補聴器のピーピー音を止めるには? ハウリングの原因と対策


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補聴器のピーピー音を止めるには? ハウリングの原因と対策

補聴器は、正しく調整されていないと、ピーピー音が外に漏れることがあります。

ピーピー音が発生すると、周りの人に聞こえてしまいますし、話し声も聞きにくくなってしまいます。

補聴器のピーピー音は、どうやったら止まるのでしょうか?

ピーピー音の原因は「耳栓の隙間」

ハウリング_2

ピーピー音は、専門用語で「ハウリング」または「フィードバック」などと呼ばれる現象です。

正しく調整された補聴器では、耳の穴と耳栓の間に、隙間が無くなるようにします。

しかし耳栓が小さかったり、取り扱いの問題で上手く入れられなかったりすると、耳の穴と耳栓の間に隙間ができてしまいます。この隙間から音が漏れると、ハウリングが発生してしまいます。また補聴器の音量を上げるほど、隙間から音がたくさん漏れることになり、ハウリングは発生しやすくなります。

実は同じ現象がカラオケでも、よく起こっています。
マイクとスピーカーが近づくと「キーーン!」と大きな音が出ることがありますが、補聴器のピーピー音と同じくハウリングです。

このハウリングを防ぐには、いくつかの方法があります。

ハウリングを防ぐ4つの方法

その1 耳の形にピッタリ合った耳栓に変える

既製品の耳栓

既製品の耳栓

ピーピー音を防ぐのに大事なのが、補聴器の耳栓です。

ハウリングは「耳の穴と耳栓の隙間」があると発生します。つまりハウリングを防ぐには、耳栓を耳の穴に合わせればいいのです。

当店では、およそ30種類以上の既製品耳栓(ゴム製)を用意しています。人間の耳の形は千差万別なので、これくらいの種類を用意しないと一人ひとりの耳の穴に対応できません。この耳栓の交換は130~1300円程度と、比較的お安く対応できますから、お気軽に当店までご相談下さい。

また難聴の程度が重くなり補聴器の音量を上げると、どうしても既製品のゴム製耳栓ではハウリングが起きてしまうことがあります。
この場合は、イヤモールドというオーダーメイドの耳栓をお作りすると、ハウリングはほぼ確実に止まられます。イヤモールドは、入れ歯などと同じく、耳型を採って、それを元に制作します。ゴム製の既製品とは異なり、アクリル系の硬い材質でお作りしますが、耳の形に合っているので、耳の穴にピタリと収まります。また同じ補聴器でも、耳栓をイヤモールドに変えるだけで、聞こえが大きく改善することがあります。プロショップ大塚では、イヤモールドの作成も承っています。

イヤモールドは一つ10,800円で、カラーもお選びいただけます。

イヤモールド オーダーメイド耳栓 片耳:10,000円程度

 

その2 補聴器の耳栓を正しく耳に入れる

補聴器の正しい装用図

耳の穴にあった耳栓を使っていても、正しく耳に入っていなければピーピー音は止まりません。

耳栓を耳に入れるくらい簡単なように思えてしまいますが、高齢な方や手先が上手く動かない方には、意外と難しいことです。若い方でも、自分の耳を自分で見ることは出来ません。女性が初めてピアスを扱ったり、男性がネクタイの締め方を覚える程度には練習が必要です。「耳栓の入れ方に自信がない」という方は、気兼ねなくプロショップ大塚にご相談ください。他店購入品の取り扱いのご相談は、無料で承っています。

その3 ハウリング抑制機能を使う

耳栓が耳の穴に合っていて、取り扱いが上手くできていれば、よほどの難聴でなければ、ハウリングは止められます。しかし付け心地の好みの問題で、ピッタリサイズの耳栓より、少し小さめのゆるい耳栓を好まれる方がいます。この場合、最近の補聴器に付いているハウリング抑制機能を使うと、ゆるい耳栓でもハウリングを止められる場合があります。

ハウリング抑制機能は、補聴器の機種によって、ハウリング抑制が強力な補聴器から、弱い補聴器、まったく機能が無い補聴器もあります。プロショップ大塚では、ゆるい耳栓を好まれる方には、最初からハウリング抑制機能が強力な補聴器をおすすめしています。

なお、このハウリング抑制機能は、専門店などで正しく設定しないと十分に機能しない場合があります。他店で購入された補聴器の調整も、有料(10,800円)で承っています。当店で調整させていただき、よく聞こえるようになった場合のみ、お支払いいただいています。お気軽にご相談ください。

その4 補聴器のスイッチを入れるタイミング

最後に、補聴器を入れたり出したりする途中に出るピーピー音は、異常ではありません。全メーカー全機種、入れたり出したりの途中は、ハウリングしてしまいます。

これを止めるためには、補聴器のスイッチを切るしかありません。

補聴器を耳に入れるまで、スイッチを切っておき、耳の穴にしっかり入れてから、スイッチを入れます。逆に補聴器を耳から出すときには、先にスイッチを切ってから、補聴器を取り出します。少し練習が必要になりますが、こうすれば補聴器を入れたり出したりする途中のハウリングを防ぐことが出来ます。

補聴器を入れたままスイッチを入り切りするのが難しい場合は、補聴器を耳に入れたままボリュームを下げることでハウリングを減らすことが出来ます。こちらも試してみて下さい。

 

4つの方法を実践するには?

ご紹介した4つの方法で、ピーピー音を止めたい方は、ぜひプロショップ大塚にご相談ください。耳栓の選定、耳栓の取り扱い、ハウリング抑制機能、スイッチの操作など、すべて正しく対策するには補聴器技術者の経験が大切です。

 

認定補聴器専門店プロショップ大塚へのご相談はこちら https://miru-kiku.jp/shop/
他店でご購入の補聴器についてもご相談いただけます。

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私が書きました

大塚 祥仁

この記事は大塚祥仁が書きました

2006年から補聴器の仕事を始めました。もっとも確実に、よく聞こえる方法をご提供することが、私のミッションです。皆様によく聞こえる生活をお届けするため、毎日毎日、聴覚医学の論文を読み、デンマークやドイツの研究機関と連絡を取り、時には欧州へ勉強に行き、海外から研究者を招き勉強会を開催し、国内の社会人大学院へ通い修士号まで取ってしまいました。本Webページでは、補聴器、難聴、耳鳴りなどについて、確かな情報や最新の情報をお届けしていきます。ご相談の方は、お気軽にご連絡ください。

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