー width=

横方向から話し声が届いている場合、ルミティのマイクはその方向の音声をしっかり捉えます。

スピーチセンサー機能

スピーチセンサーは、それ単独で機能しているわけではなく、このあとにご紹介するステレオズーム2.0など、雑音の中でことばを聞き取るための様々な機能と連動して働きます。

スピーチセンサーを含め、雑音の中で言葉を聞き取るための補助機能が働く仕組みは次のような流れになっています。

  • 1)最も大きな会話音の方向、雑音レベル、音声と雑音の音圧の比、これら3点を常に把握。
  • 2)左右の補聴器が通信して、上記の情報を左右で交換。より高精度に音環境をモニタリング。
  • 3)モニタリングした音環境から、主なことばがどの方向から来ているか判定。
  • 4)ことばの方向に基づいて、最も適切な指向性設定が起動。

ルミティは、ここまでの1~4を絶えず行って、補聴器を使っている人がアクティブに行動しても、また周りの環境が変化しても、それに合わせ自動で設定が切り替わります。

会話相手がいるのは正面だけではありません。どなたかとご一緒にお出かけするときは横並びに歩きます。多くの人と会話している場面では、横や斜めから話しかけられることもあります。そんな場面ではスピーチセンサー機能が活躍するでしょう。

※スピーチセンサ-機能を使うためには補聴器を両耳につける必要があります。

正面からの声を聞きやすくする『ステレオズーム2.0』

ルミティシリーズは、新機能のステレオズーム2.0によって、正面の声を拾う力が今まで以上に強力になりました。

ステレオズーム2.0は、にぎやかな環境で会話に集中したいときに、横や後ろからの声や音を減らし、正面で話している人の声にフォーカスしてくれます。

ステレオズーム

ステレオズーム2.0はにぎやかな環境では自動的にONになるため、ご自身で操作する必要がありません。横や後ろの声を自動で強力に抑制して、正面の、非常に狭い角度の声だけを集中的に拾い上げてくれるのです。

従来の補聴器にも正面の音声を聞きやすくする機能がありましたが、ルミティでは機能が自動で働くときのタイミングと、正面から聞こえる声の明瞭さが改善されました。

※ステレオズーム2.0機能を使うためには補聴器を両耳につける必要があります。

横や後ろの騒音を抑える『ダイナミックノイズキャンセル』

ダイナミックノイズキャンセルは、スピーチセンサーとステレオズーム2.0を組み合わせて作動する機能です。騒がしい環境では、横や後ろからの騒音を抑え込んで、正面で話している人の声を自動的に聞き取り易くしてくれます。

ルミティより前に発売された『パラダイス』シリーズでは、ダイナミックノイズキャンセルが搭載されているのは最上位器種だけでした。しかし、ルミティシリーズでは上から二番目のグレードにも搭載され、より多くの方が活用できるようになりました。

フォナックならでは、PCでもスマホでもBluetoothでつながる補聴器

最近の補聴器には、スマホと連携する機能が搭載されています。ほとんどの補聴器メーカーから、iPhoneなどのスマートフォンと接続し、電話や音楽の音声が聞こえる補聴器が登場しました。ただし、フォナック以外のメーカーでは、基本的に直接接続できるのはiPhoneと一部のAndroidスマホのみです。パソコンと接続するためには、別売の中継機器が必要になります。

一方、フォナックの補聴器は、iPhoneでもAndroidでも、ほとんどのスマホと接続できます。またパソコンとも、中継機器を使わずに直接接続できるので、Web会議やYoutubeなどの音声も補聴器から非常に良い音で聞くことができます。さらにフォナックの補聴器は、スマホで通話する際にはハンズフリー通話が可能です。
補聴器のマイクで話し手の声を拾って、相手へ声が届きます。オーデオ ルミティでは、相手に届く音質が、さらに高音質になるよう改良がされました。仕事でWeb会議や電話を多用される方には、とくにおすすめの機能です。

自分の健康と補聴器を管理する無料のスマホアプリ

フォナックは、スマホ用の無料アプリを公開しています。
このアプリは、補聴器とスマホを接続することで、3つの機能が利用できます。

自分の健康を管理するヘルスケア機能

一日の歩行距離や歩数を補聴器でモニタリングし、アプリで確認できるようになりました。
Lumityアプリ_ヘルスケア

音質、音量の調整機能

アプリでは、補聴器の音量や音質を自分好みに変更できます。
この記事で紹介した通り、オーデオ ルミティは周囲の環境に合わせて、言葉が聞き取りやすいよう、音量・音質が自動で変わる補聴器です。

しかし、人によっては自分のタイミングで、音質・音量を変えたいという方もいらっしゃいます。たとえばオーケストラで生の演奏を聞くときなどは、人の言葉を聞きとりたい時とは異なる音質が好まれることがあります。
Lumityアプリ_音量調整

雑音抑制、指向性の調整機能

アプリでは、周囲の雑音が気になるときに雑音抑制機能を強く設定したり、正面の人の声を聞きとるために横や後ろの声を抑える設定など、自分で選ぶことが出来ます。
Lumityアプリ_ノイズリダクション_指向性

フォナック ルミティのクラス別の機能

ルミティには4つのクラスがあり、上位のクラスになるほど、聞こえをよくするための補助機能が多く搭載されています。
クラスは、上から順番にL90、L70、L50、L30となっています。

なお補聴器の価格は、形状とクラスの組み合わせで決まりますので、実際の値段については記事後半で、形状別に価格表を記載します。

フォナック ルミティの機能表(クラス別)表
フォナック ルミティは、クラスによって機能および聞こえ方が変わります。   

※ナイーダ ルミティUPのみモーションセンサー非搭載。
機能\クラス L90 L70 L50 L30
スピーチセンサー
ステレオズーム2.0
全自動

手動のみ
ダイナミック
ノイズキャンセル
指向性チャンネル数 33 12 6 1
音質調整チャンネル数 20 20 16 12
モーションセンサー※
Bluetooth接続
フォナック ルミティの機能表(クラス別)表    

フォナック ルミティは、クラスによって機能および聞こえ方が変わります。

※ナイーダ ルミティUPのみモーションセンサー非搭載。
機能\クラス L90 L70 L50 L30
スピーチ
センサー
ステレオ
ズーム2.0

自動

手動
ダイナミック
ノイズ
キャンセル
指向性
チャンネル数
33 12 6 1
音質調整
チャンネル数
20 20 16 12
モーション
センサー※
Bluetooth

ルミティシリーズ、5つのデザイン

ルミティシリーズには見た目の好み、着け心地、取り扱いの簡単さのご希望などに合わせて選べる5つのデザインがあります。

カラー

左からナイーダ、スカイ、オーデオ、ライフ、スリム

汗や水に強い!オーデオ ルミティ ライフ

オーデオ ルミティ ライフの特徴はその防水・防汗性能にあり、屋外での運動や趣味をお持ちの方におすすめできる、タフな補聴器です。
通常、補聴器の防塵・防水性能はIP〇〇という形で示されます。

IPはInternational Protectionの略で、電気製品の防水・防塵性能を表す規格です。2003年に国際電気標準会議(IEC)によって定められました。

1桁目がちりやほこりの侵入を防ぐ防塵性能を 0 ~ 6 の数字で表しています。
2桁目は、防水性能を 0 ~ 8 で示しています。

オーデオ ルミティ ライフは、防塵性能・防水性能ともに規格上の最高であるIP68を取得しています。
今までも故障対策として、IP68(規格上最高のもの)の補聴器は発表されていました。同じIP68でも、今回発売されたオーデオ ルミティ ライフの防水性能は、これまでの防水補聴器の多くを上回るものになりました。

具体的には海水浴のような塩水、温泉のような特別な成分が入った湯水でも防水性能が維持されます。もちろんフィットネスジムのプールや、汗をかく運動も大丈夫です。
「補聴器をつけたまま、もっと色々なところに行きたい」「安心して補聴器を使いたい」という補聴器を使う方の期待に応えた補聴器になっています。

防水補聴器を着けていれば、温泉でのおしゃべりも弾みます。

汗をかくスポーツ中も、防水補聴器なら会話が楽しめます。

ライフ専用充電器「ライフチャージャー」「チャージャーケース GO」

ライフの充電器は「ライフチャージャー」「チャージャーケース GO」の2種類から選べます。
チャージャーケースGOは、充電するだけでなく、充電器の中に電池が入っており、電力を蓄えることができます。自動車や電車の中など、コンセントの無い場所でも補聴器を充電することができます。

ライフチャージャー 14,300円(税込)

