リサウンドから待望の充電式耳かけ型補聴器「リサウンド・ワン BTE」が新発売!
耳に着けやすいリサウンドの耳かけ型補聴器
2022年4月15日、デンマークの補聴器メーカー「GNヒアリング」から、最新シリーズ「リサウンド・ワン BTE」充電式耳かけ型補聴器が発売されます。
高齢者にも扱いやすいデザインでありながら、iPhoneと連携したハンズフリー通話機能など、便利な機能も多く搭載しています。
取り扱いのしやすさと機能性を併せ持った補聴器が登場しました。
高齢の方でも取り扱いしやすい、リサウンドの耳かけ型充電式「リサウンド・ワン BTE」
今回発売したのは「リサウンド・ワン BTE」という補聴器です。「BTE」というタイプは、耳かけ型の中でも比較的大きめのタイプです。
すでにリサウンドからは、小型タイプの充電式耳かけ型補聴器が発売されていますが、その小ささゆえに、高齢の方には取り扱いが難しい場合がありました。
BTEタイプの耳かけ型補聴器は、小型タイプと比べ、補聴器を指でつまみやすくなり、耳に補聴器をかける動作と、耳の穴に補聴器の耳せんを入れる動作が一段と楽になります。
また補聴器を充電器にセットする操作もカンタンです。高齢の方でも毎日確実に充電できます。
- 特に手先が不自由な方や、ひじが肩まで上がらない高齢の方の場合、補聴器に付属する既製耳せんでは装着がしづらいことがあります。その際には、オーダーメイド耳せん「イヤモールド」を作製すると、上記のような方でも着けやすくなります。
【新機能】電話も補聴器を使ってスマートに!ハンズフリー通話機能
従来、耳かけ型の補聴器を使っている方が、電話を使うときには取り扱いが難しい場面がありました。
耳かけ型の補聴器は、そのマイクが耳の上にあるため、受話器のスピーカー部分を耳の穴ではなく、補聴器のマイク位置へ当てる必要があったのです。
今回、リサウンドとしては初めて、補聴器に「ハンズフリー通話機能」が搭載されました。
iPhoneと補聴器をBluetoothで接続しておくことで、電話が着信すると、呼び出し音が補聴器から聞こえてきます。
通話が始まると相手の声は、iPhoneのスピーカーではなく、補聴器から聞こえてきますし、自分の声はiPhoneのマイクではなく補聴器のマイクが拾ってくれます。
補聴器を耳に着けっぱなしにしておくだけで、今まで通りにiPhoneを操作すれば、補聴器から直接相手の声が聞こえるようになり、また通話相手に自分の音声をクリアに届けることが出来るようになりました。
※リサウンド・ワン BTEと接続してハンズフリー会話するには、iPhone11以降・iOS15.3以上が必要です(Androidスマホではハンズフリー不可)。
※先行発売されているリサウンド・ワン RIC、リサウンド・ワン マリーでも、補聴器のアップデートによってハンズフリー機能が使えるようになります。
プロショップ大塚の全店でリサウンド・ワンBTEの試聴サービスを実施中です。気になった方はお気軽に無料で試聴いただけます。
リサウンドの「オーガニックヒアリング」を受け継いだ、リサウンド・ワン BTEの音質
リサウンドの補聴器は「オーガニックヒアリング(自然な聞き心地)」という思想に基づいて設計されています。
当店の検査機器でリサウンドの補聴器を検証したところ、リサウンドは他のメーカーと比べて、大きい音は大きく、小さい音はほどよい音量になる傾向がありました。
この特徴から、リサウンド補聴器は中耳炎などによる手術経験者や、難聴が始まってからあまり時間が経っていない方におすすめしています。
リサウンド・ワン BTEも、こうした特徴を受け継いだ、独自の音質となっています。
リサウンドの特徴はこちら
リサウンド・ワン BTE充電式は12器種が同時発売
リサウンド・ワン BTEは、4つのグレード(価格帯)それぞれに「77-DWC」「88-DWC」「88-DWHC」という3つのデザインが発売されました。
デザイン・形状の違いについてご紹介します。
リサウンド・ワン BTE 77-DWC
軽度〜中等度難聴の方向けの補聴器です。3つの形状の中では一番小さくなっています。
3器種共通の特徴として、電源が入っているか分かるLEDライトが付いており、スイッチを操作した時に光ってくれるので、介護する人やお子さんの保護者の方に便利です。
充電の持ち時間は、4時間程度の充電で、連続25時間ほど使用することができます。
リサウンド・ワン BTE 88-DWC
中等度〜高度の難聴の方向けの補聴器です。形状は「77-DWC」より少し大きくなり、最大音量も大きくなります。
「88-DWC」には、「77-DWC」についているボタンに加え、ボリュームボタンがついています。使う場所や場面に合わせて音量をすばやく調整できます。
充電の持ち時間は、4時間程度の充電で、連続23時間ほど使用することができます。
リサウンド・ワン BTE 88-DWHC
高度~重度難聴向けの補聴器です。形状や大きさは上記の「88-DWC」とほとんど同じです。
上記の「88-DWC」との違いは、耳の上にかかる「フック」という部品です。「88-DWHC」ではメタルフックを採用しているため、最大音量が大きくなっており、一部の重度の難聴にも対応できます。
なお最重度の難聴の場合、この器種でも対応しきれないことがあります。詳しくは当店までご相談ください。聴力測定の上、お耳に合う器種をご提案いたします。
- お客様からよく聞かれるのが「充電式補聴器の電池は、持ちがちょっとずつ悪くなるの?」というご質問です。
- 充電式の補聴器は、どのメーカーでも、おおむね4年程度で充電池の容量が70~80%になるといわれています。つまり、電池の持ちは、どうしても少しずつ悪くなります。
- しかし電池の持ちをご心配される方にこそ、リサウンド・ワン BTEはおすすめです。
- リサウンド・ワン BTEは、もともとの使用時間が23時間以上あるため、容量が70%になったとしても、16時間は連続で使えます。
- しかもリサウンドの補聴器は、バッテリー交換がお安くなっています。充電の持ちが悪くなってきたら、片耳¥16,000で充電池を交換することができます。
- 長い期間、安心してお使いいただけるので、当店では自信を持ってお客様におすすめしています。
選べるカラーは9色
どの形状を選んでも、カラーはお好みで次の9色からお選びいただけます。
プロショップ大塚でリサウンド・ワン BTEの音を聞いてみましょう!
リサウンド・ワン BTEは、高齢の方でも使いやすく、iPhoneでよくお電話をするアクティブな方にもオススメの補聴器です。
また、これまでリサウンドが得意としてきた、中耳炎経験者や耳の手術経験者に合う音質を受け継いでいます。
今回紹介した器種は、実際に持ち帰って試聴体験が可能です。
また「試聴するほどじゃないけど、補聴器についてちょっと気になる」というご相談だけの方も大歓迎です。お気軽にご相談ください。
【監修】
補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。
たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。
なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。
※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。