【コロナウイルス】感染拡大防止への取り組み(お客様と従業員の感染防止に最善を尽くします)

【Q&A】父の難聴で、母が疲れ切っています。どうにかならないでしょうか?


【Q&A】父の難聴で、母が疲れ切っています。どうにかならないでしょうか?

娘さんからのご質問
  • 以前から実家の父が難聴ぎみで、母になにか言われても気づかないことが増えてきました。たまに私が実家に帰って父に話しかけても、聞き返したり、分かっていない時があります。
  • 母は控えめな性格なんですが、それでも「わかってはいるけど、お父さんに何度も同じことを言うのは疲れる」「お父さんがイライラしてきて、私ももういいってなる」「会話するのが億劫になってくる」 と私に言ってきます。
  • 父の耳も心配ですが、疲れ切っている母も心配です。どうにかならないでしょうか。

言語聴覚士からの回答

お父様の難聴に、質問者様とご家族の皆さんが苦労されている様子、よく分かりました。

難聴になって、一番最初に気付くのは同居しているご家族だと言われています。同居しているお母さんにとっては毎日のこと。お母さんの負担は決して小さくないと思います。

質問者様のお父様の状況なら、補聴器を使っていただくと、家庭内の会話が改善する可能性は大きいと思います。

難聴対策としてお父様へ補聴器を紹介、提案するときのアプローチを考えてみましょう。

まずお父様ご自身はどの程度難聴に自覚があり、普段の生活に不便を感じているでしょうか。質問者様の相談内容を読むと、お父様は難聴の自覚があるのだと思います。実はお父様の心の内では困っている自覚があり、それを相談できない悩みやまた難聴を隠したい気持ちなどが渦巻いているかもしれません。一般的に難聴になると、ご本人がそれを受け容れて、認められるまで、およそ4年ほどかかると言われています。

こういった時に家族のサポートが役立ちます。
お父様が高齢者なら、一人で専門家を探し、自分で決断し、耳鼻科や補聴器店へ相談に行くのは難しいことかも知れません。

ご家族であっても病院の受診を勧めるのは遠慮してしまうかもしれませんが、誰かがお父様の背中を押す必要があるでしょう。

耳鼻科を受診して、なお補聴器を嫌がっている場合はこちらの記事をご覧ください。

専門家に相談するなら、耳鼻科の補聴器相談医か認定補聴器専門店

耳鼻科の補聴器相談医
耳鼻咽喉科の医師はおよそ12,000人います。そのなかには鼻やアレルギーが得意な医師もいらっしゃいます。聴覚と補聴器に詳しいのは、補聴器相談医という資格を持った耳鼻科医です。補聴器相談医は全国で4,000人しかいません。補聴器相談医が在籍している医療機関であれば、聴力検査を受けて、難聴や補聴器について相談することが出来ます。さらにそのなかでも言語聴覚士が在籍している医療機関の補聴器外来は聴覚に関して高度な医療サービスを提供していることが多く、相談先としては最もおすすめです。 

あなたのお住まいの近くにいる補聴器相談医の先生はこちらから探せます。
補聴器相談医名簿|一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会

補聴器販売店なら認定補聴器専門店
近くに補聴器を扱っているお店があるなら、認定補聴器専門店を選ぶといいでしょう。認定補聴器専門店は、公益財団法人テクノエイド協会が認定している補聴器の専門店です。認定補聴器技能者という資格を持った技術者が常勤していることに加え、検査設備の充実や顧客情報の管理など、さまざまな点で、外部機関の定期的な監査を受け合格している補聴器専門店です。

あなたのお住まいの近くにある認定補聴器専門店はこちらから探せます。
認定補聴器専門店認定システム|公益財団法人テクノエイド協会

言語聴覚士と認定補聴器技能者の違いについて、こちらをご覧ください。

お父様が専門家への相談をいやがる場合

ご家族がお父様に専門家への相談を提案すると、お父様の性格によっては難聴を指摘されて怒ったり否定したり、受け容れてくれないことがあるかもしれません。

そういった場合はお父様をムリヤリ病院や補聴器店へ連れていくのではなく「難聴」や「補聴器」に関する本を買ってリビングのテーブルに置いておく、というのは一つのアイデアです。
過去のお客様で、最初は補聴器を拒否していたご本人が本を読んで、自分から「補聴器を試したい」と言い始めたということが実際にいらっしゃいます。

その場合は、下記の書籍が分かりやすくおすすめです。

専門家に相談する前に、ご自分でもっと調べておきたい方はこちらの本もおすすめです。
よくわかる補聴器選び2021年版 (ヤエスメディアムック646) | 関谷芳正 |本 | 通販 | Amazon

質問者様である娘さんも、お母様も、お父様との会話がスムーズにいかずストレスを感じていると同時にお父様のことを大変心配されていると思います。この状況をまず変えるには、お父様と一緒に専門家に頼ってみましょう。

※本記事はプロショップ大塚代表のTwitter質問箱へいただいた匿名質問にお答えしたものです。当時の情報のため、現在とは状況が異なる場合があります。


本記事に いいね/シェア をしていただけると、担当者のはげみになります。よろしくお願いします。

この記事は
私が書きました

森谷大地 写真

森谷 大地
【言語聴覚士】

コミュニケーションにお困りの方に寄り添える仕事を目指し、2012年に言語聴覚士免許取得。8年間の病院勤務にて聴覚障害の領域などを担当。難聴の方の聞こえを改善するため、補聴器を専門にして働きたいと考え、2020年プロショップ大塚に入社。耳鼻咽喉科での勤務経験を活かし、さまざまな情報や知識を分かりやすくお届けすることを心がけています。

保有資格:言語聴覚士


補聴器専門店プロショップ大塚 社長(保有資格:認定補聴器技能者、医療機器販売管理者)

人気の記事を見る
補聴器 価格・補助金 補聴器の選び方 難聴 よくあるご質問 その他