史上最高に取り扱いが簡単!?充電式の耳あな型補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が新発売!
GNヒアリング社から充電式オーダーメイド補聴器「リサウンド・ワン耳あな型」が発売されました。
オーダーメイドの充電式耳あな型の補聴器はまだ少なく、スターキー社、シバントス社に続いて、3社目の登場になります。
後発だけあって、随所に工夫が凝らされており、シンプルなデザインと取扱いのスムーズさが一番のおすすめポイントです。
聞こえを補う機能も搭載されており、雑音のある環境では顔を向けた方向の音声にフォーカスし、それ以外のノイズは強力に抑えてくれたり、突発的なうるさい音を抑える機能などがあります。
このほかBluetoothによるストリーミング再生が可能になっており、スマホと接続し、音楽やテレビ電話の音声を直接聞くことができる機能も搭載されています。
リサウンド・ワン耳あな型充電式の取り扱いが簡単な理由
補聴器の形状は、主に耳かけ型と耳あな型の2種類です。
補聴器を触ったことがないと、耳かけ型の補聴器の方が大きいため、取り扱いが簡単な気がしてしまいます。
しかし耳かけ型の補聴器は、補聴器本体を耳の上に乗せる必要があります。この動作が増えるため、ご高齢の方にとっては、耳かけ型はあまり簡単なタイプとはいえません。
オーダーメイドで作った耳あな型の補聴器は、耳の穴の形だけでなく、取り扱いやすさにも配慮してお作りするため、耳の穴に入れたり出したりする作業には、すぐに慣れていただくことができます。
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充電式の耳あな型補聴器で、簡単になることと充電方法
充電式の耳あな型補聴器の場合、小さな電池の交換が必要なくなるので、その点でも取り扱いは簡単になります。
電池の交換は不要になりますが、リサウンド・ワン耳あな型でも、この2つは必要になります。
①充電ケースに補聴器を入れる
②充電ケースをコンセントにつなぐ
(一度つなげば、コンセントは差しっぱなしで大丈夫です)
リサウンド・ワン耳あな型の充電ケースは配慮が行き届いている
過去(他社)の充電式の耳あな型補聴器は、補聴器を充電ケースに入れて、充電したつもりになっていても、電気の接点がズレているなどして、充電できないことがまれにありました。
また充電ケースが大きく、持ち運びに不向きなものもありました。
リサウンド・ワン耳あな型の充電ケースは、これらの点が改善され、とても使いやすくなっています。
「リサウンド・ワン耳あな型」は、補聴器本体だけでなく、補聴器の充電ケースの一部パーツもオーダーメイドになっています。
このオーダーメイド充電ケースのおかげで、補聴器をケースに入れる時、右左を間違える心配がまったくなくなりました。
上手く入っていないこともすぐに分かります。取り扱いに自信がない方、高齢で器械の管理に自信がない方にとって、本当に画期的な発明だと思います。
普段使っている時、電極の接点も気にしなくてよくなっています。
非接触型の充電になっており、接点は充電ケースの蓋に左右一つずつ搭載されています。充電ケースのフタを閉めて、ケーブルをコンセントに差し込むだけで、充電が始まります。
充電時間と連続使用時間については、5時間の充電で24時間の連続使用が可能です。
補聴器を充電ケースに入れれば、自動でスイッチが切れます。スイッチが入れっぱなしになってしまい、必要な時にバッテリー切れになってしまう心配もありません。
リサウンド・ワン耳あな型の音質や機能の特徴
自然さを追求した音質
リサウンド・ワンは、GNヒアリング社が展開する「リサウンド」ブランドの補聴器です。リサウンドは、世界第4位のシェアを持つ補聴器ブランド。多くの難聴の方から選ばれてきた実績があります。
リサウンド補聴器の特徴は、自然な音質を目指して設計されていること。その結果、とくに聞こえづらさを自覚して間もない方、小さいころに中耳炎にかかった方によく合うケースが多いです。
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雑音の中での聞こえを補助
軽度の難聴の方は「静かな場所での会話は問題ないけど、騒がしい場所で聞こえづらい」という訴えを持っている方が多くいらっしゃいます。
リサウンド・ワンには、騒がしい場所で人の声以外の音を抑える「指向性機能」が搭載されています。リサウンド補聴器の指向性機能は、周囲の雑音を抑えつつ、なるべく自然に聞こえるように工夫がなされているのが特徴です。
突発的な大きい音を抑える機能
何年か難聴を放っておいた方が補聴器をつけはじめると、はじめは食器同士がぶつかる音や、固い文房具を机に置いた音など、ご家族が気にならないくらいの音でも、ご本人にとってはとてもうるさい音に感じることがあります。
これは補聴器が必要以上に大きい音を出しているのではなく、難聴を数年放置していると、大きい音への感覚が敏感になり、うるさく感じることが多くなるためです。
リサウンド・ワンには突発音抑制機能が搭載されており、突発的に発生する大きい音を、瞬時に小さくして抑えます。肝心の人の声は小さくしないため、違和感なく補聴器をお使いいただけます。
耳の病気やケガの経験者・血液をサラサラにする薬を飲んでいる人におすすめ
一般的にオーダーメイドの補聴器や耳せんを作成する際には、歯型をとるときと同じように、粘土のような材料を耳に入れて、耳型を採る必要があります。
健康な耳の場合、耳型採取は安全に行うことが可能ですが、耳の手術をした方や、血液をサラサラにする薬(ワーファリンなど)を服用されている方は、耳型採取をお断りすることがありました。
当社では上記のような方でもオーダーメイドでお作りできるよう、耳の形状撮影装置「オトスキャン」を導入しています。またリサウンド補聴器では、オトスキャンによる耳型採取で、すべてのオーダーメイド品が作成可能です。
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Bluetoothでスマホとつながりスマートに使える!
