補聴器の耳せんってオーダーメイドできるの?イヤモールドってよく聞こえるの?耳せんの種類、形、効果を解説
イヤモールドは既製のゴム耳せんと比べて、多くの場合聞こえ方が改善&安定します。
補聴器のきこえの性能を最大に発揮させる方法として、イヤモールドという耳せんがあります。イヤモールドは、既製のゴム耳せんと比べて多くの場合、音質、着け心地ともに改善され、補聴器への満足度が高くなります。
この記事では、イヤモールドと既製のゴム耳せんとの違いや、イヤモールドの種類と値段についてご紹介します。
既製のゴム耳せんが合わない人は、イヤモールドで装着感や補聴器の音質が改善する可能性が高い
耳かけ型補聴器を使うのに欠かせないのが「耳せん」です。皆さんはどんな「耳せん」を使っていますか?
はじめて補聴器を買った方なら、既製のゴム耳せん(以下、「ゴム耳せん」と書きます)が補聴器とセットになっていたでしょう。
実は、このゴム耳せんが原因で色々な問題が起こることがあります。人間は一人一人耳の穴の大きさや形が異なるので、人によっては既製の耳せんが合わないのです。
ゴム耳せんが耳のサイズに合わない方はさまざまな問題が出てきます
耳の穴が小さく、ゴム耳せんがきつい
補聴器を長時間使うと耳の中が痛くなります。
耳の穴が大きく、ゴム耳せんがゆるい
補聴器の音が外に漏れてピーピー音が周りに聞こえてしまいます。
耳の穴が鋭角にカーブしている
耳せんを力いっぱい奥に押し込んでも、すぐに抜けてきてしまいます。これは補聴器を落としてしまう原因にもなります。
中程度以上に進行している難聴
ゴム耳せんだとそのすき間から音が外に漏れてしまいます。その結果、十分な音量を鼓膜に届けることが出来ず、結果的によく聞こえるようにはなりません。
補聴器が上手く使えていない場合、補聴器本体ではなく「耳せん」が原因という方が多いです。既製のゴム耳せんが原因で問題が起こっている場合の解決策に「イヤモールド」という耳せんがあります。イヤモールドは、耳の穴の形状に合わせて作成するオーダーメイドの耳せんです。イヤモールドを使うことで、先に紹介したような問題を解決することができます。
※もちろん既製のゴム耳せんが自分の耳にピッタリ合う方もいらっしゃいます。しかし既成のゴム耳せんで満足されている方は、当店のお客様だと全体の2割程度です。
ゴム耳せんで十分な人と、イヤモールドが必要な人の違い
ゴム耳せんが上手く使える条件は2つ
条件①耳の穴が大きく、丸い。かつ真っすぐである
耳の穴の形には一人一人、個人差があります。耳の穴が大きいか、細いか。鼓膜までの長さが長いか、短いか。入り口から鼓膜まで真っすぐか、鋭角にカーブしているか。傾向として、日本人の多くは耳の穴がカーブしています。特に高齢の人ほどカーブの曲がりが鋭角になる傾向があります。
日本人でも耳の穴のカーブが少ない人もいます。つまり耳の穴が丸く、真っすぐな方です。私たちの経験的な感覚になりますが、耳の穴のカーブが少ないお客様は全体の20%ほどです。この方々は、ゴム耳せんを使っても、耳せんが抜けてきたり、痛みが出るなどの問題が起こりません。
つまり耳の穴のカーブが少ない方は、ゴム耳せんでも、補聴器が上手く使える可能性が高くなります。
条件②軽い難聴であること
難聴には、重い難聴、中程度難聴、軽い難聴があります。
軽い難聴の場合は、ゴム耳せんでよく聞こえるようになる可能性があります。しかし重い難聴の場合は、ゴム耳せんだと補聴器の効果が出ず、よく聞こえるようにならない場合がほとんどです。
よく聞こえない原因は、耳せんと耳の穴にできる隙間です。軽い難聴の場合、少しの隙間は問題になりません。
しかし、重い難聴の場合、補聴器はとても大きな音を出します。その音が外に漏れず、しっかり鼓膜に届く必要があります。この時、耳せんと耳の穴にできる隙間が大きすぎると、よく聞こえなくなってしまうのです。
ゴム耳せんが上手く使える人は、耳の穴のカーブが鋭角ではない、かつ難聴が軽い方
イヤモールドが必要な6つの例
1、中程度以上の難聴の人
先ほど、耳の穴に耳せんを入れた時、隙間があるとよく聞こえないことをご説明しました。この隙間をしっかり塞ぐことが出来れば、必要な音が外に漏れず、鼓膜にしっかりと届きます。中程度以上の難聴の方には、すき間が生まれない耳せんを使っていただき、音を確実に鼓膜まで届ける必要があるのです。