チャージャーケース GO 31,900円(税込)※最大3回フル充電可能。

オーデオ ルミティ ライフ
メーカー希望小売価格
※補聴器は非課税,上記価格はライフチャージャー14,300円(税込)を含む。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 682,300円 502,300円 372,300円 267,300円
両耳価格 1,350,300円 990,300円 730,300円 520,300円
オーデオ ルミティ ライフ
メーカー希望小売価格
※補聴器は非課税,上記価格はライフチャージャー14,300円(税込)を含む。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 682,300円 1,350,300円
L70 502,300円 990,300円
L50 372,300円 730,300円
L30 267,300円 520,300円

スリムなデザインとフィット感!フォナックスリム

オーデオ ルミティ ライフと同日に発売になるのがフォナックスリムです。デザイン性とつけ心地の両立をめざし、今までのフォナック補聴器とは全く違う新形状の補聴器が誕生しました。おしゃれな補聴器を探している方におすすめの補聴器です。

スリムなデザインと左右別々『7°』の違いでさらなるフィット感

フォナックスリムは今までのフォナック補聴器からは大きく離れたデザインです。
見た目の新奇さだけではなく、その独自の形状により着け心地や安定感も増しています。

・よりスリムにスタイリッシュになったデザイン

フォナック補聴器の従来機種と見比べた時、まず目につくのは本体の形状です。人間工学にもとづいた形状は、従来の一般的な耳掛け型補聴器と比べて、非常にスリムでスタイリッシュになっています。

・『7°』の角度で頭と耳にフィット

フォナックスリムは左耳用と右耳用で、別々の専用デザインになっています。補聴器本体部分と、耳の中に入れるスピーカー部分『レシーバー』をつなぐ部分を左右別に『7°』の角度をつけています。
今までの補聴器は左右ともにまっすぐレシーバーが繋がっていました。フォナックスリムは『7°』の角度をつけることにより、耳の後ろにより自然にフィットするようになりました。

この独自形状により、メガネを掛けたままでも安定して使うことができます。「メガネをつけているからか、今までの補聴器では不安定な感じがする」とお悩みのお客様はぜひお試しください。

フォナックスリム専用!充電器も新デザインに

補聴器の充電器もフォナックスリム用に新しくなりました。薄型の充電器はデザイン性だけではなく、コンパクトで場所をとりません。

補聴器を入れる部分には磁石が搭載されており、補聴器をしっかりと保持してくれます。充電器に上手くはまっておらず、いざつけようとしても充電できていなかった……という失敗を防いでくれます。

4つのカラーバリエーション

フォナックスリムは形状だけではなく、カラーにもこだわりがあります。
カラーは4種類、洗練された2トーンカラーのデザインです。お好みのカラーをお選びいただき、毎日の生活で気持ちよくご使用ください。

フォナックスリム ルミティ
メーカー希望小売価格
※補聴器は非課税,上記価格はフォナック スリム チャージャー15,400円(税込)を含む。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 683,400円 503,400円 373,400円 267,300円
両耳価格 1,350,300円 990,300円 730,300円 520,300円
フォナックスリム ルミティ
メーカー希望小売価格
※補聴器は非課税,上記価格はフォナック スリム チャージャー15,400円(税込)を含む。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 683,400円 1,350,300円
L70 503,400円 990,300円
L50 373,400円 730,300円
L30 267,300円 520,300円

標準デザインのオーデオ ルミティ、少しお安くなります。

11種類のカラーバリエーション

上で紹介したフォナックスリムは、デザインの最新モデルですが、標準デザインのオーデオ ルミティも好評です。聞こえ方に関してはフォナックルミティとほぼ同じですが、お値段が少しお安くなり、お求めやすくなっています。 

オーデオ ルミティは電池交換式のオーデオL-312と充電タイプのオーデオL-Rがあります。

電池交換式は充電タイプよりも本体が少し小型になっています。

左:オーデオ L-312、右:オーデオ L-R

カラーは、エレクトリックグリーン、カリビアンパイレーツ、プレシャスピンクの3色が追加され、合計11色の中からお好みのものをお選びいただけます。

オーデオ L-R
メーカー希望小売価格
※充電器:フォナックチャージャーEase15,400円を含む。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 597,000円 431,000円 310,000円 213,000円
両耳価格 1,178,600円 846,600円 604,600円 410,600円
オーデオ L-312
メーカー希望小売価格
※電池交換タイプ。補聴器は非課税。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 565,000円 402,000円 286,000円 192,000円
両耳価格 1,130,600円 804,000円 572,000円 384,000円
オーデオ L-R
メーカー希望小売価格
※上記価格はフォナックチャージャーEase15,400円(税込)を含む。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 597,000円 1,178,600円
L70 431,000円 846,600円
L50 310,000円 604,600円
L30 213,000円 410,600円
オーデオ L-312
メーカー希望小売価格
※電池交換タイプ。補聴器は非課税。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 565,000円 1,130,000円
L70 402,000円 804,000円
L50 286,000円 572,000円
L30 192,000円 384,000円

高度・重度難聴用のナイーダ ルミティ

フォナックのナイーダは高度・重度難聴の方に人気のシリーズで、搭載するチップを刷新しながら新モデルが作られ続けています。

今回、ルミティチップを搭載した「ナイーダ L-UP(電池交換式)」「ナイーダ L-SP(電池交換式)」「ナイーダ L-PR(充電式)」がラインナップされました。
カラーは、8色よりお選びいただけます。

ナイーダルミティのカラー

高度・重度の難聴の方にはナイーダ L-SP/L-UP

重度難聴の方には、最新のルミティチップを搭載したナイーダ L-SPとL-UPがおすすめです。

ナイーダ L-SPは高度難聴用、
ナイーダ L-UPは重度難聴用です。
ナイーダ L-UPは電池に大型の675サイズを採用しているので、バッテリーが長持ちします。

ナイーダ L-SP/L-UP
メーカー希望小売価格
※電池タイプのみの販売。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 624,000円 444,000円 314,000円 245,400円
両耳価格 1,248,000円 888,000円 628,000円 418,000円
ナイーダ L-SP/L-UP
メーカー希望小売価格
※電池タイプのみの販売。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 624,000円 1,248,000円
L70 444,000円 888,000円
L50 314,000円 628,000円
L30 209,000円 418,000円

充電式の耳掛け型として最大級のパワーを誇るナイーダ L-PR

これまで充電式の耳掛け型補聴器は、メーカー各社から登場していますが、高度難聴にはパワー不足な器種がほとんどでした。一部の高度な難聴の方は、充電式の補聴器が選べなかったのです。

ナイーダ L-PRは、補聴器メーカーの上位6ブランドの充電式補聴器の中で、トップクラスのパワー※になっています。高度難聴で、これまで充電式の耳掛け型を諦めていた方にも新しい選択肢が登場しました。

※フォナック、オーティコン、シグニア、スターキー、リサウンド、ワイデックス各社のテクニカルインフォメーションによる。最大音響利得において1位、最大出力音圧で2位、2023年11月当社調べ。

ナイーダ L-PR(充電式)
メーカー希望小売価格
※充電器:フォナックチャージャーCombi BTE12,650円を含む。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 657,650円 477,650円 347,650円 242,650円
両耳価格 1,302,650円 942,650円 682,650円 472,650円
ナイーダ ルミティPR(充電式)
メーカー希望小売価格
※充電器:フォナックチャージャーCombi BTE12,650円を含む。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 657,650円 1,302,650円
L70 477,650円 942,650円
L50 347,650円 682,650円
L30 242,650円 472,650円

お耳の小さい子供向けに作られた最大音響利得・最大出力音圧はナイーダと変わらず。スカイ ルミティ

スカイルミティの画像

スカイ ルミティは、まだ耳の小さなお子様向けに開発された子ども専用の補聴器です。大人用の補聴器を子どもの小さな耳に着けると重く負担になってしまいますが、スカイは子どもの耳にフィットするように作られているので、お子様への負担が軽く出来ます。

スカイの本体サイズは小さく作られているのですが、音量・パワーは十分強力なもので、高度・重度の難聴にも対応できる性能を持っています。
お子様が補聴器を好んで付けてくれるように、カラーバリエーションも豊富です。42パターンのカラーから好きな色の組み合わせを選べます。

お子様向けに開発されていますが、子ども専用というわけではなく、耳の小さな大人の方にもご利用いただけます。

「お子様向けのお買い得情報」

スカイを含むフォナックの一部商品には、子どもの聞こえを応援する「子ども割引制度」があります。値引き額は対象商品のグレードによりますが、およそ20%前後の割引になります。

