耳が遠くなった気がする。どうしたらいい?
「耳が遠くなったかも?」と感じたら、どうしたらいいでしょうか?
それは日々の疲れがたまった身体のサインかも知れませんし、もしかしたら病気や加齢かも知れません。
難聴にも一時的に疲れただけの場合、病気、老化などいろいろあります。
まずは自分の耳の状態を、簡単に確認してみましょう。
【目次】
耳が遠くなった気がしたのは、過去90日以内で、かつ突然の大きな聞こえの変化でしたか?
例えば、ある朝、起きたら急に聴こえにくくなったなどです。
この場合は、突発性難聴やメニエール難聴などの病気の可能性があります。すぐ病院へ行って下さい。
過去に副鼻腔炎や中耳炎の経験はありますか?または最近、風邪になりましたか?
鼻と喉(のど)と耳は、顔の中でつながっており、密接に関係しています。
そのため耳以外で炎症が発生すると、聞こえに影響する場合があります。
炎症などが原因で耳が遠くなっている場合は、炎症が完治すれば聞こえが改善することがあります。
過去のご相談者様でも「耳鼻科に耳の相談で行ったら、先に鼻の治療です」と言われたなどの例があります。
あなたは50歳代以上ですか?過去5年くらいで、少しずつ耳が遠くなった気がしますか?
この場合、加齢性の難聴かも知れません。加齢性の難聴は、治療が難しいと言われています。
だからといって、そのまま放置して良いというものでもありません。難聴の進行については、予防できる場合があると言われています。治療が難しい現在、予防することはとても大切です。
ぜひ下記の記事を読んで下さい。
まだ49歳以下ですか?ご両親やおじいさん・おばあさんに耳の遠い方はいましたか?
加齢性の難聴ではなく、遺伝による家族性の難聴というものがあります。
その場合、お若くても早くに耳が遠くなる場合があります。
一度、病院や補聴器専門店にご相談いただくのがいいと思います。
まだ49歳以下ですか?テレビの音量が大きいと、家族に注意されましたか?
ご家族にテレビの音量について注意された場合でも、実は難聴ではないかも知れません。
聞こえの検査の一つに快適レベル(MCL:most comfortable loudness level)と言われるものがあります。
これは簡単に言うと、音の大きさの好みです。
下記は、今までの相談者様の観察結果ですが
大きな音を好む人(MCLの値が大きい人)
小さな声でも聞き取れますが、より集中力が必要になり、疲れます。
またわずかな騒音でも言葉の聞き取りが困難になります。
小さな音を好む人(MCLの値が小さい人)
自身の話し声が小さい傾向にあります。またテレビの音量も小さな音量を好みます。
大きい音を好む人 と 小さい音を好む人(MCLの値が大きく差がある)が一緒にいると、結果として、お互いにストレスを貯めてしまうことが考えられます。
例えば、テレビの音量を、大きい音を好む人に合わせれば、小さい音を好む人には、うるさく感じて不愉快です。
逆に、小さい音を好む人に合わせれば、大きい音を好む人には、集中力が必要で疲れるか、テレビを見るのを諦めてしまいます。
少なくとも、相手が自分と異なる音量を好んでいるということを、ちゃんと把握できていることで、漠然とストレスを貯めるのではなく、お互いの立場にたって、対応ができるかもしれません。
MCLが測定できるのは、耳鼻科の中でも、聞こえや補聴器に力を入れている病院と、一部の補聴器専門店に限られます。
プロショップ大塚では、ご本人とご家族、両方のMCLを検査させていただきます。一度ご相談下さい。
難聴の原因の一つは聴覚神経の損傷。生活改善で改善するかも!?
あなたの難聴が、もし聴覚神経の損傷が原因の場合は、ビタミンB12が有効かも知れません。
ビタミンB12は神経の栄養になると言われています。
サプリではなく、食品からビタミンB12を取りたい場合は、豚肉などの動物性蛋白質に含まれています。
ビタミンの他に、新聞の通販広告などで、蜂の子やローヤルゼリーが紹介されることがあります。
これは昔からの言い伝えによるものでしたが、2008年および2009年に、蜂の子とローヤルゼリーが聴力回復に有効であることを示す研究結果が発表されています。
ただし、この研究は「耳鳴りをともなうう難聴者」だけを対象にしたものです。もし、あなたの難聴が耳鳴りをともなうのであれば、蜂の子やローヤルゼリーを試してみるのも良いかも知れません。保証はできませんが。
聞こえの困りごとは、いつでも何でもプロショップ大塚へご相談下さい。