2、耳の穴が小さい人はイヤモールドを使ったほうが着け心地が良くなる
ゴム耳せんには、もっとも小さいサイズのSSというものがあります。
耳の穴がとても小さく、SSのゴム耳せんを使ってもきつく感じる方は、軽い難聴であってもお早めにイヤモールドを使うと着け心地が改善されます。
3、耳の穴が曲がっている人(実は75歳以上の方のほとんど)はイヤモールドを使ったほうが着け心地がよくなる
ゴム耳せんが使っているうちに抜けてくる方は、耳の穴のカーブが鋭角に曲がっている場合があります。
ゴム耳せんは、基本的には真っすぐな耳の穴にフィットするようにデザインされています。その結果、カーブしている耳の穴には合いにくくなっています。耳の穴のカーブが鋭角だと、ゴム耳せんは、奥まで入らないため簡単に抜けてきてしまいます。
耳の穴のカーブが鋭角な方がイヤモールドを使った時のメリットはいくつかあります。第一に着け心地が良くなります。
あとは、あまり気づかれにくいことなのですが、補聴器を使っているとき、勝手に耳せんが抜けてくることが減るため、取り扱いが楽になります。その結果、耳から補聴器を落とす心配や不安も軽減されます。
人間は加齢にともない、耳の穴の形が少しずつ変わっていきます。高齢になると脂肪が減ったり、筋肉が細くなります。また、それにともない耳の穴の曲がりが強くなっていきます。高齢者の多くは、若い人よりも耳の穴がカーブしているということです。
もし補聴器を使っている時に何度も耳や補聴器を触って耳せんを入れなおしているようなら、耳の穴のカーブが鋭角になってゴム耳せんが耳に合っていない可能性が考えられます。
4、補聴器を使っている最中にピーピーと音が漏れている場合(ハウリング)は、イヤモールドで音漏れが防げる
中程度以上に進行した難聴の人は、どうしても補聴器から大きい音量を出す必要があります。この時に耳の穴の隙間をしっかり密閉できていないと、音が周囲に漏れてピーピーと聞こえてしまう場合があります。ご本人は難聴なので気づきにくいのですが、周りに耳の良い人がいればすぐに聞こえてしまいます。
この周りに聞こえてしまうピーピー音はハウリングと言われています。この原因は、補聴器から出た音が耳せんの隙間から外に漏れてしまうことです。
着けている最中のハウリングにお悩みの方は、イヤモールドによって耳せんの隙間を適切に塞げばピーピーという音の発生を止めることができるでしょう。
※補聴器を耳から外して、テーブルなどに置いている時や補聴器を着ける最中のピーピー音は止められません。これについては別の対策がありますので、別途ご相談ください。
5、同じ補聴器で、より良い聞こえを求める方
実はゴム耳せんを使った補聴器は、その性能が十分には発揮されていません。
既製品であるゴム耳せんから、耳にぴったり合わせたイヤモールドに変更すると、音質が改善するケースが多いのです。
音質が良くなるということは、言葉の聞き取りに良い影響はあっても、悪い影響を与えることはありません。
言葉の聞こえが確かに改善したかどうかは、補聴器販売店で行う言葉の聞こえの測定や、実生活での聞き取りを通じて判断できるでしょう。
6、 高い補聴器を買い替えるより、イヤモールド(片耳1万円)を買い替えるほうが良い
上記1~5にあてはまる人は、同じ補聴器でもイヤモールドを作ることで聞こえや着け心地が改善されます。
イヤモールドは、およそ片耳1万円程度です。この値段は、補聴器を買い替えることに比べれば、とても安いと言ってよいでしょう。
実際にイヤモールドを作りたくなったら<ご依頼から完成までの流れ>
step1:(高齢者の場合)取り扱い可否のチェック
着け外しを使用者ご自身で行う場合、プロショップ大塚では次の動作が出来るかチェックを行います。
・ひじを肩の高さまで上げ、手首をひねる動作ができる
・指で物をつまむ動作ができる
おおむね上記の動作が出来る人は、イヤモールドを着けた補聴器の着け外しが出来るようです。上記の動作が出来ない方には、簡単に取り扱いができる補聴器がありますので、後述します。
step2:耳型採取(手順、かかる時間、採取後のチェック)
