安い補聴器で失敗したくない方へ。お値打ち補聴器はオーティコン「Jet PX」がおすすめです

安い補聴器で失敗したくない方へ。お値打ち補聴器はオーティコン「Jet PX」がおすすめです安い補聴器で失敗したくない方へ。お値打ち補聴器はオーティコン「Jet PX」がおすすめです

補聴器は「高いもの」という印象を持たれがちですが、最近は価格を抑えたモデルも増え、予算に合わせて選びやすくなっています。

「まずは無理のない価格帯から始めたい」「必要な機能はきちんと押さえたい」
そういう方にはオーティコン社のJet PXがおすすめです。エントリーモデルとして、補聴器をはじめやすい価格帯でありながら、騒がしい環境での会話を支える他ブランドにない機能が充実している点が特徴です。この記事ではJet PXがどんな方に合いやすいのか、選び方のポイントと合わせて紹介します。

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安さだけじゃない!後悔しない補聴器を選ぶためには?

補聴器が選びにくい理由は、価格の幅が大きいことだけではありません。
同じように見える補聴器でも、実際の使い心地は「生活環境」「聴力」「形状」「調整」によって変わります。補聴器を選ぶのは“モノを買う”というより、自分の生活に合わせた道具を作っていく作業に近いです。

そのため「とにかく安いものを」と価格だけで決めてしまうと、あとから期待した効果が得られないことがあります。たとえば、

・家では良いのに、外食や人の集まりで会話が追いにくい
・「雑音が気になる」と感じ、結局つける時間が減ってしまう
・形状が合わず、つけ外しが面倒になってしまう
・自分が困っている場面でよく聞こえず、使いにくさが残る

こうした“後悔”を防ぐためには「日常生活で不便なく使えるか」という視点で補聴器を選ぶことが大事です。
補聴器の価格を抑えたい場合でも、見るべきポイントを押さえれば、納得感のある選び方は十分可能です。

Jet PXは「価格を抑えたい」気持ちと、「でも使えないのは困る」という現実の間で迷っている方へのおすすめモデルです。

Jet PXが選択肢になる理由

Jet PXはオーティコン社の中で、エントリーモデルに位置づけられており、比較的購入しやすい価格帯です。
「候補になりやすい」理由は、価格だけでなく騒がしい環境での聞こえに特化した機能が搭載されている点にあります。

オープンサウンドナビゲーター(OSN)

一般的な補聴器には、前方の声を強調し、横や後ろの音を抑える“指向性マイクロフォン”が搭載されています。

騒がしい場所で目の前の人と話すときに役立つ一方、状況によっては横から話しかけられた声が入りにくくなったり、多人数の集まりでは聞き取りにくさを感じることもあります。

Jet PXに搭載されているオープンサウンドナビゲーターは、左右後方の音を切り捨てるのではありません。

左右の補聴器のマイクに入ってくる音を分析することで、音声と雑音をスマートに分離する機能です。従来の補聴器とは異なり、雑音が多い環境で、左右や後方から話しかけられても、雑音を抑えつつ人の声を残してくれるのが特徴です。

上の写真のような食事の場では、左側の人と話しているとき、急に右側の人から話しかけられる瞬間があります。こういった瞬間にも、会話を邪魔しやすい雑音を抑制しながら、必要な声の情報が残るように処理してくれます。

外食や友人との集まりといった騒がしい場所こそ、人の声を聞き取りたい場面です。

「声は聞こえるのに言葉がはっきりしない」と感じている方にとって、この“オープンサウンドナビゲーター機能”がおすすめです。

なお、この機能はオーティコン独自のものです。特許の対象になっているようで、他メーカーにはありません。

DNN1.0(AIで学習された雑音抑制)

Jet PXをおすすめする理由のもう一つが、ディープニューラルネットワーク(以下、DNN)による学習型AIによって開発された高度な雑音抑制機能です。

近年、ChatGPTなどの生成型AIがニュースなどで話題にのぼりますが、オーティコンはそれよりずっと前から補聴器にAI学習された雑音抑制を補聴器に搭載してきました。

補聴器でAIがどのように活用されているかというと、あらゆる音の環境のデータを集めて、音声データとセットにして、学習型AIに与えます。そしてAIは、人にとって最も言葉が分かりやすくなる雑音抑制の仕組みを考え出すのです。