スカイ ルミティPR
メーカー希望小売価格
※充電器:フォナック チャージャー Combi BTE 12,650円を含む。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 561,650円 408,650円 297,650円 208,650円
両耳価格 1,110,650円 804,650円 582,650円 404,650円
スカイ ルミティPR
メーカー希望小売価格
※充電器:フォナック チャージャー Combi BTE 12,650円を含む。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 561,650円 1,110,650円
L70 408,650円 804,650円
L50 297,650円 582,650円
L30 208,650円 404,650円
スカイ ルミティUP
メーカー希望小売価格
※電池タイプのみの販売。
クラス L90 L70 L50 L30
片耳価格 528,000円 375,000円 264,000円 175,000円
両耳価格 1,056,000円 750,000円 328,000円 350,000円
スカイ ルミティUP
メーカー希望小売価格
※電池タイプのみの販売。
クラス 片耳価格 両耳価格
L90 528,000円 1,056,000円
L70 375,000円 750,000円
L50 264,000円 328,000円
L30 175,000円 350,000円

ライフスタイルにあわせて、自分にピッタリな補聴器を

ルミティシリーズはライフスタイルやお困りごとにあわせて、デザインや機能を選ぶことができます。補聴器を使う方の『これができるといいな』『こうなると安心だな』という想いに寄り添ったラインナップです。

当店ではフォナック ルミティシリーズのほかにも、様々なメーカーの補聴器を試聴することができます。ご自身のライフスタイルにぴったりな補聴器を見つけましょう。

世界初の2チップ搭載補聴器「Signia AX」が新登場!オーダーメイド耳あな型の充電式も

追記 2022年11月22日に「Signia AXシリーズ」に新製品が追加されました。本記事は最新情報に更新済みです。

シグニア補聴器から新製品「Signia AX」が2022年2月22日に発売されます。世界初の2プロセッサ搭載補聴器になり、雑音と言葉を自然に分解する機能が大幅に向上される見込みです。
デザインはRIC耳かけ型とオーダーメイド耳あな型の2器種、どちらも充電式です。
オーダーメイド耳あな型の充電式は、スターキー社につづき、世界で2社目になります。

2プロセッサー搭載で、聴覚を拡張するように騒がしい環境での聞こえが変わる!

補聴器は日進月歩で進化しており、最近の補聴器は聴こえに関する多くの困りごとに対応できるようになっています。
その中で、今も多くの方が困りごとを感じ続けているのが「大きなグループでの会話」「騒がしい場所での使用」と「周りがうるさい環境下で会話するとき」です。

現在所有している補聴器の満足度

補聴器所有者421人へのアンケート結果 JapanTrak2018を参考に当社作成

新登場のSigniaAXは、Augmented Xperience(オーグメンテッド エクスペリエンス=拡張された体験)の略で、耳のいい人でも会話が難しくなるシチュエーションで聞こえを助ける機能が追加されました。

これまでの補聴器の限界

これまでの補聴器は1つのプロセッサーで音を処理しています。そのため言葉と環境音の分解・分析・言葉の強調に限界がありました。

旧来の補聴器でも周りが静かな場所なら問題はないのですが、周りが静かではない場所に行くと、補聴器のプロセッサーは言葉以外の環境音を下げることばかりにパワーを使ってしまいます。そうなると言葉をハッキリさせる機能に限界があったのです。

これまでの補聴器の処理

AXは人の言葉と周囲の音の”両方”がすっきり聞こえる

AXは2つのプロセッサーが搭載されることによって、音声と環境音をそれぞれのプロセッサーが別々に処理します。

最初に補聴器のマイクに入ってきた音を言葉と環境音を分離し、そこからは2つのプロセッサーが役割分担。
言葉をハッキリさせる担当、環境音を分析し雑音を適度に抑える担当に分かれます。

こうして適切に処理された音が、最後にミックスされることで、雑音のある環境下においても、言葉が明瞭に聞こえやすくなりました。

ダブルプロセッサー

モーションセンサー(Signiaでは耳あな型に初搭載!)であなたの動きを感じ取り、必要な音を察知!

モーションセンサーは、補聴器をつけている人の動き(歩く、走る、止まる、振り向く、下を向く等)を認識して、あなたに必要な音を届けてくれます。

たとえば一人でジョギングしている時、周りの環境音はほとんど必要ありません。自動車などの交通音で危険を察知できる範囲であれば、雑音が少ないことは良いことです。

別のシチュエーション、たとえばお友達と一緒に歩いて喫茶店に入店した直後はどうでしょうか。
混みあっている喫茶店はにぎやかですから、旧来の補聴器では雑音抑制が強く働き、言葉も聞こえづらくなってしまうことがありました。
このケースでもモーションセンサーを搭載したSignia AXなら「会話しながら、同時に歩きながら、にぎやかな場所へ移動した」と判定して、雑音を過度に抑制することよりも、言葉のハッキリさを維持する働きがあります。

ここで上げたシチュエーションはあくまで一部の例。
実際にはモーションセンサーが100パターンの状況の中から最適な音質を選び、自動で変化します。

自分の声を快適にする「OVP」機能

補聴器をつけてよく聞こえるようになって欲しいのは、人の話す声、テレビの音声、または音楽などです。

自分の声が大きく聞こえて欲しいという方はほとんどいません。

実は補聴器をつけると、自分の声も大きくなって聞こえます。
自分の口は、自分の耳の近くにありますから、耳に届く自分の声は意外と大きいものです。これは今までしっかり聞こえていなかった自分の声が、補聴器によって、正常に聞こえているだけなのです。

しかし補聴器を使い始めたばかりの時には、自分の声が大きく不快に感じてしまうこともあります。

自分の声の不快さや違和感を解消するために開発されたのが、OVP機能(Own Voice Processing)です。

OVP機能は、補聴器を調整する際に、自分の声を補聴器に録音します。その録音データをもとに、補聴器の中のコンピュータが、あなたの声を識別し、自分の声だけは増幅しないよう瞬時にコントロールしてくれます。

※OVP機能は、Pure AXのみ搭載。

うるさい場所での会話を強力に助ける「ビーム指向性」

軽い難聴が始まったとき、最初に困りごとを感じることの一つが「周りがうるさい環境での聞こえ」です。これに効果が見込まれるのが指向性マイクロフォンなどと呼ばれる機能で、その中でも特に有効なものが「ビーム指向性」です。

ビーム指向性機能は、左右の補聴器がお互いに通信することで、合計4つのマイクが連動して機能します。この4つのマイクによって、音がどちらの方向から入ってくるか、角度を正確に分析し自分が顔を向けている方向の声だけにフォーカスします。

Signia AXは、どんな環境でもすべての機能が協調して言葉の聞き取りをサポート

Signia AXは、優れたマイクの性能によって周りの音環境を判定します。

次にモーションセンサーによって補聴器を使っているあなたが動いているか、じっとしているのか、座っているのか立っているのかなどを判定します。

そしてOVP機能によって、あなたが話している最中か、それとも黙っているのかも判定。

ここまででSignia AXは、求められている理想の音を推測します。

さらに両耳間指向性機能などによって真正面の人の声と、環境音を分離。

ダブルプロセッサーによって人の声と環境音をそれぞれ別々に処理。人の声は言葉がハッキリするように、環境音は不自然でも不快でもないように。

分離して別々に処理された人の声と環境音が、最適なバランスでミックスされて、補聴器のスピーカーからあなたの耳に届けられます。

のSigniaAXさまざまな機能

SigniaAXのデザイン。耳かけ型も耳あな型も充電式だから取り扱いカンタン!

SigniaAXシリーズには、様々なデザインの補聴器があります。
耳あな型の「Insio Charge&Go AX」と、耳かけ型には「Pure Charge&Go AX」「Styletto AX」「Pure 312 AX」という1+3で、4つのデザインがラインナップ。

シグニア初!オーダーメイドの充電式耳あな型「Insio Charge&Go AX」

Insio-AX補聴器と充電器のセット

メガネやマスクの邪魔にならない耳あな型は、長引くマスク生活の影響もあり、急激に人気が高まっています。電池交換の手間もなく、充電器に置くだけで充電できるので簡単です。

Signiaでは、既製の充電式耳あな型「Signia Active」がすでに発売されています。しかし、既製品はどうしても適応聴力に制限があるので、軽度難聴の方向けで、聴力が合わなくて諦めた方もいました。

Insio Charge&Go AXは、オーダーメイドですから、自分の聴力と耳の形に合わせたピッタリに作ることができます。高度難聴まで対応しています。
見た目はスタイリッシュなワイヤレスイヤホンのようですが、自分の耳の穴に合わせて作るので、安定感のある着け心地です。補聴器としてだけでなくワイヤレスイヤホンのように、スマホからの通話や音楽を楽しむこともできます。

Insio-AXの着用イメージ(ITC)

ワイヤレスイヤホンのような見た目、定番のITCサイズ




Insio-AXの着用イメージ(ハーフサイズ)

より安定感のある着け心地ならハーフシェルサイズ

Insio-AXのカラーバリエーションイメージ

カラーは2色、ブラックorベージュのワンカラー

人気のRIC型充電式がさらに便利に!「Pure Charge&Go AX」「Styletto AX」

PureCharge&Go_Styletto

RICの充電式は2デザインから選べます。スタイリッシュな形状の「Styletto AX」はシンプルなデザイン。「Pure Charge&Go AX」は前シリーズのSignia Xと比べて、さらにスリムになりました。また今回のAXから充電ケースが2種類あり、選べるようになっています。

