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補聴器の調整を自分でする方法はあるの?

補聴器の調整を自分でする方法はあるの?補聴器の調整を自分でする方法はあるの?

現在、補聴器の細かい調整は、補聴器専門店などへ行く必要があります。
しかし簡易な調整は、自分でする方法があります。自分で補聴器を調整する簡易な方法について紹介します。

簡単な調整ならスマホアプリで出来る

補聴器を使い始める初回は、専門店などで聴力を測定し、その結果に合わせて調整してもらう必要があります。
その後、2回目以降の来店が難しい人のため、自分で微調整できるよう、ほとんどの補聴器メーカーから専用のスマホアプリ(無料)が提供されています。

スマホで補聴器を操作する画像-

スマホにアプリをインストールすることで、スマートフォンが補聴器の音量やプログラム切替ができるリモコンのような働きをします。

補聴器のメーカーによって、どこまで細かく調整できるか決まります。基本的には、最新の補聴器で、最新のアプリを使った方が、自分で細かく調整できます。

ワイデックス社の最新アプリは自分好みの音に変えられる

ワイデックス社の補聴器『MOMENT(モーメント)』は、専用のアプリを入れるとスマホで音量や音質をリモコン操作できます。
Widex-Moment

アプリを使用すると、さらに細かく、自分でオリジナルの音作りができます。

・音質調整を低・中・高帯域ごとにバランスを微調整できる
・左右の音量を、別々に音量調整できる
・自分の補聴器がどこにあるか検索ができる
・前後左右の聞きたい方向の音を選ぶ音ができる

これまでにない機能として、
・自分好みの音に変えることができる
下の画像はアプリの画面です。

MOMENTアプリ

2つの音を聞き比べて選択します。

今の自分にぴったりな音を自分で選ぶことができます。
・ワイデックスの「モーメントアプリ

シバントス社の最新アプリは、初期設定が大切。

通常、アプリを使って、自分で補聴器を調整する場合、音量の大きな変化はできません。
しかし、シバントス社の補聴器では、個別に音量の増減幅を広げることができます。
専門店で、最初に調整してもらう際に「自分で、細かく微調整したいので、音量やボリュームの調整幅を広げておいてください」と伝えておくと、あとから自分で調整できる範囲が広がります。初期設定の調整で8㏈から最大32㏈幅まで、設定することができます。

・シグニアの「シグニア アプリ

補聴器メーカーは専用アプリを無料公開

ワイデックス社、シバントス社のほかにも、多くの補聴器メーカーが、補聴器用のスマホアプリを開発し、無料で公開しています。
基本的に、補聴器の種類とスマホアプリは、決まった組み合わせでないと動作しません。補聴器を購入するときに、カタログを見ていただくと、器種に合わせたアプリが紹介されています。

・フォナックの「マイフォナックアプリ」
・リサウンドの「リサウンド スマート3Dアプリ
・スターキーのアプリ「Thrive(スライブ)アプリ

※すべての現行品の補聴器にアプリが対応しているわけではありません。
スマホアプリを利用したい方は、ご相談ください。

補聴器世界6大メーカーを
詳しくご紹介しています。

2023年:補聴器メーカー各社の特徴と評判、上位6社を徹底比較

自分で調整できるトリマー式補聴器

自分で調整可能な補聴器に、トリマー式補聴器という種類があります。
近年では、ほとんど見なくなりましたが、2000年頃までは数多く、流通していました。

トリマー式補聴器には、補聴器本体の中に下図のような”トリマー”と呼ばれるつまみが付いています。このトリマーを回すことで、補聴器の音を調整できるようになっています。
自分で調整できるトリマー式補聴器

トリマー式補聴器は、一般的な補聴器と違い、パソコンにつなぐ必要がありません。マイナスドライバーがあれば、音質を調整できます。

トリマー式補聴器が減った理由は、補聴器のデジタル化

トリマー式の補聴器のメリットは、価格が安いこと、そしてご本人が簡単に調整できることです。
デメリットは、現在のほとんどの補聴器と比べて、機能が少なくなっています。

補聴器は2000年ごろからデジタル化が進み、現在では内部に高性能はコンピュータが搭載され、聴力に合わせて雑音を自動で抑制する機能が入っています。この機能を適切に働かせるには、パソコンにつないで微調整する必要があります。
トリマー式補聴器では、雑音を自動で抑制する高度な機能がありません。

トリマー式補聴器をおすすめする方

当店でトリマー式補聴器をおすすめするお客様は以下の項目に当てはまる方です。
・毎日、聴力の変動があり、自分で調整する必要がある方
・開発途上国へ長期出張する予定があり、自分で管理する必要がある方

トリマー式補聴器を取り扱っているメーカーはこちらです。

・リサウンド|「リサウンド・マッチ」
・ベルトーン補聴器|「S90-SP」
・リオネット|トリマー式デジタル補聴器
・コルチトーン|耳かけ型トリマー調整

そもそも補聴器の調整ってなに?

ここまで自分でできる調整方法をご紹介してきましたが、基本的には初回は補聴器専門店で調整してもらうことがおすすめです。
2000年頃から補聴器の調整は、とても複雑になってきました。

2010年代に入ってからは、大きな音を長時間にわたって聞き続けることは、難聴を悪化させてしまう可能性を高めることが、医学の進歩で分かってきました。

補聴器専門店で行われる補聴器の調整は、一人ひとりの聴力に合わせた安全確認が行われています。聴力測定の結果を踏まえ、十分に効果が出て、かつ危険が無いよう必要かつ最小限の音量に調整しています。

お客様に特別な事情、たとえば外出が困難、海外や離島に住んでいる、仕事の休みがどうしても取れないなどのご事情が無ければ、少なくても初回だけは専門店で調整させていただくのがおすすめです。

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私が書きました

大塚祥仁 写真

大塚 祥仁
【認定補聴器技能者】

2006年から補聴器の仕事を始めました。もっとも確実に、よく聞こえる方法をご提供することが、私のミッションです。皆様の耳に合った補聴器をお届けするため、毎日毎日、聴覚医学の論文を読み、デンマークやドイツの研究機関と連絡を取り、時には欧州へ勉強に行き、海外から研究者を招き勉強会を開催し、国内の社会人大学院へ通い修士号まで取ってしまいました。本Webページでは、補聴器と難聴について、確かな情報や最新の情報をお届けしていきます。ご相談の方は、お気軽にご連絡ください。

保有資格:認定補聴器技能者、医療機器販売管理者

★ Twitter はじめました。耳の話を真面目に書いてます! : @mimi_otsuka

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