イヤモールドは、一人一人の耳の形に合わせて作成します。そのため補聴器販売店で耳型を取ります。所要時間は両耳の場合、20〜25分程度です。
耳型採取の手順を簡単にご説明します。
手順1
・耳の手術歴、耳の穴に痛みがないかなど、異常がないか確認します。
手順2
・スタッフはアルコールで手を消毒します。
手順3
・スタッフが耳の穴の中を専用器具で観察。過度な耳垢や傷がないかなど、異常がないか確認します。
手順4
・スポンジを耳の穴に入れます。
手順5
・粘土のようなシリコン製の材料を耳に注入します。少しひんやりします。
手順6
・5~6分くらいで、シリコンが固まります。耳型をゆっくり取り出します。
手順7
・耳の穴の中にシリコンの残りがないかなど、異常がないか再度確認して終了です。
step3:イヤモールドのデザイン・形状・カラーを選ぶ
イヤモールドはオーダーメイド品です。おしゃれを楽しみたい人や目立ちにくいデザインを希望する方は、大きさ・カラーなどを自分で選ぶことができます。
補聴器販売店には、色々なカラーや形の見本が置いてあります。イヤモールドを注文する前に、サンプルを見てご希望のデザイン・カラーを決めると良いでしょう。
なお特別なご希望がない場合は、一般的に無色透明でお作りします。
step3-1:聴力と取り扱いを踏まえて、選択可能なイヤモールドをご提案
イヤモールドはオーダーメイド品ですので、耳に収まる範囲で小さくも大きくも作ることができます。しかし、聴力や耳の形もしくは手先の器用さによって選べる選択肢が決まってきます。
軽度~中程度の難聴の人は、イヤモールドの大きさとカラーを自由に選ぶことができます。
高度〜重度の難聴の人は、カラーを自由に選ぶことができますが、小さいイヤモールドは作れないことがあります。
手先があまり器用でない方は、取り扱いを簡単にするため、小さいイヤモールドを選ばない方が便利なことがあります。
なお、上の条件に当てはまる方でも補聴器の微調整によって、ご希望のサイズに近づけられる場合があります。ご自分の希望を販売員に伝えながら、販売員のおすすめを聞いてみてください。
step3-2:カラーの選択
イヤモールドのカラーを選択します。
透明で目立たないデザインが一般的ですが、イヤモールドをおしゃれに楽しみたい人向けに、様々なカラーが用意されています。
step3-3:大きさの選択
イヤモールドの大きさは、見た目・着け心地・安定感、そして聞こえ方に影響します。小さいイヤモールドは目立ちにくく着け心地は楽ですが、安定感に欠けます。また重い難聴の方だと、聞こえの効果が十分に出ない場合があります。
大きいイヤモールドは少し目立ちやすく着け心地はあまり軽くはないですが、安定感が良くなります。
画像つきで大きさのタイプを説明します。
・小型耳かけ補聴器と合わせる『CIC』
見た目が気になる、少しでも小さいものが良いという方には、CICタイプがおすすめです。着けた時に感じる圧迫感も少なくなります。しかし、小型耳かけ補聴器(RIC)と合わせるタイプのため、小型耳かけ補聴器をお持ちでない方、高度難聴以上の方は作成できない場合があります。
・標準的な大きさである『カナル』
中くらいの大きさの耳かけ補聴器に合わせるタイプです。
最も一般的なタイプで、安定感、圧迫感のバランスが取れています。
・最重度難聴の場合は『フルシェル』
最重度難聴の方には、先に書いた音漏れ(ハウリング)を止める目的のため、これくらい大きいものを作ります。安定感はピカイチですが、人によっては圧迫感を感じる場合があります。
・安定感がありながら、圧迫感を軽減する『スケルトン』
少し不思議な形に見えるかもしれませんが、安定感を保ちながら圧迫感を軽減するため、この形になっています。最重度難聴の場合、作成ができないことがあります。
step4:さらにご希望の方は、素材の選択もできる
イヤモールドを作る材料には種類があり、それによって肌ざわりや着け心地が変わります。
特に肌が弱い方や重い難聴の方は、シリコンやチタン素材を選ぶとメリットがあります。
素材の種類によって、着け心地・アレルギーを起こす可能性・経年変化・値段などの違いがあります。それぞれの素材の特徴をお伝えします。
