実耳測定をはじめるために必要なすべてを最長1年間の研修で提供します
補聴器メーカー各社から実耳測定装置は販売されていますが、実耳測定装置の購入から最大1年間の実技研修がセットで付いてくるのは当社だけです。
当社の実耳研修では、日常的に臨床で実耳測定を行っている経験豊富な講師陣が、手技を含めて臨床で実践する細かなコツまですべてお伝えしています。
耳鼻咽喉科医師、言語聴覚士、認定補聴器技能者のどなた様でも確実に実耳測定を習得していただけます。
研修の活用①補聴器店で実耳測定を導入したいが、経験がないのでフォローして欲しいオーナー様。
実耳測定装置は、いくつかの補聴器メーカーから販売されています。しかし実耳測定の経験者による手厚いサポートが受けられるとは限りません。実際に「装置は導入したが、使いこなせなかった・使わなくなってしまった」「実耳測定の導入を検討したが見送った」という補聴器店が少なくありません。
当社の研修は実耳測定の理論や音響、ソフトウェアの使い方だけでなく、お客様満足度の向上を通して購買決定率が上がることを目指したものです。
プローブチューブを鼓膜近くまで挿入する手技だけをとっても、補聴器店の中でクライアントが不快感を感じないよう様々なノウハウがございます。すでに補聴器販売の経験豊富な方が、当社の研修を受講していただくと、装置導入から最短1か月、長くても半年ほどで、実耳測定を完全に使いこなせるようになります。
当社の研修では、いきなり人の耳で実践する必要はありません。当社が提供する精密な耳模型を使って安全に練習していただき、確実な手技を習得していただけます。
研修の活用②部下や新人への教育を支援して欲しい管理職の方。
実耳測定は、どなたでも簡単に使える補聴器フィッティング技術です。装用閾値を元にした調整より簡単です。また、どなたでも調整エラーを見逃す心配がありません。
一般的に補聴器販売店では、接客接遇やお客様のケアが得意なスタッフ、音響や工学や調整が得意なスタッフに分かれがちです。当社の研修では管理職の方のご要望と受講者様の得意・不得意を踏まえて、成果につながる課題にフォーカスした研修をご提供いたします。以下で、スタッフ様のタイプ別の研修メニューの一例をご紹介します。
A研修:接客接遇やお客様のケアが得意なスタッフ様向け
・クライアントに負担を与えないプローブチューブの挿入、クライアント配慮のポイント。
・スピーチマッピング画面を活かしたクライアントに分かりやすい聴覚リハビリトーク。
B研修:音響や工学が得意なスタッフ様向け
・実耳測定による耳せんクオリティの評価。
・補聴器からの出力音とベントからの直接音、その結合現象の実耳測定と対策。
上記の研修は、それぞれ適性のある人にとってはとても簡単かつそれぞれの得意分野をさらに発展させる内容になっているため、受講者の方に受け入れられやすい内容です。
どの研修もお客様満足度、客観的な明瞭度の向上のお役に立ちます。また補聴器の購買可能性を高め、補聴器ユーザー様の聴覚活用にもつながっていきます。
研修の活用③診療やクリニック開業準備で忙しく、最短時間で実耳測定を習得したい耳鼻咽喉科ドクターの皆さま
当社では忙しい耳鼻科ドクター・言語聴覚士・検査技師様向けの特別研修をご用意しております。聴覚を専門とする言語聴覚士と資料作りが得意な元MRがタッグを組んで作った短時間ですぐに分かる特別メニューです。
臨床にすぐ活用できるよう、座学は必要なポイントをシンプルに整理しました。あとは手技・実践のコツ、音響外傷リスクの確認方法、ソフトウェアの使い方、症例集に特化しています。この他、目標利得を算出するための処方式の選び方は、これ以上なくシンプルな2パターン。
補聴器適合判定医の資格を取得するためには4日ほどの研修が必要だったかと思います。当社研修では最長1日で実耳測定を習得いただけます。もちろん1時間単位、2時間単位で回数を分けるなど、ご要望に合わせてスケジュール設定いたします。
医療機関の皆さまの時間は大変貴重ですが、当社の研修でしたら、貴重な時間を有効活用していただけます。
※上記はあくまで一例です。長時間の詳細な研修、複数人の耳鼻科ドクター様の同時研修も承っています。
具体的な研修内容(一部)
研修内容は、クライアント様のご希望に合わせカスタマイズしております。ここでは実耳測定の実践に役立つ研修の一部をご紹介します。
精巧な耳模型を使った実耳測定の手技
御献体から作られた精巧な耳模型を利用するため、練習でも裸耳利得まで正確に再現されます。
耳模型は、実耳装用利得の測定にも利用します。様々な聴力を想定し、器種や耳せんを変更しながら、実耳による補聴器フィッティングが練習できます。
聴力に合わせた処方式の選び方
実耳測定では、ハーフゲイン法による目標利得の設定を使いません。聴力に応じて、明瞭度が最高になる最新の処方式(計算式)を利用します。
計算はコンピュータによって自動化されますので、自分で計算する必要はなくなります。研修ではソフトウェアの簡単な使い方をお伝えします。
目標利得に合わせる利得の調整(自動・手動)
目標利得が決まったら、鼓膜面の音圧を測りながら、実際の利得を目標に近づけていきます。最新の実耳測定装置であるUnity3には、Signiaの補聴器と連携し、自動で目標利得に合わせる機能が含まれています。
細かな調整が必要な時には、手動の調整を行います。研修では自動・手動、それぞれの方法で目標利得に合わせる操作をお伝えします。
実耳測定を使ってシェルのクオリティを判断する方法
実耳測定は、オーダーメイド補聴器のシェルやイヤモールドの形状クオリティを確認する方法として使うことができます。
補聴器メーカーの調整ソフトに含まれるフィードバックテストで問題が発見されなくても、実耳測定ではエラーが発見できるケースは少なくありません。
特にオーダーメイド補聴器のユーザー様の満足度向上にお役立ていただけます。
実耳測定の理論と実践に関するディスカッション
研修には、基本的な実耳測定の基礎的な用語に関する解説も含まれています。
認定補聴器技能者試験に出題されそうな実耳測定に関する知識もご紹介可能です。
その他、実耳測定が顧客満足度や購買単価に与える影響や、WHOの基準を考慮した安全な補聴器フィッティングについてもお教えします。
その他の具体的な研修内容
- IIC補聴器およびCIC補聴器の実耳フィッティング
- 中等度難聴、イヤチップの実耳フィッティング(BTE、RIC共通)
- 中等度難聴、ITC補聴器もしくはイヤモールドの実耳フィッティング
- RIC補聴器、オープンフィッティングの実耳フィッティング。
- 耳あな型補聴器、オープンフィッティングの実耳フィッティング。
- CROS補聴器の実耳フィッティング
- 音楽ストリーミング時の音質調整
実耳測定のスタートには、当社の伴走研修サービス付きのUnity3をお選びください。
当社では、座学や実習などの研修だけでなく、お客様に合わせた課題の設定、フィードバックを行い、確実に実耳測定が使いこなせるよう、最長1年間、徹底的にサポートしていきます。
1年間というゆとりのある期間で、確実に実耳測定をマスターしましょう!
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