社員インタビュー
新卒入社 言語聴覚士
「補聴器」に決めていた
就職活動
自分で探した道
GOTO
大塚補聴器 浜松エリア
技術支援チーム兼任
言語聴覚士
2022年新卒入社
東北文化学園大学卒
Goto
大塚補聴器 浜松エリア
技術支援チーム兼任
言語聴覚士
2022年新卒入社
東北文化学園大学卒
「補聴器」に決めていた就職活動
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どんな就職活動をされましたか?
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もともと医療機関ではなく、民間企業を希望していたので、補聴器屋さんでSTとして働けるところはないか、探していました。補聴器店の求人はあったのですが、新卒募集はどこもしていなくて、逆に新卒採用をしているところはあってもSTじゃなくてもいいところも多くて。スマホでずっと探していて、実習先に向かうバスの中でたまたま大塚を見つけて、やっと見つかった!という感じでした。
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医療機関ではない進路に迷いはなかったですか?
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たしかに周りの友人達は医療機関に就職する子ばかりでしたし、友人や家族からは、医療機関じゃなくていいの?と何回も聞かれました。
でも私にとってはS T資格を取ろうと思ったきっかけは補聴器を使う弟の存在でしたし、その思いのまま、補聴器屋さんで働きたいという思いが強かったです。
医療機関に入ったら、聴覚系の進路は少ないので、嚥下など聴覚ではない分野で働くことになったと思うんです。実習に行くまでは、言語聴覚士がリハビリをしているところを見たことがなかったので、医療機関で自分が働いているイメージがつかなかったというのもあります。実習で、1回目は急性期、2回目は回復期を経験させていただいて「摂食嚥下」「構音障害」「高次脳機能障害」「失語症」などの患者さんを担当させてもらいました。2回の実習を経て、やっと病院で働くってこういうことなんだ、というのを学べました。実習に行って、初めて自分が医療機関で働くイメージがついて、医療機関で働くことも考えはしました。
実習の時、聴覚以外の領域にもやりがいを感じたので、もし医療機関に行ったら、私はそのまま働き続けるのではないかと思いました。それは悪いことではないのですが、そうすると補聴器に深く関わることはなくなっちゃうように思ったので、もともとSTを目指したきっかけである補聴器に関わりたい、という気持ちを大切にしたいと思いました。
新卒一期生としての入社
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新卒一期生として一人で入社。不安はなかった?
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私は仙台出身なので、いざ入社が決まってから「浜松めっちゃ遠い!」と思いました(笑)でも来てみたら意外と違和感はなくて、大学時代も一人暮らしをしていたのでその延長という感じでした。
大塚には新卒一期生として入社をして、同期もいない環境でしたが、私にとってはむしろプラスでした。周りの友人が同期と集まって何かをした、という話を聞くとうらやましいなと思う部分もあるのですが、その半面、同期がいるとどうしても比べられてしまうと思うので、誰とも比べられない、ということが私にとっては助かりましたし合っていたなと思います。私は楽観的な性格なので、ポジティブにとらえている部分もあるかもしれないですが、不安はなかったですね。
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入社後は研修がありましたか?
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入社後はまず座学での研修を受けました。そこで必要な知識をインプットしてから、基本的にずっとOJTが続いてきたようなイメージです。
先輩社員の横について、接客を見せていただいたり、補聴器のお掃除のやり方を近くで見たり、聴力測定を空いた時間で先輩にやらせていただいたり。
いつも近くに先輩がいてくれるので、わからないことはすぐに質問することができます。私はけっこう躊躇なく質問してしまうのですが、いつも嫌な顔せず教えてくれます。慣れてきたら、測定だけやらせていただいたり、何度かご来店される中で途中の接客に入らせていただいたり、少しずつ慣れていくことができました。接客に入ってからも、私が何か間違えたことを言ってしまった時などは、先輩が近くにいてくれてすぐに修正してくれるので、安心感があります。
今の思い、2年働いてみて
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課題に感じていることは?
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私は言語聴覚士ですけど、聴覚に特化しているかというとそうではないので、まだまだ勉強したい部分があります。
ただ測定をするだけ、補聴器の調整をするだけ、ではなく、お客様の聞こえを改善するところまでを担当するので、うまくいかずに悩むこともあります。
そういう時は店長や先輩に相談するのですが、すごく話をよく聞いてくれて、褒めながらアドバイスをしてくれるんです。しっかり聞いてくれるので「こういうことで悩んでいるんだね。」と私が悩んでいるところを突き詰めてくれます。わからないことやちょっと悩んでいることがあったときにもすごく相談しやすいなと思っています。
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働く中でうれしかったことは?
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「あなたでよかった」とお客様に言っていただけたことですね。
初めて来店されたところから、購入していただいて、補聴器をお渡しするときに「あなたでよかった」と言っていただけました。
また、お店を異動した時にも異動先に、「異動しちゃったのね。今度そっちの店舗にいくからね。」とお電話をくださって、まさかお電話までいただけると思わなかったので、すごく嬉しかったですね。
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これからの目標
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最初のカウンセリングから販売するところまで、やっと一人で全部できるようになってきて、最初から担当させていただいて、最終的にお客様に「よかった」と言っていただける経験を積むことができるようになってきました。
私も先輩にたくさん質問したり聞いたりしながらここまで来たので、これから入ってくれる方にとっても聞きやすい環境を作っていきたいと思っています。
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これから就活する学生さんに向けて一言
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補聴器や聴覚の仕事は、コミュニケーションが好きな人に向いていると思います。私の学生時代は、単純に「補聴器の仕事がしたい」という考えで就活をして、補聴器店の新卒ということだけでここまできて、大塚に入れて本当にラッキーだったと思っています。
言語聴覚士として「こんなことをやりたい!」という思いを持っている方がいれば、ぜひその気持ちを大切にしていってもらいたいと思います。言語聴覚士として何ができるかということを考えながら勉強してもらうと、入職したときにもきっと役に立ちますよ。