・最も一般的な『アクリルハード』
もっとも一般的なタイプです。アクリル素材が使われています。
・特徴 経年変化しない。耳の形が変わらない限り、長い期間使うことができる。この後に登場する素材より、お手入れが簡単。
・少し柔らかい『サーモソフト』
この素材の特徴は、装着した人の体温に合わせて柔らかくなっていくことです。高度難聴・重度難聴のお子様が補聴器を着ける際に使われることが多い素材です。
メリット
柔らかい素材なので、破損してもけがの危険がない。密着性が強いので、子供が走り回っても外れにくい。また隙間ができにくいため、補聴器から大きな音を出す必要がある重度難聴の方に向いています。
デメリット
時間が経つと縮んだり、変色する性質がある。そのため、ほぼ毎年の交換が必要。アレルギー対策の効果は少ない。
・一番柔らかい『シリコン』
シリコン素材でできた一番柔らかいタイプのイヤモールドです。耳の奥にぴったりフィットさせた場合の着け心地が良くなります。アレルギーが起こる可能性も、ハードタイプより小さくなります。
メリット
もっとも柔らかい素材。アレルギーが起こる可能性は他の素材より低い。重い難聴の方に限っては、イヤモールドの着け心地が快適。
デメリット
もっとも壊れやすい。強い力がかかると、千切れることがある。壊れた場合の修理は基本的にできない。
・アレルギーの可能性が最も少ない『チタン』
チタンは人体に優しく、各種インプラントに多く用いられている素材です。そのため、シリコン素材よりもアレルギーの可能性が少ないと言われています。
チタン素材のイヤモールドは、フォナック社のみが販売しており、サイズはCICサイズになります。
メリット
ハードタイプよりも強い強度をもち、比較的小さく作れる。人体に優しい。
デメリット
1つのメーカーの、限られた機種にしか対応していない。
step5:イヤモールドの納品とお支払い
注文後7日~10日ほどで、イヤモールドがお店に届きます。より早い納期で作りたい方は、特急サービスを行ってくれるメーカーもあるため、ご相談ください。(無料の場合もあれば、有料サービスの場合もあります)
step6:取り扱いの仕方と見た目の確認
耳の形は一人一人違うため、イヤモールドの着け外しにはちょっとしたコツが必要になります。
お客様に自分で着けていただく前に、補聴器技能者が入り具合や入れ方のチェックをします。そのあと、うまく装着ができるように一緒に練習します。この際、鏡を使ったり、正面や横からの見た目を確認していただきます。
step7:フィッティング
イヤモールドを使うと聞こえる音の質も変わってきます。初めて補聴器を試したときのようにフィッティング(調整)をやり直します。所要時間はおおむね1時間程度です。
step8:効果確認の検査
補聴器を着けた時と外した時、どれくらい聞こえの具合が変わるのか検査します。電子音や言葉による検査を行い、補聴器の効果を客観的に確認します。また、実生活の中でイヤモールドを使うことでどれくらい聴こえが改善するのか、実際に試していただきます。
step9:※万が一、イヤモールドが合わなかった場合
イヤモールドを作成するとき、私たちは細心の注意を払い作成します。しかし、1回の作成では耳に合わない場合があります。実際に耳に着けてみると、イヤモールドがきつすぎたり、ゆるかったりします。その時は、何度でも型を作り直しさせていただきます。イヤモールド納品後、90〜120日間は無料で作り直しをすることができます。
イヤモールド?イヤーモールド?メーカーによって呼び方が違うようです
英語表記で「Ear-mold」、直訳すると「耳型」となります。どちらも同じものを指していますが、国内では製造メーカーにより呼び名が微妙に異なっているようです。
ちなみに耳の型を取って合わせるというアイディアは90年ほど前からあり、米国では1926年、初めてイヤモールドの特許が出されました。
こんな人はイヤモールドを作らない方がいいかも、イヤモールドのデメリット
耳の穴の中が温かくなり、少しかゆくなることがあります
