補聴器はどこで買うべき?お店選びのポイント5つ
耳の聞こえや耳の形は一人ひとり違うため、補聴器は自分に合った音にする必要があり、その調整方法は販売店によって異なります。つまり補聴器はどこで買うかがとても大切になるということです。
この記事ではお店選びの5つのポイントをご紹介します。補聴器が初めての人でも、簡単に分かるポイントです。失敗しない補聴器店選びの参考にして下さい。
【目次】
補聴器をどこで買うかは、とても大切な選択
補聴器は器種が同じなら、どこで買っても同じものです。
それにも関わらず、補聴器を買って、とても満足する人と、まったく満足しない人に大きく分かれます。
これは、耳の聞こえや耳の形が一人ひとり異なり、補聴器を使うときには自分の耳に合った状態に調整する必要があるためです。
しかも、この調整方法は販売店によって大きな違いがあります。
仮に同じ耳の人が二人いて、同じメーカーの同じ器種の補聴器を買ったとしても、買うお店が違えば聞こえ方がまったく変わってくるということです。
聞こえ方だけでなく、試聴方法や購入後のアフターフォロー、店内にある検査機器の設備なども店ごとに違いがあります。
補聴器を買うなら、しっかりよく聞こえるよう、自分に合った調整をしてくれるお店を選びたいですよね。
補聴器は頻繁に買い替えるものではありません。よく聞こえる補聴器は、一度買うと長く付き合っていくものになるので、どこで買うかはとても大切です。
それでは、お店選びの5つのポイントを紹介していきます。
どこで買うか5つのポイント
①確かな技術の証拠!認定補聴器技能者が在籍
耳の聞こえ方や形状は、一人ひとり違っており、とてもデリケートです。
聴力、耳の形状によって調整は異なります。
軽い難聴の人と重い難聴の人では、補聴器の調整はまったく変わってきますし、同じレベルの難聴でも高い音が聞き取りづらい人、低い音が聞き取りづらい人など様々です。
耳の形状も大切です。同じ調整の補聴器を耳に着けても、耳の穴が大きいと鼓膜に届く音は小さくなり、耳の穴が小さいと鼓膜に届く音は大きくなります。
こういったケースでは耳せんを適切に選ぶことに加えて、音量音質の微調整が大切になります。
補聴器は単純に音を大きくしているわけではありません。その人に合わせて、聞きやすくなるように調整していきます。
なお聞こえに関する困りごとは、聴力だけでなく一人ひとりの生活環境によっても変わってきます。補聴器は、聴力や耳の形状だけでなく、その人の生活を踏まえた調整によって、はじめて本来の性能が発揮できます。
こういった調整技術やカウンセリングについて、専門の知識を学び、経験を積み、試験に合格しているのが「認定補聴器技能者」という資格保持者です。勉強だけで合格できるわけではなく、受検するにも4年以上の実務経験が必要な専門資格です。
お店選びのポイント一つ目は、認定補聴器技能者が在籍しているお店を選ぶ!になります。
②アフターサービスまで信頼できる
補聴器は「家具」や「食器」のように買って終わりではありません。
お気に入りの補聴器を長くご愛用いただくには、定期的な点検、クリーニングがとても大切です。
また購入後も、よく聞こえる状態を継続させるには、その時々の耳の状態に合わせた再調整が有効。
こうすることで補聴器を買い替えなくても、よく聞こえる状態が長くなります。
お店選び二つ目のポイントは、購入後のアフターサービスです。
補聴器は買ってから、そのお店との長いお付き合いが始まります。アフターサービスの内容は、購入前にご確認ください。
プロショップ大塚では、アフターサービスを充実させております。
通常のアフターサービスには、お代をいただいておりません(保証対象外の部品交換などは対象外)。購入後の補聴器の調整やクリーニングはずっと無料です。
また車検のお知らせのように、お客様の点検時期に合わせて、おハガキでメンテナンス時期をお知らせしています。
このほか補聴器を分解し、部品一点一点を点検するオーバーホールの受付なども行っております。
③取り扱いメーカーが豊富
補聴器は、国内11社の製品が流通しています。
性能は値段で決まる部分もありますが、それ以上に大切なのがメーカーによる音質の違いです。
自分に合った補聴器を見つけるということは、自分に合った音質のメーカーを探すということです。
取り扱いメーカーが少ないお店では、自分に合った音質の補聴器を見つけられないかも知れません。
実際、補聴器の満足度調査では、メーカー直営店と多くのメーカーを取り扱う独立店では、独立店の満足度の方が明らかに高いという結果が出ています。
なるべく多くのメーカーを取り扱っている補聴器店がおすすめです。