旅行や出張にも持っていける「ポータブル充電ケース」
AX用ポータブル充電ケース

このポータブル充電器は蓄電機能付きなので、充電器だけで4回分フル充電が可能です。
もう一つは、充電しながら乾燥・除菌ができる便利な「ドライ&クリーン充電器」
ドライ&クリーン充電器

RIC型の電池式「Pure 312 AX」

Pure-312-AX

「Pure 312 AX」は前Xシリーズの比べ、電池寿命時間が+10時間増えました。

AXシリーズは5つのクラスからお選びいただけます。

補聴器の価格は、見た目よりも補聴器に内蔵されるコンピュータの性能つまり聞こえ方で変わってきます。
AXシリーズは、5つのクラスがラインナップ。

実際にAXシリーズから補聴器を選ぶときには、好みのデザインと、必要な性能、それぞれ選択していただき器種決定となります。

クラス別の機能表
機能\クラス 7 5 3 2 1
ダブル
プロセッサー
モーション
センサー
OVP機能*1
ビーム指向性*2
スピーチ
フォーカス

360°

前後
音質調整の
チャンネル数
48 32 24 16 16
突発音抑制
風雑音抑制
*1 OVP機能は両耳耳かけ型のみ対応,*2 両耳装用時のみ対応
クラス別のメーカー希望小売価格
(すべてのデザイン・形状で共通です)
クラス 片耳価格 両耳価格
7AX 580,000円 1,160,000円
5AX 410,000円 820,000円
3AX 260,000円 520,000円
2AX 210,000円 420,000円
1AX 160,000円 320,000円
※充電式の補聴器の場合、別途、充電器代44,000円(税込)がかかります。補聴器は非課税です。
クラス別の機能表
  機能 \ クラス    7   5   3   2   1 
ダブルプロセッサー
モーションセンサー
OVP機能*1
ビーム指向性*2
スピーチフォーカス
360°

前後
音質調整のチャンネル数 48 32 24 16 16
突発音抑制
風雑音抑制
*1 OVP機能は両耳耳かけ型のみ対応,*2 両耳装用時のみ対応
クラス別のメーカー希望小売価格
(すべてのデザイン・形状で共通です)
 クラス    片耳価格     両耳価格  
7AX 580,000円 1,160,000円
5AX 410,000円 820,000円
3AX 260,000円 520,000円
2AX 210,000円 420,000円
1AX 160,000円 320,000円
※充電式の補聴器の場合、別途、充電器代44,000円(税込)がかかります。補聴器は非課税です。

SigniaAXは活発に活動される方、管理の手間が少ない補聴器をお求めの方におすすめ

ご紹介した通り、Signia AXの機能は、外に出かけて人に会う機会があるすべての方におすすめです。

また外に出かける機会が少ない方にとっても、充電式のオーダーメイド耳あな型補聴器は、取り扱いが最も簡単なデザインです。

補聴器の電池交換が難しい方、細かい物の管理をできるだけ避けたい方、シンプルな取り扱いの補聴器をお求めの方には充電式耳あな型のInsio Charge&Go AXが特におすすめです。

RIC型、耳あな型ともに、試聴体験サービスをご利用ください。

登場したばかりの新製品Signia AXですが、プロショップ大塚ではRIC耳かけ型、オーダーメイド耳あな型、どちらも試聴体験サービスを行っています。

軽度難聴の方にはRIC耳かけ型がおすすめです。
お若い方もしくは中等度難聴の方にはオーダーメイド耳あな型をおすすめしております。

聞こえの相談だけをご希望の方も大歓迎です。遠慮なくお問合せ下さい。

新発売!AI搭載のオーダーメイド耳あな型補聴器「オーティコン オウン(Own)」

2022年10月25日、補聴器メーカー「オーティコン」から最新のポラリスプラットフォームを搭載したオーダーメイド耳あな補聴器「オーティコン オウン(Own)」が発売されました。

オーティコン耳あな補聴器としては実に5年ぶりの新製品です。

従来の製品と比べて雑音がある環境での言葉の聞き取りが大きく改善しています。その結果、従来のオーティコン製品と比較して、人と会話するときの脳の疲労が少ないことも特徴です。

補聴器のサイズは今までより、さらに小さく作ることが出来るようになりました。
これまで高度難聴の方には大きめサイズの補聴器になることが多かったのですが、オウンは内部部品の小型化に成功。高度難聴の方も小さく目立たない補聴器を選べるようになりました。

目立たない補聴器から高度難聴まで対応できるオーダーメイド補聴器

オウンはオーティコンから発売されたオーダーメイド耳あな型補聴器です。
外から全く見えない極小サイズの補聴器、重度難聴にも対応できるパワータイプの補聴器など、自分の耳や希望にあった形を選ぶことができます。

オーティコン オウン

左よりIIC,CIC,Iカナル,ハーフ,フルサイズ

オウンは補聴器内部の部品サイズの小型化に成功しました。今までのオーティコン補聴器では中等度難聴や高度難聴の方は、極小サイズの耳あな型補聴器を選べませんでしたが、オウンであれば、従来よりも一回り小さいサイズでお作りできるようになりました。

OwnIIC

小さい補聴器でもパワーが出しやすくなりました。

高度難聴以上の方の場合、これまでは補聴器本体のサイズが大きくなってしまいがちでした。オウンであれば、高度難聴以上の方でも、一回り小さなサイズで補聴器をお作りできます。

Ownカナル

高度難聴以上の方に制作したカナルサイズ補聴器。

カラーは従来のベージュを基本にしたデザインのほか、おしゃれなブラックカラーも追加されました。
外から見える部分はブラックとベージュの2色、外から見えない耳の穴の中の色は、ベージュ、クリア、ブルー、レッド、ブラックの5色からお選びいただけます。
全体を黒くして、イヤホンのようなデザインでお作りすることも可能です。

Oticon_Own_シェルカラー黒

オーティコン補聴器の特徴はブレインヒアリング(脳で聞く)

オーティコンはブレインヒアリング(脳で聞く)という哲学を持ち、耳と脳の関係に着目して補聴器を開発しています。
ブレインヒアリングの哲学は「人が音を聞いているとき、耳だけで聞いているのではない。最終的には脳が音を感じ取っている。脳に効果的な情報や刺激を届けなければならない」というものです。

例えば、耳のいい人であっても、まわりが騒がしい環境では集中しないと会話の聞き取りは難しくなります。「聞く努力」が必要になり、言葉を聴きとることに「負担と疲れ」が生じるということです。
難聴になると、聴力の程度の差はあれど、耳が良い人に比べてさらに「聞く努力」が必要になり「負担と疲れ」も大きくなるのです。

オーティコンは、その研究の中で「騒がしい場所で人の声を聞いているときの瞳孔の動き方」に着目。「聞く努力」にともなって瞳孔の開き具合が変わることを発見し「聞く努力」を数値化することに成功しました。

これ以降、オーティコンの新製品は、聞く努力や脳の負担や疲れへの影響を調査しながら開発されています。
最新のオーダーメイド耳あな型のオウンは、従来の補聴器と比べ、聞く努力を軽減することが明らかになりました。1)

脳科学を活かした
オーティコンについて

脳科学の研究を活かし、業界をリードする補聴器を開発してきたオーティコン補聴器について紹介した記事はこちら。

補聴器メーカー:オーティコンの特長

オーティコン オウンは、様々な機能・性能が大幅に改善!

