補聴器を借りると、買わないといけない?
補聴器を借りた後、買わなくても大丈夫です。特に軽い難聴の方は、補聴器がどんなものなのか”体験だけ”を目的に、試聴される方もたくさんいらっしゃいます。実際の生活で試聴して、補聴器の効果を実感していただいた方には購入をおすすめします。
試聴しても4割の人は買いません。もちろん押し売りなど全くしません。
補聴器は安い買い物ではありません。また、事情が変わることもよくございます。
当店で多くの方にご試聴いただきますが、試聴した40%の方は実際に補聴器を試してみて、購入をやめられています。
もちろん、購入をやめたからと言って、押し売りなどは行いません。残念ではありますが、それもお客様が決められたことです。
逆にいえば、およそ60%ものお客様は、しっかり試聴していただき、納得して補聴器をご購入いただいております。
これだけの方にご購入いただけているのは、補聴器の調整を正しく行い、お客様に当店のサービスを評価していただけているからだと自負しております。
体験だけが目的でも大丈夫。
補聴器に興味をお持ちいただいた方は、どなたでも遠慮なくご相談ください。
難聴ではなくても、たとえば「会議のために補聴器を使ってみたい」とか、難聴のご家族のことを理解するために「補聴器をちょっと着けてみたい」という方でも、大丈夫です。
なお当店では補聴器を体験する前に、聴力測定を行ったうえで、お耳に合わせた調整を行いお試しいただいております。耳の病気の診断はできませんので、希望される方はあらかじめ耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
来店後に補聴器を借りなくても大丈夫。
当店に、ご相談いただき、聴力を測定して、そのあと気が変わって、補聴器を試聴しなくても大丈夫です。
まずご自分の聴力を知るだけでも、お客様にとって有益なことだと思います。
店内で補聴器を着けてみて、手先の器用さ、または見た目の問題などが気になって、店内だけで体験して終わるという方もいらっしゃいます。
実際に補聴器の効果を実感してからの購入をおすすめ
試聴期間中は実生活でどんどん使ってみましょう。
お店の中だけの体験だったり、補聴器を借りて家に持って行っても、使う時間が短いと、購入前に、補聴器の実際の聞こえ具合が分かりません。
補聴器を着ける効果を実感するためには、短くても30日程度の利用は必要だと思います。30日間あると、普段の生活だけでなく、通院している病院の医師の声、会議・会合の聞こえ方、習い事の先生の声などもご確認いただけると思います。
難聴になると、耳の良い人でも聞き取りが難しい場面で、ことばが分かりにくくなります。
たとえば飲み会やレストランでの会話、人数の多い会議や会合、電車の中や駅のホームなどうるさい場所での会話などです。こういった場面は、毎日あるわけではないかもしれませんが、色々な場面で聞こえ方を体験してからの購入がおすすめです。
今すぐ買わない方の補聴器体験は大歓迎です。
補聴器を体験したあと、実際に買う方と買わない方を分けるのは、多くの場合、すでに会話の困りごとをご本人が自覚しているかどうかです。
私どもでは、補聴器を体験していただく前に、お客様が補聴器を買うか買わないか、事前におよそ分かります。
それでも今すぐ買わない方にも、補聴器を使うとどんな聞こえ方になるのか、多くの方に知っていただきたいと思っています。
補聴器を買わない方でも、ご興味を持っていただける方は、皆さん大歓迎です。