マスクと補聴器を同時に使って、耳から外れる場合の対策
マスクを使いながら補聴器を耳につけていると、マスクを外すときに補聴器が引っかかり落としてしまうことがあります。耳かけ型補聴器を使っている方のために「補聴器が外れにくいマスクの外し方」をご紹介します。
普通のマスクの外し方で、補聴器が外れる例
耳かけ型補聴器は、補聴器の本体が耳の上にのります。そのため、マスクの紐が補聴器に絡まってしまいうまく外せないことがあります。
補聴器が無ければ、マスクを外すとき、紐の下の方を持って、耳たぶから少しずらせば簡単に外れます。しかし、この方法だと耳かけ型補聴器は一緒に外れてしまったり、マスクの紐に絡んでしまいます。
よくあるマスクの外し方(失敗する例)
①マスクの下側の紐を引っ張る
②横、もしくは前方向にゴムを引っ張る
③マスクの紐にひっかかり、補聴器も外れてしまう
補聴器が外れないマスクの外し方(マスクを先に外します)
マスクを外すとき、マスクの紐の上の方を持って、そのまま紐を上方向にずらすのがコツです。この方法だと耳かけ型補聴器は一緒に外れません。
補聴器が落ちないマスクの外し方
①マスクの上の紐を持つ
②そのまま紐を上方向に引っ張る
③補聴器は外れず、マスクだけが外せる
マスク選びを工夫してみる
上で紹介したマスクの外し方が面倒な場合は、取り扱いが簡単なマスクを選ぶ対策もあります。2020年4月現在でお調べした様々な工夫のあるマスクをご紹介します。
紐なしマスク(貼るマスク)を選ぶ
顔に張るタイプのマスクです。耳にかかる紐がありませんから、補聴器と同時に使っても邪魔になりません。
マスク紐を首にかける
マスクの紐が耳ではなく、首にかけるタイプのマスクです。やはり耳の上にある補聴器に触れないので、邪魔になりません。
今、補聴器を検討している方には耳あな型補聴器がおすすめ
補聴器の形状には、耳かけ型とオーダーメイドの耳あな型補聴器があります。大きな違いは耳の上に補聴器がのるか、のらないかです。耳かけ型補聴器は、耳の上に補聴器がのります。耳あな型補聴器は耳の穴の中にすっぽり収まります。
マスクを長期間使用する方が耳かけ型補聴器を使うと、マスクのつけ外しの邪魔になってしまいます。耳かけ型補聴器を試聴して邪魔になった場合は、耳あな型補聴器を選択することをおすすめします。