オウンは「ポラリス」という最新のコンピュータチップを搭載しています。
このポラリスチップの性能は画期的なもので、オーティコンの一つ前の耳あな型補聴器「Opn(オープン)」と比べると大幅に性能が向上しています。
iPhoneで例えると、iPhone8がiPhone14になったようなもので、音質や機能などの様々な面で大きな改善があります。

人の声とそれ以外の音をAI(DNN)で分ける「モアサウンド・インテリジェンス」

難聴になった方の多くは、耳のいい人と比べて雑音がある場所での言葉の聞き取りが難しくなります。

オーティコンは耳のいい人が雑音の中で、どのように言葉を理解しているのか、脳がどのように働いているのか等の研究を行っています。

脳研究の結果を活かし、雑音のある場所での言葉の聞こえを改善するために開発された機能が“モアサウンド・インテリジェンス”です。

通常、耳のいい人でも、音声よりも大きな音量の雑音がある環境では、言葉の聞き取りが難しくなります。また聞きたい人の声より、周りの人の声が大きいときも、やはり聞きたい人の言葉を聞き取るのが難しくなります。

モアサウンド・インテリジェンスの雑音を自動で抑制する機能は騒がしい環境において、強力に動作します。
聞きたい音声と、聞き取りに不要な背景雑音とのコントラストを向上させることで、意味のある音や会話の内容がより聞き取りやすくなります。

音環境とSN比の向上のグラフ

出典:Oticon Whitepaper2022 1)

周りに聞きたい人の声の音量を超える雑音や聞きたくない大きな話声がある環境の中で、聞きたくない声や雑音の音量を最大で11.5dBも抑制することに成功しています。

11.5dBの雑音抑制のイメージは、たとえば掃除機を最大パワーでかけている音が、トイレで水を流す音量まで小さくなるほどです。

モアサウンド・インテリジェンスの特徴は、最大11.5dBの雑音抑制が聞きたくない人の声にも効果があることです。
言葉以外の雑音を抑制する補聴器は他にもありますが、人の声であっても抑制できるというのはとても特殊な技術です。

またモアサウンド・インテリジェンス以上に、不要な言葉や雑音を抑制する機能は他の補聴器にもありますが、他社機能の場合、音声の不自然さを招く可能性があるところ、オーティコン オウンのモアサウンド・インテリジェンスは人の声をできるだけ自然に届けている点も特徴です。

うるさい場所での言葉の聞き取りと、聞きたい人の声の自然さ。両立が困難な二つを同時に目指したモアサウンド・インテリジェンスは、従来のオーティコン補聴器にはない機能です。

当店では、軽度から中等度難聴の方におすすめしています。

ポラリスチップのAI「ディープニューラルネットワーク」

モアサウンド・インテリジェンス機能を支えているのが、最新のポラリスチップによるAI「Deep Neural Network(ディープニューラルネットワーク、以下DNN)」です。

最新AIであるDNNは、実際の環境で録音した1200万以上の音環境を記憶しています。

オウンは実際に聞こえてくる周囲の音を、DNNに記憶された音環境情報を元に比較・分析し、聞こえてきている音が必要な人の声なのか、不要な雑音に当たるのかを判断します。さらに雑音だけを抑えたり、人の声だけを大きくすることで、言葉のコントラストをつけて聞きやすくすることを補助しています。

特に雑音が人の言葉よりも大きい状況において、周りがうるさければうるさいほど、雑音と人の声のコントラストをつける機能は強く働くようになっています。

雑音の中での聞き取りを優先する人には、デュアルマイク搭載モデルがおすすめ

どのメーカーのどんな補聴器であっても言えることですが、価格帯が同じ程度であれば、補聴器本体のサイズと雑音を抑える機能は、およそ比例します。

これは補聴器の本体が小さくなると、雑音を抑えるために必要な部品を入れるスペースが無くなってしまうためです。

雑音の中での言葉の聞き取りについて、オウンの極小サイズと標準サイズを直接比較した報告はまだありませんので、一つ前のモデルを元にサイズの影響をご紹介します。

オウンの前身モデルにあたるOpnという耳あな型補聴器は、その形状によって、(グレードが同じでも)雑音がある環境の中での言葉の聞き取り性能が異なりました。

下のグラフは、同じコンピュータチップを搭載したオーティコンの補聴器で、極小サイズの耳あな型(IIC)、RITEという小型耳かけ型、そしてマイクを2つ搭載した標準サイズの耳あな型(カナル)を比較した結果です。

騒音下で言葉を聞き取る時の聞き取れる限界の話し声の小ささ

出典:Oticon Whitepaper20182) 当社にて一部改変。

このグラフは、周りの雑音と比べて、聞き取りたい音声がどれくらい小さくても理解できたかを現しています。

小さな声が聞き取れるほど良いことなので、グラフの縦軸は上に向かって、マイナスの値が大きくなっています。縦軸の単位がマイナスXXdBとなっているのは、雑音の音量に対して、声の大きさを相対的に表しているためです。

このグラフで分かる通り、もっとも点数が高かったのはマイクを2つ搭載した耳あな型の補聴器になります。
Oticon_Own_ITC_デュアルマイク_シングルマイク

補聴器のマイクが1つか、2つかによって雑音を自動で抑える性能が異なるということです。

まだオーティコン オウンでのテスト結果は公開されていませんが、この点数に影響しているのはマイクの数ですから、当店では雑音の中での聞き取りの改善を主な目的にする方へ“デュアルマイクを搭載したオウン”をおすすめしています。

※オーティコンのカタログp58,p59の機能表に「バーチャル外耳」「空間バランサー」という機能が紹介されています。この二つはデュアルマイクモデル限定の機能です。

見た目とサイズか?
雑音下の聞こえの自然さか?

サイズと見た目が優先の場合、オウンの極小サイズもおすすめです。従来のオーティコン補聴器以上に、小さく作ることができるようになっています。見た目を優先するか、聞こえを優先するか、お悩みの方は、ぜひ当店にご相談ください。サンプルをご覧いただく、もしくは試聴して聞こえ方を比較していただくのが良いと思います。

ご予約はこちら

オーティコン オウンは5グレード

オーティコン オウンは、5つのグレードから選べます。
なおオーティコン補聴器の価格は、他メーカーと異なり完全にオープンプライスです。お店それぞれで異なりますので、店頭までお問い合わせ下さい。

グレードは数字が小さい方が高級・高機能になっています。オウン1が最高グレードです。グレードと形状によって、搭載される機能は異なります。

クラス オウン1
プレミアム
オウン2
プレミアム
オウン3
プレミアム
オウン4
エッセンシャル
オウン5
エッセンシャル
聞こえの範囲と
AIの有無
360°
DNN
360°
DNN
360°
DNN
360°
AIなし
指向性
AIなし
モアサウンド・
インテリジェンス
Level1 Level2 Level3
モアサウンド・
アンプリファイア
突発音抑制
風切り音抑制
※カナルサイズ以上に搭載
機能 オウン1 オウン2 オウン3 オウン4 オウン5
聞こえの範囲とAIの有無 360°DNN 360°DNN 360°DNN 360°AIなし 指向性AIなし
モアサウンド・インテリジェンス Level1 Level2 Level3
モアサウンド・アンプリファイア
突発音抑制
風切り音抑制
風切り音抑制は、カナルサイズ以上に搭載

オーティコン オウンは脳と耳の研究を活かした耳あな補聴器

オーティコン オウンは、オーティコン補聴器では5年ぶりのオーダーメイド耳あな型補聴器です。オーティコン オウンのテクノロジーには最先端の研究が活かされており、従来のオーティコン補聴器にない、自然な聞こえの実現と、脳の疲れを軽減する目的の新機能が追加されました。
また高度の難聴をお持ちの方にも小さい補聴器を作ることができるので、理想に近いサイズの補聴器を作れます。

どんな補聴器がよいかわからない方、専門家に相談したい方はお気軽にご相談ください。

参考文献

1)Oticon Own Evidence,WHITEPAPER 2022
2)OpenSound Navigator for Oticon Opn Custom Instruments,whitepaper 2018

史上最高に取り扱いが簡単!?充電式の耳あな型補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が新発売!

GNヒアリング社から充電式オーダーメイド補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が発売されました。
オーダーメイドの充電式耳あな型の補聴器はまだ少なく、スターキー社、シバントス社に続いて、3社目の登場になります。
後発だけあって、随所に工夫が凝らされており、シンプルなデザインと取扱いのスムーズさが一番のおすすめポイントです。

聞こえを補う機能も搭載されており、雑音のある環境では顔を向けた方向の音声にフォーカスし、それ以外のノイズは強力に抑えてくれたり、突発的なうるさい音を抑える機能などがあります。
このほかBluetoothによるストリーミング再生が可能になっており、スマホと接続し、音楽やテレビ電話の音声を直接聞くことができる機能も搭載されています。

リサウンド・ワン耳あな型充電式の取り扱いが簡単な理由

RS_ONE_Custom_organic_fit

高齢の方にも、簡単に取り扱えます。

補聴器の形状は、主に耳かけ型と耳あな型の2種類です。
補聴器を触ったことがないと、耳かけ型の補聴器の方が大きいため、取り扱いが簡単な気がしてしまいます。

しかし耳かけ型の補聴器は、補聴器本体を耳の上に乗せる必要があります。この動作が増えるため、ご高齢の方にとっては、耳かけ型はあまり簡単なタイプとはいえません。

オーダーメイドで作った耳あな型の補聴器は、耳の穴の形だけでなく、取り扱いやすさにも配慮してお作りするため、耳の穴に入れたり出したりする作業には、すぐに慣れていただくことができます。

充電式の耳あな型補聴器で、簡単になることと充電方法

充電式の耳あな型補聴器の場合、小さな電池の交換が必要なくなるので、その点でも取り扱いは簡単になります。

小型補聴器の電池の大きさ

電池の交換は不要になりますが、リサウンド・ワン耳あな型でも、この2つは必要になります。
①充電ケースに補聴器を入れる
②充電ケースをコンセントにつなぐ
(一度つなげば、コンセントは差しっぱなしで大丈夫です)

