聴力強化イヤホン「Jabra Enhance」登場!補聴器とは違う新しい選択肢
2022年2月25日、業務用ヘッドセット分野における世界シェアNO.1のJabraから、新製品「Jabra Enhance(ジャブラ エンハンス)」が発売されます。
業務用のヘッドセットや補聴器で培われた高度な技術が搭載された新時代のイヤホンです。
優れた音質で音楽と電話に使えるだけでなく、対面での会話を助ける聴力強化機能が搭載されています。
音響機器メーカー Jabraってどんな会社?
Jabraはヘッドセットやワイヤレスイヤホンで知られるデンマークの音響機器メーカーです。
日本では、まだあまり知られていませんが
・業務用ヘッドセット世界シェア1位
・Bluetoothヘッドセット世界シェア1位
・器種別ワイヤレスイヤホン単体の出荷台数、世界シェア2位(2019年当時、ちなみに1位はApple)
上記のほか、世界大手の補聴器メーカー「リサウンド」と同じ、GNグループです。
Jabraとリサウンドは、その協力関係によって、雑音を抑制する技術や特許は共有して使えるようです。
気持ちよく使用できるシンプル&スタイリッシュな北欧デザインが特徴です。
余談ですが、弊社代表の大塚は昔からJabraのワイヤレスイヤホンを愛用しています。当社の社内会議で使われるヘッドセットも、その多くがJabra製品です。
聴力強化ワイヤレスイヤホン「Jabra Enhance」の機能
Jabra Enhanceは優れた音質のワイヤレスイヤホンとして、スマホと接続して普通に使うことができます。
音楽や動画をストリーミング再生している時には、ノイズキャンセリングが働きます。
たとえば電車に乗っているときでも周りの雑音を抑えて、キレイな音質で音楽や動画を楽しむことができます。雑音に邪魔されませんから、その分、動画のセリフもハッキリします。
ここまでは、過去に発売されたイヤホンにも搭載されていた機能です。
Jabra Enhanceの最大の特徴は補聴器としても使える聴力強化の機能です。
聴力強化とは?補聴器とどう違うの?
Jabra Enhanceの聴力強化機能は、人と会って会話する時に役立ちます。Jabra Enhanceを耳につけたまま、聴力強化モードに切り替えると、前にいる人の声が大きく際立って聞こえるようになります。
詳しくは下記の機能が搭載されています。
・ワープコンプレッション
小さい声は大きく、元々大きい音や声は大きくしない機能。元々聞こえている大きな声はそのままに、聞き取りづらい小さな声だけ大きくしてくれます。
・ノイズリダクション
周りの雑音を検知して、自動で抑制する機能。
ノイズリダクションは様々なイヤホンや補聴器に同じ名前で搭載されていますが、その性能はピンからキリまであります。多くの場合、値段に比例するようですが、Jabra Enhanceに搭載されているノイズリダクションは、同じグループ傘下の補聴器メーカー「リサウンド」と共通だそうです。高性能な雑音抑制が期待できます。
・指向性
周りに雑音がある環境で、顔を向けた方向の音や声を集中的に拾う機能。喫茶店やファミレスなど、周りがにぎやかな場所で人と会って会話する時に有効です。
・デジタルフィードバック抑制
古い補聴器をつけている人から「ピーーー!」という甲高い音がしているのを聞いたことがあるでしょうか。これはマイクとスピーカーが接近することで起こってしまうハウリング現象というもの。デジタルフィードバック抑制は、このイヤな音を自動で抑えてくれます。
・スマホアプリによる音質のカスタマイズ
補聴器の場合、お店で聴力測定を受けて、音質を調整してもらうなどの時間がかかります。Jabra Enhanceは、スマホアプリを使うことで、音量音質をご自分で調整していただくことができます。
※iPhoneのみ(iPhone11以降、およびiOS15以降)に対応しています。
もちろん充実しているワイヤレスイヤホンとしての機能!
優れた音質のワイヤレスイヤホンとして使えることはもちろん、他にも様々な機能が搭載されています。
・充電機能(約2時間でフル充電 最大10時間)
・優れた音質のストリーミング機能
・防塵防滴仕様(IP52準拠)
選べるカラーは2色
価格は税込89,000円(両耳セット、充電器込み)
少し聞き取りづらくなり始めた方におすすめ
Jabra Enhanceは、一般的なワイヤレスイヤホンと比べると、超高級品の部類に入ります。
しかし本格的な補聴器の価格と比べると、圧倒的にお求めやすい価格です。
当社店舗では最長60分の試聴体験会を実施予定
プロショップ大塚でJabra Enhanceをお試しできます。
実際に手に取って、ご自分の耳で体験してみて下さい。
数に限りがありますので、体験希望の方はご予約をお願いします。
読んでください。
補聴器の形状によるメリットデメリット、色々な機能、補聴器の選び方など、買う前に知っておきたい情報を載せています。
【監修】
補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。
たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。
なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。
※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。