プロショップ大塚では、様々な聴力、ご要望、お耳の状態に対応できるよう厳選した5つのメーカーの補聴器を取り扱っています
④検査機器など必要な設備が整っている
補聴器をよく聞こえる状態に調整するためには、聴力を測定したり、補聴器を調整する設備が、重要な役割を果たします。
軽い難聴の方の聴力を測るときに、検査室の外の雑音が入ってくるようでは、正確な聴力が測定できません。
外から入ってくる雑音に邪魔されて、検査音が聞き取れなくなり、実際より悪い検査結果になってしまうのです。
補聴器を着けて、本当によく聞こえるか、という効果を確認するには、十分な広さの検査室でスピーカーからCDで言葉を再生し、言葉の聞き取りを確認する必要があります。
これによって初めて、調整が正しいのか、本当に言葉が聞こえるようになっているかが分かります。
補聴器店を選ぶときには、必要な設備が整っていることがポイントになってきます。
補聴器店が初めてでも簡単な見極め方の一つに、認定補聴器専門店という認定制度があります。
公益財団法人テクノエイド協会の審査を受け、認定補聴器技能者が在籍し、定められた設備の基準を満たした補聴器店だけが認定されています。
認定店なら、次のマークがどこかに飾ってあるはずです。
なおプロショップ大塚は、全店舗が認定補聴器専門店です。
十分な性能の防音室を完備しており、正確な聴力測定が可能です。
※テクノエイド協会による認定は年一回だけ。当社の新店舗がオープンした際には、最速で認定補聴器専門店の取得を目指しています。
さらに耳の穴の大きさによる聞こえの違いを調べる鼓膜面音圧の測定装置、耳の穴の形を3Dレーザースキャナーで撮影する装置など、他社に先駆けた最先端の機器を全店舗に導入しています。

聴力測定、補聴器特性測定、装用効果測定を行うUnity3(シグニア補聴器より引用)

耳の穴の形を3Dレーザースキャナーで撮影できるOtoscan
⑤購入前のレンタル試聴が充実
補聴器を静かな店内で試聴してよく聞こえても、実際の生活の場面でよく聞こえなければ意味がありません。
そのため、ほとんどの補聴器店では、試聴用の補聴器をレンタルさせてくれる試聴サービスを行っているのが一般的です。
試聴期間では、日常生活の音を確認することができます。自宅や職場、趣味の集まりなどで、聞きたい人の声がどんな風に聞こえるか。また雑音がうるさくないか、なども確かめることができます。
補聴器を購入する前に、レンタル試聴サービスは、ぜひ使っていただくのが良いでしょう。
メリットの多い、レンタル試聴サービスですが、詳しく見ていくと、お店によって内容が少しずつ異なっています。
具体的には
・貸してくれる補聴器のメーカーや価格は選べるのか?
・レンタル期間は、聞き取りたい場面で使ってみるのに十分か?
・試聴レンタルは有料か?無料か?
・貸してくれる補聴器は、最新モデルか?少し古いモデルか?
・レンタル対象器種が耳かけ型補聴器のみか?耳あな型補聴器も対象か?
補聴器店の選び方、最後のポイントはレンタル試聴サービスの充実です。
プロショップ大塚では2009年から業界に先駆けて「3か月無料の補聴器試聴サービス」を実施してきました。この期間中に、ご要望に最も合う補聴器を選び、よく聞こえるように調整します。
まとめ
ここまで、補聴器をどこで買うか、失敗しない補聴器店の選び方について、そのポイントをご紹介しました。
①確かな技術の証拠!認定補聴器技能者が在籍
②アフターサービスまで信頼できる
③取り扱いメーカーが豊富
④検査機器など必要な設備が整っている
⑤購入前のレンタル試聴が充実
5つのポイントを兼ね備えたお店なら、あなたに合った補聴器がきっと見つかります。
逆に、どれかの条件を満たしていないお店、たとえば通信販売の補聴器では聴力測定さえできませんし、防音室がないお店で補聴器を買うと正確な聴力が分からないため、最低限度の調整も難しいでしょう。
補聴器をどこで買うべきか?と考えると、おのずと耳と補聴器の技術とサービスを専門としている補聴器専門店になります。
技術だけでなく、購入前と購入後のサービスが充実しているのも、やはり補聴器専門店です。
プロショップ大塚には、全店「認定補聴器技能者」が在籍しており、5つのポイントすべてをクリアしています。
聞こえのこと、補聴器のこと、ご相談だけの方も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
皆様のご来店心よりお待ちしております。