リサウンド・ワン耳あな型の充電ケースは配慮が行き届いている

過去(他社)の充電式の耳あな型補聴器は、補聴器を充電ケースに入れて、充電したつもりになっていても、電気の接点がズレているなどして、充電できないことがまれにありました。

また充電ケースが大きく、持ち運びに不向きなものもありました。

リサウンド・ワン耳あな型の充電ケースは、これらの点が改善され、とても使いやすくなっています。

「リサウンド・ワン耳あな型」は、補聴器本体だけでなく、補聴器の充電ケースの一部パーツもオーダーメイドになっています。

オーダーメイドの補聴器を最初に作ります。

オーダーメイドの補聴器を最初に作ります。


オーダーメイド補聴器の形状に合わせて、補聴器の受け皿をオーダーメイドで制作。

オーダーメイド補聴器の形状に合わせて、補聴器の受け皿をオーダーメイドで制作。


オーダーメイド受け皿を充電ケースにパチッとはめます。

オーダーメイド受け皿を充電ケースにパチッとはめます。


補聴器の入れ方が、受け皿の形で自然と分かるようになります。

補聴器の入れ方が、受け皿の形で自然と分かるようになります。


補聴器本体が充電ケースにピッタリ!カンタン・スムーズにおさまります!

補聴器本体が充電ケースにピッタリ!カンタン・スムーズにおさまります!

このオーダーメイド充電ケースのおかげで、補聴器をケースに入れる時、右左を間違える心配がまったくなくなりました。
上手く入っていないこともすぐに分かります。取り扱いに自信がない方、高齢で器械の管理に自信がない方にとって、本当に画期的な発明だと思います。

普段使っている時、電極の接点も気にしなくてよくなっています。
非接触型の充電になっており、接点は充電ケースの蓋に左右一つずつ搭載されています。充電ケースのフタを閉めて、ケーブルをコンセントに差し込むだけで、充電が始まります。

突起の部分が接点です。

突起の部分が接点です。

充電時間と連続使用時間については、5時間の充電で24時間の連続使用が可能です。

補聴器を充電ケースに入れれば、自動でスイッチが切れます。スイッチが入れっぱなしになってしまい、必要な時にバッテリー切れになってしまう心配もありません。

リサウンド・ワン耳あな型の音質や機能の特徴

自然さを追求した音質

リサウンド・ワンは、GNヒアリング社が展開する「リサウンド」ブランドの補聴器です。リサウンドは、世界第4位のシェアを持つ補聴器ブランド。多くの難聴の方から選ばれてきた実績があります。
リサウンド補聴器の特徴は、自然な音質を目指して設計されていること。その結果、とくに聞こえづらさを自覚して間もない方、小さいころに中耳炎にかかった方によく合うケースが多いです。

自分に合う補聴器メーカー
を探したい方はこちら

2022年:補聴器メーカー各社の特徴と評判、上位6社を徹底比較

雑音の中での聞こえを補助

軽度の難聴の方は「静かな場所での会話は問題ないけど、騒がしい場所で聞こえづらい」という訴えを持っている方が多くいらっしゃいます。
リサウンド・ワンには、騒がしい場所で人の声以外の音を抑える「指向性機能」が搭載されています。リサウンド補聴器の指向性機能は、周囲の雑音を抑えつつ、なるべく自然に聞こえるように工夫がなされているのが特徴です。

突発的な大きい音を抑える機能

何年か難聴を放っておいた方が補聴器をつけはじめると、はじめは食器同士がぶつかる音や、固い文房具を机に置いた音など、ご家族が気にならないくらいの音でも、ご本人にとってはとてもうるさい音に感じることがあります。
これは補聴器が必要以上に大きい音を出しているのではなく、難聴を数年放置していると、大きい音への感覚が敏感になり、うるさく感じることが多くなるためです。

リサウンド・ワンには突発音抑制機能が搭載されており、突発的に発生する大きい音を、瞬時に小さくして抑えます。肝心の人の声は小さくしないため、違和感なく補聴器をお使いいただけます。

耳の病気やケガの経験者・血液をサラサラにする薬を飲んでいる人におすすめ

一般的にオーダーメイドの補聴器や耳せんを作成する際には、歯型をとるときと同じように、粘土のような材料を耳に入れて、耳型を採る必要があります。
健康な耳の場合、耳型採取は安全に行うことが可能ですが、耳の手術をした方や、血液をサラサラにする薬(ワーファリンなど)を服用されている方は、耳型採取をお断りすることがありました。

当社では上記のような方でもオーダーメイドでお作りできるよう、耳の形状撮影装置「オトスキャン」を導入しています。またリサウンド補聴器では、オトスキャンによる耳型採取で、すべてのオーダーメイド品が作成可能です。

Bluetoothでスマホとつながりスマートに使える!

RS_ONE_Custom_smartphone

リサウンド・ワン 耳あな型は、iPhoneや一部のAndroidとBluetoothでつながり、音楽や電話の音声を補聴器から聞いたり、補聴器をつけたままWeb会議に参加することができます。iPhoneとの通信ではハンズフリー通話にも対応しており、他の作業をしながらの電話も可能です。

※リサウンド・ワンをパソコンや他のオーディオ機器と接続する際には、別売りの機器が必要です。
※Androidの場合、接続できるスマホの器種に限りがあります。詳しくはこちら

あなたに必要な、
補聴器による補助機能は?

補聴器には、聞こえを助ける様々な補助機能が搭載されています。しかし、一人ひとり必要な機能が異なります。必要な機能がなければ、よく聞こえませんし、不要な機能であれば、ムダに高い金額を払うことになってしまうかも知れません。

補聴器を購入する前に、こちらをぜひご覧ください。

補聴器購入ガイド:難聴の基礎知識と補聴器の失敗しない買い方

リサウンド・ワン耳あな型充電式のカラー、デザイン、形状

RT_ITC,ITE-DWC

補聴器を耳に入れた様子。耳の形状に合わせてお作りします。

RS_RT_SML

オーダーメイドなので、補聴器の形は小ささ優先、取り扱い優先など、どちらでも可能です。

補聴器のカラーは8通り。
外から見えるフェイスプレート部分は、ダークグレーかライト(ベージュ)の2種類。
外から見えない耳の中のシェル部分はダークグレー、ライト、赤、青の4種類からお選びいただけます。

ITC_Color_LineUP_4

外から見える部分と見えない部分の色を変えられます。

リサウンド・ワン耳あな型充電式には4つのグレード・価格があります

リサウンド・ワンには9,7,5,4の4つのクラス(価格)があります。価格に比例して、先に紹介した聞こえの補助機能が強くなります。

RT ITC-DWC,RT ITE-DWC
クラス 9
(プレミアム)
7
(ハイグレード)
5
(スタンダード)
4
(ベーシック)
チャンネル数 17ch 14ch 12ch 12ch
指向性
突発音抑制
雑音抑制
片耳価格 563,000円 413,000円 283,000円 213,000円
両耳価格 1,093,000円 793,000円 533,000円 393,000円
※補聴器は非課税、上記価格は充電器代(33,000円税込)を含みます。
RT ITC-DWC,RT ITE-DWC
クラス 9 7 5 4
チャンネル数 17ch 14ch 12ch 12ch
指向性
突発音抑制
雑音抑制
クラス 片耳価格 両耳価格
9 (プレミアム) ¥563,000 ¥1,093,000
7 (ハイグレード) ¥413,000 ¥793,000
5 (スタンダード) ¥283,000 ¥533,000
4 (ベーシック) ¥213,000 ¥393,000
※補聴器は非課税、上記価格は充電器代(33,000円税込)を含みます。

リサウンド・ワン耳あな型は、取り扱いが簡単な補聴器が欲しい方におすすめ

記事の最初でご紹介した通り、リサウンド・ワン耳あな型は、これまでの補聴器の中で最も取り扱いが簡単な補聴器といえます。
今まで補聴器をつけようと思っていたけど取り扱いが面倒に感じていた方、ご高齢のご家族のために取り扱いが簡単な補聴器を探していた方には特におすすめです。

店頭では見本品を見て触っていただけますので、実際に上手く取り扱いできるか試してみたい方はお気軽にご来店ください。

高性能なのに値段が安い!オーティコン補聴器の「ジルコン」

オーティコン補聴器から2022年4月に「Zircon(ジルコン)」シリーズが発売されました。Zirconは、お手頃な価格帯でありながら、高価格帯の最新「More」シリーズと同じポラリスプラットフォーム性能を採用しています。