これは物理的な話ですが、イヤモールドは耳せんに比べ耳のすき間が少なくなります。よって熱気が耳の穴の中にこもりやすくなります。その結果、特に体温の高い方は、かゆみを感じることがあります。かゆみが出やすい方の場合、素材や形状を工夫することでかゆみを出にくくすることができます。
手先が上手く動かせない方には取り扱いが難しくなります(※対策あり)
イヤモールドのstep1のところで確認した通り、補聴器をご自身で着けることができない方は、それまでと着け方が少し変わります。イヤモールドを着けるとかえって着け外しが難しくなる場合があります。そんな方のために、取り扱いが簡単な補聴器も用意しています。
『メニエール病』にかかっている方
メニエール病にかかっている方は、症状の一つとして耳の閉塞感を常に感じてしまうことがあります。このような方は、イヤモールドを着けることによって、閉塞感がより強くなってしまうことがあります。また、耳型採取の時やイヤモールドを着けた際に、めまいの症状が悪化することもあります。メニエール病の治療は耳鼻咽喉科で行う必要がありますので、イヤモールドの作成の可否を医師に診断してもらう必要があります。
補聴器販売店では、『中耳炎手術の経験者』はイヤモールドを作るための耳型採取ができない(記事追加あり)
中耳炎手術の経験者は、耳の穴の奥が通常よりも広がっている可能性があります。そのため、耳型採取のために耳の中に注入した材料が耳から取り出せなくなってしまう危険性があります。そのため、認定補聴器技能者であっても耳型採取をすることは禁止されています。中耳炎手術経験者でイヤモールドを作りたい人は、耳鼻咽喉科医師に相談する必要があります。
プロショップ大塚では、3Dスキャンで耳の型を認識できる「オトスキャン」という機器を導入しています。
耳の中に材料を入れずに耳型をとることができるため、中耳炎手術のご経験者でも安全に耳型採取が可能です。
オトスキャンについてはこちらの記事をご覧ください。
3Dで耳の形を撮影できるオトスキャンを導入しました
耳に痛み・かゆみがある人は耳鼻科を受診する必要があります
耳に痛み・かゆみがある人は、耳型採取によってその症状が悪化する場合があります。イヤモールドを作る前に耳鼻咽喉科で受診し、悪化する可能性がないことの確認が必要です。
相談している補聴器販売店に、認定補聴器技能者が在籍していない場合はイヤモールドを頼まない方が安全
先に説明した耳型採取行為は、間違って行うとお客様に危険が及ぶ場合があります。そのため日本では、公益財団法人テクノエイド協会が監督している認定補聴器技能者か、言語聴覚士、または耳鼻咽喉科の医師でないと行ってはいけないことになっています。
認定補聴器技能者の養成システムには、イヤモールドについての研修が含まれています。耳型を採る実技試験もあり、合格した者でないと認定補聴器技能者にはなれません。イヤモールドの作成を依頼する場合は、安全のため必ず認定補聴器技能者が在籍している販売店を選びましょう。補聴器販売店に「認定補聴器技能者が在籍していますか?常勤していますか?」と質問することは、まったく失礼なことではありません。遠慮なく聞いていただいて構いません。
「イヤモールドを試したいけど、まだ悩む」という方のための体験サービス
一部の親切な補聴器販売店には、イヤモールドを作らずにその効果だけを店内で体験するサービスがあります
優良店の場合、イヤモールドを作成する前に不快感を感じるか、気にならないかのテストが実施されています。これは注文する前に確認できることです。興味を持ったら、一度、イヤモールドが作成できる販売店にご相談されると良いでしょう。
2006年から補聴器の仕事を始めました。もっとも確実に、よく聞こえる方法をご提供することが、私のミッションです。皆様の耳に合った補聴器をお届けするため、毎日毎日、聴覚医学の論文を読み、デンマークやドイツの研究機関と連絡を取り、時には欧州へ勉強に行き、海外から研究者を招き勉強会を開催し、国内の社会人大学院へ通い修士号まで取ってしまいました。本Webページでは、補聴器と難聴について、確かな情報や最新の情報をお届けしていきます。ご相談の方は、お気軽にご連絡ください。
保有資格:認定補聴器技能者、医療機器販売管理者
★ Twitter はじめました。耳の話を真面目に書いてます! : @mimi_otsuka