リサウンド・ワン 耳あな型は、iPhoneや一部のAndroidとBluetoothでつながり、音楽や電話の音声を補聴器から聞いたり、補聴器をつけたままWeb会議に参加することができます。iPhoneとの通信ではハンズフリー通話にも対応しており、他の作業をしながらの電話も可能です。
※リサウンド・ワンをパソコンや他のオーディオ機器と接続する際には、別売りの機器が必要です。
※Androidの場合、接続できるスマホの器種に限りがあります。詳しくはこちら
補聴器による補助機能は?
補聴器には、聞こえを助ける様々な補助機能が搭載されています。しかし、一人ひとり必要な機能が異なります。必要な機能がなければ、よく聞こえませんし、不要な機能であれば、ムダに高い金額を払うことになってしまうかも知れません。
補聴器を購入する前に、こちらをぜひご覧ください。
リサウンド・ワン耳あな型充電式のカラー、デザイン、形状
補聴器のカラーは8通り。
外から見えるフェイスプレート部分は、ダークグレーかライト(ベージュ)の2種類。
外から見えない耳の中のシェル部分はダークグレー、ライト、赤、青の4種類からお選びいただけます。
リサウンド・ワン耳あな型充電式には4つのグレード・価格があります
リサウンド・ワンには9,7,5,4の4つのクラス(価格)があります。価格に比例して、先に紹介した聞こえの補助機能が強くなります。
クラス | 9 (プレミアム) | 7 (ハイグレード) | 5 (スタンダード) | 4 (ベーシック) |
---|---|---|---|---|
チャンネル数 | 17ch | 14ch | 12ch | 12ch |
指向性 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
突発音抑制 | ◎ | ◎ | △ | △ |
雑音抑制 | ◎ | 〇 | △ | △ | 片耳価格 | 563,000円 | 413,000円 | 283,000円 | 213,000円 |
両耳価格 | 1,093,000円 | 793,000円 | 533,000円 | 393,000円 |
クラス | 9 | 7 | 5 | 4 |
---|---|---|---|---|
チャンネル数 | 17ch | 14ch | 12ch | 12ch |
指向性 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
突発音抑制 | ◎ | ◎ | △ | △ |
雑音抑制 | ◎ | 〇 | △ | △ |
クラス | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
9 (プレミアム) | ¥563,000 | ¥1,093,000 |
7 (ハイグレード) | ¥413,000 | ¥793,000 |
5 (スタンダード) | ¥283,000 | ¥533,000 |
4 (ベーシック) | ¥213,000 | ¥393,000 |
リサウンド・ワン耳あな型は、取り扱いが簡単な補聴器が欲しい方におすすめ
記事の最初でご紹介した通り、リサウンド・ワン耳あな型は、これまでの補聴器の中で最も取り扱いが簡単な補聴器といえます。
今まで補聴器をつけようと思っていたけど取り扱いが面倒に感じていた方、ご高齢のご家族のために取り扱いが簡単な補聴器を探していた方には特におすすめです。
店頭では見本品を見て触っていただけますので、実際に上手く取り扱いできるか試してみたい方はお気軽にご来店ください。
【監修】
補聴器専門店プロショップ大塚を運営する株式会社大塚の代表取締役。認定補聴器技能者、医療機器販売管理者。
たくさんの難聴の方々に、もっとも確実によく聞こえる方法をご提供することが私たちのミッションです。
監修においては、学術論文もしくは補聴器メーカーのホワイトペーパーなどを元にしたエビデンスのある情報発信を心がけています。
なお古いページについては執筆当時の聴覚医学や補聴工学を参考に記載しております。科学の進歩によって、現在は当てはまらない情報になっている可能性があります。
※耳の病気・ケガ・治療、言語獲得期の小児難聴や人工内耳については、まず医療機関へご相談下さい。