補聴器メーカー「オーティコン」の特長はこちら

先進技術が入ったお得な補聴器「Zircon」

補聴器の新製品は最初に最高級品が発売され、あとから同じ部品を流用した少し安い値段の補聴器が登場するのが一般的な流れです。

Zirconシリーズは、補聴器メーカー「オーティコン」の最高級モデルと同じ部品が使われているお値打ちな補聴器です。

形状・デザインには4種類あり、聴力や見た目の好みなどでお選びいただけます。
内蔵されている補聴器の性能によって「Zircon1」「Zircon2」と2つのグレードがあり、こちらは雑音を自動で抑える機能などの聞こえ方に影響します。

Zirconの中で上位クラスになる「Zircon1」の機能は、特におすすめです。
オープンサウンドナビゲーター、スピーチガードなど会話をより聞き取りやすくするための様々な機能が搭載されています。
「Zircon1」「Zircon2」共通の機能としては、発生前に防止するハウリング抑制、屋外の風が強い環境下でも会話を聞き取りやすくする風切り音の機能が搭載されています。

360°全方位の聞こえで実現した“オープンサウンドナビゲーター”

通常の補聴器には指向性マイクロフォンという機能があります。
これは、自分の顔を向けた人の声を聞き取りやすくするために、顔を向けていない角度の音を抑えるという働きをしています。とくに騒がしい場所での会話に役立つ機能です。しかし、横や後ろから声をかけられたり、斜め方向の人の声を聞き取るのに便利な機能ではありません。

Zircon1に搭載されている“オープンサウンドナビゲーター”は、360°の人の声の聞き取りを維持しながら雑音だけを抑制する特殊な機能です。目の前にいる人の声、横や後ろから入る声や雑音を個別に処理することで、聞きたい声を際立たせ、周囲の雑音を抑えます。

通常の雑音抑制機能では、目の前にいる人の声を聞き取りやすくするため、横や後ろからの音を抑えるため、どうしても人の声の聞き取りに影響が出てしまうことがあるのですが、オープンサウンドナビゲーターは、人の声の聞き取りにマイナスな影響がありません。

従来の指向性、Zircon1
従来の指向性_Zircon1

オープンサウンドナビゲーターは、2016年にオーティコンが「騒音下での複数の人々との会話を”自然な形”で解決する」ことを目標に当時の最高級補聴器に初めて搭載されました。

他社にはない特殊な方式の雑音抑制機能で、2022年時点でも他の補聴器メーカーには同じ機能がありません。

このオープンサウンドナビゲーターが、オーティコン補聴器の最大の特徴です。騒がしい場所での聞き取りにお困りの軽い難聴の方には、Zircon1がおすすめです。

補聴器はメーカーによって特徴があります。オーティコン含む世界6大メーカーの特徴を比較しました。

言葉の聞き取りを助ける“スピーチガード”

スピーチガードは音の強弱を保ちながら、音を増幅することで聞き取りを強化します。
2010年より搭載されたスピーチガードの機能は、当初は最高器種にしか搭載していませんでした。さらに改良が重ねられ、進化したスピーチガードは、Zircon1にも搭載されています。

補聴器には、リニアとノンリニアという2つの音の増幅方法があります。
古くからあるリニア補聴器は、小さい音も、大きい音も同じように大きくします。音量の強弱が分かりやすく、言葉の抑揚やアクセントがつかみやすいというメリットがあります。
しかし、小さすぎる音は増幅が足りずに聞こえなかったり、大きい音は大きくなりすぎてしまうため、出力制限をすることで音が歪んでしまうことがありました。

近年のノンリニア補聴器は、補聴器のマイクに入ってきた音に応じて音の増幅を変えています。小さい音は聞きやすい音量まで大きくして、大きい音は大きくする必要がなければほとんど大きくしません。小さい音の増幅量は大きく、大きい音の増幅量は少なくなります。小さい音がしっかり増幅されても、大きい音がうるさくなることがありません。
しかし、リニアに比べ音量の強弱が少なくなるため、音質が歪んでしまうことがあります。

スピーチガードは、言葉の抑揚やアクセントがつかみやすいリニアで音を増幅しながら、周囲の雑音環境に合わせてノンリニアに変化することで、騒がしい場所でも言葉が聞き取りやすくなっています。

スピーチガードもオープンサウンドナビゲーターと同様、中等度以上の難聴よりも、軽度の難聴に有効なケースが多いです。

Zircon1とZircon2の機能の違い

先にご紹介したオーティコン補聴器の特徴的な機能は、Zircon1のみ搭載させています。

機能 Zircon1 Zircon2
チャンネル数 14ch 12ch
オープンサウンドナビゲーター ×
スピーチガード ×
突発音抑制 ×
風切音抑制
修理保証 2年 2年


スマホやパソコンと組み合わせれば、もっと便利に

Zirconは、iPhone、iPad等に加え、ASHAに対応したスマホであれば、直接接続することが可能です。ストリーミング機能を利用して、通話時の声は聞き取りやすく、音楽や動画再生もより楽しめます。さらに「オーティコンONアプリ」を活用すれば、音量調整、プログラムの切り替え、電池残量の確認などにも便利です。

Web会議に使えるコネクトクリップ

Oticon_ConnectClip

別売りのコネクトクリップは、Bluetoothデバイスとペアリングすることができます。パソコンやタブレットなどと接続が可能。Web会議でパソコンからの音声を高音質のワイヤレスヘッドホンの代わりとしてZirconから直接聞くことができます。

またコネクトクリップはリモートマイクとしてもお使いになれます。話し手の胸元などにつけてもらえば、コネクトクリップが話し手の声を拾ってくれるので離れていても聞き取ることができます。ショッピングモールや散歩中の会話も、話し手の声を聞き取るのに役立ちます。

音楽が好きな方におすすめ“Oticon My Music”

補聴器は会話をよく聞き取るためのものです。音楽は会話に比べ、音の周波数範囲や強弱の変化が大きいため、補聴器の機能がマイナスに働いてしまうことがあります。補聴器の機能にある雑音抑制やハウリング抑制が、楽器の音に反応して音を抑制してしまうことがあるからです。補聴器を通して音楽を聴くと、どうしても不自然さが出てしまうという悩みがありました。

これまでにも音楽用のプログラムを調整等により作ることもありましたが、さらに進化した音楽プログラム「My Music」が開発されました。音楽に関わりのある補聴器ユーザーが参加した開発時の最終テストでは、ライブ音楽、ステレオ音楽、ストリーミング音楽の日常的な音楽シーンで行われました。従来の音楽プログラムに比べ「My Music」は72%高い評価を得ています。

このプログラムは調整時に設定が必要です。

Zirconの形とカラー

Zirconの形状はRITEタイプ(RIC)、BTEタイプの2種類です。それぞれ電池式、充電式と選ぶことができます。
カラーは5色から選べます。形状とカラーの選択肢はZircon1、Zircon2グレード共通です。

Zircon_miniRITE_BTE_R_電池

充電器は2種類から選べます。

Oticon_SmartCharger_卓上充電器

RITEタイプ、BTEタイプともに充電器は2種類から選択できます。
充電器に置くだけで充電開始、充電器から外せば自動で電源が入ります。RITEタイプは3時間、BTEタイプは3.5時間で24時間分の充電が可能です。

電池交換が面倒な方や、先にご紹介したアプリやストリーミング機能を使う方は、電池消耗が早くなるので充電式がおすすめです。

Zirconの電池式タイプは、RITE、BTEとも312電池を使用しています。電池寿命時間は、ストリーミングなどを使用しない場合でも、RITEタイプは75~90時間、BTEタイプは90時間と既存の製品に比べると短くなっています。

スマートチャージャーは、蓄電機能がある充電器です。充電器をフル充電しておけば、両耳3回分を充電可能です。また乾燥機能がついているので、充電しながら使い終わった補聴器を乾燥できて便利です。

選べるカラーは5色

Oticon_Zircon_miniRITE_R_5_colors

Zirconは3か月無料貸し出しサービス対象器種です。

今回ご紹介したオーティコンのZirconは、お値段を抑えたシリーズでありながら高性能な機能が搭載されています。
これまで高価格帯の器種にしか搭載していなかったような機能が入っているので、補聴器専門店の私たちも驚いています。

無料でお試しできますので、ぜひご自分の耳で体験してください。その中で、Zircon1とZircon2の違いを比べてみることもできます。

補聴器はメーカーや器種によって、聞こえ方が違います。あなたにピッタリ合う補聴器を一緒に見つけましょう。

フォナックから新製品!完全防水のオーデオ ライフ&最新耳あな型バート パラダイスが登場!