DNN-AIによる雑音抑制を補聴器に最初に搭載したのがオーティコンです。2026年現在は他メーカーも追随して、DNN-AI雑音抑制を搭載した補聴器を発売していますが、エントリーモデルで搭載しているのはオーティコンだけです。

イメージとしては「さまざまな環境の音をAI学習したアルゴリズムを活かして、状況と聞こえてくる音声に合わせて雑音を抑制する」もの。
環境音が増えたり減ったりする場面でも、聞こえ方の違和感を少なくし、会話の負担を減らしてくれます。

ここで大切なのは、「自分が困っている場面に合う方向性かどうか」です。
Jet PXは、価格帯としては入口でも、“会話の場面で困りやすいポイント”に対して工夫が入っているモデルです。

Jet PXの特徴(簡潔に3点)

Jet PXの特徴は、次の3つに整理できます。

1)騒がしい場面でも雑音を抑えながら、360度全方向の声が自然に聞こえるオープンサウンドナビゲーター
外食、集まり、外出先など、生活の中で起きやすい“聞き取りにくさ”に配慮した設計。

2)静かな場面も騒がしい場面も、雑音を抑えて負担を減らしてくれるDNN-AI雑音抑制
うるさい場所、にぎやかな場所で、聞こえすぎる負担を抑制してくれます。

3)形状が豊富(9種類)で、装用スタイルを選びやすく、幅広い聴力に対応(軽度〜重度まで)
補聴器は「どの形状をどう組み合わせるか」で対応範囲が変わります。Jet PXも、条件により重度まで検討できます。

選べる形状と“できること”(9種のデザイン)

Jet PXは、耳掛け型4種類・耳あな型5種類の合計9種類から選べます。
形状の選び方は「見た目」だけでなく、必要な音量(出力)、装用のしやすさ、生活の困りごとに合わせて考えるのがポイントです。

耳掛け型(4種類)

耳の後ろに本体をかけ、耳せん(または耳せんに相当する部品)を通して音を入れるタイプです。扱いやすく、選択肢の幅も広い形状です。

mini RITE T(PR41電池対応)

小型の耳掛け型。電池式で、取り扱いのリズムが合う方に向きます。

mini RITE R(充電式)

小型の耳掛け型。充電式で、電池交換の手間を減らしたい方に選ばれます。

mini BTE T(PR41電池対応)

耳掛け型(BTE系)。装用の安定感と扱いやすさを重視したい方向け。

mini BTE R(充電式)

耳掛け型(BTE系)の充電式。日々の管理をシンプルにしたい方に。

対応聴力の目安(重要ポイント)

・耳掛け型のうち、BTE(mini BTEを含む)は高度難聴まで対応。

重度難聴は、mini RITE T / mini RITE Rに“別売りのオーダーメイド耳せん”を組み合わせた場合に限り、対応できるケースがあります。
※ただし、聴力の状態・耳の形・必要な出力によって可否が変わるため、ここは店頭での確認が前提になります。

この「条件付きで重度まで検討できる」という点は、Jet PXを入口モデルと見なしていた方にとって、意外と大きな安心材料になるところです。

耳あな型(5種類)

耳の中に収まるタイプで、装用感や見た目の希望に合わせて選べます。Jet PXは耳あな型のバリエーションも揃っています。

IIC(超小型)

より小さく、目立ちにくいことを重視したい方向け。

CIC(小型)

小型で、見た目と扱いやすさのバランスを求めたい方向け。

カナル(通常サイズ)

取り扱いのしやすさを重視しながら、耳の中に収めたい方向け。

ハーフシェル(カナルより少し大きめ)

つまみやすさや安定感も重視したい方向け。

フルシェル(大きく安定感がある)

耳の中での安定感を重視し、操作もしやすい形状。

耳あな型は「目立ちにくさ」だけでなく、「つまみやすさ」「装用の安定感」「操作のしやすさ」も大切な判断材料です。見た目の希望がはっきりしている方ほど、形状を比較しながら選ぶと納得感が出やすくなります。

形状選びの結論

Jet PXは、形状だけでも選択肢が多いモデルです。
迷ったときは、次の3点で整理すると選びやすくなります。

聴力(必要な出力)

