誰もが一度は耳にしたことがある骨伝導


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実はベートーベンは骨導で聞いていた!!

誰もが一度は耳にしたことがある骨伝導

骨伝導の音が聞こえるしくみ

空気の振動である音は、耳介によって集められ、外耳道を通って鼓膜に届きます。空気を伝わって鼓膜を振動させ聴覚神経に伝わる音を「気導音」。そして、骨の振動によって伝わる音を「骨導音」といいます。歯を鳴らす音などは骨導で聞いていることになります。この特性を活かした補聴器が今回ご紹介する「骨伝導補聴器」となります。

気骨導

この「骨伝導補聴器」は、主に以下の症状によることが原因でなる伝音難聴の方に合う補聴器となります。
伝音難聴の主な症状は以下の通りです。

  • 中耳炎になって聴力が低下した
  • 鼓膜が破れてしまった(鼓膜穿孔)
  • 耳垢詰まり
  • 外耳道閉鎖症
  • 耳硬化症

伝音難聴と感音性難聴について詳しくはこちらへ
難聴に種類ってあるの?難聴の基本|プロショップ大塚

骨伝導補聴器には主に2つの種類があります

メガネ型

骨道補聴器これまではメガネ型補聴器は、「サイズが大きい」「重い」などの欠点がありましたが、最新の技術で各部品を小型化し、スリムで軽量なメガネ型補聴器が発売されています。メガネのツルの部分(黒いところ)が補聴器となり、電源やボリューム調整なども簡単に操作。補聴器の操作が苦手な方でも取り扱いやすい補聴器です。また、もちろんお客様に合わせたレンズを加工すれば、メガネとしても使用することが可能です。まさに一石二鳥な補聴器と言えるでしょう。

カチューシャ・ヘッドバンド型

カチューシャ補聴器こちらは主に小児用として使用されているタイプの補聴器です。強く圧迫することなく、快適な装用感が得られます。これまでの骨伝導補聴器は、入力音と反対側に音を伝えていましたが、カチューシャ・ヘッドバンド型の補聴器は音の来る方向から音が聞こえるため、安全で安心です。だからこそ、小児におすすめなのです。

実はベートーベンは骨導で聞いていた!!

有名な作曲家ベートーベンも28歳の時に耳が聞こえづらくなっていることに気がつき、30歳になるともうほとんど聞こえなくなっていたと言われています。一時期は自害まで考えていたそうです。そんな難聴を患っていたベートーベンは耳が聞こえなくなると、指揮棒を歯で噛み、ピアノに押し付けて骨伝導を利用して音を聞いていました。また、耳が聞こえていた時期の音の記憶と音楽知識で作曲を行っていたそうです。

 

骨伝導型補聴器の難しさ

補聴器協会の調べでは、骨伝導補聴器の年間出荷台数は、全補聴器出荷台数の1%にも満たない0,1%の○○台となります。骨伝導補聴器は伝音声難聴の方にとっては通常の補聴器と変わらない聞こえを提供してくれます。また、耳をふさがないので閉塞感がなく、見た目が自然という装用するうえでのメリットもあります。それにも関わらず、なぜ普及がしないのでしょう??

これには、下記の二つが大きな要因と考えられます。

1、伝音性難聴は治療が優先

冒頭でお話ししたように、伝音性難聴は中耳炎、鼓膜穿孔、耳硬化症などが原因でなる難聴です。この症状は手術や治療に治る場合が多い難聴である。そのため補聴器が必要にならない場合が多い。

2、メガネ型補聴器はかけ心地調整が必要

メガネ型補聴器は、補聴器部分であるツルの部分が耳裏の乳突部に触れることにより、音が聞こえるようになります。そのため補聴器部分をうまく耳裏の乳突部に触れるようメガネのかけ心地技術が必要不可欠となります。補聴器専門店でメガネを扱っていないため調整ができないため販売しないことの方が多い。

もうお分かりかと思いますが、簡単に言うと使う人が少なく、特殊な補聴器であり、販売店にとっても販売できない理由がある補聴器なのです。出荷台数が増えないのも納得です。しかし、当店プロショップ大塚では、お客様の安心と納得のため、メガネ販売の知識・技術を持ち合わせたスタッフも在中しております。ぜひ、当店までお気軽にお問い合わせください。

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私が書きました

この記事は大塚祥仁が書きました

大塚 祥仁
【認定補聴器技能者】

2006年から補聴器の仕事を始めました。もっとも確実に、よく聞こえる方法をご提供することが、私のミッションです。皆様によく聞こえる生活をお届けするため、毎日毎日、聴覚医学の論文を読み、デンマークやドイツの研究機関と連絡を取り、時には欧州へ勉強に行き、海外から研究者を招き勉強会を開催し、国内の社会人大学院へ通い修士号まで取ってしまいました。本Webページでは、補聴器、難聴、耳鳴りなどについて、確かな情報や最新の情報をお届けしていきます。ご相談の方は、お気軽にご連絡ください。

保有資格:認定補聴器技能者、医療機器販売管理者

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