2022年7月20日、補聴器メーカーのフォナックから新製品が登場!
パラダイスシリーズに「オーデオ ライフ」と「バート パラダイス」が加わりました。

オーデオ ライフは世界初の完全防水*1の充電式耳かけ型補聴器です。耳に着けたままプールで泳ぐ時も、汗をいっぱいかきながらの運動中にも安心してお使いいただけます。

もう一つの新製品バート パラダイスは、フォナック最新のオーダーメイド耳あな型補聴器です。チタン製の極小サイズから標準サイズまで全サイズが同時にラインナップ。パソコンとBluetooth接続できるため、テレワークでビデオ会議をされる方には特におすすめです。

どちらもフォナックが独自に開発した最新チップ「PRISMTM」を搭載しています。

世界初!完全防水*1充電式「オーデオ ライフ」

【2025年2月追記】

2025年2月現在、「オーデオ ライフ」は販売を終了していますが、後継製品として「オーデオ ルミティ ライフ」が販売されています。詳しくは下記URLからご確認ください。

フォナック補聴器からオーデオ ルミティ(Lumity)新発売!

これまで一般的に補聴器は水に弱いものとされてきました。
そのため水や汗で補聴器が濡れてしまいそうな場面では、補聴器を外していただくことが基本です。

しかし汗をかくような場面でも会話がしたい、プールや川・海で遊ぶときに周りの音が聞きたいというご要望は以前からありました。

長年にわたって防水対策を研究してきたフォナックから、ついに完全防水*1の補聴器「オーデオ ライフ」が発売されました。

「オーデオ ライフ」は水や湿気が補聴器内部に入り込まないよう、様々な工夫が施されています。
音を通しながらも水分は侵入させない密閉型の構造、内部回路を保護するコーティング、水圧を直接受けないマイクロホン、充電式にしながらも電極が無い非接触型充電にすることで錆びる可能性のある部品を無くすなど。いくつもの工夫によって補聴器本体を汗や水から強力に守ってくれます。

完全防水

従来の製品でも基本的な生活防水はあり、真水でのテストも行われておりました。

家電製品などの汚れに対する強さ、水に対する強さを表す指標に「IP〇〇」という表現があります。
これはIP(International Protection)コードと呼ばれるもので、2003年に国際電気標準会議(IEC)によって定められた、電気製品の防水・防塵性能を表す規格です。
IECによって試験方法や条件なども規定されています。

補聴器も電気製品の一種ですから、これまでIPコードで防塵防水性能が評価されてきました。
IPコードは、数字が大きければ大きいほど汚れや水に強いのですが、水に対する強さは、最高が8になっており、これ以上の高性能な防水性能を表現することがIPコードでは出来ないのです。

今回の「オーデオ ライフ」では、フォナック独自の厳しい条件でテストが行われました。

●まずIP68基準のテスト
水深1メートルで1時間置いた状態の耐水テスト(これは生活防水基準として)

●塩水・プール水での侵漬テスト
5年間、週2回水泳を行った場合のシミュレーション。

●汗(合成)によるテスト
5年間、週2回トレーニングを行った場合のシミュレーション。

これらのテストをすべてクリアした「オーデオ ライフ」は、真水だけでなく、汗や塩水、塩素の入ったプール水でも防水性能があるので、これまで以上に様々な場面で安心して補聴器をお使いいただけます。
*1 完全防水は、水深最大50cmまで

水泳を楽しむ様子

「オーデオ ライフ」なら、こんな場面でも安心!
  • プールに泳ぎに行った際に、プールサイドで仲間との会話も楽しめます。
  • 突然の雨に降られても、補聴器は着けたままで大丈夫です。
  • 汗をかく真夏のランニングでも、故障の心配がありません。
  • 趣味の釣り。海水や川の水がかかっても平気です。
  • 暑い日の畑仕事。離れた場所からの声に気付くことができます。

肝心のオーデオ ライフの”聞こえ方”は?機能や音質について

「オーデオ ライフ」は、フォナックの最新パラダイスシリーズに新形状として加わりました。パラダイスシリーズは、すでにRICタイプ、BTEタイプが先行発売されており、フォナックの過去のシリーズと比べても、快適で自然な聞こえが好評です。

パラダイスシリーズの補聴器に搭載された機能には、次のようなものがあります。

●ダイナミックノイズキャンセル
ショッピングモールのような非常に騒がしい場所で、横や後ろからの騒音を抑えて、正面からの声を自動的に聞き取りやすくします。騒音抑制機能と指向性マイクロフォンが連携して働きます。

●スピーチエンハンサー
静かなオフィスや図書館のような場所では、小声で話すことがあります。スピーチエンハンサーは、静かな場所での小さな声に特化した話声の強調機能です。静かな場所での会話を助けてくれます。

●モーションセンサーヒアリング
補聴器を着けている人が立ち止まっているのか、歩いているのかをモーションセンサーが感知。止まっている場合と歩いている場合とで、音を拾うマイクの動作方向を変化させます。
たとえば友人と並んで歩いている場合などは、横方向の音を拾えるようになります。逆に動作が少ないときには、顔を向けている方向の声を優先する各種の機能が働きやすくなります。

●マルチポイントペアリング
パソコンとBluetooth接続できるのは、フォナック補聴器だけの特徴です。パソコンでビデオ会議を行う方におすすめです。
これに加えてオーデオ ライフに搭載された「マルチポイントペアリング機能」は、Bluetooth対応の機器を2台同時に待ち受けすることができます。
たとえばパソコンとスマートフォンを2台同時につないでおくことができ、ビデオ会議中にしっかり会議の声を聞きながらも、スマホへの着信が補聴器に届き、気付くことができます。

パラダイスシリーズについては、下の記事でもっと詳しくご紹介しています

オーデオ ライフのデザイン、見た目、カラーについて

オーデオ ライフは、目立たないRICタイプの耳かけ型補聴器です。カラーは全7色から選べます。
オーデオライフカラー

オーデオ ライフのグレード・価格

オーデオ ライフは、4グレードから選べます。上記でご紹介した機能は上位器種に搭載されています。

オーデオ ライフのグレード別機能表
機能 90 70 50 30
ダイナミックノイズキャンセル
スピーチエンハンサー
モーションセンサーヒアリング
Bluetooth対応

 

オーデオ ライフのグレード別価格表
  90 (プレミアム) 70 (アドバンス) 50 (スタンダード) 30 (エッセンシャル)
片耳価格 ¥619,000 ¥453,000 ¥332,000 ¥235,000
※補聴器は非課税です。別途、充電器代が必要になります。

●充電器は選べる2種類
オーデオ ライフは、充電式の補聴器です。フル充電で18時間使用できます。
充電器は2種類から選べます。「ライフ チャージャー」と「チャージャーケース Go」です。

チャージャーケースGoは、充電器の中にフル充電三回分(補聴器の利用時間で54時間相当)の電気を蓄えることができ、短期出張や小旅行に便利です。

ライフチャージャー 

ライフチャージャー
14,300円(税込)
3時間でフル充電可能。

 

 

チャージャーケースGo 

チャージャーケースGo
31,900円(税込)
蓄電機能付き。3時間で3回分フル充電可能。

 

フォナックの最新オーダーメイド耳あな型「バート パラダイス」

バート パラダイス

左より、バート P312、チタン、10 NW O、312 NW O

フォナックの最新パラダイスシリーズから、ついにオーダーメイドの耳あな型も発売となりました。

形状は4種類。機能重視の「バート P-312」、チタン素材の極小サイズ「バート P-チタン」、外から見えにくい「バート P-10 NW O」、なるべく目立ちにくく電池長持ちの「バート P-312 NW O」。
外から見えない極小サイズから、ワイヤレス機能が搭載されたサイズまでご自分の生活スタイルに合わせて選べます。

一人ひとりの耳の形に合わせて、丁寧に作られているまさにオーダーメイド品です。
チタン製以外は、国内の工場で熟練の職人さんが一つ一つ仕上げています。

バート パラダイスのグレード別価格表

  90 (プレミアム) 70 (アドバンス) 50 (スタンダード) 30 (エッセンシャル)
バート P-312 ¥580,000 ¥405,000 ¥238,000 ¥125,000
  90 (プレミアム) 70 (アドバンス) 50 (スタンダード) 30 (エッセンシャル)
バート P-チタン ¥585,000 ¥412,000
  90 (プレミアム) 70 (アドバンス) 50 (スタンダード) 30 (エッセンシャル)
バート P-10 NW O
バート P-312 NW O
¥565,000 ¥392,000 ¥228,000 ¥120,000
※片耳価格、補聴器は非課税です。

 

相談だけ、話だけ聞きたいっていいのかな?と思ったら、私たちにご相談ください。

この記事は、フォナックが発表した資料をもとに発売日に執筆し、新製品情報をご紹介しました。
当社では、皆様に試聴サービスを提供しているため、実際の聞こえ具合を体験していただいた数多くの生の声、リアルな情報が蓄積されております。

今回ご紹介した新製品も「長期の試聴・レンタルサービス」の対象器種です。

「オーデオ ライフ」「バート パラダイス」の聞こえ方が気になったら、ぜひご来店下さい。
ご相談だけの方も大歓迎です。

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