生活環境(どんな場面で困るか)

扱いやすさ(つけ外し・管理・安定感)

“見た目の好み”も大切ですが、毎日使う道具だからこそ、扱いやすさまで含めて考えるのが結果的に満足度につながります。

Jet PXには2つのクラス

Jet PXは上位のJet PX1、リーズナブルなJet PX2という二つのクラスがあります。どちらのクラスでも、先に紹介した9つの形状がお選びいただけます。

機能の違いは次の通りです。

Jet PXのクラス別機能表
  Jet PX1 Jet PX2
DNN1.0
オープンサウンドナビゲーター
スーパーシールド
スピーチガード 12dB
スピーチレスキュー
信号処理チャネル 48ch 48ch
フィッティング周波数帯域 8kHz 8kHz
低域ブースト
突発音抑制
ウインドノイズマネジメント
Jet PX1 Jet PX2
DNN1.0
オープンサウンドナビゲーター
スーパーシールド
スピーチガード
12dB
スピーチレスキュー
信号処理チャネル
48ch 48ch
フィッティング周波数帯域
8kHz 8kHz
低域ブースト
突発音抑制
ウインドノイズマネジメント

機能解説

・オープンサウンドナビゲーター
360°の音を届けることで、聞く労力を軽減し様々な環境で会話を聞きやすくする機能
・スーパーシールド
発生前に、高い処理能力で素早くハウリングを防止
・スピーチガード
様々な環境で忠実に音を再現し、言葉を聞きやすくする
・スピーチレスキュー
高周波数帯の音をより聞こえやすくする
・信号処理チャネル
チャネルが多いほど、信号の忠実度と処理が向上
・フィッティング周波数帯域
数値が大きいほど高音域の音をより自然に再現でき言葉の了解度や音質の向上が図れる
・低域ブースト
ストリーミング中に失われがちな低域の音を再現し、豊かでゆがみのない音質をうみだす
突発音抑制
食器のガシャン、ドアのバタンというような突然聞こえる大きな音を抑制
・ウインドノイズマネジメント
風切り音を軽減し、風が吹く環境での言葉の聞き取りを高める

Jet PXが向いている方

Jet PXは、次のような方に向きやすいモデルです。

できるだけ価格を抑えながら、会話の聞き取りも大事にしたい方
「使いにくいのは困る」けど「お値打ち」も大事という方の現実的な選択肢になります。

極端に複雑な音環境で使う時間が長い方
たとえば大きな機械音が常時ある場所など、環境が特殊な場合は、用途に合わせた提案が必要になることがあります。

聞こえの変化が急だった、耳の状態が不安など、まず確認が必要そうな場合
この場合は、補聴器選びの前に「今の状態の把握」が優先になります。焦らず、順序立てて進めるのが安心です。

ここは「Jet PXが悪い」という話ではなく、補聴器は“条件が合うこと”がとても大事な道具なので、合わない可能性も含めて購入前に確認しておくことで、後悔を減らせます。

試聴と相談の流れ

補聴器選びで後悔を減らす一番の近道は、実際に試して確かめることです。
Jet PXのように形状も多く、聴力によって組み合わせが変わるモデルほど、試聴の価値が大きくなります。

一般的な流れは次の通りです。

1)聴力測定・聞こえの確認
2)生活の困りごとの整理(どこで困るか/何を楽にしたいか)
3)形状の選定、設定・調整 → 試聴
4)ご試聴いただいた感想を踏まえて、さらに音質を改善(重度の場合は耳せん併用なども検討)
5)価格のご案内と検討

ここで大切なのは、補聴器は「同じ機種でも調整で印象が変わる」ことです。
価格や機能だけで判断するより、自分の生活に合わせた調整ができるかまで含めて比較したほうが、納得しやすくなります。

店舗でお試しできます

Jet PXが気になった方は、まずは店舗にてお試し・ご相談ください。
「買うかどうかはまだ決めていない」という段階でも大丈夫です。実際に試してみることで、「自分には合いそうか」「どの形状が良さそうか」が具体的になります。

※混み合う日もあるため、状況によってご案内までお待ちいただく場合があります。事前に予約いただくとご案内がスムーズです。


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大塚補聴器を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。

たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。

なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。

※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。

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